▼アオツメクサ(青摘草)
春先の野原にあらわれる摘草で、青い花が咲きます。結婚式では花嫁の友人がこの花で首飾りをつくり、花嫁に贈る習慣があります。・不明度:3
・生息地:全域
▼イズミヒナゲシ(泉ヒナゲシ)
冬の泉や湖の底に咲くヒナゲシで、真紅の花を咲かせます。愛を伝える花として知られており、男たちは思い人に贈るために寒さに耐えて水に潜ります。・不明度:7
・生息地:中部〜南部
▼ウェディング・ベル
家の壁などを覆う蔦植物で、親指くらいの太さがあります。教会の鐘などにも絡み付いていて、結婚式の時に新郎新婦が蔦を引いて鐘を鳴らすことからこの名がつきました。・不明度:3
・生息地:全域
▼サリア
夏に咲く小さな白い花で、畑沿いによく生えています。二輪が寄り添って咲くことから、恋人たちの花として知られており、若い男女が一輪ずつ隠し持ってお守りにするようです。この花にちなんだサリア哀花という民謡があります。・不明度:4
・生息地:北部
▼タカアヤメ
アヤメの変異種で、普通のものより背丈が50cmも高くなりますが、花の形に違いはありません。ロンデニアの首都の名であるアイリストールの語源ともなった植物です。古くは魔除けとして軒先に吊しておく習慣があったようで、今でも夏になると家の前にこの花を飾っている家を見かけることがあります。・不明度:3
・生息地:ロンデニア
▼ヒトツキスギ(一月杉)
成長が早い杉の木で、本当に一月というわけではありませんが、わずか半年から一年の間に大木になります。マイエル教では子供の成長を願って、この木から削りだしたお守りをつくる習慣があります。・不明度:5
・生息地:セルセティア
▼ミナモノヒトミ(水面の瞳)
抽水植物の1つで、アサガオのものによく似た葉を水面に浮かべています。この葉の真ん中に瞳のような模様があることから、古来より水神様の見張りだと言われて大事にされてきました。今でもマイエル教の神事の際には、よく祭壇にこの花が飾られています。この模様は鳥避けの一種と考えられていますが、効果のほどはよく分かっていません。・不明度:6
・生息地:セルセティア
▼ライトライム
別名を蛍草といい、ぼんやりとした淡く白い光を放つ花で、スミレに似た形をしています。ライムのような清々しい香りを漂わせるため、このように呼ばれています。夏草の一年生草本で、人里離れた場所にしか生えません。地方によっては、婚約指輪の代わりにこれを女性に送る風習もあるそうです。・不明度:5
・生息地:北部
▼リルカ
永遠花、あるいは輪廻の花とも呼ばれる蘭の1種で、子供の手のひらほどの大きさの薄桃色の花を咲かせます。蕾が咲いて、また萎んで、それがまた咲くという永遠を象徴するような花で、死者を弔う時によく墓前に飾られます。・不明度:4
・生息地:ロンデニア
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