夏の鳥、冬の鳥
オナガ   ある季節にのみ訪れる鳥もあります。春にはツバメが来ます。初夏には池に カルガモがやって来ます。ここで子育てをする年もあります。大抵の種類のカ モは冬に日本に来て、夏はシベリアなどで子育てをする渡り鳥ですが、カルガ モだけは夏にも関東地方に残っているのです。
ジョウビタキ   冬には山から下りてきたウグイスがチャチャと声を出しながら低い常緑樹の 中を渡り歩きます。モズはめったに当センターに入って来ません。同じく山か ら来たルリビタキやアカハラを見かけることができたら幸運です。シベリアか らはツグミ、シメ、ジョウビタキが渡ってきます。
シメ  ある日、出張先から当センターへ戻るとキョキョキョと大きな声が響きまし た。アオゲラが来ていたのです。別の日には「みのかさきー」と澄んだ囀りが 聞こえました。イカルでした。
 夏の夕暮れ時、池のほとりを歩いている とフワフワと飛ぶシルエットを見ます。鳥にしては飛び方がスムーズではない し、蛾にしては大き過ぎます。これはアブラコウモリです。このコウモリは人 家の隙間で越冬します。
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