植物/危険・注意


 


▼アブラマツ(油松)
 低山にみられる針葉樹で、幹から油がしみ出すのが特徴です。発火しやすく、しばしば山火事の原因となります。

・不明度:4
・生息地:大森林


▼イヌクグリ(犬くぐり)
 雑草の1つで草丈は70cmほどです。この草は穂先が地面にもぐる性質があり、のちにその穂先の部分が根に変化してしまいます。そして根からはまた同じように茎が生えます。こうして犬がくぐれるくらいの草のアーチができることから、イヌクグリの名がつけられました。子供たちが野原で遊ぶ時は、よくこの草に足を取られた転んでしまいます。

・不明度:4
・生息地:全域


▼クビワツリ(首輪吊り)
 その名の通り、茎の先が首輪のように丸くなっている蔓植物で、樹木に絡み付いています。この輪の内側に何かが触れると急に跳ね上がるようになっていて、首を吊って死んでいる動物を見ることもあります。

・不明度:6
・生息地:全域


▼ハサミノキ(鋏の木)
 同名のハサミノキという虫が幹に住むので、このように呼ばれるようになりました。この虫は名前の通りハサミのような口器をもっており、穴からこのハサミを出して獲物を捕らえるという習性をもっています。木そのものはカエデの仲間で、山裾に生える高木です。

・不明度:4
・生息地:全域


▼バルーン・ナッツ
 ソテツのような樹皮をもつ木で、ヤシの実に似た実をたくさんつけます。この実の中には多量の水素が含まれており、火に近付けると爆発する可能性があります。また、実に擬態するハングド・バルーンという動物がいるので、この木に近づくときは注意しなければなりません。

・不明度:4
・生息地:全域


▼ワカケツルクサ(輪掛け蔓草)
 樹木や建物の柱などに巻き付く性質を持つ着生植物ですが、締め付ける力が非常に強いことで知られています。樹木を枯らしてしまったり、木柱に食い込むなどして構造物の腐食を早めるため、どの地域でも駆除の対象となっています。

・不明度:2
・生息地:全域


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