準備


 


 セッションにおいて必要となるのは、だいたい以下のものです。必要なものは全員で分担して用意するようにして下さい。コピー代などもGMが1人で負担する必要はありません。


○全体

▼システム/ルール
 ゲームのルールやセッションに必要な設定を、参照できる形で手元に用意しておいて下さい。ルール・リファレンスのページにある表やサマリーを印刷しておけば、より円滑にセッションを進めることができます。

▼サイコロ
 6面体のサイコロです。参加人数×3個以上あった方が、貸し借りする手間が省けて便利です。

▼キャラクターシート
 プレイヤー数+α枚のキャラクターシートをコピーしておいて下さい。

▼キャラクター
 事前にキャラクターを作成しておける場合は、なるべく準備しておいた方がよいでしょう。その方がGMもシナリオを準備しやすいはずですし、時間の節約にもなります。

▼筆記用具
 キャラクターのデータをシートに書き込んだり、メモを取るために使用します。

▼メモ用紙
 プレイ中に得た情報などをメモしたり、地図を書いたりするために必要になることがあります。大勢に見せる場合は、ホワイトボードなどを利用してもよいでしょう。


○GM

▼シナリオ
 あらかじめ作成しておいたシナリオをまとめたものです。シナリオの長さにもよりますが、通常はA4版の紙に数枚程度となるようです。
 
▼情報メモ
 情報を箇条書きにしたメモを用意しておけば、いざという時に情報を出し忘れたりせずに済みますし、シナリオの流れも把握しやすくなります。実際には、メモだけ用意しておいて、シナリオの流れは記憶しておくだけのGMも多いようです。

▼NPCデータ
 プレイに登場する予定のNPCのデータです。咄嗟にデータを作成する場合もあるでしょうから、NPC用のシートは余分に用意しておいても損はないでしょう。

▼マップ
 舞台となる場所や建物の地図です。これは別に上手に描く必要はありません。簡単なものでも、ないよりはあった方が位置関係を把握しやすく、スムーズにプレイが進むものです。もちろん、その場で書いても問題ありません。

▼マスタースクリーン
 GMの手元を隠すためのついたてのことで、ゲームによってはプレイ中に参照するためのデータや表が書いてあるものもあります。主にマスタースクリーンは、GMの手元にあるメモやダイス目などを隠す目的で用いられます。これによって、プレイヤーがダイス目を見て状況を把握したり、得られるはずのない情報が漏出するのを防ぐことが出来るわけです。このゲームではマスタースクリーンは用意されていないため、必要があればルーズリーフやノートで代用して下さい。

▼電卓
 必要になるとは限りませんが、複雑な計算で時間を浪費するのはセッションの妨げとなるので、用意しておいた方がよいかもしれません。


○雰囲気作り

 以下のものは余裕があったら準備してみるのもよいでしょう。


▼写真/イラスト
 場面に合った風景写真などを用意しておけば、どういう世界なのかを細かく説明しなくても簡単に把握してもらえます。アンバランスド・ワールドの場合は、19世紀中頃から後半あたりの資料が適しています。

▼小道具
 途中で千切られたメモや日記、あるいは指輪など、小道具に凝ってみるのも一興です。特にメモなどの記述された情報は、用意しておいて損はないでしょう。PCが分かれる可能性がある場合は、メモを渡して個別に情報を与えることもできますし、情報の聞き漏らしや忘れたりするのを防ぐためにも役立ちます。

▼BGM
 ホラーシナリオなどで臨場感を出すために用いられたりすることがあります。ただし、効果的に用いるのは計算が必要となりますし、準備に手間取ると逆効果となるので、使う場面を事前によく考えておく必要があるでしょう。

▼フロアタイル/ヘクスシート
 建物の構造やキャラクター間の距離などを示すために用いるマップのことです。方眼紙でも代用することが出来ます。

▼駒
 PCの位置関係を示したり、場の状況をイメージさせるために、キャラクターの人数分の駒を用意しておくとよいかもしれません。位置関係を把握するだけであれば紙製のものでも構いませんし、将棋の駒や瓶の蓋のようなものでも問題ありません。


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