基本
○作製
以下の人形は「傀儡系術法」によって生み出されます。基礎となる人形の準備については「素体人形の作製」のページを参照して下さい。
○種類
▼模倣活動体
◇小人人形:素体人形(極小)
大きさ40cmくらいの小型の人形で、主に雑用に用いられます。◇死人人形:死体
人間の死体を元につくられる人形で、術者の命令に従って活動します。◇従者人形:素体人形(中)
特定の人間に随行し、荷物持ちを行なう人形です。◇骸骨人形:素体人形(大)
人間の骸骨のような姿を持つ作業用の人形で、基本的には戦闘用として利用されます。◇人形戦士::素体人形(大)
術者の命令に従って戦う人形です。◇操り人形:素体人形(小/中/大)
術者の与えた命令を忠実に遂行する人形で、1つの命令が達成されるまで自分で判断して活動します。◇殺人人形:素体人形(中/大)
指定した対象を暗殺するためだけに活動する人形で、非常に強力な戦士です。
▼疑似生命体
◇恋人形:1対象→素体人形
指定した相手の理想の容姿と性格を持つ人形で、対象の恋人として活動します。外見は人間と全く変わることはありません。◇複製人形:1対象→素体人形
術者が指定した対象と全く同じ外見と能力を持つ人形で、自分で判断して動くことも可能です。ただし、術者の命令には絶対に逆らうことは出来ません。◇自動人形:素体人形(小/中/大)
人間と全く変わるところのない人形で、最高の芸術品として知られています。
○判別
▼判定技能
一般分野:基本情報(一般:記憶+術法知識)
専門分野:魔術学(専門:記憶+術法知識)▼誤解
まったく同じ内容の術が人形系にもある場合、見た目や行動から区別することは出来ません。最終的には、人形系術法の『△刻銘』の術がかかっているかと、術法師の素性から判断することになります。
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小人人形
○判定
▼不明度:3
衝撃度:0▼判定技能
一般分野:基本情報(一般:記憶+術法知識)
専門分野:魔術学(専門:記憶+術法知識)▼術法:×小人人形
○誤認情報(一般:±0)
人形系の『小人人形』の基本情報が得られます。
○基本情報(専門:±0)
▼名称:小人人形
認識:魔道生物/作業用人形
利用:術者による。主に作業用▼生息地域:術者による
活動期:術者による
遭遇頻度:術者による
出現数:術者による
反応:術者による▼外見:
大きさ40cmくらいの人形です。容姿は術者の人形の製作技術に左右されます。▼概要:
傀儡系の術法によって創られる小型の人形で、術者の身の回りの雑用をこなすことが多いようです。
○専門情報(専門:+2)
▼専門分類:魔道生物/模倣活動体/魔道人形
小人人形は外見やその機能から、人形系の同名の術から作成される人形と区別をつけることは出来ません。まったく同じ術が、傀儡系として伝承されただけだと考えられています。▼詳細情報:
傀儡系の『小人人形』の術法でつくられる人形で、人形使いとしては最も初歩の技です。術者の命令によって動かすことが可能ですが、雑用程度の簡単な作業しか実行できません。術者の職人としての技量が容姿に反映され、凝った装飾が施されている場合が多いようです。
○データ(専門:+2)
▼能力値
導引: ― 体力: 4 敏捷: 6 器用: 6
記憶: ― 判断: ― 感応: 6 霊力: 4▼抵抗力/耐久値
精神抵抗: 4 精神値: 8
自我抵抗: ― 自我値: ―
生命抵抗: 4 生命値: 4▼行動力:12
▼移動力: 8
▼状態変化:気絶なし/損壊
知能:なし
弱点:なし
属性:中立
感覚:霊的感覚
○戦闘(専門:+2)
▼攻撃
通常攻撃:なし▼回避
戦闘防御:なし
反射回避:なし
防御値: 1(素材)▼戦闘方法:
戦闘を行なうことは不可能となります。
○特殊能力(専門:+2)
