稲の笠懸-福島
鉛筆+透明水彩 F6 2011.11.15
水彩で描く美しい日本・ふるさと東北に採録
福島で農業を営む人々は今年、原発事故でとんでもない目に遭わされている
なかでも、元気を出してがんばっておられると、つきだて花工房に来て実感
できました。この笠懸の風景を見たとき、胸に迫るものがありました。
震災復興支援の個展を、福島県、伊達市月館の公営の宿・つきだて花工房で
開かせていただき、設営と似顔絵サービスで3泊4日過ごしました。1ヶ月後に
撤収に再訪することにして、いったん帰京する道路脇で見つけて、写真を撮り
ました。
帰京してからは、いろいろな出来事がつづき、なかなかこの絵に取り組む余
裕がありませんでしたが、きょう、ようやく描きました。
花工房の個展の収益は伊達市の震災対策部門に義援金とすることにしていま
したが、絵が売れない場合のことを考えて、似顔絵コーナーもさせてもらいま
した。はがきサイズで500円でしたが、33人の方がご協力下さったので、なん
とか集まったお金をお渡ししてくることができました。
東京の皆さんに月館の果樹園のリンゴを買いましょうとよびかけて、たくさ
んのご協力をいただくことができ、撤収に行ったとき約20箱運んできました。
食べたみなさんから、とても美味しいとの声が寄せられました。
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