ソヨゴ F3 鉛筆+透明水彩 2024.11.7 ソヨゴ モチノキ科[Ilex pedunculosa] 建て替えられたマンションのリビング窓目前に樹が見えて嬉しかった。しかし名前が分からない。 地面に降りて歩いてみると、同じ種類の樹があり、ナナミノキと名札がついていた。 その樹には小さい赤い実がたくさん成っていたが、窓直前の樹には実が無い。雄の樹ということらしい。 いつか描かねばと思っていたが、植物画教室なので個展開催中だが個展会場に行かないので、教室が始まる前の2時間ほどの空き時間がとれることに気づき、描いた。 ナナミノキの名札を信じて作業を進めていたが、学名を調べるためにネットを探すと、葉が薄い、実の軸が長いことからナナミノキではなく、ソヨゴに近いことが分かり、ソヨゴに替えた。 ネット上の「ソヨゴ」の説明 ・関東地方以西の本州、四国及び九州を原産とするモチノキ科の常緑樹。林内や林縁に見られるが、山の尾根など乾燥地した場所に多い。柄の長い葉が風に揺れて音を立てる(=そよぐ)ことから、ソヨゴと命名された。 ・常緑樹の中では雰囲気が明るいため、現代的な住宅の植栽に株立ちを使うことがある。漢字表記の「冬青」は冬の間も葉が青々と美しいことにより、サカキのない寒冷地ではその代用として神事に用いる。日本以外では台湾に分布。 ・元来ソヨゴを庭木として使う例は少なかったが、雑木ブームにつられて市場へ出回ってきた。なお、「冬青」は本来、中国において同じモチノキ科に属するナナミノキを表す。 ・葉や幹の雰囲気は同科のモチノキやクロガネモチに似るが、葉の幅はより狭く、周辺が波打つ。長さ4~7センチ、幅3センチ前後で先端が尖り、枝から互い違いに生じる。表面は光沢のある深緑色で裏面は黄緑色。両面とも毛はない。 |