▼心理影響の無効化(自動発動)
心理、感情、判断力に影響する術法や特殊能力などを無効とすることができます。▼通常攻撃の気絶武器化/飛び道具(自動発動)
飛び道具によるダメージは、気絶武器による攻撃として扱われます。ただし、通常の近接武器や、魔力を付与した飛び道具による攻撃は、通常と同じようにダメージを受けることになります。
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死人人形
○判定
▼不明度:6
衝撃度:4▼判定技能
一般分野:怪物知識(一般:記憶+異端知識)
専門分野:魔術学(専門:記憶+術法知識)▼術法:×死人人形
○誤認情報(一般:±0)
不死者/リビングデッドの『腐敗の亡者』の基本情報が得られます。
○基本情報(専門:±0)
▼名称:死人人形
認識:魔道人形/邪法/嫌悪
利用:術者による▼生息地域:術者による
活動期:術者による
遭遇頻度:術者による
出現数:術者による
反応:術者による▼外見
人間の死体を元につくられる人形で、元の死体の程度によって容姿や状態は左右されます。▼概要:
傀儡系術法でつくられる人形で、死体を材料としています。死者に対する冒涜と考えられており、不死者と同様に嫌悪されています。
○専門情報(専門:+2)
▼専門分類:魔道生物/模倣活動体/邪法傀儡
▼詳細情報:
傀儡系の『死人人形』の術法でつくられる人形で、よく腐敗の亡者(リビングデッド)と混同されます。しかし、あくまでも死体を操っているだけの存在であり、生者に無差別に攻撃を仕掛けるようなことはありません。
材料とする死体は完全なものでなくても構わず、またバラバラに集めた死体をつなぎ合わせたものでも、問題なく動きます。死体の状態や加工の腕がよければ、生者と殆ど区別がつかない場合もあります。
術者の命令を受けて活動しますが、知能がないので自分で判断して動いたり、あまり複雑な命令をこなすことは出来ません。また、動きもぎこちなく、あまり器用ではありません。
○データ(専門:+2)
▼能力値
導引: ― 体力: 8 敏捷: 6 器用: 6
記憶: ― 判断: ― 感応: 6 霊力: 6▼抵抗力/耐久値
精神抵抗: 6 精神値:10
自我抵抗: ― 自我値: ―
生命抵抗: 8 生命値:12▼行動力:12
▼移動力:10
▼状態変化:気絶なし/損壊
知能:なし
弱点:なし
属性:中立
感覚:霊的感覚
○戦闘(専門:+2)
▼攻撃
格闘攻撃:格闘打撃 7(素手:0/噛み:0)
組打ち 8(噛み:0/絞め:―)▼回避
戦闘防御: 6
反射回避: 6
防御値:なし▼戦闘方法:
術者の命令に従って動きます。
○特殊能力(専門:+2)
▼心理影響の無効化(自動発動)
心理、感情、判断力に影響する術法や特殊能力などを無効とすることができます。▼通常攻撃の気絶武器化/飛び道具(自動発動)
飛び道具によるダメージは、気絶武器による攻撃として扱われます。ただし、通常の近接武器や、魔力を付与した飛び道具による攻撃は、通常と同じようにダメージを受けることになります。
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従者人形
○判定
▼不明度:4
衝撃度:0▼判定技能
一般分野:基本情報(一般:記憶+術法知識)
専門分野:魔術学(専門:記憶+術法知識)▼術法:×従者人形
○誤認情報(一般:±0)
人形系の『従者人形』の基本情報が得られます。
○基本情報(専門:±0)
▼名称:従者人形
認識:魔道生物/作業用人形
利用:術者による。主に作業用▼生息地域:術者による
活動期:術者による
遭遇頻度:術者による
出現数:術者による
反応:術者による▼外見:
人間の子供くらいの大きさの人形です。容姿は術者の人形の製作技術に左右されます。▼概要:
