技能の種類
《一般情報》
生活の中で経験的に身につける一般的な知識・情報に関する技能です。
・一般分野:記憶力(記憶)、接触情報(導引)、常識判断(判断)
《範囲情報》
特定地域における社会、土地、人間に関する情報です。
・一般分野:基本情報(記憶)、地域知識(記憶)、接触情報(導引)、位置感覚(感応)
・専門分野:特殊地理(記憶/感応)
《所属知識》
特定の職業や組織についての情報です。その職についたことや組織に属した経験がなければ習得することは出来ません。
・一般分野:業務手順(記憶/判断)、組織情報(記憶)、業界情報(記憶/導引)、職業言語(記憶)
・専門分野:秘匿知識(記憶/導引)
《専門情報/各種》
特定の職業分野や物品の取り扱いに必要とされる専門的な知識です。
・専門分野:専門知識(記憶/判断)、専門作業(器用/記憶/判断)
《宗教知識》
特定の宗教についての知識情報です。
・一般分野:基本情報(記憶)、信者知識(記憶)
・専門分野:教義知識/各種(記憶/判断)、宗教語/各種(記憶)、神学(記憶)
《異端知識》
異端と呼ばれる存在に関係する知識情報です。
・一般分野:怪物知識(記憶)、変異知識(記憶)
・専門分野:異端判別/各種(記憶)、神秘知識(記憶)
《術法知識》
術法と呼ばれる魔法に関する知識情報です。
・一般分野:基本情報(記憶)
・専門分野:魔術学(記憶/判断)
《軍事知識》
軍事行動に関する様々な知識情報です。
・一般分野:軍事情勢(記憶)
・専門分野:戦闘知識(記憶/判断)、戦争知識(記憶/判断)
《上流知識》
正式な場での礼儀作法や、社交界に関する知識です。
・一般分野:一般作法(記憶)、基本情報(記憶/導引)
・専門分野:礼儀作法(記憶)、上層社会(記憶/導引)
《裏社会》
犯罪や裏社会に関する知識です。
・一般分野:基本情報(記憶/導引)
・専門分野:犯罪知識(記憶/判断)、詐術(記憶/判断)、偽造/各種(器用/記憶)、闇情報(記憶/導引)、盗賊語(記憶)
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一般情報
生活の中で経験的に身につける一般的な知識や記憶に関する技能です。一般社会における常識、過去に出会った人や出来事など、何か物事を思い出そうとする時に使用します。
○一般分野(一般:導引/記憶/判断)
・判定:記憶力、接触情報、常識判断
▼記憶力(記憶)
個人的な記憶や最近聞いたニュースなど、知識分野には含まれない一般的な情報について思い出すことが出来ます。
▼接触情報(導引)
噂に類するものや個人的に直接見聞きした情報を引き出すための判定です。その他の分野に関係しない内容については、この技能で判定を行なって下さい。これに成功すれば、それらの情報に接触した経験があることになります。
▼常識判断(判断)
生活で身についた常識についての知識です。プレイヤーがエルモア地方の常識に基づいて行動しようとする場合、GMは常識判断の判定をさせるようにして下さい。また、プレイヤーがあまりに非常識な行動をとったり、あるいはこの世界の常識的な行動に気づいていないようであれば、GMはこの判定を行わせることによって、行動に何らかの示唆を与えても構いません。
◇修正
地域や身分によって常識の概念は異なります。そのキャラクターが生活している地域以外の常識については、マイナスの修正値を与えて判定させて下さい。また、自分が属しているものと異なる身分の常識についても、身分レベルの差だけ不利な修正を与えても構わないでしょう。ただし、神聖階級に属する聖職者は、いかなる身分に対しても修正を受けることはありません。
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範囲情報
特定地域における社会、土地、人間に関する情報です。
○一般分野(一般:記憶/導引/感応)
・判定:基本情報、地域知識、位置感覚
▼基本情報(記憶)
居住経験のある国家や地域における一般的な情報について知ることが出来ます。その地域では特に有名な人物や、おおよその地理、観光名所などの知識などが適用範囲となります。また、その都市だけに出没する怪物のように特徴的な存在であれば、他の専門知識の代わりにこの判定を行わせても構いません。ただし、この判定で得られる情報というのは、広く知られているガイド的な内容にとどまるもので、それほど詳しい知識を得られるわけではありません。
