椚(クヌギ)

ブナ科コナラ属−クヌギ− 落葉高木

Quercus acutissima

 葉の側脈は12から16対くらい。アベマキと似ているが下面は淡緑色で側脈を除いておおむね無毛である点が異なる。葉は栗とも似ているが、枝の観察を合わせれば区別はやさしい。クリの枝は黒褐色、クヌギの枝は灰白色
 樹皮はかたく非規則に割れ目を生ずる。材は主としてまき、炭材として使われているが、器具、船舶、車両、椎茸原木などにも利用され、樹皮や殻斗はタンニン材料とする。
  (保育社刊「標準原色図鑑全集8樹木」岡本省吾著 26ページより引用)

自然観察の目次へ  Homeへ