傀儡系の術法によって創られる中型の人形で、術者が指定した人間のあとをついて回ります。
○専門情報(専門:+2)
▼専門分類:魔道生物/模倣活動体/魔道人形
従者人形は外見やその機能から、人形系の同名の人形と区別をつけることは出来ません。まったく同じ術が、傀儡系として伝承されただけだと考えられています。▼詳細情報:
傀儡系の『従者人形』の術法でつくられる人形です。術者の職人としての技量が容姿に反映され、凝った装飾が施されている場合が多いようです。
基本的に荷物持ちと移動しか行なうことが出来ず、指定した人間の後ろをついて回り、指示された物を受け取ったり手渡したりします。
○データ(専門:+2)
▼能力値
導引: ― 体力: 8 敏捷: 8 器用: 4
記憶: ― 判断: ― 感応: 6 霊力: 6▼抵抗力/耐久値
精神抵抗: 6 精神値:10
自我抵抗: ― 自我値: ―
生命抵抗: 8 生命値:12▼行動力:14
▼移動力:14
▼状態変化:気絶なし/損壊
知能:なし
弱点:なし
属性:中立
感覚:霊的感覚
○戦闘(専門:+2)
▼攻撃
通常攻撃:なし▼回避
戦闘防御:なし
反射回避:なし
防御値: 1(素材)▼戦闘方法:
戦闘を行なうことは不可能となります。
○特殊能力(専門:+2)
▼心理影響の無効化(自動発動)
心理、感情、判断力に影響する術法や特殊能力などを無効とすることができます。▼通常攻撃の気絶武器化/飛び道具(自動発動)
飛び道具によるダメージは、気絶武器による攻撃として扱われます。ただし、通常の近接武器や、魔力を付与した飛び道具による攻撃は、通常と同じようにダメージを受けることになります。
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骸骨人形
○判定
▼不明度:6
衝撃度:4▼判定技能
一般分野:基本情報(一般:記憶+術法知識)
専門分野:魔術学(専門:記憶+術法知識)▼術法:×骸骨人形
○誤認情報(一般:±0)
不死者/リビングデッドの『スケルトン』の基本情報が得られます。
○基本情報(専門:±0)
▼名称:骸骨人形
認識:魔道生物/邪法/危険/嫌悪
利用:術者による。主に戦闘用▼生息地域:術者による
活動期:術者による
遭遇頻度:術者による
出現数:術者による
反応:術者による▼外見
見た目は普通の人間の骸骨で、遠目からは殆ど区別がつきません。そのため、アンデッドのスケルトンとよく間違えられます。▼概要:
傀儡系の術法によって創られる作業用の人形で、術者の命令によって活動します。
○専門情報(専門:+2)
▼専門分類:魔道生物/模倣活動体/邪法傀儡
▼詳細情報:
傀儡系の『骸骨人形』の術によってつくられる人形で、術者の命令で忠実に作業をこなします。しかし、知能がないため複雑な命令をこなすことは出来ず、基本的には戦闘や見張り用として使われています。
これは死体の骨を媒体とする術法によって生み出されるもので、一体の人形をつくるのに十分な量の骨があれば、1種類の生物に限る必要はありません。また、パーツが欠けていても問題なく術はかかります。たとえばウサギの足の骨だけを集めたとしても、量が足りていれば人間の骸骨の形に変化します。
見た目は人骨によく似ており、スケルトンというアンデッドとよく間違えられます。しかし、骨の細さの割には関節部分が太いことと、肋骨の数が少ない点が異なっています。このことに気づくには《医療知識》による難易度5の判定に成功しなければなりません。もし太陽光の下など不自然な状況で出現した場合には、これらの判定にプラスの修正値を与えても構いませんが、夜の墓場など誤解を助長するような場所で遭遇した時には、専門家でも咄嗟に見分けるのは容易ではないでしょう。
○データ(専門:+2)
▼能力値
導引: ― 体力: 8 敏捷: 8 器用: 8
