---リプレイ---
§02:失踪の経緯[バート宅にて]
GM : では、急いで行きましょう。12時35分発。歩いて約15分後、レントン氏通りにあるバートさんのアパートメントに到着。
イーブレイ : では、中へ。
GM : バートさん宅は、レンガづくりのアパートメントの3階にある3LDKだった。階段を上り、ドアについているノッカーを鳴らすと、年の頃は三十半ばの瞼を泣きはらした美しい女性が出てきた。
GM/GM/メルローズ
: 「はい……あぁ、ラックさん」 彼女は疲れ果てた表情を少しだけ和ませた。で、ラック☆は簡単に事情を説明し、居間へと通して貰った。
メイシュー : では、最後尾を慎ましく行く。
GM
: 彼女の娘、リリアは14歳。今は自室で寝ているという。メルローズはみんなにソファを勧め、自らも腰を落ち着けた。さて、それでは質問をどうぞ。今の時間は13時。
メイシュー : ここは他の人にまかせて、メイシューは小人人形でリリアを元気付けておく。意識があるならだけどね。
GM : 意識は時々取り戻すけど、ほとんどが昏睡状態にあるらしく、今は寝ている。
メイシュー : うーむ、じゃ、黙って話しを訊いた方が良さそうだなぁ。
イーブレイ : 起こしてまで、元気づけたら、なかなかおもしろいキャラかも(爆)
GM : それは鬼だ(笑)
イーブレイ
: 「それで、バートさんは、具体的に何時頃いなくなったんです?」
GM/メルローズ
: 「はい……最後に見かけたのは、たぶん一昨日の昼頃だったと思います」
イーブレイ
: 「なにか、思い当たるようなことは?」
GM/メルローズ
: 「主人は、小説の続きを書くと言って書斎に籠もって……それから、見てないと思います」
ユーリー : いなくなって1日ねぇ……行き先に心当たりとかはないの?
たとえば、ネタに詰まったとき気分転換に出かけるところとか。
GM : 冒険に出るときはちゃんと言ってから出るそうなので、冒険に出たわけではないと思う、とのこと。
イーブレイ : きっと、小説の世界に吸いこまれたに違いない。
メイシュー : 「写真とかありますか? 私達はご主人の顔を知らないもので……」
GM : 了解。とりあえず、家族3人で写した写真を見せて貰った。バートさんは豪快な山男風で、男性的な笑顔が素敵。リリアはそんな父親には似ず、幸運にも母親に似たのか非常に可愛らしい。まだ初等学校のころの写真のようだけど。
イーブレイ : 父親似だったら、やる気がそがれるでしょうね(笑)
メイシュー : そんなことはありません!(メイシュー的に)
GM
: 今から4、5年前に撮った写真だそうです。
メイシュー
: 貸してもらえるかな?<写真 聞きこみに必須。聞きこみがあるのならば、だけど(笑)
GM
: で、写真は貸してもらえました。
メイシュー
: おっけい、預かっておきましょう。
GM : あと、小説を書き始めてからは非常に熱中して、誰かが部屋に入ってくることすら嫌うのだそうな。だから、部屋に鍵をかけてしまい、誰も入って来れないようにしてしまうとのこと。で、昨日、娘が倒れた時には、部屋にはまだ鍵がかかっていた。
メイシュー : 掛かっていた……ふーむ。
ユーリー : いま、その書斎はどうなってんの?
イーブレイ : 「書斎の鍵は、いまは開いているんですよね?」
GM/メルローズ : 「はい、私が合い鍵であけました……中に主人の姿はありませんでしたが」
メイシュー : 密室殺人だ!
イーブレイ : 殺人て……密室失踪(謎)
GM
: ドアを叩いて呼んでも返事が無かったので、中に入ったんだそうな。
メイシュー
: とりあえず、書斎を調べさせてもらおう。
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