秋も花盛り


ヒガンバナの花 秋が近づくにつれて楽しみになる花はツルボです。葉はなくヒョロっとした茎の上に細かい花からなるピンクの花穂をつけます。彼岸になると朱色が眩しいヒガンバナが咲きます。この花にも葉はありません。葉は花が落ちた後に伸び出し晩春まで日を浴びるのです。当センターでツツジの株の中に隠れたヒガンバナを発見したきっかけは、この冬葉を見つけたことによります。キツネノマゴのピンクの小さな花も咲きます。  この後、野草の花はエノコログサ、ヒメムカシヨモギ、オオアレチノギクなど余り目立つものはありません。しかし、12月の初めまでは、ほぼ1年中咲くトキワハゼとハキダメギクの小さいが花らしい花を見ることができます。  樹木ではまずムクゲが咲きます。晩秋から冬にかけて花をつける木は常緑樹です。ハナゾノツクバネウツギは3ケ月近く咲き続けます。これには飛翔しながら吸蜜するオオスカシバがよく訪れます。香りのよいキンモクセイ、ついでヒイラギモクセイが咲きます。秋を締めくくる花はヤツデ、ビワです。
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