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今月は締め切り直前の昼休みに1号館の屋上に上って、ようやくこの絵を描きました。季節の植物を入れた風景ではありませんが、この胸つぶれる光景を避けてはとおれないと思ったからです。ブドウやキウイの棚はもちろん、かまぼこ形の研究棟もほぼ姿を消し、これから給水塔にかかろうとするところです。 |
1号館前の2本のシラカシの大樹は通研を訪れる人々が思わず見上げる、いわばシンボル的存在でした。ナチュラリストサークル制作の「自然ガイドブック」の表紙にも使われています。根回しや布巻きも行われていたので、当然、構内に移植されるものと思っていました。ところが、工事用の囲いで隠されてしばらく後に覗いてみたら、なんと切り倒されてこの無惨な姿。1号館屋上から描きましたが、描き終える頃にはなぜか膝にふるえがきてしまいました。 |
1号館前の2本のシラカシの大樹の1本は先月号で書いたように切り倒されましたが、もう1本はこの絵のように10号館東に移植されました。昨年秋まで小魚が泳いでいた水槽に土を入れた場所です。根の拡がりを抑え新棟完成後に再度移植しやすくしているのでしょうか。シンボルツリーであるから、何人たりとも触れてはならないと書かれたプレートをみつけて、先月号に「シンボル的存在」と書いた私の気持ちと何か通い合う感じで、嬉しくなりました。 |
新棟建設のために音研南からウメが数本、野球のバックネット裏に移植されている。そのなかで一番早く咲いたのがこの白梅、移植される前もいこいの小径でいち早く咲く木だった。背景は電波暗室、雲一つない青空の小春日和('97.1.28.)。 |
6月といえばアジサイ。通研ではまだまだあまり色づいていませんが、締め切りが近い27日昼休み、一番早く咲き始めたテニスコートの金網ぎわで描きました。 |
7月8日に2発目の不発弾が発見され、27日に処理。1回目は土嚢を積み上げが、今回は土盛りをした上からセメント吹き付け、頂上の穴には屋根が造られていた。 |
通研グランドで、お昼休みにサッカー部が、練習をしている風景です。いつもはもっと人数も多く、野球、ソフトボール、ラグビーなどの部も練習をしているのですが、このときはお盆休みだったのでサッカーだけでした。 |
通研の樹木のなかで一番背が高いといわれているのが、この北門のケヤキです。ビラを運んできて配り始める前、私一人だけのときにふと見上げる愛着の深い木です。新緑のころ、うっそうと茂る真夏、そして今の紅葉のとき、さらに裸になった寒空のときと、それぞれに美しい姿を見せてくれ、またいろいろな小鳥が羽を休め、さえずりを聞かせてくれます。ひどく剪定されたこともありましたし、今は太いワイヤーで建物に結びつけられていますが、それでもいつも堂々と立っているこの木には元気づけられます。 |
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