▼地域知識(記憶)
生まれ育った場所や居住経験のある土地に関する知識で、都市や町などの限定地域における様々な情報を得ることが出来ます。たとえば、地域の習慣や抜け道、あるいは店の場所や評判など、その地域に詳しい人でなければわからないような情報がわかります。
▼接触情報(導引)
噂に類するものや個人的に直接見聞きした内容など、一般的ではない知識や情報に関する判定です。これに成功すれば、それらの情報に接触した経験があることになります。
▼位置感覚(感応)
周囲の状況から判断して、だいたいの方向を割り出すことができます。また、1度通った道を把握したり、大雑把な地図を見て目的地を目指す場合において、迷うかどうかを判定するためにも用います。この能力が高ければ、目印がないところや見知らぬ場所でも迷わずにすみます。
また、暗い中や周囲が見えない状態で移動した場合でも、感覚的に移動距離を類推したり、ルートを特定することも可能となります。ただし、いくら達成値が高くても、あくまでも感覚的なものに過ぎませんから、それほど正確に割り出すことは出来ないでしょう。
○特殊地理(専門:記憶/感応)
特定地域の地理情報に関する知識で、自然野外、遺跡、地下道といった人が入り込むことの少ない場所が対象となります。判定の適用範囲は、獲得している個人分野(活動経験、関連地域など)の内容に関連した場所に限られます。
この判定に成功すれば、厳しい天候や自然条件の中でも迷わずに進むことが可能となります。記憶を用いて判定を行うのは、その地域の情報を引き出したり、手がかりがある状態で移動する場合に限られます。目印などがない状態で迷わずに移動するためには、感応を基準とした判定を行う必要があります。
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所属知識
特定の職業や組織に関する情報です。判定の適用対象は、現在の職業や所属組織、および〈活動経験〉として獲得している個人分野までに限定されます。
○一般分野
かつて経験したことのある職業や組織に関して、基本的な情報を得ることが出来ます
・判定:業務手順、組織情報、業界情報、職業言語
▼業務手順(一般:記憶/判断)
その職業や組織で行う基本的な業務の内容がわかります。作業手順のみならず、帳簿の付け方や事務仕事などのやり方も把握することが出来ます。また、特別な専門知識を必要としないものに限り、取り扱う物品に関する情報なども得ることが可能です。
実際に業務を行なったり作業の早さを判断する場合にも、この判定を行なわせて構いません。なお、この場合は【判断】の値を用いて判定することになります。
▼組織構成(一般:記憶)
組織の内部構成や規則についての知識です。職業組合におけるしきたりや、業界の慣習、伝統といったことについてもわかります。また、その組織に所属している人物の名前なども、これで判定することが出来ます。
▼業界情報(一般:記憶/導引)
特定の職業や組織が関連する業界全体についての情報です。基本的な知識や情報を引き出すための判定には【記憶】の能力を用いますが、噂に類する情報や個人的経験について判定する場合は、【導引】の能力値を基準として下さい。
◇基本情報(記憶)
その分野での人間関係や同業者に関しての情報、それから外部とのコネクションなどもこの判定によって思い出すことができます。また、同業者の仕事や生活ぶりなどから、腕前や経営状態についてもおよそ推測できるでしょう。もし、プレイヤーが情報収集の手段が探せなくて困っている場合、この判定を行わせてから適当な情報ルートを教えてあげても構いません。◇接触情報(導引)
噂に類するものや個人的に直接見聞きした内容など、一般的ではない知識や情報に関する判定です。これに成功すれば、それらの情報に接触した経験があることになります。
▼職業言語(記憶)
特定の職業分野で使われている、専門的な用語や文字についての知識です。その職業では普遍的な言葉になりますが、外部の者にとっては暗号のように受け取られるでしょう。
◇速記