記憶: ― 判断: ― 感応: 8 霊力: 6▼抵抗力/耐久値
精神抵抗: 6 精神値:10
自我抵抗: ― 自我値: ―
生命抵抗: 8 生命値: 8▼行動力:16
▼移動力:12
▼状態変化:気絶なし/損壊
知能:なし
弱点:なし
属性:中立
感覚:霊的感覚
○戦闘(専門:+2)
▼攻撃
近接武器:武器打撃 8(各種武器)
格闘攻撃:格闘打撃 8(素手:0)
組打ち 8(素手:0/絞め:―)▼回避
戦闘防御: 8
反射回避: 8
防御値:なし▼戦闘方法:
術者の命令に従って動きます。
○特殊能力(専門:+2)
▼心理影響の無効化(自動発動)
心理、感情、判断力に影響する術法や特殊能力などを無効とすることができます。▼通常攻撃の最少化/飛び道具(自動発動)
飛び道具による攻撃では、1度に1ポイントしかダメージを与えることが出来ません。また、武器に魔力を付与したとしても、付与した魔力+1ポイントのダメージとなります。
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人形戦士
○判定
▼不明度:5
衝撃度:0▼判定技能
一般分野:基本情報(一般:記憶+術法知識)
専門分野:魔術学(専門:記憶+術法知識)▼術法:×人形戦士
○誤認情報(一般:±0)
人形系の『人形戦士』の基本情報が得られます。
○基本情報(専門:±0)
▼名称:人形戦士
認識:魔道生物/作業用人形
利用:術者による。主に戦闘用▼生息地域:術者による
活動期:術者による
遭遇頻度:術者による
出現数:術者による
反応:術者による▼外見:
武装した人間の姿をしています。装備品の種類や容姿は術者の人形の製作技術に左右されます。▼概要:
傀儡系の術法によって創られる戦闘用の人形で、術者の命令によって戦います。
○専門情報(専門:+2)
▼専門分類:魔道生物/模倣活動体/邪法傀儡
人形系術法にも全く同じ内容の術がありますが、区別することは殆ど不可能です。せいぜい『刻銘』の術がかかっているかどうかで判断するしかありません。しかし、人形使いでもこのような作業用人形には銘を刻むことは少ないので、決め手となる情報とはならないようです。▼詳細情報:
傀儡系の『人形戦士』の術によってつくられる戦士で、術者の命令で戦闘を行い、指定された1体の敵をせん滅するまで戦い続けます。基本的に戦闘用として割り切って使うもので、あまり凝った細工を施すことは少ないようです。
判断力は殆ど持たないので、戦術などを意識して戦うこともなく、ただ目の前の敵に立ち向かってゆくだけとなります。相手が逃げれば自動的にそれを追って行ってゆきます。攻撃を手加減したり、防御に専念するといった行動を選択できません。
なお、この人形は戦闘以外の能力はまったく持たず、他の作業を行わせることはできません。また、手にもっている装備を手放すことも不可能となります。
○データ(専門:+2)
▼能力値
導引: ― 体力:11 敏捷:11 器用: 9
記憶: ― 判断: ― 感応: 9 霊力: 6▼抵抗力/耐久値
精神抵抗: 6 精神値:10
自我抵抗: ― 自我値: ―
生命抵抗:11 生命値:15▼行動力:20
▼移動力:13
▼状態変化:気絶なし/損壊
知能:なし
弱点:なし
属性:中立
感覚:霊的感覚
○戦闘(専門:+2)
▼攻撃
近接武器:武器打撃11(武器:3)
格闘攻撃:組打ち 11(―)▼回避
戦闘防御:11
反射回避: 9
防御値: 3(防具)
○特殊能力(専門:+2)
▼心理影響の無効化(自動発動)
心理、感情、判断力に影響する術法や特殊能力などを無効とすることができます。▼通常攻撃の気絶武器化/飛び道具(自動発動)
飛び道具によるダメージは、気絶武器による攻撃として扱われます。ただし、通常の近接武器や、魔力を付与した飛び道具による攻撃は、通常と同じようにダメージを受けることになります。
