(A)北東部/歴史 

概要地域別国家別


 

概要


 A地域の殆どは過去にラガン帝国の侵攻を受けた地域で、長く植民地として支配下に置かれてきました。この状況に変化が起こるのは聖歴700年代に入ってからのことです。聖歴709年のことですが、ラムティア山地のダートストーン(A-10)に出現した、『冒涜の王』と呼ばれる異形の怪物によって、ラガンの駐留兵が壊滅状態へと追い込まれました。こうして原住民たちは、長きにわたるラガン帝国の支配から解放されることになるのですが、今度は弱体化したラガンの隙をついて、カルネア、ロンデニア、エリスファリアといった国家が入植を開始します。そして、現在はこれらの国々の植民都市が各地に置かれ、彼らの忍従の日々は現在も続いているのです。


○分類

▼国家別
 ロンデニア植民地  
A-1A-6
 ルワール植民地   A-3
 カルネア植民地   A-2A-7
 エリスファリア植民地A-4A-5A-8A-9
 未開地       A-10


▼出自別
 ラ・トゥール王国  
A-1
 ギゼルス王国    A-2
 ドゥモア王国    A-3A-4A-5


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地域別


▼A-1:ロンデニア植民地
 かつてはバウンシャ系赤人によるラ・トゥール王国が支配していた土地ですが、聖歴84年にラガン帝国による武力侵攻が行われ、聖歴87年までに全国土を征服されます。以来、この土地は聖歴720年代までラガン帝国の領土でしたが、聖歴733年にロンデニアが西半分を制圧し、聖歴766年には全域を支配下に置きます。そして現在も植民地として、ロンデニアが管理している状態となります。


▼A-2:カルネア植民地
 かつてはギゼルス王国があった場所ですが、聖歴91年にラガン帝国に征服され、聖歴720年代までラガンの支配下に置かれます。その後、この地のラガン帝国軍が壊滅状態に陥ると、その隙をついて聖歴730年代初めにカルネアが東部を、ルワール大公国が西部を武力制圧します。しかし、聖歴740年代にルワール領内で抵抗運動が起こり、まもなく西部植民地は無政府状態に至ります。さらに、聖歴750年代に入ってカルネアとルワールの関係が悪化したことから、ペルソニア大陸で2国間の争いとなり、聖歴753年にはカルネアがルワールの植民地を奪い取ることになります。ここは現在もカルネアの支配地となりますが、本国で南北戦争が起こっているため、植民地総督の支配力が増しています。


▼A-3:ルワール植民地
 かつてはドゥモア王国が支配していた土地ですが、聖歴95年にラガン帝国に征服されます。その後、聖歴714年にエリスファリアの植民地に代わりますが、聖歴720年代になるとエリスファリアは国内問題の処理に忙しくなり、植民地への影響力が弱まります。その隙を狙って、聖歴736年にはルワール大公国がこの地を奪い、現在も植民地として支配しています。


▼A-4:エリスファリア植民地
 かつてはドゥモア王国が支配していた土地ですが、聖歴96年にラガン帝国に征服されます。その後、聖歴714年にエリスファリアの植民地に代わりますが、聖歴720年代になると本国では国内問題の処理に忙しくなり、植民地への影響力が弱まります。その隙を狙って、聖歴736年にはルワール大公国がこの地を奪うのですが、聖歴768年にエリスファリアが奪還し、現在も植民地として支配している状態となります。


▼A-5:エリスファリア植民地
 かつてはドゥモア王国が支配していた土地ですが、聖歴98年にラガン帝国に征服されます。その後、聖歴717年にエリスファリアの植民地に代わりますが、本国の干渉が弱まった聖歴730年〜750年の間には独立運動が起こります。しかし、聖歴760年代末には抵抗運動は沈静化され、現在もエリスファリアの支配地のままとなります。


▼A-6:ロンデニア植民地
 古くは熱帯雨林が生い茂る地域で、その中で原住民たちが狩猟採取の生活を行っておりました。しかし、北部をラガン帝国が支配するようになってから、ゆるやかに耕作地の開墾が行われるようになり、聖歴300年頃には完全にラガンの支配下に置かれます。その後、聖歴730年代まではラガンの植民地時代が続きますが、北部は聖歴745年に、南部は聖歴765年までにロンデニアに征服され、現在に至ります。


