ロマネスコ
アブラナ科[Brassica oleracea var. botrytis]
F6 鉛筆+透明水彩 2015.1.7 clndr16

 農協売店によく出るようになり、茹でて食べてみて、カリフラワーよりやや甘味があり、 もちもよく何度も使って来ました。

 いつか描かねばとは思いながら、このたくさんの微細構造に、まとまった時間があり、 農協で売っている日まで‥‥と待っていました。

 描き始めてから、もっと葉を落としてから始めれば良かったと思いましたが、そのまま続け、 昼、夕食、休憩を入れて約8時間かかって、鉛筆デッサンがようやく終わりました。  その夜は下地塗りだけ、翌日、4時間ほどかけて彩色を終えました。

Wikipediaによれば、
 「日本でのロマネスコという名前は、イタリア語での呼び名である Broccolo Romanesco (ブロッコロ・ロマネスコ、ローマのカリフラワーの意)に由来する。未成熟の花蕾と 花梗を食用にする。アブラナ科の野菜の中では比較的穏やかで微かに甘い芳香を持つ。 花蕾群の配列がフラクタル形状を示す特徴を持つ。 ‥‥

 色は黄緑色で、姿はブロッコリーに近く背が高めで葉は展開する。一方、頂花蕾のみで 側枝は発達せずカリフラワーの性質を示す。味はブロッコリーに近く、食感はカリフラ ワーに近い。
 この様に中間的な性質から、野菜市場、種子市場ともにどちらの品種とするか混乱がある。 さらに緑色のカリフラワー(broccoflower)との混同が、これに輪を掛けている。 現状では分類上はカリフラワーだが、呼び名はブロッコリー(英: Romanesco broccoli) が優勢となっている。

 ロマネスコの花蕾は幾何学的な配置となっており、個々の蕾が規則正しい螺旋を描いて円 錐を成している。
 円錐はさらにそれ自体が螺旋を描いて配列し、これが数段階繰り返されて自己相似の様相 を呈する。また、配列した蕾や円錐の数はフィボナッチ数に一致することも知られている。 その形状からサンゴに見立て「黄緑サンゴ」とも称される[1]。 」

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