2023年 若松倫夫の植物画カレンダー絵のコメント

      
表紙
ハナミズキ
ミズキ科[Cornus florida] F4 新柳沢団地
 団地内にたくさん咲いているハナミズキを、東伏見コミセン水彩画教室で題材に使わせてもらいました。
1月
レモン
 ミカン科[Citrus limon] F4 M’s Garden
 武蔵野市八幡町のハーブ園に成ったもの。採らずに時間が経過し、店で買うものより一回り以上大きいです。葉の傷みもそのまま描きました。
2月
スイセン
 ヒガンバナ科[Narcissus tazetta var. chinensis ] F2 農協直売店 
 中心の副花冠が黄色の花は生徒さん達が選び、残された白色の花を、私がデモをかねて描きました。 数日前の教室で描いた八重も添えています。
3月
コトヒラ
 バラ科[Cerasus jamasakura 'Kotohira'] B5 2011.4.23御苑で妻が撮影
 香川県琴平町に原木がある桜、新宿御苑日本庭園で毎年のように見てきた桜で、19年個展「桜」の植物画です。
4月
ミッカビザクラ
 バラ科[Cerasus Serrulata ‘Mitsukabizakura’] B5 若松素明撮影 結城農場 
 個展「桜」の植物画のなかで一番人気、お買い上げいただきました。浜松市三ヶ日町に多い桜。
5月
ライラック
 モクセイ科[Syringa vulgaris] F3 境浄水場土手
 近くに咲いたと聞きながら、雨で行きそびれ、晴れた日にようやく撮影し、描くことができました。札幌の自宅玄関に植えられていた思い出の花です。
6月
ウメ
 バラ科[Prunus ume] F4 近所 
 入手した葉つきウメの実を、寝る前にボウル2個で覆ったら葉がしおれずに朝を迎えてくれたので、ウメに感謝の思いを込めて描きました。梅酒、ジュース、ジャムを作り楽しんでいます。
7月
サルスベリ
 ミソハギ科[Lagerstroemia indica] B4 石神井公園団地
 細かいフリルの花びらは、鉛筆デッサンに3時間ほどかかりました。彩色は太筆で平塗り、乾燥後、細筆でフリルの明暗を細かくつけましたが、 気合いが入りすぎたか、やり過ぎの絵という感もあります。
8月
サンダーソニア
 イヌサフラン科[Sandersonia aurantiaca] F4生徒さん
 教室のデモで描いた絵です。Wikipediaによれば、「南アフリカの高地が原産地、 1851年にジョン・サンダーソンが発見命名。現在はニュージーランド等で生産、日本が大きな消費国」とのことです。
9月
トマト
 ナス科[Solanum lycopersicum] F4 ベランダ栽培
 魅力的な題材なのに、葉つきが手に入らないので、ベランダ栽培を試みたところ一度に9個もとれました。味も、ことのほか美味しかったです。
10月
ハイビスカス・ローゼル
 アオイ科[Hibiscus rosa-sinensis] F6 M's Garden 
 ハーブ庭園からひと枝を、いただいてきました。赤い実を囲む赤い皮(がく)がハイビスカスティーに利用されます。鉛筆に2時間、彩色に3時間ほど。
11月
ムクロジ 実
 ムクロジ科[Sapindus mukorossi] F4 小金井公園
 昔、職場のIさんが、昼休みの関公園ジョギング中に拾ったと、この実を下さりムクロジを知りました。この実を見ると、今は亡きIさんを思い出します。
12月
ミカン 
 ミカン科[Citrus unshiu]F6 Iさんのお庭 
 Iさんのお庭からたくさんいただき、教室に枝つきを持参すると大歓声、皆さんが好みの枝を選ばれ、残された枝は実の数が多め、それを描いた絵です。