▼A-7:カルネア植民地
 古くは熱帯雨林が生い茂る地域で、その中で原住民たちが狩猟採取の生活を行っておりました。しかし、北部をラガン帝国が支配するようになってから、ゆるやかに耕作地の開墾が行われるようになり、聖歴300年頃には完全にラガンの支配下に置かれます。その後、北部は聖歴740年代に、南部は聖歴764年までにカルネアに征服され、現在に至ります。なお、カルネアの植民地となった後も、奥地への開墾は続いており、現在も森林の伐採が行われています。


▼A-8:エリスファリア植民地
 かつては草原が広がる場所だったのですが、北部をラガン帝国が支配するようになってから、ゆるやかに耕作地の開墾が行われるようになり、聖歴300年頃には完全にラガンの支配下に置かれます。その後、聖歴721年にエリスファリアの植民地に代わり、現在もその支配が続いています。


▼A-9:エリスファリア植民地
 もともとは草原地帯だったのですが、聖歴500年代に鉱脈が発見されるようになると、山麓に鉱山街が形成されるようになります。しかし、聖歴709年のことですが、この地から『冒涜の王』と呼ばれる怪物が出現したことで、北部植民地に駐留していたラガン帝国軍はほぼ壊滅状態に陥ります。それから聖歴750年代まで人が踏み入ることはありませんでしたが、聖歴760年代に入ってからエリスファリアが再び鉱山開発を行うようになり、現在は山麓の街も復興しています。


▼A-10:未開地
 
ラムティア山地が広がるこの一帯は、いずれの国家の開発も行なわれておりません。というのは、この地域の北西部にあるダートストーンと呼ばれる奇岩地帯は、かつて冒涜の王と呼ばれる異形の怪物が出現した場所だからです。当時、この辺りには幾つものラガン帝国の鉱山があり、新たな鉱脈も発見されていたのですが、現在は誰も近寄らない土地となっています。


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国家別


○ラ・トゥール王国(A-1)

 ラ・トゥール王国は、聖歴84年にラガン帝国による武力侵攻に見舞われ、聖歴87年までに全国土を征服されます。以来、この土地の全域は聖歴720年代までラガン帝国の領土でしたが、聖歴733年にロンデニアが西半分を制圧し、聖歴766年には全域を支配下に置きます。そして現在も植民地として、ロンデニアが管理している状態となります。


▼人種
・バウンシャ系赤人

▼現在
・A-1:ロンデニア植民地


○ギゼルス王国(A-2)

 ギゼルス王国は聖歴91年にラガン帝国に征服され、聖歴720年代までラガンの支配下に置かれます。その後、この地のラガン帝国軍が壊滅状態に陥ると、その隙をついて聖歴730年代初めにカルネアが東部を、ルワール大公国が西部を武力制圧します。しかし、聖歴740年代にルワール領内で抵抗運動が起こり、まもなく西部植民地は無政府状態に至ります。さらに、聖歴750年代に入ってカルネアとルワールの関係が悪化したことから、ペルソニア大陸で2国間の争いとなり、聖歴753年にはカルネアがルワールの植民地を奪い取ることになります。ここは現在もカルネアの支配地となりますが、本国で南北戦争が起こっているため、植民地総督の支配力が増しています。


▼人種
・バウンシャ系赤人

▼現在
・A-2:カルネア植民地


○ドゥモア王国(A-3/A-4/A-5)

 ドゥモア王国はラガン帝国の侵攻を受け、聖歴95年にはA-3地域、聖歴96年にはA-4地域を次々と奪われ、聖歴98年に残るA-5地域を征服され、全土を植民地とされてしまいます。
 その後、聖歴709年に「冒涜の王」と呼ばれる怪物が出現し、ラガン駐留軍がほぼ壊滅状態に陥ると、聖歴714年にエリスファリアの植民地に代わります。しかし、聖歴720年代にエリスファリアで国内問題が起こり、聖歴730年〜750年の間は植民地への影響力が弱まります。この隙を狙って、聖歴736年にはルワール大公国がA-3、A-4地域を奪いますが、聖歴760年代にはエリスファリアがA-4地域を奪還します。また、本国の支配が弱まった間にA-5地域では独立運動が起こりますが、聖歴760年代末には抵抗運動は沈静化され、現在もエリスファリアの支配地のままとなります。


▼人種
・バウンシャ系赤人
・レグラム系黒人

▼現在
・A-3   :ルワール植民地
・A-4/A-5:エリスファリア植民地


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概要地域別国家別