09年植物画カレンダー絵のコメント
表紙
バラ(アンジェラ)
バラ科[Rosa hybrida]
5月と8月の二回、アトリエ講習にTさんから提供いただき、
皆さんとご一緒に描きました。最初は花の中心の細部に注目し
て、二回目のこの絵は全体的な感じの表現に重きをおいてみま
した。
1月
ハボタン
アブラナ科[Brassica oleracea var. acephala]
たくさんの葉の重なりが、一見、描きにくく見えるかも知れ
ませんが、中心から描き始め丹念に進めれば、繰り返しも多く
意外にやさしいです。農協売店で購入。
2月
ビオラ
スミレ科[Viola ×wittrockiana]
CAFE GREEN TAILの植物画講習で、描きながら、説明に使っ
た絵です。講師も同じ条件で描いているので、納得しやすい
とのことでした。農協売店で購入。
3月
ツバキ(アケボノ)
ツバキ科[Camellia japonica 'Akebono']
植物画例会に参加されているTさんがご持参下さった花。と
てもたくさんの雄しべで大きな花、圧倒されそうな見事さで
す。
4月
ヤマザクラ
バラ科[Prunus jamasakura]
楚々とした風情で日本古来の桜はこの桜なのだなと思います。
開花する前に紅い若葉が出て、僅かにピンクの一重の花を引き
立たせます。開花すると満開までは4日ほど、散り出すまで8
日ほどと、花期は短いです。我がベランダから見える枝。
5月
バラ(ピエール・ド・ロンサール)
バラ科[Rosa hybrida]
ピエール・ドゥ・ロンサールは、16世紀の詩人。1985年に園
芸好きでロマンチックな彼の詩のイメージにちなんで命名され
たそうです。近所のお庭で頂きました。
6月
ビヨウヤナギ
オトギリソウ科[Hypericum chinense]
身近にたくさん咲いていて、花期も長め、植物画講習の題材
として使えそうな花なのに、9年前のお昼休みのペンスケッチ
だけ、今回じっくり描いてみました。
7月
アガパンサス
ユリ科[Agapanthus africanus]
かねてから描きたかったこの大きくて複雑な花。葉を含めた
全体の姿を背景に描き込みました。団地内。
8月
ニチニチソウ
キョウチクトウ科[Vinca rosea]
講習会の席で途中から、みなさんと一緒に描き、後で2時間
ほどかけて仕上げた絵です。
農協売店で前日購入した100円の鉢でしたが、みなさんに好
評で、お持ち帰りいただきました。
9月
メドーセージ
シソ科[Salvia guaranitica]
団地内でよく見かけるこの花の苗を買いました。ベランダ
では一度咲いたあと虫に食われ無惨に。北側の生け垣下に植
えた何本かは、数ヶ月遅れましたがきれいに咲いたので描き
ました。今年はどんどん増えて、繰り返し花を楽しませてく
れています。
10月
サンショウ
ミカン科
[Zanthoxylum piperitum]
ご近所の方が育てている木に、赤い実がたくさんついてい
たので、一房いただきました。終えるころに赤い殻が割れて
二つの黒光りする種が現れました。喜んで種を描き足しまし
た。
11月
ローズマリー
シソ科[Rosmarinus officinalis]
よく知られたハーブで、葉に触れると、松のようなとても
いい香りがします。7年前の春に購入したとき期待しなかった
花が、ベランダで何回も楽しませてくれています。葉も花も
細かく数も多くて描くのは大変でしたけれど、花の構造も面
白く、楽しめました。
12月
ピラカンサ
バラ科[Pyracantha angustifolia]
ホームの講習会で、皆さんといっしょに描きました。
自転車で通る傍らの庭に、この赤い実が密集して成ってい
たので、お願いして6本ほど枝を切っていただきました。
植物画の目次ページにもどる
topページにもどる