入手方法
○購入
▼通常物品
普通に購入できる物品であれば、適正な対価や時間を費やせば入手することが出来ます。このために判定を行う必要はありません。▼特殊な物品
特殊な物品を探す場合には、まずはその品に対する知識判定を行う必要があります。判定に成功すれば、取り扱っている場所や入手元についての情報を得ることが出来ます。▼非合法品
非合法な物品(毒物や盗品、あるいは麻薬など)は表立った場所では販売しておりません。そのような品は、ギャングや裏組合などを通じて購入することになります。これらについての情報を得るためには、闇情報(専門:記憶+裏社会)の判定が必要となります。
○効率
▼値切り
値切りを試みる場合には、交渉(一般:判断+駆け引き)による交渉の判定に成功する必要があります。▼調達
調達(一般:判断+駆け引き)の判定に成功すれば、短時間で必要なものを入手したり、なるべく安い場所で物を買うことが出来ます。ただし、この判定は自分が知っている範囲でしか用いることが出来ません。
○時間
▼通常ルート
通常のルートを通じて物品を購入した場合は、普通に買い物をした時と同じだけの時間を要します。ただし、調達の判定に成功していれば、通常よりも短時間で買い物を済ませることが可能です。▼特殊ルート
自分の職業分野に関する物品や、知り合いを通じて入手できる可能性のある品は、入手までの時間を可能な限り短縮できる可能性があります。そのようなルートや権限を有するかどうかを判別したい時は、社会判定に含まれる権限判定(導引+社会レベル)を行わせて下さい。この判定に成功すれば、通常よりも早く品物を手に入れることが出来ます。
○非売品
▼入手ルート
非売品を手に入れる場合には、まずその品を持っている人間と接触しなければなりません。相手が知り合いであれば何も問題はありませんが、そうでない場合は入手ルートを見つけるところから始める必要があります。
ルートを把握するための判定には、《一般情報》《範囲情報》《所属知識》といった技能を用いることが出来るでしょう。他にも、特定の職業や身分に関連するような品であれば、《上流知識》や《裏社会》といった技能が必要となるかもしれませんし、学問に関する物品であれば各分野の専門知識を用いた判定を行う必要があります。▼接触
直接相手を訪ねる事ができれば問題ありませんが、相手の身分や立場によっては、誰かの仲介や紹介状などが必要となるかもしません。また、相手の信用を得るために、信用(一般:判断+会話技術)の判定に成功しなければならない場合もあるでしょう。▼交渉
その品を購入もしくは借用するためには、通常は交渉(一般:判断+駆け引き)の判定に成功する必要があります。
○所有判定
日常品など身の回りにある道具や、コレクションとして所有している品の中に、目的の物品があるかどうかを判断するために行う社会判定です。
▼条件
常識の範囲でそれを持っているかどうか判断できない物がある場合にのみ、この判定を試みることになります。殆どの人が持っているだろうと考えられるものや、逆に通常の人間は明らかに所有していないと考えられる品については、わざわざ判定を行う必要はありません。▼判定方法
[導引+財産レベル]を基準とした判定を行わせて下さい。これに成功した場合はその品を既に所有していることになります。▼所有状況
実際に手許にあるのかといった細かい事柄については、シナリオの都合やキャラクターの置かれている状況に応じてGMが決定して下さい。
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作製手段
作製に必要な知識・技術を習得していれば、購入しなくても自身で物品を作製することが可能となります。
○技能/職工作業
木工品や金属加工品などを修理・作製する場合は、職工作業の技能を用いた判定を行います。
▼木材工作(一般:器用)
木材を用いて、様々なものをつくるための技術です。工芸品ではない一般的な木工品を修理・作製するためには、特別な専門技術や知識は必要ありません。▼専門作業/各種(専門:器用/判断)
製作および、修理や整備に使用する技術です。どの箇所が壊れているかなどを判定する場合は判断を用い、実際に作業をする場合は器用を基準に判定します。さまざまな分野について、それぞれ個別の専門分野として習得して下さい。
▼修理
破損した物品に関して、何ポイントのダメージを受けたのかが厳密に決められている場合、職工作業の判定に成功すれば達成値の分だけ、耐久値、打撃値、防御値を回復させることが出来ます。
○技能/機械
▼一般機械
機械の作製・修理を行うためには、機械知識の技能に含まれる機工技術の専門分野を習得している必要があります。▼銃器
この時代の銃はそれほど精度がよくないため、こまめに手入れしなければ暴発したり、すぐに弾詰まりを起こして使用できなくなる可能性があります。
普通に使用している範囲での清掃には、特に専門的な知識や技術は必要ありません。しかし、整備や修理を試みるためには、銃器操作の技能に含まれる銃器整備の専門分野を習得していなければなりません。銃器整備(専門:器用/判断+銃器操作)の判定に成功すれば、故障箇所を判断して使える状態に直したり、部品がバラバラの状態からでも組み立てることが出来ます。
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偽造と鑑定
○偽造
裏社会の技能に含まれる偽造/各種の専門分野を習得していれば、書類などを偽造することが可能となります。
▼習得
犯罪組織や諜報機関に属しているか、本物を作製した経験がなければ、この技能は習得することができません。▼道具と見本
これは非常に高度な技術であり、専用の道具を使用しなければなりません。また、サンプルを見たことがなければ偽造は不可能ですし、手元にない状態で作製する場合は、判定に−4修正を受けることになります。▼時間
物品の偽造には非常に時間がかかります。一部を変更するだけであれば、1日以内で完成することもありますが、丸ごと偽造するにはかなりの時間を費やさなければなりません。簡単な書類でも最低で数日は必要となりますし、紙幣などの高度な技術を要するものであれば、
○鑑定
偽造を見破るためには、まず基本的に真贋についての情報がなければなりません。
▼疑い
本物を見た経験があったり、あるいは偽物によくありがちな特徴を知っている人は、状態観察(一般:判断+観察力)による対抗判定に成功すれば、直感的にそれが偽物ではないかという疑いを持つことができます。▼真贋の判断
それを偽物だと証明するためには、対象についての専門的な知識が必要となります。偽造の達成値との対抗判定に勝利すれば、明らかに偽物であることが判別できます。▼偽造の失敗
偽造の判定に失敗している場合は、素人でも印刷の不自然さなどから疑いを持つことができます。
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