エルモア地方/秘密


 


○カルネア

▼地底湖
 シュトラム山脈の底部には、直径1kmほどもある大きな地底湖があります。洞窟の高さは100m以上もあり、天井にはヒカリゴケがびっしりと生えていて、ぼんやりとした光を放っています。湖は独自の生態系を形成しており、地上には存在しない変異体も生活しています。


○カーカバート

▼新大陸渡航
 公式には発表されておりませんが、13人委員会の決定で新大陸エスティリオに新型の霊子機関を搭載した船を送り込んでいます。手練の冒険者や暗殺者ギルドのメンバーを同行していることから、何らかの事件が起こるのは確実なところでしょう。もちろんその目的は秘密の独占であり、他国に有利な展開にならないように、様々な妨害工作を行うはずです。


○フレイディオン

▼錬金術師
 黄金十字秘協会は1度の失敗で計画を諦めたわけではありません。そもそもレプリカント・スキャンダルは彼らの本来の目的とは無関係の事件であり、些末事に過ぎないのです。次にどのような陰謀を企てているかはわかりませんが、錬金術の実践による世界の変革を目指して、彼らは日夜努力を重ねています。近頃起こっているライソーム市の誘拐事件も彼らの仕業ではないかといわれており、捜査当局はこの実体のよくわかっていない組織の調査に四苦八苦しています。


○ユノス

▼クーデター
 フレイディオン、ライヒスデール、カイテインに対する危機が噂される中で、軍事に対する期待がさらに高まっています。この機に同調して、過去の民衆蜂起の際に逃亡した陸軍将軍の『クリューニル』が、『魔の夜会教団』と通じて再度の軍事革命を計画しています。彼らは首都の下にある迷賂のような遺跡で、じっと革命の機会をうかがっています。
 『クラリール監獄』には多くの将校たちが投獄されていますが、クリューニルは革命の第一歩としてこの監獄の解放をもくろんでいます。遺跡の地下道は都市の重要地域の真下にも通じており、もし地方に強い影響力をもつ旧将校たちが無事に助け出され、短時間で組織をまとめることができたとしたら、革命の成功は時間の問題となるでしょう。


○エストルーク連邦国家

▼妖精
 若き妖精の女王が迷い出てきたのがこの国で、それを探しに妖精がたくさん訪れています。夜に水原の近くにゆけば、おそらく妖精に出会うことができるでしょう。


○ロンデニア

▼軍事機密
 海軍の秘密基地が白亜の壁の洞窟に隠されています。ここでは、潜水艇などの新兵器の開発が行われています。


○ヴァンヤン島

▼エイルン族
 ラチェン人の中に、エイルン族という女性だけの放浪民族がいます。彼女たちはラチェン人の密偵であると同時に、実は暗殺者としての役割も担っているのです。貴族や政治家相手の娼婦として働く一方で貴重な情報を盗み、そして相手の存在がラチェン人にとって不利益になると判断した場合は、即座に殺してしまうのです。そのためにアイアンリングやブレードファンといった、踊りの道具を武器とする訓練を受けたり、化粧系や呪舞系などの術法を身につけたりします。


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