タイマツバナ
F3 透明水彩 2018.6.25
シソ科[Monarda didyma] O邸庭

 アトリエ教室に、Oさんが自宅庭の花を持参されたので描かせて もらいました。

 第4週の教室は従来、各自の持参した題材を描くことにしてきま したが、この日は,マスキング液を使った技法を皆さんに初めて経 験していただくことに変更したので、せっかくご持参のタイマツ バナは描いていただくことはできませんでした。

 シライトソウの花の写真を見ながら、マスキング液を筆先に着け て花を描き、背景を塗り乾いたらマスキングを剥がすという手順ま で、皆さん無事に進み、講師としては一息つきました。

 タイマツバナの花の先に細い糸状のしべがたくさん伸びているの に気づき、マスキング液をペンで描く手法の説明にこれを描くのが 良いと思いつきました。
 皆さんが空いた画面に葉を描くなどされている間に、新たな画用 紙の準備をし、花の位置取りしてからデモを始めました。ペン先に 付けたマスキング液で糸状にのびた部分を描き、花びら部分は筆に マスキング液をつけて描いたのち背景を塗りました。マスキングし た糸状の部分が背景の色水をはじく様子に、皆さんから喚声。
 マスキングを剥がした後、花のピンク色と、中心部の筒状の濃い 緑を入れると、この花らしくなってきました。

 赤色の花がよく出回っていて、団地には赤紫の色濃い花を毎年咲 かせます。モナルダと呼ぶことも多いようです。北アメリカ原産、

←前へ  次へ→


タ行の目次へ   私家版植物図鑑の目次へ   私の植物画へ   Homeへ