先頭へ
操り人形
○判定
▼不明度:6
衝撃度:0▼判定技能
一般分野:基本情報(一般:記憶+術法知識)
専門分野:魔術学(専門:記憶+術法知識)▼術法:×操り人形
○誤認情報(一般:±0)
通常は人形系の術法による産物だと考えます。場合によっては、傀儡系の術法を疑うでしょう。
○基本情報(専門:±0)
▼名称:操り人形
認識:魔道生物/邪法/注意/嫌悪
利用:術者による▼生息地域:術者による
活動期:術者による
遭遇頻度:術者による
出現数:術者による
反応:術者による▼外見
木彫りのマリオネットのような姿をしており、簡素な顔がついています。▼概要:
傀儡系術法でつくられる人形で、マリオネットのような形をしています。
○専門情報(専門:+2)
▼専門分類:魔道生物/模倣活動体/邪法傀儡
▼詳細情報:
傀儡系の『操り人形』の術でつくられる人形で、マリオネットのような形をしています。手足の指もついていますが、あまり美しくはありません。素体人形をどのように加工しても、このように変形してしまうようです。動きそのものは滑らかですが、よほど遠くから見たり暗闇の中でもなければ、人間と間違えることはないでしょう。
この人形は術者の命令によって動き、かなり複雑な命令もこなすようです。術者と同等の判断力を持っており、自分で状況を見極めて行動することが出来ます。方策について細かく指示しなくても命令を自分で解釈し、最も良いと思われる手段を選択して実行します。また、不意の事態にも人間のように対処し、条件が悪くなれば次善策に切り替えることも出来ます。
ただし、命令は最初に与えられた1種類のものしか受け付けず、術者といえどもこれを変更することはできないため、常識的に判断して不可能と思える条件が成立しても任務の遂行に尽力します。1つの命令を達成すると自動的に術の効果が切れて、人形は活動を停止してしまいます。再び命令を与えるためには、術を改めてかけ直さなければなりません。
○データ(専門:+2)
▼能力値
導引: ― 体力: 8 敏捷: 8 器用: 8
記憶: ― 判断: ― 感応: 8 霊力: 8▼抵抗力/耐久値
精神抵抗: 8 精神値:12
自我抵抗: ― 自我値: ―
生命抵抗: 8 生命値:12▼行動力:16
▼移動力:12
▼状態変化:気絶なし/損壊
知能:なし
弱点:なし
属性:中立
感覚:霊的感覚
○戦闘(専門:+2)
▼攻撃
近接武器:武器打撃 8(各種武器)
格闘攻撃:格闘全般 8(素手:0/絞め:―/その他)▼回避
戦闘防御: 8
反射回避: 8
防御値: 1(体皮)▼戦闘方法:
術者の命令に従って動きます。
○特殊能力(専門:+2)
▼心理影響の無効化(自動発動)
心理、感情、判断力に影響する術法や特殊能力などを無効とすることができます。▼通常攻撃の気絶武器化/飛び道具(自動発動)
飛び道具によるダメージは、気絶武器による攻撃として扱われます。ただし、通常の近接武器や、魔力を付与した飛び道具による攻撃は、通常と同じようにダメージを受けることになります。
先頭へ
恋人形
○判定
▼不明度:8
衝撃度:0▼判定技能
一般分野:基本情報(一般:記憶+術法知識)
専門分野:魔術学(専門:記憶+術法知識)▼術法:×恋人形
○誤認情報(一般:±0)
何らかの手段で人間ではないと気付いた場合のみ、疑似生命体の一種ではないかと疑うことが出来ます。
○基本情報(専門:±0)
▼名称:恋人形
認識:魔道生物/邪法/嫌悪
利用:術者による▼生息地域:術者による
活動期:術者による
遭遇頻度:術者による
出現数:術者による
反応:術者による▼外見:
術の対象になった相手の理想そのままの姿をもちます。外見上は通常の人間とまったく変わらず、見た目で区別することは不可能です。▼概要:
