樺(カバ)

カバノキ科カバノキ属 −カバ− 落葉高木

Betula maximowicziana

 「堅さと緻密さは耐久性の証」

 民芸家具として長い年月、生ぎてきた木

   カパは、比較的陽あたりの良いまあまあ肥沃な山の尾根近くに、言わば開拓者の役になりながら育つ木です。カバの中でもマカンバ(ウダイカンバ)、ダケカンバが特にその傾向があります。同じカバの中にはミズメザクラという木もあり、サクラという名がついていますが、れっきとしたカバの仲間で、主に山の中腹に育ちます。またシラカパも同じカバの仲間です。
 材としてはシラカパは柔らかく耐久性がないので敬遠されています。しかし、マカンパとミズメザグラは堅くて強度がある材の典型で、最も優良な家具材の部類に入ります。最近はダケカンバも使われ始めました。カバの仲間はどれも散孔材といって導管が小さく散らぱっているので材の表面が滑らかです。  また材は堅くて緻密なので家具としては非常に耐久性のあるものができます。日本では民芸家具やアーリー・アメリカンの家具がマカンバやミズメザクラで造られています。

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