2024年 若松倫夫の植物画カレンダー絵のコメント

      
表紙
ナツツバキ
 ツバキ科[Stewartia pseudocamellia] F4 新柳沢団地には、この木がなぜかたくさん植えられており、満開なので描きました。  以前に研究所の構内で、葉書サイズに鉛筆で描いたことはありましたが、植物画は今回、初めてです。
 白い花は、輪郭の鉛筆の細い 線だけで判別してもらうことになり、花の形が見えにくくなりがちで、敬遠してきたのです。
1月
ツバキ
 ツバキ科[Camellia japonica] F6 2002年ころ描いたこと以外に記録メモがない絵。1月の絵は桜の個展準備で懸命に桜を描くことになるせいで、結果的に他の植物画がとても少ないのが現状です。
2月
タラノメ
 ユリ科[Allium cepa] F1 教室に題材として持参された生徒さんが、他の人と同じ花を描くことに切り替え、残していかれました。しばらくそのまま放置していましたが、せっかくの題材なので描いてみました。タラノキの新芽の部分です。
3月
伊豆加賀赤桜
 バラ科[Cerasus kanzakura ×'Izukaga-aka']  B5  若松素明撮影 結城農場 2022年個展「桜」の作品。山と渓谷社刊「新・日本の桜」によると、花直径3cm、河津桜に似る、病害虫や潮風に強い、花付きが良い花弁の先端がやや深く切れ込むなどが特徴。
4月
ツバキ 紅乙女
 ツバキ科[Camellia japonica 'Kouotome'] F4 アトリエ教室の前に鉛筆デッサンし、 画用紙コピーに彩色デモ、 仕上げた絵です。
5月
ハゴロモジャスミン
 モクセイ科[Jasminum polyanthum] F3 境浄水場土手に咲いたと聞きながら、雨続きで行きそびれ、晴れた日にようやく撮影し、描くことができました。札幌の実家の玄関に植えられていた思い出の花です。
6月
アジサイ
 アジサイ科[Hydrangea marcrophylla] F4 何枚も描いてきましたが、最近は教室で短時間デモの絵ばかりで…と、いったん昔の絵にしましたが、思い直し、今月教室でデモした絵を、いま仕上げました。
7月
ヒャクニチソウ
 キク科[Zinnia elegans] F3 グリーンテール水彩画教室のデモにやや時間のかけすぎましたが、みなさん時間内に仕上げまでできておられました。
8月
カサブランカ 八重
 ユリ科[Lilium 'Casablanca'] F4 Kさんが八重のカサンブランを描くための写真を借りました。鉛筆デッサンは約40分でしたが、彩色は3時間ほどかかりました。
9月
カラスウリ 花
 ウリ科[Trichosanthes cucumeroides] F4 夜に咲く花、仮住まいの近く、夜更けに2度ほど通いスマホで撮影。レース編みのような細線は、マスキング液をペン先につけて描き、背景を彩色後、こすり落としたものです。
10月
ガマズミ
 レンプクソウ科[Viburnum dilatatum] B5 小金井公園で撮影。山地や丘陵地の明るい林や草原に生える落葉低木。花期は5~6月。白い小さい花の花序を作る。
11月
オキナワスズメウリ
 ウリ科[Diplocyclos palmatus] F3 ボランティア庭園・M's Gardenでいただき、就寝前の1.5時間で描きました。スズメウリとは別属。
12月
ヒメリンゴ
 バラ科[Malus×cerasifera] F3 石神井ベース教室で、実の色を極く 濃く塗る一個だけ塗るデモ。その後、皆さんが描かれている間に、私は実を4個、葉を4枚、枝2本を描き足し ました。ハナミズキ