傀儡系の術法によって創られる人形の1種で、特定人物の理想の恋人として活動します。
○専門情報(専門:+2)
▼専門分類:魔道生物/疑似生命体/邪法傀儡
▼詳細情報:
傀儡系の『恋人形』の術でつくられる人形で、模倣できるのは容姿と性格までに限られますが、対象の理想の恋人を完璧に演じる機能を持ちます。
外見で人間と区別することは不可能で、術法をかけて探査するのでなければ、誰もが人間と信じることでしょう。ただし、対象が望まなければ年老いることもないため、それによって気づかれる可能性はあります。
恋人形には自分の意思は存在しません。対象の理想と、そして術者の命令を遂行するためだけに存在します。術者はどれだけ離れていても、この人形と心の中で会話することが可能で、いつでも命令を下すことが出来ます。しかし、対象の理想の恋人であることが第一に優先されますので、術者の命令と対象の望みや理想像と食い違う場合は、対象に嫌われないように振る舞いながら、ゆっくりと命令を実現させてゆきます。とはいえ、殆どの相手は人形に骨抜きにされており、他のことなど構いもしなくなっているため、不審に思われることは滅多にありません。他人から何か指摘されたとしても、人形をかばうのが通常の反応となります。
○データ(専門:+2)
▼能力値
導引: ― 体力: 7 敏捷: 7 器用: 7
記憶: 7 判断: 7 感応: 7 霊力: 7▼抵抗力/耐久値
精神抵抗: 7 精神値:13
自我抵抗: 7 自我値:13
生命抵抗: 7 生命値:13▼行動力:14
▼移動力:13
▼状態変化:通常
知能:人間なみ
弱点:なし
属性:中立
感覚:一般
○戦闘(専門:+2)
▼攻撃
近接武器:武器打撃 7(各種武器)
格闘攻撃:格闘全般 7(素手*気絶武器:0/絞め:―/その他)▼回避
戦闘防御: 7
反射回避: 7
防御値:なし
○特殊能力(専門:+2)
▼思考感知/理想模倣(能動発動)
距離:― 時間:― 範囲:1対象
効果:相手の思考を関知し、理想の恋人を完璧に演じる機能を持ちます。相手が思い描いた瞬間に経歴や記憶なども設定されるため、尋ねられてもよどみなく答えを返すことが出来ます。反応や態度も対象の望みのままとなりますし、対象の知識をそのまま自分のものとし、話題を完璧に合わせることも可能です。しかし、対象しか知らないような知識を口に出すことはありません。
先頭へ
殺人人形
○判定
▼不明度:6
衝撃度:1▼判定技能
一般分野:基本情報(一般:記憶+術法知識)
専門分野:魔術学(専門:記憶+術法知識)▼術法:×殺人人形
○誤認情報(一般:±0)
人形系あるいは傀儡系の術法による産物だと考えます。
○基本情報(専門:±0)
▼名称:殺人人形
認識:魔道生物/邪法/危険/嫌悪
利用:術者による。基本的に暗殺用▼生息地域:術者による
活動期:術者による
遭遇頻度:術者による
出現数:術者による
反応:術者による▼外見
手足の細いマネキン人形のような姿をしています。▼概要:
この人形は指定した対象を暗殺するためだけに活動する邪法の産物です。非常に強力な戦士でもあり、並の人間では1分もたたないうちに殺されてしまうでしょう。
○専門情報(専門:+2)
▼専門分類:魔道生物/模倣活動体/邪法傀儡
▼詳細情報:
傀儡系の『殺人人形』の術によってつくられる戦士です。戦闘以外の命令は一切受けつけませんが、高度な判断力をもっており、様々な技を駆使して相手に完全な死を与えます。特に暗殺を得意としており、音も立てずに接近して瞬時に相手を葬り去ります。戦闘に関しては術者と同程度の判断力を有し、状況に応じて柔軟な対応を取ることができます。
術者は念じることで自分がつくりだした殺人人形に命令を与えることができます。ただし、1度(1ラウンド)に命令できる量には限りがあります。1体であれば複雑な命令も可能ですが、複数の人形であれば簡単な命令を1種類しか与えることができません。