速記で何かを書き残したり、あるいは判読するための判定に用います。新聞記者や議会の記録係などに必要とされる知識です。◇手旗信号
船乗りや軍の兵士が身につける意思伝達手段です。特に、戦車のような騒音を発する機械の近くでは声が届かないため、この知識は必須とされています。
○秘匿知識(専門:記憶/導引)
特定の職業分野や組織内で用いられる特殊な情報についてです。判定の適用対象は、現在の職業や所属組織、および〈活動経験〉として獲得している個人分野までに限定されます。
・判定:暗号、裏事情、特殊知識
▼暗号(記憶)
特定の集団で用いる暗号で、組織ごとに違うものを使っています。暗号表を用いたり数式に当てはめたりと非常に複雑で、外部に知られてはならないという性格上、移り変わりが激しいのが特徴です。
特定の組織に属している者は、この知識を習得していれば組織が用いる暗号全般を取り扱うことができます。たとえ暗号コードが変わっても習得しなおす必要はありません。
▼裏事情(導引)
単にその組織に所属したり、職業を経験しただけでは聞くことのできない、裏の情報について知ることが出来ます。
▼特殊知識(記憶)
その他の特殊な知識を引き出すために用いる判定です。
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専門情報/各種
特殊な職業分野や物品の取り扱いに必要とされる専門的な知識です。
○専門知識(専門:記憶/判断)
特定の分野や物品に関する専門的な知識情報を得ることが出来ます。
・判定:分野知識、鑑定...etc.
▼分野知識(記憶)
特定分野に関する様々な知識を得ることが出来ます。
▼鑑定(判断)
鑑定・品評のために行なう判定で、関連する分野のものしか判別することは出来ません。この判定に成功すれば、そのものの真贋や価値を判別することができます。贋作を見破るためには、相手の偽造などとの対抗判定になります。
○専門作業(専門:器用/記憶/判断)
特定の物品を作製・修理したり、その他の専門的な作業が必要な場合に用いる技能です。
・判定:製作、修理、整備...etc.
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宗教知識
特定の宗教についての知識情報です。神学は高等教育機関で習うことが可能ですが、その他の知識に関しては、改宗して他の宗教機関に所属しない限りは習得することは出来ません。
○一般分野(一般:記憶)
・種類:基本情報、信者知識
▼基本情報(記憶)
宗教全般に関する基本的な知識です。常識の範囲で全体の情報を知ることが出来ます。
▼信者知識(記憶)
自分が信仰している宗教に関する知識で、宗教書に書かれている一般的な内容や教会が催す教区の行事、それから葬儀などの儀式における常識などが含まれます。
また、この知識で天使や魔族に関する簡単な情報も得られます。ただし、宗教書や聖職者の話によって一般に伝えられた簡単な知識でしかないので、一部の有名な存在の名前や階級、それからだいたいの行動傾向くらいしかわかりません。
○教義知識/各種(専門:記憶/判断)
教義や神話、あるいは儀式などに関する宗教的な知識です。この技能で天使や悪魔、それから変異現象に関する宗教的情報も得られます。また、この技能を用いて布教を行ったり、善や徳を説いて犯罪者を改心させたりすることも可能です。この知識は聖職者以外が身につけることはありません。
・種類:聖母教会、法教会、マイエル教、エリスファリア国教会...etc.
○宗教語/各種(専門:記憶)
宗教機関で用いられる特殊な言語知識で、聖言と呼ばれています。宗教機関ごとに別の言語となりますが、その成立の経緯から聖母教会と法教会のものは似通っておりますし、エリスファリア国教会は法教会から分かれた組織なので、同じ聖言を使っています。
各宗教における聖典などの書物(原本)は、それぞれの宗教語で書かれているため、聖職者は必ず習得していなければなりません。また、宗教家が術法を使う場合、多くはこの言語を用いて祈りを捧げます。なお、一般に広まっている書物は共通語に翻訳してあるので、聖職者以外の者がこれらを習得することはありません。・種類:聖母教会、法教会、マイエル教、エリスファリア国教会...etc.
