互生か対生か、単葉か複葉か、それが問題だ
自然を観察していると、その植物が何であるか知りたくなるでしょう。植物の種類がわかると、それぞれの生える環境、鳥や虫との関係などが見えてきます。
植物の見分け方の第一歩は、葉が枝にどう付いているかに注目することです。葉が交互に付いていたら互生、対になって付いていれば対生です。
つぎに葉そのものに注目します。一枚の一続きの葉ならば単葉です。小葉と呼ばれる葉の集合で一枚の葉を構成していたら複葉です。対生のもの、複葉のものは少ないのでその木の種類の候補が絞られます。
複葉は葉が大柄なので、当然、葉がつく枝も太くなければなりません。冬でも枝が太いか細いかで、おおよそ単葉の木か複葉の木かの区別がつきます。たとえば、トチノキは複葉で太い枝をしています。ただし、単葉でも葉が大きいキリ、アオギリはやはり太い枝をしています。
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