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摩耗した水筆ペンは 田中千尋先生が水筆ペンを考案されたので、どこでも水彩画が描けるようになりました。 私は、この存在を知って以来、愛用しています。 この筆先はナイロン毛製なので、しばらく使っていると先が摩耗・変形して、左の写真のように先が曲がってしまいます。 これだと細部を描くときには描きにくいので、新しいものにとりかえることになります。 でも、これで捨ててしまうのは惜しいですね。 |
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パレット等のお掃除に使う 私は先の変形した部分を切り落しました。これで平筆のように使うことはできます。 それだけではありません。とても便利な利用法を思いつきました。 それは、パレットのお掃除です。水筆ペンだと次々と水が補給されるので、水を用意したり筆に水を付けに行くことも必要ありません。次々と水筆ペンの筆先で汚れをこすり落とすことができて、とても能率がいいのです。 パレットを使ったあとは、絞り出した絵の具や、固形絵の具の表面に、他の色が乗って汚れていますね。これをこの水筆ペンでこすり、きれいにしておくと、次に使うときに、すぐ、きれいな絵の具を使うことができます。 もうひとつ、パレットのあちこちについた絵の具の汚れをとるにも、水筆ペンでこすり布巾で拭えば、簡単にきれいになります。 |