「日本の科学者」表紙に掲載された
若松倫夫の植物画と文



2022.12 



2022.11 



2022.10 



2022.9 



2022.8 



2022.7 



2022.6 



2022.5 バラ-インターフローラ


ホーム特別講習のために、神代植物園で撮った写真から、描きました。

2022.4 フクロクジュ


淡紅紫色の花、直径約5cm、厚質の花弁に波打つようなしわがあるのが特徴。花の中心部の花弁は白色に近く新宿御苑にも多く見られます。

2022.3 マンサク


春を待つ心に元気をくれる黄色い花、細く複雑な形の花びらを全て描けば圧迫感を感じさせると考え、枝の下の方は大まかに表現しました。

2022.2 ハツミヨザクラ


寒緋桜と啓翁桜から作出され蕾で切ってよく咲く 切り花に適した桜です。地元の農協売店で勧められ教室の題材としました。

2022.1 カンヒザクラ


東京とは異なり沖縄では平開し見事でした。左の主役は細かくスケッチしましたが、脇役である右は、ごく大まかな描写にとどめています。

2021.12 ポインセチア


19世紀メキシコ駐在大使だったPoinsettが米政府に召還され持ち帰った植物から作られたポインセチアは今や12月に欠かせない花。

2021.11 ヒヨドリジョウゴ


赤い実が絵の題材に好まれます。ヒヨドリが好むわけではなく、冬にも残っているのはソラニンを含むからでしょうか。

2021.10 コスモス


植物画講習の題材として好ましい花ですが、教室に元気な姿にして持ち込むために1週間前に大きな鉢に植え替え たこともあります。

2021.9 ヒガンバナ


昔はお墓に生えている陰気な花と思われていたようですが、最近は人気の花で、群生する巾着田には観光 客が押し寄せるほど。

2021.8 エゾギク


学名のCallistephusは、ギリシャ語のcallos(美しい)+stephos(冠)が語源、美しい冠状の花姿から命名されたとのことです。

2021.7 ルリマツリ


花の水色と涼やかな様子が好きで、毎年ベランダで楽しみ、手作りうちわの図柄にも使いました。南アフリカ原産で暑さに強いようです。

2021.6 ビワ


食べたあと種をベランダに植えたら育ち続け、団地窓下に地植え大樹に。実が成ったのは18年目。団地建替えで切り倒され、実生を仮住まいで育成中。

2021.5 ゴテチヤ


ゴデチャ(色宵待草) 近年切り花として出回り、新色も次々と。花はさほど複雑ではありませんが、葉も蕾も多いので描くのは大変でした。アメリカ西部原産

2021.4 ギョイコウ


昔の貴族の衣裳の色のような花の色から,この名に.開花時の緑色が,次第に薄れて黄色になり,やがて中心部が筋状に赤くなります

2021.3 オオカンザクラ


寒桜から少し遅れて咲き,のびのびと拡げた枝も花も品が良いです.古くから栽培され,寒緋桜と山桜の雑種のようです.

2021.2 フキノトウ


枯草の間に隠れるように生えてくるので、予め知っていてその場所に何度か足を運んで見つけます。遅れるととうが立ってしまいます。

2021.1 マンリョウ


団地によくこの実生が生え、仮住まいにも一鉢持参、3年後新団地に植える所存。葉の上に実をつける千両に対して、下で実が良く残るから万両とも。

2020.12 ミカン


Iさんのお庭の枝つきミカンを植物画教室の題材に使わせていただきました。みなさんが選ばなかったこの実沢山の枝を私が描くことに。

2020.11 ボケ


我が団地の建て替え工事が始まり、今年は咲く前に刈られる運命です。公園に咲いていた花を、そこに立って描いたことを思い出します。

2020.10 コブシ実


実が握り拳に似てるからコブシという名。木で熟した実はポトリと落ちず、白糸でぶら下がりながらゆっくり地上に降りてきます。台風でたくさん落ちたときの絵。

2020.9 オシロイバナ


身近な花なのに、描かずにきたのが申し訳ないオシロイバナ、実の白い粉が名前の由来。 four o'clockと呼ばれ夕方から花が開くから描きそびれて…。

2020.8 トウモロコシ


花の少ない夏の題材に最適。見せる実の数をあまり多くしないことが2時間の教室の時間内に完成するコツ。 皮を剥ぎ方に工夫が必要です。

2020.7 ボタンクサギ


団地の芝生に根付いた花、小さな五弁花画がたくさん集る奥に、これから咲く蕾が待っていて、克明に描くうちに愛おしさを感じました。

2020.6 バラ


神代植物公園のバラ園は私たちにとって最もバラを撮るベストポイント。14年前に今は亡き妻が、撮った写真をもとに描いた絵です。

2020.5 カーネーション


母の日はカーネーション。特徴の花びらのギザギザを見せるために、背後の暗い部分の色を小面積で入れるのがポイント。

2020.4 カンザン


ソメイヨシノ後に華やかに咲き誇る八重桜、新宿御苑にたくさんみられます。農協直売店で購入、結婚式の桜湯にもこの花が使われています。

2020.3 ツバキ(染川)


