色鉛筆黒+透明水彩 F4 2011.8.4 風景スケッチをする方が多い、石神井公園ですが、雨宿りしながらスケッ チできるところがありません。 風景スケッチ講習の下調べをしてみて、にわか雨が来たら中止せざるを得 ないことが分かり、東屋のようなものが欲しいと思いました。 また最近、退職後にスケッチを始める方が増えているので、雨の日も描き たいという方もいるだろう(例えば私です)とか考えていました。 数年前に、練馬区が石神井公園を拡張する計画を発表し、そのなかに組み 入れたい区民の要望を募集とあったので、その要望を区に電話してみまし た。「そのような要望は、計画がもう少し進んでからまた寄せて欲しい」と のお返事でしたので、それ以後は区のお知らせや発行物を注意して見ていま した。 計画案が郷土資料室などで閲覧できる段階になり、さっそく見に行き、ス ケッチと雨宿りの要求を区にメールしました。 その後、区からは何のお知らせもないまま過ぎていましたが、ある日、石 神井公園を通ると、東屋らしきもの大小2棟の工事が始まっているではあり ませんか。嬉しくなって、それ以後、公園のその場所を通るようになりまし た。工事は大地震のあとしばらく中休みしてましたが、最近完成。 昨日、午後に空き時間ができたので、スケッチ道具をもって行ってみまし た。近い方に大きい東屋があったので、そこのベンチに腰掛け、テーブルに スケッチブックとパレットを広げて、この公園風景を描きました。 彩色していると、にわか雨、それも東屋に吹き込むほどの激しさ。雨宿り スケッチのお試しとしては、これ以上ないほどふさわしい条件になりまし た。 中断し、スケッチブックをポリ袋に入れて雨の勢いが弱まるのを待って、 続きを仕上げました。 向かいに雨宿りされた87歳の男性に、私の方から声をかけ会話、三宝寺池 にいたときに降られたが、雨宿りするところは先客で満員状態だったとのこ と。もっと多く雨宿りできる場所が欲しいそうです。 この東屋が造られたのが、私が区に要望を出したことの結果かどうかは分 からないが‥と話すと、それは多大の貢献をされましたな‥‥と、他にも公 園を整備する要望をたくさん話しておられました。お互い、区にどんどん言 っていきましょうと話し、お別れしました。 |