基本
蘇った死者や心霊体、あるいは変異現象や術法の力によって不死の力を身につけた怪物のことです。なお、まれに吸血生物などが不死者として間違って認識されていることもあります。
○知識判定
専門分野:異端判別/怪魔(専門:記憶+異端知識)
一般分野:怪物知識(一般:記憶+異端知識)
○分類
▼リビングデッド
リビングデッドとは「生ける屍」という名の通り、死してなお活動を続ける肉体のことです。穢れた存在であり、全てが瘴気に属します。▼心霊体
不死者のうち物理的な体を持たない存在で、一般には何らかの理由で冥界へと行けなかった霊魂だと考えられています。心残りなどを取り除いてやれば、浄化されることもあるようです。ほとんどが瘴気に属しますが、中立に属する存在もいます。▼不死族/吸血鬼
人間の血を糧として永遠の生を得る化け物です。不死族の一種として考えられていますが、その中でも特に忌み嫌われています。
日光を弱点とし、強力な再生能力を持つという特徴のために、一般には不死者の仲間と混同されています。しかし、実際には不死者とは根本的に異なる存在のようです。ほとんどが瘴気に属しますが、噛まれた程度によっては不完全であることもあります。
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リビングデッド
リビングデッドとは「生ける屍」という名の通り、死してなお活動を続ける肉体のことです。不死者の中でも特に穢れた存在であり、生者を滅ぼすことだけを目的に活動を続けます。
○知識判定
専門分野:異端判別/怪魔(専門:記憶+異端知識)
一般分野:怪物知識(一般:記憶+異端知識)
○弱点
日光を弱点としていることは、誰もが知っている常識となります。
○特殊能力
▼心理影響の無効化
リビングデッドは自我のない存在であり、全てが心理影響の無効化の特殊能力を持っています。
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心霊体
不死者のうち物理的な体を持たない存在で、一般には何らかの理由で冥界へと行けなかった魂だと考えられています。心残りなどを取り除いてやれば、浄化されることもあるようです。ほとんどが瘴気に属しますが、記憶体と残留思念などの例外も存在します。
○知識判定
一般分野:怪物知識(一般:記憶+異端知識)
専門分野:異端判別/怪魔(専門:記憶+異端知識)
○弱点
日光を弱点としていることは、誰もが知っている常識となります。
○心霊体の顕現
▼姿隠し
心霊体は自由に姿を消すことができます。しかし、存在の半分は現実の世界に残しているので、たとえ目に見えなくても近くにいる場合があります。このような状態にあっても、術法などで感知することは可能ですし、霊感(一般:霊力+知覚力)の判定で感知できる場合もあります。
姿を消した状態では、能力を自由に使うことはできません。唯一、物質に触れることだけは可能で、見えない霊に絞殺された人間の記録も存在します。しかし、多くの霊は恨みを晴らしたり悲しみを伝えることが目的なので、何か人間に影響を与える時は姿をあらわすのが普通のようです。▼消失
直射日光が差し込んでいる時は、心霊体は完全に存在を消さなければなりません。日中、心霊体は一時的に暗闇の隙間に姿を隠していると言われていますが、実際にどのような場所にいるのかは明らかではありません。術法で探知しようとしても見つからないのだそうです。
○特殊能力
心霊体は以下のような特殊能力を持っている可能性があります。
▼霊的存在
心霊体は肉体を持たないため、物理的な攻撃が一切通用せず、障害物などによる行動影響を受けることもありません。逆に霊的存在から物理存在に干渉する場合にも、術法や思念接触などの特殊能力を用いる必要があります。
▼思念接触
霊体は通常の状態では触れることはできませんし、壁を通り抜けたりすることも可能です。しかし、思念接触の特殊能力を持っていれば、霊体自らが接触しようと思った時は、普通の人間と同じように物質に触ることができます。何か身体を使った判定を行う場合は、通常と同じように敏捷や体力の判定値を用いて下さい。
▼通常攻撃の無効化
通常の物理攻撃では、一切のダメージを与えることが出来ません。この能力をもった相手の生命値にダメージを与えるには、武器に魔力を付与するか術法によって攻撃する必要があります。
▼幻像投影
心霊体は実体を空間の隙間に置きながら、自身の映像のみを映し出すことができます。しかし、これは直射日光の下では行うことはできず、間接光が射し込む日陰までが限界となります。また、姿が見えるというだけであり、霊の側から何かできるわけではありません。これは特殊能力や術法であっても不可能です。唯一、声を伝えることだけはできるようです。
この時、霊の体には殆ど手応えはありませんが、術法および魔力を付与された物品で攻撃をすることは可能です。1回の打撃につき霊体には1点のダメージが与えられます。なお、ダメージを与えられると姿は消えてしまいます。
▼魂の糸
瘴気に属する心霊体が使用する呪いで、目標とした相手の位置をいつでも知り、自由にその前に現れることができます。この能力を行使するためには、霊力を基準とした判定に成功する必要があります。これを防ぐには精神抵抗に成功しなければならず、呪いを解除するには呪詛払い(浄化系、霊媒系)か呪法解除(魔力操作系)の術法を用いなければなりません。
この特殊能力の影響を受けている者に出会った時は、霊感の判定を行なわせても構いません。判定に成功した場合、何か嫌な雰囲気を感じたり、背後に何か影が見えるといった変化を感じることが出来ます。
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