ナシ 3(ラフランス)
バラ科[Pyrus communis var. sativa]
F3 鉛筆+透明水彩 2010.1.28

 ウィキメディアによれば、「1864年に、フランスのクロード・ブランシェ (Claude Blanchet) が発見した品種で、日本へは1903年(明治36年)に農商務省農事試験場園芸試験地(静岡県)へ 食用としてではなく、受粉用として導入された。日本では盛んに栽培されているが、本国フランス などヨーロッパ各国では、気候が合わなかったためにほとんど生産されていない。」そうです。

 生産者のページには、「収穫された直後は実が石のように堅く、味も何もない果実です。予冷 といわれる通常5℃の低温で1週間〜2週間貯蔵し、その後1週間くらいの追熟期間を経て初めて旨 みがでて最高の美味しさになります。」とありました。

 この絵は、アトリエ植物画で、みなさんと一緒に描きました。
 植物画のおきまりのように、まず薄く緑色を下地塗りしましたが、その後重ね塗りを すすめるなかで、もっと濃い下地塗りの方がよかったと思いました。
 その上で、全体的な陰影をつけて、丸みなどの立体感をしっかり確保しておいてから、 凸凹や表面模様を描き加えた方がよいというのが結論です。

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