基本
○判定
▼不明度:3
▼判定技能
一般分野:怪物知識(一般:記憶+異端知識)
専門分野:異端判別/怪異(専門:記憶+異端知識)
○誤認情報(一般:±0)
▼名称:魔人族
認識:不浄/危険/嫌悪
利用:なし▼概要:
変異の影響によって魔族となった人間です。悪行を積み重ねることで力を強くしてゆき、悪魔に変身すると考えられています。世界に混乱を招くことを目的として行動しており、人間社会にさまざまな害悪を撒き散らします。
○未知(不明)
魔人は一般社会では大きく誤解される存在であり、聖職者などの専門家でさえ正しい認識をしておりません。以下の項目において、この事実情報と異なる記載がなされている場合、それは社会において正しい情報でしかなく、正確な実態を示すものではないので注意して下さい。
▼名称:魔人族
▼概要:
変異の影響によって特殊な形態や能力を持つに至った人間、もしくはその末裔です。▼生息地域:不定。主に絶対変異地帯および周辺
活動期:不定
遭遇頻度:非常にまれ
出現数:不定。通常は単独〜数体
反応:不定。個体によって異なる▼状態変化:気絶なし
知能:種類による
弱点:なし
属性:瘴気
感覚:霊的感覚▼認識:
一般に魔人は悪魔の仲間とされていますが、これらは全く別個の存在であり、悪魔の配下となって行動することはありません。
しかし、魔人が悪魔の名を語って人間を騙したり、変異現象によって悪魔へと変貌することも、決してないとはいえないようです。また、大昔にはごく少数ですが、悪魔と行動を共にしていた者もいたようで、このことから人々に誤解を受けた可能性もあります。▼行動:
魔人は独自の目的を持っており、自らの意思で活動しています。その活動内容は個体によって様々で、必ずしも人間に敵対的な行動を取るとは限りません。伝承には人間と一緒になって悪魔と戦った魔人の話が存在しますが、これは間違いのない事実です。また、現在も人間の側に立って活動する者もおりますし、人間社会に紛れて人間として暮らしている魔人も少なからず存在します。
しかし、魔人というのは瘴気属性であり、負の感情に支配されやすい性質を持っています。そのため、人間社会と接触して暮らしている魔人の多くは、反社会的な活動や犯罪に手を染める傾向が強いようです。また、目的を達成するために、やむを得ず人間に敵対的な行動を取る場合もあります。このような事情から、いまだ社会にとっては害悪を持たらす悪魔の手下だと認識されているのです。
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魔人
○判定
▼不明度:5
衝撃度:0/正体判明時1▼判定技能
一般分野:怪物知識(一般:記憶+異端知識)
専門分野:異端判別/怪異(専門:記憶+異端知識)
○基本情報(一般:±0)
▼名称:魔人
認識:不浄/危険/嫌悪
利用:なし▼生息地域:主に絶対変異地帯/不定
活動期:不定
遭遇頻度:非常にまれ
出現数:単独〜数体
反応:中立〜敵対的▼外見:
基本的な体型は人間とほぼ変わりません。姿は個体によって異なり、角が生えたり爪が伸びたりと様々な姿のものがいます。中には、人間に化けるものもいるようです。▼概要:
変異の影響によって魔族となった人間で、魔族の中では最も人間の前に姿をあらわすことが多い存在です。悪行を積み重ねることで力を強くしてゆき、悪魔に変身すると考えられています。▼噂:
彼らは世界に混乱を招くことを目的として行動しており、人間社会にさまざまな害悪を撒き散らします。
悪魔同様、魔人たちの組織にも幾つか系統があり、それぞれ別個の目的で活動していという話です。それぞれの組織によって手段や性格もかなり異なります。魔人および魔人と手を結んでいる勢力をまとめて、混沌兵団、あるいは混沌帝国と呼ぶこともあります。
魔人の多くは魔の夜会教団の一員として活動しており、異能力を用いて国家間の陰謀劇に加担しているようです。活動の拠点は絶対変異地帯にあり、聖職者といえども簡単には入り込むことはできません。
彼らは近くに捨てられた変異の影響を受けた子供たちを拾い集め、手下として扱っているという噂もあります。また、錬金術師と手を結んで何かを計画しているという話も囁かれているようです。実際、魔人が機械や不可思議な科学の力を利用して、大きな騒ぎを起こしたこともあります。
○専門情報(専門:+2)
▼専門分類:魔族/一般魔族/雑魔/魔人
▼詳細情報:
魔神の呪い(変異現象)によって、闇に取り込まれてしまった人間の末路です。彼らは悪魔の命令を受けて、世に悪を蔓延させようとしています。そして、悪行を重ねることで魔を裡に取り込んでゆき、最後には悪魔へと堕ちてしまうのだと言われています。
