---リプレイ---
 

§17:再会〜エピローグ[霧雨亭にて〜12月25日-PM4:00]


GM : さて、1時間30分後、全員が霧雨亭の前に集合しました。時間は、午後4時。夕闇も押し迫り、夜の帳が降りようとする頃合い。
アベンダル : 「息子さんを解き放ってあげられるのは、あなたしかいないのです……さあ、いきましょうか」>スターシャ
オーキス : さて、地下の方にでも行きますか? それとも1階の隠し扉でも探しますか?(笑)
GM : スターシャは、少し懐かしそうに目を細めた後、屋敷の中へと入っていった。 そして我が家を歩くように地下室への階段へと向かう。霧雨亭にはすでに灯りがともっていた。中にはチェリルの指示でやってきた神官と神徒が番をしている。
アベンダル : 「ご苦労さまです(ぺこり)」>教会の人
GM : さて、地下室。廊下の突き当たりの壁は崩され、通路が奥へと延びている。
アベンダル : では、先頭で明かり持ちでもしましょう。
ミケーレ : しかし、知恵が備わっているとは……不思議。と、ぶつくさ考えながら最後尾を。
GM/スターシャ : 「……この奥に」
アベンダル :「 足元に気をつけて下さい」といって、通路に入ってゆく。
オーキス : いかにもはじめて見るような感じで後に続く(笑)*E
GM : では、アベンダルを先頭に、隠し通路を進んで下さい(笑) 床に開いた穴からは霧が立ち上り、あたりは早くもかすみはじめています。
アベンダル : 足元に注意して進みます。
GM : 落とし穴の上、木の板を使って向こう側へ渡る。
ミケーレ : 真新しい板が……(笑)
オーキス : な、なぜ、こんな所に木の板が……? きっとアベンダルさん達が置いたんだな(笑)
アベンダル : う〜ん、謎の板がとっても役に立っているような気がする(笑)
GM : そうして、隠し部屋の前までやってきた。
アベンダル : さて、入りましょう。
GM : アベンダルは、ゆっくりとドアを開いた。ドアの向こう、倒れた戸棚があった場所に、濃い霧がたたずんでいた。
アベンダル : 「サミュエルくん、いるのかい?」と霧に呼びかけてみる。
ミケーレ : さて、何事も起こらなければいいですが……
GM : スターシャが一歩前へ出た。しかし、霧は逃げ出す素振りすら見せない。
ミケーレ : これは驚いた……本当に意思を持っているのか?
GM : 一歩一歩、2人の距離が縮まっていく。そしてスターシャはゆっくりと手を広げると、静かに霧の塊を抱きしめた。
プレド : 「おぉ……」
GM : ……その瞬間、霧が淡い光を放つ。
アベンダル : 「うわっ」 手をかざしつつ、様子をうかがう。
GM : 君たちには、一瞬、霧の塊がスターシャの体を抱きしめ返したように見えた。
GM : 次の瞬間、光は失われ、霧は急速に拡散していった。そしてその場には、自分の体をきつく抱きしめるスターシャだけが残された……
プレド : 号泣。
ミケーレ : 死して尚、しがみ付く親子の血……か。その様子を見て、ミケーレは静かに表に出て行きます。
アベンダル : 「これで、終わったんだな……」
 


GM : 幕引き〜〜〜エピローグ〜〜〜
GM : さて、この場でやり残したことがなければ、このまま後日談に向かいますがよろしいですか?
ミケーレ : ミケーレはそこにいないから、なにもしなくておっけ。
アベンダル : どうぞ〜<後日談
GM : 「ぜひこれだけはやっておきたい!」ということがある人は、今のうちに宣言して下さい。
プレド : 特にない。
オーキス : やり残したことはあるけど、この状況じゃもう出来ないや(笑)
GM : では、後日談に行きます〜♪

 こうして、霧雨亭を騒がせていた霧死人騒動は解決されました。あれから、霧のお化けが出ることもなくなり、工事も無事再開されました。グレイグマン家の家宝は、ランドの目利きによると、修復すれば結構な額になるそうです。
 で、聖母教会との相談の結果、スターシャはそれらを全て寄付し、恵まれない子供達を救うための基金とすることにしたようです。基金はグレイグマン家の名を取って『グレイグマン基金』と名付けられました。


ミケーレ : そっから必要経費くらい出してくれないのかな?(笑)
アベンダル : 金持ちがな〜にを言いますか(笑)
GM : いえいえ、必要経費はちゃんと別の所から出ます。悪霊払いを依頼したサーディベル地域開発から、30万エランの寄付がありました。
プレド : とりあえず、クライアントから報酬は頂かないとな。
GM : で、そのうち10万エランは教会に納められ、残りの20万エランがあなた方の手元に残ることになりました。
ミケーレ : 1人あたま5万エラン♪
オーキス : 修復は古弦堂の方で引き受けたいなぁ、そうするとそっちの方でも収入が(笑)
GM : 絵画修復は、古弦堂で引き受けてるので、そのうちオーキスの仕事も増えることでしょう(笑) で、そのことをチェリルが報告しに来たのが、1月の半ば。
GM/チェリル : 「それでですね……」
アベンダル : 「なんでしょう?」
GM/チェリル : 「みなさんのおかげで、無事、神官になることができました。このたび、白銀通りの教会に赴任することが決まったんです♪」*G
アベンダル : ばぶっ!とコーヒーを吹き出す(笑)
ミケーレ : 「をを! それはおめでとうございます」 しかし、あの大ボケぶりで……(^-^;
GM/チェリル : 「これからも、よろしくお願いしますね♪」(笑)
アベンダル : 「は、はあ、こちらこそ……」とハンカチでまわりを拭きつつ(笑)
プレド : 「へぇぇ、そりゃよかったじゃねぇか」
GM : というわけで、「霧の魔都三部作・第一部『霧雨の宿』」これにて終了。みなさん、お疲れさまでした♪

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