○神学(専門:記憶)
宗教の概念や歴史などについての学問知識で、様々な宗教に対する総合的な情報となります。一般に、大学校や神学校など、高度な学問機関でなければ教えることはありません。
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異端知識
異端と呼ばれる存在についての総合的な知識です。怪物や変異現象、あるいは異端信仰者などについての情報を得ることができます。
○一般分野(一般:記憶)
・判定:怪物知識、変異知識
▼怪物知識(記憶)
不死者や精霊、その他の怪物に関する知識です。ただし、これはあくまでも一般に伝わっている程度の曖昧な知識であり、名前や反応、それからだいたいの強さの程度しかわかりません。中には噂によって歪められた情報や、伝説などで誇張された話も含まれていることもいます。より詳しく正確な知識が得たい場合は、専門分野の〈異端判別〉による判定を行わなければなりません。
▼変異知識(記憶)
変異現象についての一般的な知識です。ただし、あくまでも地域と内容についてのみの知識であり、原因に関しては一切わかりません。自分の住んでいる場所から距離が離れるごとに、判定にマイナスの修正を受けます。また、何か異常な出来事があった際に、それが変異現象によるものかどうかを判断させるために用いても構いません。
○異端判別/各種(専門:記憶)
悪魔や不死者、あるいは変異体など、宗教において異端とされるものに関する知識です。その対象を専門的に狩る者や異端審問官などが身につけています。また、これらを崇める者や使役する者たちもこの知識を持っています。
・種類:怪魔(不死者、魔族、異形のもの、人型生物など)
幻精(精霊、霊獣、鏡魔、妖精など)
○神秘知識(専門:記憶)
いわゆるオカルト知識です。霊や怪奇現象に対する概念や、異世界についての知識などを体系化したものです。民間で伝えられてきたものであり、正式な学問ではありません。また、宗教機関とも解釈を異にするため、どちらかといえば異端的な考え方でもあります。遊牧民や辺境部族の霊媒師などが身につけていることが多いでしょう。また、異端信仰者がこれを歪めて解釈し、独自の理論を展開することもあります。
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術法知識
術法と呼ばれる魔法に関する知識情報です。
○一般分野(一般:記憶)
・種類:基本情報
▼基本情報(記憶)
一般的に知られている範囲の、術法に関する基本的な知識です。異端術法師の存在や職業術法師の種類などについて判定することが出来ます。
○魔術学(専門:記憶/判断)
術法に関する専門知識で、術の内容に関する知識を得たり、術法を他人に教えることが可能となります。
・判定:術法判別、術法教授
▼術法判別(記憶)
術法に関する知識の判定に使用します。他者が使用した術を判別したり、名称から術の内容を思い出そうとする場合、レベルと習得制限を基準とした知識判定を行います。異端術法や術の痕跡から種類を判断しようとする場合には、マイナスの修正を与えて判定させて下さい。
▼術法教授(判断)
魔術学を習得していなければ、他人に術法を教えることはできません。もしキャラクター間で術を教え合うような場合、術法を教授する側は教えようとする術のレベルを難易度とした判定を行わなければなりません。もしその判定に失敗した場合は、その術法を教えられなかったものとします。
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軍事知識
軍事行動に関する様々な知識情報です。
○一般分野(一般:記憶)
・判定:基本情報、軍事情勢
▼基本情報(記憶)
一般的に知られている範囲で、戦闘などに関する知識を得ることが出来ます。
▼軍事情勢(記憶)
エルモア地方での軍事情勢に関する情報です。現在どの国家が戦争をしているかなどの情報がわかります。
○戦闘知識(専門:記憶/判断)
実際の戦闘行為に関する専門知識です。
・判定:戦術、兵器知識
▼戦術(判断)
実際の少人数での戦闘場面における作戦知識です。これによって、敵の行動を予測して裏をかいたり、陽動したりということができます。また、戦闘の形跡から、どの程度の規模の戦いがあったのか、あるいはどのような形態で戦闘が行われたのかを類推することができます。
