---リプレイ---
§07:治療法[バート宅にて(未来?)]
イーブレイ
: 「メルローズさん、僕たちもバートさんの向かった森へいってみますよ。もしかしたら、会えるかもしれませんから。これでも、その方面の技術もあるんです」
GM : では、イーブレイ、信用(一般:知+判断)を振ってみてください。
メイシュー : やばい……判断はみんな低い。
ユーリー : 運動だけでなく、判断も乏しいパーティーだ(笑)
イーブレイ : なんで、ラックにいわせなかったんだろう。感情もないし。信用<5>
1D6 → 1 = 1
メイシュー : 呪い伝播♪
イーブレイ : さぁ、だれでもいいから、フォローしてちょーだい。とくにラック。
メイシュー : うん、ラックしかいないよね(笑)
GM : 半ば疲れ果てているメルローズであったが、初対面のイーブレイの言葉は信用に値する物ではなかったらしい。言葉ではなく、容姿かも知れないが(笑)
イーブレイ : もう一押しなのです。ラック、プリーズ!(笑)
GM/ラック☆ : でも、イヤな予感がする(笑) 「大丈夫ですよ、奥さん。ボク達に任せてください」<10>
2D6 → 3 + 4 = 7
イーブレイ : よかったよかった。
ユーリー : 呪いが伝播しないようにしないと、森で呪われたら大変なことに(笑)
GM : メルローズはラック☆の言葉にうなずくと、苦しそうに呼吸するリリアを残して書斎へと向かった。
イーブレイ : それでは、探しているものを知るために書斎へ。
GM : さて、時間は15時。 リリアの部屋を出て、隣の部屋、バートさんの書斎の前。
メルローズさんは、扉を開けた。
イーブレイ
: なにげについていこう。
メイシュー
: あの本はあるのかな?
GM : 書斎の中は、ついさっきまで君たちのいた書斎と寸分違わぬように見えた。その場の空気まで、まったく同じ。パッと見て目につく違いは、部屋の隅にあったはずの冒険道具が無くなっていることくらいだ。
メイシュー : 本の落ちていた場所を見てみる。
GM : メルローズさんは、どうぞご自由に見てください、と言い残してリリアの部屋へ入っていった。で、メイシューは床に膝をつき、机の下をのぞき込んだ。本は……無い。
メイシュー : (あの本がないわ……そもそも、こっちの世界では何故オーキスズルームに?)
ユーリー : 本はないんじゃないの? 古弦堂にあるし。
GM
: まあ、ユーリーの言ったとおり(笑)
ユーリー
: バートさんもオーキスズルームに出現したって事になるのか? バートさんが何故オーキスズルームに?(笑)
GM
: さあ?(笑) さて、書斎の中ですが、調査は今までと同様、1カ所につき10分です。 調べる場所と探す物を指定して調査する場合は捜索を、調べる場所に違和感がないかどうかを知るためには観察を振ってください。
メイシュー : とりあえず、机くらいしか見るものはないのかな?
イーブレイ : じゃ、皆でピンポイント。
GM : さて、15時の回です。どーぞ♪
メイシュー : 引出しの観察<6> 2D6
→ 3 + 4 = 7 どっかぁぁん!
GM
: 見事すぎる(笑)
メイシュー
: いーもん、いーんだもん(;;) 一応報告しておきましょ。「引出しの中は何も変わったところはないようです」
イーブレイ : 机上捜索<11> 2D6
→ 6 + 1 = 7 なんとも悲しい結果(笑)
ユーリー : 机観察<4> 1D6
→ 3 = 3
GM
: イーブレイは、机の上にさっきまでいた書斎とは異なる本が1冊、置かれているのを発見した。ユーリーも同様、本が1冊増えていることに気づく。
イーブレイ : 表紙にはなんと? 装丁の色も。
GM
: その本の背表紙には、国立図書館所蔵の印がついている。表紙には『The climatology of iristall』と装丁されているね。
イーブレイ : cなんとかがわからない(^^;;
ユーリー : どんな本?
GM : 中をめくってみればわかるけど、アイリストール近郊の風土に関して記した本だ。和訳すれば、アイリストール風土学記、って感じでしょうか。
初版が聖歴598年で、この本は629年に出された第4版だね。
イーブレイ
: 年代的には、ちょうど風邪のあとあたりなのか。そのなかに記されているのかな。しおりとか付箋とか端が折ってあるとかは?
GM
: 図書館の本を折ってはいけません(笑) ちなみに、しおりも挟んでいないようだ。
イーブレイ : 目次は? もしくは索引。
メイシュー : あの風邪についてのとこを読んでみよっか。
GM
: では、文書検索(一般:知+記憶)をどうぞ。この行動は15時10分からになります。1番高い人がやるのがいいかな。
イーブレイ : じゃ、ユーリーかな。
ユーリー : 風邪について書いてるところ検索します。文書検索<11>
2D6 → 2 + 4 = 6
GM
: ゴルゴーニュの森の章で、アイリストール風邪について触れているページがありますね。で、それによると、聖歴528年、ゴルゴーニュの森から北の旧市街の辺りにかけて奇病が流行したそうな。それが後にアイリストール風邪と呼ばれるもので、症例は先ほど言ったとおり。だいたい、発症してから4、5日で亡くなってしまうことが多いそうな。
メイシュー : 風邪というには、あまにりも恐ろしい病気ねぇ。
GM : 死亡率は80%を超えているらしい。ただ、感染源や何を関して感染したのかについては、まったく触れられていない。で、術法なんかでの治療もほとんど効果が無く、聖母教会でもお手上げの状態だったそうな。
メイシュー : 80%じゃペストもビックリの死亡率!
GM
: 1番の問題は、患者の数が多いってことだったんだけどね。
メイシュー
: そーいえば、うつらないの?
GM : さあ?(笑)
メイシュー : まるで気にしてなかったけど、感染したらまー大変なレベルかと(笑)
イーブレイ : 薬についての記述は?
GM : で、そこにあらわれたのが1人の呪医。名前はこの本にも載っていないんだけど、とにかく彼が怪しげな治療法を発見したらしい。その治療法というのが、ゴルゴーニュの森の奥、特に「呪い」が強く残っていると言われている辺りに自生する苔を水に溶いて飲ませる、というものだった。
メイシュー : ふむふむ。
GM : その苔というのもまた奇妙な物で、朽ちた古木にびっしりと生えてるんだけど、青い金属光沢を放つ奇妙なものらしい。
イーブレイ : なんか、恐ろしい副作用がありそう(笑)
GM : まあ、その苔を飲ませると、ものすごい表情で苦しんだあげく、胃液を大量に吐いて、その後快方に向かう、って書いてあるよ(笑)<副作用
イーブレイ : (^^;;
GM : その呪医自体の存在があまり知られていなかったこともあって、大流行した時期にこの治療法はほとんど用いられなかったんだけど、何人かはこれで命を取り留めたんだそうな。著者はこの話を、一命を取り留めた老婆と、ゴルゴーニュの森を案内したという狩人から話を聞いたそうな。
GM : で、ご丁寧に「この辺に生えてました」って言う手書きの地図まで載っている(笑) ただまあ、この本が出されたのが約200年前って点は考慮してね、と言ったところでしょうか。
メイシュー : バートさん失踪とは別件で、この苔持って帰って、あっちのリリアちゃんも助けられないかな?
GM : さて、書いてある内容はこんなもんでした。ユーリーが話し終わって、15時30分。
ユーリー : まあ、森に行かないといけないんだろうけど。
イーブレイ : いってみるしかないかなぁ、やっぱ。
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