表紙
ガーデン・シクラメン サクラソウ科[Cyclamen persicum] わが家のベランダを毎年飾る鉢植え、講習の題材としても使い好評でした。葉の斑をバックランという水彩画の手法で描いています。 1月 カンヒザクラ バラ科[Prunus cerasoides var. campanulata] 東京ではこの絵のように開くことは少ないですが沖縄では平開します。寒緋桜を見る2度目の沖縄旅で撮り、毎年3月はじめの個展「桜-風景と植物画」(於:練馬高野台のカフェ・グリーンテール)のために描いた植物画。脇役の右側は控えめに描写しました。 2月 マンサク マンサク科[Hamamelis japonica] 思いがけなくマンサクを入手。以前描いた絵を手放したので、新たに描けてよかったです。すべて緻密では息詰まると、右下はぼかしています。北国では「まんず咲く」ということからついた名とのこと。 3月 カタクリ ユリ科[Erythronium japonicum] つきだて花工房(福島県伊達市月舘町の宿)の客室入口に飾る絵としてご注文をいただいた6枚のうちの一枚。仙台の八木山動物園で家族が撮った写真を元に。花の中を覗くと独特の模様が見えます。 4月 フジ マメ科[Wisteria floribunda] 最近、東京では4月に花咲くことが多くなりました。数年前に小金井公園の見事な藤棚を撮りました。これも花工房用の絵。 5月 アヤメ アヤメ科[Iris sanguinea] 花工房に納入する絵はF1と小さいので、その前に約2倍の大きな紙に描いたのがこの絵。友人の水川さんにお願いし写真を使わせていただきました。 6月 ペチュニア ナス科[Petunia×hybrida] 別名:ツクバネアサガオ この時季になると園芸店に華やかに並び、梅雨の晴れ間につい一鉢買いたくなります。 7月 ブルーベリー ツツジ科[Vaccinium corymbosum] 福島県伊達市の千葉さんから、たくさんの野菜とともに、この葉付きブルーベリーが2パック届きました。近くの農園では葉付きがどうしても入手できなかったので、嬉しく描きました。ホーム植物画教室で。 8月 ハイビスカス アオイ科[Hibiscus rosa-sinensis] 長野の旅の帰途、道の駅に立ち寄り2鉢購入。今もベランダでよく咲いてくれています。冷房の風を当てないようにと、デジカメで撮り、描きました。 9月 ツバキの実 ツバキ科[Camellia japonica] 植物画を描き始めたころに実のこの色づきぐあいに感動して以来、再び描きたいと思っていたもの、幸い教室の題材としても好評でした。 10月 ジュウガツザクラ バラ科[Begonia grandis] 秋と春の2回咲く桜。新宿御苑や野川公園で見られます。家族が撮った写真から、描きました。 11月 キク(洋種菊・サッカーマム) キク科 [Dendranthema×grandiflorum Potmum] 農協の売店で購入。マルマダ社により育種されたスタンダードサイズのポットマムだそうですが、近所でも見かけるようになりました。 12月 ケヤキの実 ニレ科[Zelkova serrata] 植物の多様な子孫繁栄戦術の例として、ケヤキを教室で紹介したことがありました。葉と実がついた梢の小枝がとれて、風に飛んでいくので、樹の下を探すと見つかりますと話しましたが、生徒さん達は見つからないと‥。話からはもっと大きな実をイメージしたそうで、自然の中で観察する機会も大切ですね。 |