---リプレイ---
 

§06:リリアの病状[バート宅にて(未来?)]


GM : えーと、「今」は、4月15日の14時40分、かな。 場所はレントン氏通りにあるバートさん宅の玄関。
イーブレイ :書斎を調べたい。でも、どー頼むか。
ユーリー : ラックに頼ませよう(笑)
イーブレイ : では、その方向で(笑)
GM : ラック☆はNPCなので、人に言われなければ行動しませんので、よろしく(笑)
メイシュー : 「ラックさん、ラックさん……。書斎を調べれるようにお願いしていただけませんか? この方、私達のことを覚えていない(?)ようですので……」と耳打ち。
GM/ラック☆ : 「ど、どうやって?」(耳打ち)
メイシュー : 「バートさんとお知り合いなんですよね? 頼まれ事を思い出したとか……何かいい案はないかしら」と考え込む。
GM/メルローズ : 「あ、あの、今日もお見舞いに来てくださったのではないんですか、ラックさん?」
GM/ラック☆ : 「え、あ、あの、はい、リリアちゃんのお見舞いに……」
メイシュー : 「……あの、ラックさんは昨日もみられたんですか?」と、メルローズさんに変な質問してみたり〜。
GM/メルローズ : 「ええ、いらっしゃいました。今日も来ていただけるなんて……リリアが起きていれば……」 そう言って彼女は瞳を曇らせる。
イーブレイ : とりあえず、みんなでお見舞いということで、中に入ってしまおうか。
GM/メルローズ : 「あら、私ったら。すいません、気が動転してるもので……どうぞ、中へ」
イーブレイ : 「おじゃまします」
GM : と言うわけで、メルローズは君たちを家の中に招き入れた。
メイシュー : うーん、現実世界の出来事が反映されてるのかな? 少なくともバートさんが失踪した時より前の出来事だけが反映されてるのかと思いきや……
イーブレイ : 同じような状況にはなってますよね。
メイシュー : この世界でも明日はあるのだろうか? あ、でもだとすると奥さんが私達を覚えていないのはつじつまが合わない。
GM : 君たちが昨日、行方不明になったバートさんを捜す役目を負ったという事実は無いね。
メイシュー : そしてこの世界の私達は何処へ?
ユーリー : この世界で数日過ごすと、現実世界はどうなってるんだろうねぇ。
GM : 戻ってみれば?(笑)
ユーリー : 入れ替わってたらイヤだなぁ。しかも、性格が逆の自分と(笑)
メイシュー : とゆーことはストイックなラックが(謎)
GM : いない、いない(笑)<ストイックなラック で、今日は居間ではなく、リリアの部屋へと直接通される。リリアは、写真で見た姿よりも多少大人びている。
イーブレイ : 「そういえば、リリアちゃんはどういう病気なんです?」>ラック 聞いてましたっけ?
GM : 聞いてません(笑)
メイシュー : リリアちゃんの具合は?
GM : 昏睡状態にあるようだが、寝汗をびっしょりとかき、苦しそうに時々息を吐き出している。
メイシュー : 「……」 見ていられないわ。
GM/メルローズ : 「熱が下がらなくって……」
メイシュー : 「お医者様は何と?」
GM : メルローズさんの話では、お医者様も当初はなんの病気かわからなかったという。だけど、倒れてすぐ家を飛び出したバートさんが昨日の早朝に戻ってきて言うことには、どうやら『アイリストール風邪』という病気と症例がまったく同じらしい。
メイシュー : む、住民は直ちに一般常識チェックを!
GM : バートさんはその『アイリストール風邪』の治療薬として効果があると言われているモノを取りに、荷物をまとめてゴルゴーニュの森へいってしまったんだそうな。というわけで、アイリストール市民は地元知識(一般:知+記憶)をどーぞ。
イーブレイ : 地元知識<9> 2D6 → 2 + 3 = 5
ユーリー : 地元知識<10> 2D6 → 1 + 6 = 7 普通だ
GM : うん、ユーリーはその名前に聞き覚えがある。なんでも、200〜300年くらい前に大流行した風土病の1種で、かなり高い死亡率をほこったらしい。
イーブレイ : ふーむ、そんな風邪があったのかぁ。
GM : アナリシア島全域で発症し、アイリストールでも1000人単位の死者が出ているはず。ちなみに症例は、微熱、発汗、意識の混濁、帯状発疹、食欲の減衰、等々。
ユーリー : で、治療薬が森にあると……
GM : ユーリーは、治療薬云々の話は聞いたことがなかった。第一、死病と言われていたはずで、治療法があるなんて話は聞いたこともない。
メイシュー : うーん、となるともしやバートさんの願望の世界? いや、だったらこっちのリリアちゃんが病気なわけないか。……やっぱり、書斎を調べさせてもらいましょう。誰か良い案はうかびました?
イーブレイ : 少しして落ち着いたあたりで、ラックに書斎にある本を見せてもらいたい旨を伝えて欲しいです。
GM : と、リリアが瞼を開ける。
メイシュー : はっ!
GM/リリア : 「……ママ、パパは帰ってきた……?」  呼吸は荒く、言葉にも生気が感じられない。
GM/メルローズ : 「あぁ、リリア、パパは今ね、あなたのお薬を取りに行ってるのよ」 メルローズの言葉も、最後の方は涙声になっている。
GM/リリア : 「……そう、なの……パパ、早く……帰ってこないかなぁ……」 そう言うと、リリアは再び瞼を閉じた。
GM : 部屋の中には、メルローズの嗚咽だけがこだまする。さて、ラック☆に書斎を検索させるいい手段は思いつきましたか?
メイシュー : リリアちゃんと話せれば、手もあったんだけど今となっては……(笑)

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