夏の声、秋の声(7月、8月、9月)
アオマツムシの花  7月末にニイニイゼミが鳴き始めます。8月に はアブラゼミ、ツクツクボウシが引継ぎます。こ れらのセミの脱け殻を見つけることもあります。 この時期、ジョロウグモが3枚構成の大きな巣を 張ります。  8月も終わりに近づくと、夜を独り 占めしたかのように樹上でアオマツムシがリーリ ーリーと賑やかに鳴きます。普通昼間は鳴きませ んが雌のそばにいるときは昼でもリーンリーンと 優しく囁きかけます。アオマツムシは明治に中国 から入った帰化昆虫です。9月末になるとアオマ ツムシもおさまり、代わってエンマコオロギの優 しいメロディーが聞こえてきます。昼間は樹間か らかぼそいチンチンというカネタタキの音が聞こ えます。
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