標的は明確に指定しなければならず、〜を通った者を攻撃するという命令を与えておいたり、事前に相手の姿を見せるなどの準備が必要となります。ただし、自分の身を守ることはできるので、襲いかかってきたものにはちゃんと対応することが可能です。
命令を果たした人形は、自動的に術者の元へと戻ってきます。術者がどこにいるかわからない場合は、命令を受けた場所に戻ることになります。そこに術者がいなければ、特に主を探すことはせずに隠れたままでいます。
○データ(専門:+2)
▼能力値
導引: ― 体力:13 敏捷:13 器用:13
記憶: ― 判断: ― 感応:13 霊力: 9▼抵抗力/耐久値
精神抵抗: 9 精神値:13
自我抵抗: ― 自我値: ―
生命抵抗:13 生命値:17▼行動力:26
▼移動力:19
▼状態変化:気絶なし/損壊
知能:なし
弱点:なし
属性:中立
感覚:霊的感覚
○戦闘(専門:+2)
▼攻撃
近接武器:武器打撃13(各種武器)
格闘攻撃:格闘全般13(爪:2/素手:0/絞め:―/その他)▼回避
戦闘防御:13
反射回避:13
防御値: 2(素材)▼戦闘方法:
術者の命令に従って戦闘を行います。戦闘に関してのみ人間と同程度の判断力を発揮し、死角から接近したり、有利な場所に敵を呼び込んだりといったことができます。また、襲いかかられた場合は自分の身を守ります。特に優先すべき命令がなければ、相手を倒すまで敵を追いかけるのが普通です。
殺人人形は人間と同じように武器を使用することができます。また、手の爪を自由に伸縮させることができ、武器がない時はこれで戦闘を行うことも可能です。
○特殊能力(専門:+2)
▼心理影響の無効化(自動発動)
心理、感情、判断力に影響する術法や特殊能力などを無効とすることができます。▼通常攻撃の気絶武器化/飛び道具(自動発動)
飛び道具によるダメージは、気絶武器による攻撃として扱われます。ただし、通常の近接武器や、魔力を付与した飛び道具による攻撃は、通常と同じようにダメージを受けることになります。▼気配消し(能動発動)
能力:― 作用:難易度8 抵抗:―
効果:自身の気配を完璧に消すことができます。視野に入っていたり大きな音を立てれば別ですが、そうでない場合は術法以外の手段で接近に気づくことは不可能となります。
先頭へ
複製人形
○判定
▼不明度:6
衝撃度:0▼判定技能
一般分野:基本情報(一般:記憶+術法知識)
専門分野:魔術学(専門:記憶+術法知識)▼術法:×複製人形
○誤認情報(一般:±0)
何らかの手段で人間ではないと気付いた場合のみ、疑似生命体の一種ではないかと疑うことが出来ます。
○基本情報(専門:±0)
▼名称:複製人形
認識:魔道生物/邪法/嫌悪
利用:術者による▼生息地域:術者による
活動期:術者による
遭遇頻度:術者による
出現数:術者による
反応:術者による▼外見:
複製対象とまったく同じ外見と能力をもちます。見た目で人形と判別することは不可能です。▼概要:
傀儡系の術法でつくられる人形で、複製対象と全く同じ存在となります。
○専門情報(専門:+2)
▼専門分類:魔道生物/疑似生命体/邪法傀儡
▼詳細情報:
傀儡系の『複製人形』の術によってつくられる人形で、姿、能力、記憶、性格など、全てを完璧に複製することができます。違うところは属性が中立であることと、術者の命令には絶対に逆らえないということだけです。
自分で判断して動くこともでき、術法などの特殊な手段を用いなければ、判別することはまず不可能でしょう。あえて知らされなければ、人形自身も自分が人形だと気づくこともありません。
この術は影武者を作製したり、謀略のために対象をすり替えて自在に操ったりと、主に非合法な目的で使われてきたものです。これによって家を乗っ取られそうになった貴族の家系も幾つか存在します。