生徒さんのお庭から提供いただいたツバキ・染川、絞り・千重咲きで手間がかかりそう。まず花びらの陰影、次に絞り模様という手順で彩色しました。

2020.2 ラッパスイセン

東北地方の桜をスケッチして回るドライブをしたとき、家ごとにこの花を咲かせていて、 待っていた春を喜んでいるように感じました。

2020.1 サクラソウ


花の少ない冬、求めやすい鉢植えです。花ビラは重ね塗りを少なく、蕾は粉を吹いたような白っぽさ、葉は凹凸が大きい特徴に注目して描きました。

2019.12 イイギリ


氷川神社の柵の中に沢山落ちていて、植物画題材として頂戴しました。葉が枯れたので、新しい葉を団地内で拾い下敷きにしています。

2019.11 カラスウリ


滑らかな立体感表現に好適な題材。自然の藪が減っているなかで、近所の急な崖には毎年この赤い実をみつけて嬉しくなります。

2019.10 ワレモコウ


尾瀬湿原を思い出します。花びらがなく,赤紫のは萼ですが、「私だって紅い花ですよ」と主張している吾亦紅です。

2019.9 ツバキ実 


花は様々な美しい品種が作り出され、広く愛されており、照りのある葉も魅力的ですが、実のこの色づきと存在感にも絵心が刺激されます。

2019.8 バラーアンジェラ


圧倒的な花つきを誇るつるバラ、教室のTさんが玄関先に大量に咲かせたなかから提供してくださり、皆さんと並んで描きました。

2019.7 ベニバナ


黄色に咲き、次第に赤くなり、紅色の染料として使われます。沢山の針状の花弁を描くのが難しそうでしたがコツをつかむと意外に易しいです。

2019.6 ヤマユリ


福島県旧月舘町のシンボル花。町立の宿のお庭で撮影、原寸大に描いた絵です。ロビーで個展をさせていただき、終了後、寄贈してきました。

2019.5 ジュウニヒトエ


シソ科の花で名のとおり花がたくさん重なって咲き、描くのが大変です。私の団地のあちこちに群生しています。

2019.4 アマノガワ


通りがかりのお宅に珍しい桜、名を調べて訪問、描くために一枝いただいて以来、お友達に。 名は花柄がみな上を向くから天の川とのこと。

2019.3 ヒヤシンス


2年前に買った球根をガラスポットで水栽培すると、見事な花が咲いたので感激、花数の多さにもめげず描きました。土は脚色ということで。

2019.2 ツバキ


八重咲きの花は雄しべの一部が花びらに変化してできますが、この花はその変化の途中の様子がわかります。花言葉には「謙遜の美徳」もあります。

2019.1 ポンカン


急に頂戴し大雑把な絵。多汁で甘みが強く香りが良く美味しくいただきました。 5月に白色の5弁花をつけます。インド原産で明治に渡来。

2018.12 フウセントウワタ


実(径6cm)が割れ、毛足が長く繊細で光沢がある白い毛が舞い上がります。原産地の南アフリカでは枕の綿に使うそうです。

2018.11 ナンキンハゼ


紅葉の多様な色と実の形の魅力を新宿御苑で知り、その後、環8に植えられていることに気付きました。

2018.10 ザクロ


以前には頂けたお宅が次々無くなり、農協売店で購入しました。教室でご一緒に描いたので、枝や葉は2時間で描ける数にとどめました。

2018.9 クリ


個展で10年ぶりに再会した友人が、巾着田歩きのお土産に画題として下さったもの。棘は一本棒ではなく枝分かれしていることに気付きました。

2018.8 センニチコウ


鉢植えから種を採取してベランダで育ててきた花です。愛着を感じながら描きました。

2018.7 モモ


教室の植物画の題材として、Iさんの友人の果樹園に葉付きを注文、香りと色に大歓声。教室では福島支援の共同購入も続けています。

2018.6 ペラルゴニウム


ベランダで冬を越し次々と咲いてくれたことへ感謝した絵です。多数の花の表現として一部を省略的に描いています

2018.5 アヤメ


乾燥地に生え、5月上旬に開花、細い葉で葉脈が目立たず、花弁の根元に網目状模様があるのがアヤメです。花菖蒲、カキツバタとの見分け方

2018.4 シモクレン


「ハクモクレンは何回か描いたけれど、モクレンはまだ」と話していましたら、妻の友人Sさんがお庭の一枝を運んで下さいました。

2018.3 カタクリ


