主食・穀物
▼アマコムギ(甘小麦)
果糖を多く含んだ実をつける小麦です。非常に甘く、菓子などをつくる時に使用します。栽培が難しく収穫量が少ないので、非常に高価な作物として知られています。・不明度:3
・生息地:メルリィナ周辺
▼アワゴメ(泡米)
背丈が2mくらいになる水稲で、米の粒が大きいのが特徴です。この米は中に小さな空洞がたくさんあり、熱をかけると空気が膨張して大きく膨らみます。これは急激に熱をかけると、ポップコーンをつくる時のようにはじけ、サクランボほどの大きさになります。この時の膨らみ具合が泡のように丸く見えることから、泡米の名がつきました。・不明度:3
・生息地:セルセティア
▼カンムギ(寒麦)
寒さに非常に強い種類の麦で、秋に種を巻いて放っておいても春にはかなり成長しています。穂はあまり大きくありませんが、全く手のかからないという利点からカイテインなどの北方の国ではよく栽培されており、主要作物となっています。・不明度:2
・生息地:北部
▼サラマメ(サラ豆)
エンドウ豆によく似たマメ科植物です。この豆の特徴的な点は、デンプン質を多く含んでいることです。さやから豆をはずして乾燥させると、表面にデンプンが浮き出してきてサラサラとした手触りになることから、サラマメという名になりました。ジグラットの主食の1つであり、タンパク質とデンプン質を同時に含んだ、非常に質のよい食品です。料理に使うと片栗粉のようなとろみが出て、独特の味わいが楽しめます。・不明度:3
・生息地:ジグラット周辺
▼フウセンイモ(風船芋)
根が風船のように丸い形をしているサツマイモの一種です。少しとろみがあり、細切りにして炒めたり、すり下ろしたものを小麦粉にまぜて焼いて食べたりします。しかし、葉の部分には毒が含まれており、間違って口に含んだ場合はひどい下痢にみまわれることになります。・不明度:3
・生息地:南部
▼ブラッド・ブレッド
麦の一種ですが、この粉は熱を加えると鮮やかな赤紫色に変化してしまいます。このため、これを原料としてつくったパンはくすんだ赤色になり、ブラッド・ブレッドと呼ばれるようになりました。・不明度:5
・生息地:南部
▼ユキジャガイモ(雪ジャガイモ)
ジャガイモの中でも特に低温に強い種類で、その名の通り普通のジャガイモよりも皮が白いのが特徴です。少し粘りけが強く、加工して食べるのに向いているようです。・不明度:2
・生息地:北部
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果物
▼アップルポップ
両手で包めるくらいの小さなリンゴをつける木で、春から初夏にかけて白い花を咲かせます。この花の蕾は勢いよく開いて、大量の花粉を弾き飛ばします。・不明度:4
・生息地:中部
▼ウォーターベリー
水の中に生えているベリーで、エストルークの水原で栽培されています。古くから食卓に欠かせない存在で、甘く柔らかい果実をパイやパンにはさんだり、果実酒やジュースにしたり、スープの具にしたりと様々な料理に利用しています。・不明度:2
・生息地:エストルーク
▼グラスベリー
大人の腰丈ぐらいの高さの潅木で、初夏にキイチゴぐらいの大きさの実をつけます。この実はガラスのように透き通っており、皮を透かして向こう側の景色がはっきりと見えます。このことからグラスベリーという名がつきました。実は少し酸味のあるマスカットのような味がします。水分を多く含むため保存性は悪く、ペトラーシャではこの実をジャムにしたり、果実酒に加工したりしています。・不明度:4
・生息地:ペトラーシャ周辺
▼ピンクライム
普通のライムと見た目は同じなのですが、実の色がピンクがかっています。味は普通のものよりも甘みが強く、子供たちが好んで食べます。・不明度:4
・生息地:南部
▼ミカヅキバナ(三日月花)
三日月にような形の白い実をつけることから、三日月花と呼ばれています。この実はムーンベリーと呼ばれており、その甘い果肉はお菓子に使われ、その形のおもしろさとともに楽しまれています。・不明度:4
・生息地:カスティルーン周辺
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デザート
▼サメノヒレハグサ(鮫の鰭葉草)
浜辺に生える草で、サメの尾びれに似た葉があります。この葉の煮汁から寒天に似たデザ−トをつくることができ、牛乳と砂糖をまぜて固めたミルキーゼリーなどが人気があります。・不明度:3
・生息地:西部
▼ネジレノキ(捻じれの木)
幹が螺旋にねじれている木で、数本の細い幹をよじってつくったように見えます。この木は最初の頃はまっすぐに伸びるのですが、年月を経るごとにねじれがきつくなってゆきます。樹液はシロップとなり、エルフたちがこれを利用しています。・不明度:10
・生息地:大森林
▼プチ
小豆によく似た白い豆で、シチューに入れたり、砂糖と一緒に煮詰めてお菓子の中に入れたりして食べられています。・不明度:4
・生息地:南部