○データ(専門:+2)
能力値などのデータは、すべて複製もとと同じになります。
▼状態変化:複製もとと同じ
知能:複製もとと同じ
弱点:複製もとと同じ
属性:中立
感覚:複製もとと同じ
○戦闘(専門:+2)
▼判定
戦闘に関するデータは、すべて複製もとと同じになります。▼戦闘方法
術者が命令しなければ、複製もとと同じような反応を示します。
○特殊能力(専門:+2)
すべて複製もとと同じになります。
先頭へ
自動人形
○判定
▼不明度:3
衝撃度:0▼判定技能
一般分野:基本情報(一般:記憶+術法知識)
専門分野:魔術学(専門:記憶+術法知識)▼術法:×自動人形
○誤認情報(一般:±0)
人形系の『自動人形』の基本情報が得られます。
○基本情報(専門:±0)
▼名称:自動人形
認識:魔道生物/芸術
利用:術者による。主に観賞用▼生息地域:術者による
活動期:術者による
遭遇頻度:術者による
出現数:術者による
反応:術者による▼外見
通常の人間とまったく変わらない姿を持ちます。外見上からは人間と区別することは不可能です。▼概要:
人間と全く変わるところのない人形で、最高の芸術品として認識されています。
○専門情報(専門:+2)
▼専門分類:魔道生物/疑似生命体/邪法傀儡
人形系にも全く同じ内容の術があり、区別することはほとんど不可能といえるでしょう。この術をもって、人形匠を名乗った傀儡使いが存在した記録もあります。唯一判別の可能性があるとすれば、『刻銘』の術が施されているかどうかです。しかし、表沙汰には出来ない目的で人形を上流階級の人間に渡す場合は、人形使いと言えども刻銘の術をかけないこともありますので、絶対的な判別方法とはなり得ません。▼詳細情報:
傀儡系の『自動人形』の術でつくられる人形です。この人形は術法をかけて探査するのでなければ、外見上からは人間と区別することは不可能です。普通の生物と同様に老化もしますし、病気にもかかります。
記憶、性格、容姿などあらゆることを術者が望むままに設定することができ、外見のみならず全てを人間と同じように作り上げることが可能です。ただ1つの違いは属性が中立ということだけで、普通に成長して人間と同様に老化して死亡します。自動人形自身も、特に術者に教えられなければ自分を人形だと気づくことはありません。また、術者の命令を受け付けるという機能もないので、判別するための手段は殆どないようです。
一般には邪悪な目的で利用されることが多く、殆どの場合は相手が傀儡使いと知りながら取り引きを行います。譲り受けた自動人形は、何らかの謀略のために使われてきたようです。傀儡使いは芸術家としての誇りも持たないことから、人形匠とは違って、心ない目的でこれを買い求める貴族や金持ちにも平気で売り渡してしまいます。
○データ(専門:+2)
▼能力値
導引: ― 体力: 8 敏捷: 8 器用: 8
記憶: 8 判断: 8 感応: 8 霊力: 8▼抵抗力/耐久値
精神抵抗: 8 精神値:14
自我抵抗: 8 自我値:14
生命抵抗: 8 生命値:14▼行動力:16
▼移動力:14
▼状態変化:通常
知能:人間なみ
弱点:なし
属性:中立
感覚:一般
○戦闘(専門:+2)
▼攻撃
近接武器:武器打撃 8(各種武器)
格闘攻撃:格闘全般 8(素手*気絶武器:0/絞め:―/その他)▼回避
戦闘防御: 8
反射回避: 8
防御値:なし
○未知情報
自動人形の中には、死者の記憶が突然脳裏に浮かんできたり、多重人格になるなどの精神的な障害を引き起こすものが少なくありません。しかし、その原因ははっきりしておらず、傀儡使いたちにも全く心当たりはないようです。なお、傀儡使いたちはこのような人形は即座に処分してしまいます。
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