○中立(南西部)<1>ランセットマイア地方 南部をアルメアとの国境に接している地域で、古くは幾つもの戦乱が起こった場所です。しかし、人権革命時の争いにはあまり巻き込まれず、独自の平和を守り続けたことから、住民の多くはわりとのんびりとした気性を受け継いでおり、現在の内戦にも積極的に関わろうとはしません。
中部シュトラムの北部に位置する地方で、古くから岩塩の集散地として有名です。ベルデスガーデンと呼ばれる美しい渓谷の付近に幾つもの岩塩坑があり、かつてはエルモア中に輸出されていました。中北の山脈の境目には、王の回廊と呼ばれる東西を繋ぐ街道があります。これは聖歴400年代後半に設置されたもので、東から西に向かって狭くなっています。 ▼リィンカルト市 ○北部連邦<3>ティルボット地方西海に面した地域で、北部の玄関口といえる場所です。背後には北部シュトラムがそびえており鉄鉱石と石炭の採掘が行われています。海沿いを通る街道は魚群街道と呼ばれており、ここを通じて水揚げされた魚が周辺諸州に運ばれていきます。 ▼フェルマック市 <4>ピレル地方カルネア最北に位置する、非常に寒さの厳しい地域です。海沿いは切り立った崖が多く、漁業にはあまり適しておりません。この付近にはトナカイが多く住んでおり、アイスベリーの群生地なども見られます。もともとはフェルメル人が自治を行っていた地域であり、今でも多くが北部地域に住んでいます。 <5>カルナスロア地方 南部を北シュトラムに面する内陸の地方で、北部連邦の中心地域となります。中央部には平野が広がっており、寒麦やジャガイモの耕作地が広がっています。 ▼カルネアイス市(首都) <6>レティクノイル地方 南部連合と接している地方で、南には北軍の前線基地であるホールレラント砦が設置されています。南部の奴隷が数多く逃亡してくる地域でもあり、地下鉄道組織もこの地方を拠点としています。中央部には平野が広がっており、北部の穀倉地帯となっています。 ○南部連合<7>ブレーウィル地方北部連邦と接しており、南北の境界近くには軍の前線基地が築かれています。ホールレラント砦の南東にあるファナスト山地の麓には、かつて逃亡奴隷の虐殺事件が起こったレイクスノアの街があります。東部地域にはかつてヴォルティシア大公国があったため、現在でもスレイラール人の姿を多く見かけます。 ▼ノインマイス市 <8>ルーデンス地方南部の中心として栄えた地方で、伝統のある街が多く残っています。南部には雪綿の大農場が広がっており、収穫期には大地の一面が白く染まって見えます。 ▼ティルシータ市 <9>プレシャード地方南をブルム内海と接しており、貿易を中心として栄えた地域です。南部は麦類の畑が広がっており、南部の穀倉地帯となっています。北部は北シュトラムの南端にかかっており、この付近では古くからスキー競技が盛んでした。リゾート地としても有名でしたが、内戦下にある現在は訪れる者は減少しています。 ▼シャルウェリン市 ▼メギルフォリア市 <10>セクリィズ地方 中部シュトラム東部に位置する地方で、アルメア王国と接しています。針葉樹と照葉樹の混合林や高原が多く、わずかにある平野部は一面に大小の岩石が散らばっているため、農業には適しておりません。そのため、林業や酪農が主要産業となっています。 先頭へ |