▼ミツムギワラ(蜜麦藁)
麦藁色をした小さな雑草で、エノコログサのような形をしています。この草は穂先から甘い蜜を出して昆虫をおびきよせ、種を遠くに運んでもらいます。田舎の子供たちは、よくおやつがわりにこの穂をかんでいます。・不明度:5
・生息地:中部〜南部
▼ミカヅキバナ(三日月花)
三日月にような形の白い実をつけることから、三日月花と呼ばれています。この実はムーンベリーと呼ばれており、その甘い果肉はお菓子に使われ、その形のおもしろさとともに楽しまれています。・不明度:4
・生息地:カスティルーン周辺
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加工用
▼ウォーターベリー
水の中に生えているベリーで、エストルークの水原で栽培されています。古くから食卓に欠かせない存在で、甘く柔らかい果実をパイやパンにはさんだり、果実酒やジュースにしたり、スープの具にしたりと様々な料理に利用しています。・不明度:2
・生息地:エストルーク
▼ウミアマウリ(海甘瓜)
海の中に生える不思議な瓜で、夏になると拳ほどの大きさの丸い実が海岸に流れつきます。この実は、食べるのはもちろんのこと、ジュースや調味料などにして利用します。・不明度:4
・生息地:アリアナ海
▼グラスベリー
大人の腰丈ぐらいの高さの潅木で、初夏にキイチゴぐらいの大きさの実をつけます。この実はガラスのように透き通っており、皮を透かして向こう側の景色がはっきりと見えます。このことからグラスベリーという名がつきました。実は少し酸味のあるマスカットのような味がします。水分を多く含むため保存性は悪く、ペトラーシャではこの実をジャムにしたり、果実酒に加工したりしています。・不明度:4
・生息地:ペトラーシャ周辺
▼グンジョウビワ(群青枇杷)
ビワの一種で、木の丈は女性の身長ほどと低く、非常に実が取りやすくなっています。実は群青色で、少し酸味が強いのでジャムなどに加工されて食卓にのぼるようです。・不明度:4
・生息地:中部〜南部
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飲用
▼ウミアマウリ(海甘瓜)
海の中に生える不思議な瓜で、夏になると拳ほどの大きさの丸い実が海岸に流れつきます。この実は食べるのはもちろんのこと、ジュースや調味料などにして利用します。・不明度:4
・生息地:アリアナ海
▼ジャスミン・ブルー
常緑の3mくらいの低木で、青い十字の可愛らしい花をつけます。香水の原料として非常に有名であり、独特の甘い香りがします。この花や葉を乾燥させたものはブルーティーとして売られており、その爽やかさが女性に好まれています。・不明度:3
・生息地:全域
▼ツルギチャ(剣茶)
黄緑色の葉をつける潅木で、葉は細長い剣のように見えます。これを刻んで茶にすることができ、非常に体が暖まるので寒気止めとして利用されています。・不明度:6
・生息地:北部
▼テトラティー
非常に大きな八重の赤い花をつける潅木で、花の重みで枝先が下を向いています。そのため、花が葉の下で雨宿りしてるみたいに見えることから、別名を雨宿りといいます。テトラティーというのは、葉が必ず4枚で花を囲んでいることと、ミントの香りのするお茶になることから、このように名付けられました。・不明度:3
・生息地:南部
▼ニガスモモ(苦李)
スモモの一種で、普通に食べるには苦すぎますが、酒にするとビールのようなほどよい苦みとなります。この酒は光に透かして見ると非常に美しく、逢魔の雫と呼ばれるほどの妖しい琥珀色をしています。・不明度:4
・生息地:中部
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その他
▼オテンキガサ(お天気傘)
天気の良い時だけ傘をひらくという珍しいキノコで、その味のよさで知られています。炒めものやシチューに入れたりして食べられています。・不明度:4
・生息地:東南部
▼カラノタネ(空の種)
樫に似た木で、ツルツルした堅い殻に覆われた実をつけます。この実はクルミのような形をしたナッツで、珍味として貴族たちに好まれており、非常に高値で取り引きされています。これが空の種と呼ばれるのは、殻だけで中身のないダミーの実をつけるためです。この殻は普通の実よりも良い香りを放つので、動物でさえだまされてしまいます。・不明度:6
・生息地:アルメア周辺
▼カンムリヨモギ(冠蓬)
川岸の土手などに春に生える草で、食用になります。普通の蓬とは異なり甘い味がして、子供たちが好みます。その葉は丸く円を描いており、鋸歯状の形も手伝って冠のように見えるのが特徴です。・不明度:1
・生息地:全域
▼キャロット・ギャロット
人参のような赤い根塊をつけますが、この根は大根に似た味がします。成長が非常に早く、蔓のようにしなやかな茎は、一晩で1m近くも伸びます。茎は二酸化炭素に反応するため動物に絡み付くことが多く、野宿などをしていると朝起きた時に首に絡み付いていることから、ギャロット(絞首紐)という言葉が名に含まれています。・不明度:5