八木山動物園で撮った写真から描き、福島つきだて花工房の客室入口を飾っています。花の中を覗くと独特の模様が見えます。

2018.2 シュゼンジカンザクラ


この時期,桜は寒桜系しか咲かないので、この修善寺寒桜が、新宿御苑の中央のレストハウス下の池淵で人気を集めます。

2018.1 サザンカ


植物画の題材の少ない冬に、お年寄りの教室によく持参し、喚声と華いだ雰囲気で描き始めます。

2017.12 モミジバフウ


この実が風に揺れると穴から種がまき散らされます。武蔵野中央公園で見事な紅葉と、枯れていない緑の実も拾いました。

2017.11 カキ


友人宅で頂いた葉つきの枝、一気に描くことができず、紅葉の見事な色合いを長持ちさせるために何度も冷蔵庫に保存しました。

2017.10 サンショウの実

ご近所から頂戴し描き始めたときには見えなかった黒い種が、途中で赤い殻を割り顔を出しました。

2017.9 キクイモ

爽やかな感じが好きな黄色い花。大きく数も多く見事な咲きっぷりで線路脇の土手に咲き乱れていました。

2017.8 ノウゼンカズラ


暑さの中でこの花を見るとエネルギーを感じます。切っていただくと落花や萎れぎみになるので写真で描く方が良いようです。

2017.7 ヒャクニチソウ

福島県伊達市の、公共の宿「つきだて花工房」裏の花壇の百日草を描きここで開いた個展に加えました。個展は今も復興支援のつもりで続けています。

2017.6 ナツグミ

見事な枝を頂きました。赤い実にも葉や枝にも細かく斑点模様があります。渋い実は果樹栽培されず庭で収穫するしかありません。

2017.5 リンゴの花


桜が終わってから咲くせいか花として鑑賞されることが少ないと思われますが、描くためによく見ると凛としていて美しいです。

2017.4 オオシマザクラ

良い香りの葉が桜餅に使われお馴染みですが、白い花のスッキリした美しさに惹かれます。様々なサトザクラを作出す中心となった品種。

2017.3 シナレンギョウ

黄色の花があちこちに咲き始めると、未だ寒さの残るなかにも春の訪れを感じます。春早く活動する昆虫は黄色い色に敏感とのこと。

2017.2 ミモザ


名に惹かれながらも、細部構造にめげていましたが、挑戦しました。(ギンヨウアカシア、マメ科)

2017.1 サザンカ

植物画の題材の少ない冬に、お年寄りの教室によく持参し、喚声と華いだ雰囲気で描き始めます。

2016.12 イロハカエデ

葉の角を「いろはにほへと」と数えるからイロハカエデとか。紅葉の美しさに誘われる季節。

2016.11 ユズ


福島県伊達市で復興支援の個展をしたとき、会場にお勤めのYさんからいただいた枝付きの実です

2016.10 オトメリンゴ

震災の8年前のこと、福島「四季の里」で、ヒメリンゴより二回り大きいオトメリンゴを一枝いただき描いた絵です

2016.9 クリ

友人夫妻がこの栗を下さったのは、もう13年も前になりました。巾着田のヒガンバナを見に行った道端で買われたもの

2016.8 リンドウ


花の青紫色に魅せられて描き始めましたが、脇役の二本の花は細かく仕上げずに筆を置いてみました。

2016.7 ホオズキ

ご近所で、講習用に数本お願いして、背の高い立派なホオズキをいただきました。葉が萎れていないものを描ける得難い機会でした。

2016.6 ガクアジサイ

お隣のTさんにお願いしていただいた見事な花でした。顎の一つ一つが大きめで、色が濃く、鮮やか。

2016.5 ピエール・ド・ロンサール


大きな花をたくさん咲かせる人気のバラで、近くのお庭でもよく見かけます。

2016.4 サクラ・陽光

桜は切って貰うことは無理ですから写真を撮って描いています

2016.3 ツバキ・蜀光錦

さまざまな品種が開発されている椿、丹精込めた花をいただきました。

2016.2 オトメツバキ


花の少ない季節に、我が団地のあちこちに咲いてくれます。

2016.1 クロマツ


正月らしく松です。公園管理の方に切っていただきました。

2015.12 ガーデンシクラメン

2015.11 スターキング

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