その体は瘴気に蝕まれており、悪魔の技を借りることもできるようです。姿や用いることができる能力は、上に立つ悪魔によって異なるといいます。今までの目撃例を合わせてみても、魔人の形態や能力は全てがバラバラで、とらえどころがないというのが共通する意見です。混沌の体現者としてまことに相応しいといえるでしょう。
○データ(専門:+2)
▼能力値
導引: ― 体力:12 敏捷:12 器用:10
記憶:10 判断:10 感応:10 霊力:10▼抵抗力/耐久値
精神抵抗:10 精神値:18
自我抵抗:10 自我値:16
生命抵抗:12 生命値:18▼行動力:20
▼移動力:18
▼状態変化:気絶なし
知能:人間なみ
弱点:なし
属性:瘴気
感覚:霊的感覚
○戦闘(専門:+2)
▼攻撃
近接武器:武器打撃12(各種武器)
格闘攻撃:格闘全般12(素手:0/絞め:―/その他)▼防御
戦闘防御:12
反射回避:10
防御値: 1(体皮)▼戦闘方法
それぞれの魔人によって異なる戦い方をします。ただ、魔族系の術法を使用できることは共通しているようです。悪魔同様に、人間をいたぶるような戦い方をすると言われており、敢えてとどめを刺さずに苦しむ姿を見て楽しんだり、わざと逃がしたりすることもあるそうです。
○特殊能力(専門:+2)
▼魔族系術法/5レベル(能動発動)
能力:霊力 作用:― 対抗:精神抵抗
術法:魔族系データ▼その他(さまざま)
個体ごとに、さまざまな特殊能力を持っています。GMの判断で自由に追加することが出来ます。
○バリエーション(専門:+4)
魔族を裏切り、人間の味方をする魔人がいるという噂があります。しかし、宗教機関ではその存在を否定しています。
○未知(不明)
魔の夜会教団が人間の世界に混乱を引き起こそうとしているのは事実であり、最終的には人間の世界に大きな戦争を起こそうとしているようです。しかし、『アイン』と『ストライル』と名乗る2人の指導者と、数名の側近しか詳しい計画の内容は把握しておらず、その真意はまだ闇の中です。新しい技術や発掘技術にも注目しており、錬金術師と手を結んだり、研究者や被験体を誘拐したりすることもあるようです。各国の為政者や軍を騙して、新たな兵器を開発させたり、発掘品に関する情報を流したりもしています。
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小魔人
○判定
▼不明度:6
衝撃度:0/正体判明時1▼判定技能
一般分野:怪物知識(一般:記憶+異端知識)
専門分野:異端判別/怪異(専門:記憶+異端知識)
○基本情報(一般:±0)
▼名称:小魔人/下位魔族
認識:不浄/危険/嫌悪
利用:なし▼生息地域:主に絶対変異地帯/不定
活動期:不定
遭遇頻度:きわめてまれ
出現数:単独〜数体
反応:中立〜敵対的▼外見:
基本的な体型は人間とほぼ変わりませんが、子供と同じぐらいの背丈しかありません。姿は個体によって異なり、角が生えたり爪が伸びたりと様々な姿のものがいます。▼概要:
変異の影響によって魔族となった人間のうち、完全に魔人になりきれなかった者だと言われています。そのため、改心の余地があるのではないかと考える者もいるようですが、実際にそのような例が存在したためしはありません。彼らは完全な魔族となるべく悪行を働き、そのために好んで人を陥れるのです。
○専門情報(専門:+2)
▼専門分類:魔族/一般魔族/雑魔/小魔人
▼詳細情報:
最も低級な魔族であり、通常の魔人と同じく魔神の呪いによって暗黒の生を受けたものと考えられています。魔人と同様、形態や能力は個体ごとに違っているようです。彼らは魔人の手下となって活動しているようで、世界に悪を蔓延させるための手駒として働いています。
彼らは見た目は小さいのですが子供ではなく、年老いて皺だらけとなった小魔人が見かけられることもあります。なお、変異現象の影響を受けて肉体が変容した子供が、小魔人に間違えられて殺害された例は少なくないようです。
○データ(専門:+2)
▼能力値
導引: ― 体力: 7 敏捷: 8 器用: 8
記憶: 8 判断: 8 感応: 8 霊力: 9▼抵抗力/耐久値
精神抵抗: 9 精神値:15
自我抵抗: 8 自我値:14
生命抵抗: 7 生命値:11▼行動力:16
▼移動力:18
▼状態変化:気絶なし
知能:人間なみ
弱点:なし
属性:瘴気
感覚:霊的感覚
○戦闘(専門:+2)
▼攻撃
近接武器:武器打撃 7(各種武器)
格闘攻撃:格闘全般 7(素手:0/絞め:―/その他)▼防御
戦闘防御: 8
反射回避: 8
防御値: 1(体皮)▼戦闘方法:
それぞれの魔人によって異なる戦い方をしますが、基本的には肉体戦闘を避け、魔族系の術法を使用して攻撃を行うようです。