・生息地:中部〜南部
▼ゴマグルミ(胡麻胡桃)
人間の背丈ほどの低木で、小豆ほどの大きさの黒い胡桃をつけます。胡桃より脂肪分が少なく、甘味が多いのが特徴です。・不明度:3
・生息地:南部
▼コロガリマメ(転がり豆)
マメ科の植物で、さや入りの丸い豆を房なりにつける珍しい植物です。熟する前にさやから豆が零れ落ちてしまうので、その前に収穫してしまいます。・不明度:3
・生息地:南部
▼チドリソウ(千鳥草)
千鳥の嘴のような実をつける植物です。この実が風に吹かれると、餌をつついている仕草にまるでそっくりなことから、この名がつきました。この実は生姜のような味がし、料理の匂い消しなどに使われています。・不明度:3
・生息地:中西部
▼チャキャベツ(茶キャベツ)
土キャベツとも呼ばれるもので、葉が半分以上も土にもぐっています。というのは、このキャベツは根にあたるものを持たず、葉に生えている微細な毛から水や養分を吸収するためです。非常に風味がよく、茶色の王冠と呼ばれることもあります。・不明度:2
・生息地:北部
▼ツバサフキ(翼蕗)
フキの一種ですが、葉の形が鳥の翼を広げたように見えるため、このように名付けられました。よく男の子たちがこれを背中につけて、鳥の真似をして遊んだりします。普通のフキのように食用として利用されます。・不明度:2
・生息地:全域
▼テツノイトクズ(鉄の糸屑)
鈍色の糸くずのように細い花を咲かせる植物です。この花は食用であり、そのまま油で揚げてつけ合わせとして出されます。油を通すと鮮やかな橙色に変化し、味そのものよりも見た目を楽しむものです。・不明度:3
・生息地:中部〜南部
▼テンビンツツキ(天秤つつき)
別名を安らぎの樹という林に生えている低木で、2つの実を対称に枝先につけます。これが風に揺れる様を天秤に例えて、テンビンツツキと呼ばれています。茶色の実は中に空気を多く含んでおり、揚げるとクルトンのようにさくさくした感じになります。よくスープに浮かべて食べられています。・不明度:4
・生息地:中部〜西部
▼ハナアオサ(花アオサ)
八重の花のように重なっているアオサで、波間に揺れる様は本当に風にさざめく花のように見えます。この海藻は鉄分を多く含んでおり、貧血の人はよくこれを勧められます。・不明度:3
・生息地:アリアナ海
▼ハネタンポポ(羽根タンポポ)
少し大きめのタンポポで、茎の長さは60cm以上になります。綿毛が羽根型をしており、タケトンボのようにくるくる回りながら空を飛びます。葉をおひたしにして食べる地域もあります。・不明度:3
・生息地:全域
▼ヒメハナビ(姫花火)
タンポポの一種なのですが、非常な小振りの花を咲かせることと、黄色い綿毛が花火のように一斉に散ることから、このような名で呼ばれています。この葉は食用で、おひたしや粥にいれて食べられています。・不明度:3
・生息地:全域
▼マメブドウ(豆葡萄)
ブドウの一種なのですが、実にはあまり水分が含まれておらず、ソラマメのように固いことからこのように名付けられました。非常に糖度が高く、加工しなくても保存性に優れていることから、携帯食として食べられることが多いようです。・不明度:3
・生息地:中部
▼マロニエノシタ(マロニエの下)
マロニエの下にだけ特異的に生息するキノコで、落ち葉を養分にして成長します。親指くらいの大きさで、色は黒くて表面が皺だらけで、形はマッシュルームに似ています。ちょっと見ただけでは土の塊のように見えるのですが、リスやネズミなどは匂いをかぎつけて簡単に見つけだします。非常に香りがよく珍味として好まれているのですが、他の動物が先に見つけて平らげてしまうので、あまり人々の口に入ることはありません。・不明度:4
・生息地:全域
▼メリーメラント
緑葉革命のシンボルともなった雑草で、茎は食用とすることができます。普通は炒めものにまぜるのですが、革命に参加した民衆はこれを生のまま食べて飢えをしのぎました。風味は春菊に似ています。・不明度:3
・生息地:フレイディオン
▼ヤマニンニク
低山に生える1mほどの潅木で、白くてつやのある親指大の実をつけます。これはニンニクと同じくアリシンという成分を含んでいますが、香りはあまりきつくないので好んで食用に使われています。・不明度:5
・生息地:北部〜中部
▼ロウソクノキ(蝋燭の木)
油脂分を非常に多く含んだ木で、オリーブの近縁種です。幹に傷をつけてしばらく放っておくと、蝋がゆっくりと落ちてきます。また、実にもアボガドのようにたっぷりと脂肪分を含んでおり、サラダなどにまぜて食べられてます。この木は背丈が大人の胸ほどしかないため、ユナスフィール教国では子供たちが手伝いでこの実を摘んでいる姿をよく見かけます。・不明度:5
・生息地:ユナスフィール教国
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