(タモ)

モクセイ科トネリコ属−タモ− 落葉高木

Fraxinus japonica など

 「様々環境の中で生ぎてぎた」

 日本の自然の豊かさを見せてくれる木

   タモはトネリコ属に人り、この属には、大別してシオジ類とトネリコ類に分けられます。シオジ類にはヤチダモという木があり、25メートル以上の大木になります。一方、トネリコ類は10メートルくらいにしかならない中高木で、トネリコやアオダモなどがあります。
 日本にいろいろなタモの仲問が多いのは、日本の山河が複雑で四季の変化もあるためです。アメリカでは「ホワィト・アッシュ」、ヨーロッパでは「セイヨウトネリコ」がありますが、タモの仲間は多くはありません。それは日本ほど、地形や気候が複雑でなく、生態系も比較的単調になっていることを物語っています。用途としては、その軽いわりに強い性質が貴重がられてホッケーなどのスティックにも使われています。が、何といっても一番有名なのは野球のバットでしょう。また、家具材としても使われ、ジォ・ポンティがデザインした超軽量椅子などがあります。

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