新宿御苑の寒桜
鉛筆+透明水彩 F2 2006.3.11
新宿御苑の寒桜がみごろ、中央休憩所東の大きな木が満開で、写真を撮る人が
とても多かった。またとない快晴で暖かい土曜日とあって、私たちが帰るころに
はどんどん人が増えていた。
このスケッチは一枚目、芝生のなだらかな坂の下のはずれに腰を下ろして。
途中で、小学校に入るころくらいの女の子が見に来た。「絵は好きですか」と
か話しかけたけれど、返事がない。女の子が呼び寄せた親の服装などを見て、日
本語が分からなかったのだとようやく気付いた。でも、今日は時間がないので、
あまり話しをしないで20分ほどで描き上げた。
中国人らしい若い家族で、背後で見ているうちに幼い弟が泣き出した。もって
いたクッキーをあげて描き続けたら、泣きやんで描き終わるまで見ていた。
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