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第2ブリーフィングルーム: 続きにて候・2。


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タイトル: 2184 . RNA 続きにて候・2。
投稿者: 皿頭更級姫 <moon_shark@gariya.net>
投稿日: 5/21(21:02)
オリジナル: 2182. RNA 長大なが故に分けて綴り居り候。 [皿頭更級姫] 5/21(21:00)
リプライ元: 2183. RNA 続きにて候。 [皿頭更級姫] 5/21(21:01)

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ランチボックスL(後半部)「S.A.I.B.」
Self−Aiming−Intercept−Beamの略称で、弾体や敵機に自動感応、捕捉、追尾し、
全自動で射出稼働を行う迎撃装置で、正体は極限まで小型化した荷電粒子砲。
追尾性能、射出速度、速射性を追求した(迎撃装置だから)ので、威力自体は大して強くない。
テムライフルの2割程度だが、超高速の速射を連続で受け続ければ、非常に危険である。
追尾精度はそのまま、速射率を80%まで落とせば、出力を3倍にまで上げられる。

背部甲装「ビームバリア」
自機を球体状の結界で覆う特殊装置だが、使い過ぎは放熱効率との相談となる。
最終武装形態(下記)に変形した時には、射出直前の一瞬まで結界を張る。

頭部最終兵器「ランティアス・レーザ」
特異な固定砲台型に変形し、全エネルギーを稼働して(ヤガ目の部分より)超強大なレーザーを射つ。
G−Gradtレーザ並の破壊力だが、其を遙かに凌駕する収束率の高さから、
収束中心点では(シミュレート計測に拠れば)大陽砲に匹敵するとさえ云われている。
レーザ本体に直撃された物体のみならづ、付近の物体をも、其の瞬間に「蒸発」する。
無論のこと、斯くも物騒な兵器を稼働させて、自機も無事では済まない。
レーザを加速発射している間はまだしも、射撃が終わる瞬間、
射出された直後のレーザの末尾に因り、自機も「蒸発」して仕舞う。
だが、怖ろしく非情な結末を招くことだけは、さすがに開発したメカニックも伝えることを躊躇し、
ただ「一度撃てば、二度と(機体は)稼働しなくなる」
とだけ伝えたが…はづきは真実を知らぬまま、
「なあんだ、最後の一発逆転、はづきの切札ね」と返したと云う。
頭部其他武装「ジャミング28Th.」
VRを初め、諸々の機器を作動不能にしてしまうジャミングプログラムを28種登録。
28種すべてのプログラムへの防止プログラムは、現在も開発されていない。

開発コンセプトは「迎撃」に絞られている。
其場に踏み留まり、敵を一機足りとも通さないためだけのチューンナップ。
S.A.I.B.やパイルインシールド以外は、破壊力が大きすぎて基地内で使えた代物では無い。
エイリアン2の海兵隊状態と云えば解り易いだろうか。
余談ながらもし遺跡内部への追撃を敢行した場合、何より大切な遺跡や基地の損壊を覚悟の上で、
重火器を振り回すか否か…「はづきのとまどい」も一興かも。

頭部、背部は見た目にも判るが、機体各部の装甲も完璧に固められている。
装甲、武装を支えるため、フレームにも随所に改良を施され、また補強処理もしてあり、
機体そのものや武装を稼働させるジェネレータも高出力、高稼働率の代物に換装されている。
無論のこと、最深部のNOTを導入して。
移動速度は旧型の約1.5倍程度であるが、派手に動き回る必要は無い。
其の分は充二分に、武装やコンピュータに回されているから。
重ねて述べるに「『迎撃』」のみを完遂する」という役回りであるが為に、
「敵の攻撃を無効化或いは回避」し、「敵を破壊若しくは稼働不能な状態に追い込む」ことで、
「遺跡内部への侵入は、一機足りとも是を許さない」ことが至上の使命だからである。
怖ろしく高価な仕上がりの故に一機しか製作できなかった為、
「ファウム(後述)」にとって唯一の希望、虎の子である。
(続く)

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