○特殊能力(専門:+2)
▼魔族系術法/3レベル(能動発動)
能力:霊力 作用:― 対抗:精神抵抗
術法:魔族系データ▼その他(さまざま)
個体ごとに、さまざまな特殊能力を持っています。GMの判断で自由に追加することが出来ます。
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変異魔人
○判定
▼不明度:8
衝撃度:さまざま▼判定技能
一般分野:怪物知識(一般:記憶+異端知識)
専門分野:異端判別/怪異(専門:記憶+異端知識)
○基本情報(一般:±0)
▼名称:変異魔人
認識:不浄/危険/嫌悪
利用:なし▼生息地域:不定。主に絶対変異地帯
活動期:不定
遭遇頻度:きわめてまれ
出現数:単独
反応:中立〜敵対的▼外見:
基本的な体型は人間とほぼ変わりませんが、姿は常に代わり続けているといいます。魔人の中でも異質な存在で、中には化け物のような姿を持つ者もいるようです。▼概要:
魔神の呪い(変異現象)の影響を非常に強く受けている魔人で、生きている間は常に変化し続けています。その姿は普通の魔人よりもさらに奇怪で、背中に翼を生やしていたり、触手や石の体を持つ者もいるようです。
これよりさらに変異が進めば悪魔へと変貌すると考えられており、行動も普通の魔人より残虐だといいます。また、人を魔界へと送り込む力もあるといい、非常に手強い相手のようです。
○専門情報(専門:+2)
▼専門分類:魔族/一般魔族/雑魔/上位魔人
▼詳細情報:
普通の魔人からさらに変異の段階が進んだ者で、悪魔になる1つ前の段階にある魔性と考えられています。『千の姿を持つ魔性』と呼ばれることもあります。通常の魔人よりも位が上と考えられていますが、多くは単独で行動しており、魔人を引き連れている姿を目撃した例は殆どないようです。
変異魔人は非常に残虐な所行を好み、その行動も常軌を逸しています。特に恐怖心を与えることに力を注ぎ、追いつめられて狂人にされてしまった人間も少なくはありません。また、聖職者には特に敵意を抱いており、狙った相手に対して執拗に誘惑を繰り返し、魔へと引き込もうとするようです。
変異魔人は人間を食べ、体内へと取り込む力を持ちます。中へと引きずり込まれた人間は、魔人の感覚器官を通して周囲の状況を把握することができるようです。そして、魔人は取り込んだ人間の周囲の人間を攻撃し、苦しむ心を感じて快楽に浸るのだといいます。
○データ(専門:+2)
▼能力値
導引: ― 体力:13 敏捷:13 器用:10
記憶: 9 判断:11 感応:10 霊力:12▼抵抗力/耐久値
精神抵抗:12 精神値:18
自我抵抗:11 自我値:17
生命抵抗:13 生命値:19▼行動力:21
▼移動力:19
▼状態変化:気絶なし/さまざま
知能:人間なみ
弱点:なし
属性:瘴気
感覚:霊的感覚
○戦闘(専門:+2)
▼攻撃
近接武器:武器打撃13(各種武器)
格闘攻撃:格闘全般13(素手:0/絞め:―/その他)▼防御
戦闘防御:13
反射回避:10
防御値:さまざま▼戦闘方法:
相手をいたぶり、特に恐怖を与えるような戦い方を好みます。そして、相手が絶望を感じたところで、悪への誘惑を囁いたり、自分の体内へと取り込みます。普通の魔人とは異なり、魔族系の術法を使う例は少ないらしく、さまざまな特殊能力を利用して戦うようです。
○特殊能力(専門:+2)
▼取り込み(能動発動)
能力:― 作用:難易度3 対抗:精神抵抗
距離:接触 時間:永久 範囲:1対象
効果:体内に吸収した者の能力を自分の力とすることが出来ます。接触された者は、精神抵抗の判定に成功しなければ魔人に吸収されてしまいます。魔人が死ねば解放されますが、魔人の中にいても歳は取りますので、時間が経てば寿命で死ぬことになります。▼その他(さまざま)
個体ごとに、さまざまな特殊能力を持っています。GMの判断で自由に追加することが出来ます。
○未知(不明)
変異魔人は個体ごとに様々な姿や特殊能力を持ちます。これはGMが自由に設定して構いません。種類は時間が経過すると変化する可能性があります。短時間で次々と形態や能力、あるいは性格や行動方針さえも変えることもあるようです。しかし、それを制御できない変異魔人も存在し、それが原因で倒されてしまうこともあります。
なお、変異魔人は魔人とも悪魔とも手を組んでおらず、完全に別個に行動しています。変異魔人同士が手を組むことはありますが、その他の組織や集団とは一緒に行動した例はまだないようです。
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