相手の裏をかこうとした場合、戦術同士の対抗判定となります。勝利した側は有利な舞台に敵をおびきよせたり、不意打ちを仕掛けたりすることが可能です。不意打ちに成功した場合は、1ラウンドの間は一方的に攻撃を仕掛けることができます。
他にも戦況を判断したり、陣形を整えて味方を戦いやすい状況に導くためにも、この知識が用いられます。相手を包囲したり、うまく撤退するなどの行動を試みる時には、双方が戦闘知識を用いた対抗判定を行ない、相手の裏をかく必要があります。
▼兵器知識(記憶)
武器・兵器の基本情報や、効果的な運用方法や利点についての知ることが出来ます。
○戦争知識(専門:記憶/判断)
戦争など、大規模な戦闘に関する様々な知識情報です。
・判定:戦略、戦争指揮、戦史学
▼戦略(判断)
軍事行動を起こすための準備、計画、および兵の運用法などを企画する能力です。また、相手の戦略を予測するためにも使用します。基本的に、軍人を養成する学校(兵学校、士官学校)を出たものか、あるいは軍務についた経験のあるものしか、これを習得することはできません。統治方法や科学技術のレベル(つまりは兵器の性能)によって、内容に若干の差が生じます。
▼戦争指揮(判断)
大規模な戦闘で指揮を行なうことが出来ます。これによって相手の陣形を崩したり、撤退時に犠牲をなるべく抑えるといったことが可能となります。
▼戦史学(記憶)
かつてエルモア地方で起こった戦争に関する知識です。かつての戦略および戦術行動から、敵の行動を類推したりといったことが可能となります。基本的に、兵学校や士官学校でしか習うことはできません。
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上流知識
正式な場での礼儀作法や、社交界に関する知識です。
○一般分野(一般:記憶/導引)
・判定:一般作法、基本情報
▼一般作法(記憶)
失礼にならない程度の作法について、常識の範囲で判断することができます。
▼基本情報(記憶)
一般的に知られている範囲で、社交界の情報や有名人のゴシップなどを知ることが出来ます。
○礼儀作法(専門:記憶)
礼儀正しい作法に関する判定に使用するもので、上流階級に属する者には必須とされています。テーブルマナーや挨拶の仕方など、正式の場で通用する礼儀作法に関する広範な知識です。
○上層社会(専門:記憶/導引)
主に社交界に関する知識情報です。
・判定:社交界知識、紋章知識
▼社交界知識(専門:記憶)
社交界における常識や、人物に関する知識情報です。これを身につけているものは、貴族や名士の名前を覚えていたり、あるいは社交界におけるルールや常識に精通しています。
▼接触情報(導引)
噂に類するものや個人的に直接見聞きした内容など、一般的ではない知識や情報に関する判定です。これに成功すれば、それらの情報に接触した経験があることになります。
▼紋章知識(専門:記憶)
それぞれの貴族がもつ紋章に関する知識です。紋章の色やデザインから、持ち主の貴族を判別することができます。戦場での敵味方を判別するために使われてきた知識で、今でも貴族が率いる部隊の旗印には、それぞれの貴族の紋章が掲げられています。
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裏社会
犯罪や裏社会に関する知識の判定に用います。
○一般分野(一般:記憶)
・種類:基本情報
▼基本情報(記憶)
犯罪や裏社会について、一般社会の人々にも知りうる程度の基本的な情報です。有名な犯罪者などの情報を得ることが出来ます。
○犯罪知識(専門:記憶/判断)
犯罪の詳しい手口や過去の事件の記録に関する知識です。犯罪を実行するためだけでなく、捜査する側が現場の痕跡から犯行方法を推測したり、犯罪者の心理を分析したりするためにも使います。
手法について情報を得るためには【記憶】を、実際の犯行に際して分析や推理を行うためには、【判断】の能力を用いて判定を行って下さい。・判定:窃盗事件、傷害事件...etc.
○詐術(専門:記憶/判断)
うまい話などをもちかけて他人をだまし、思い通りの行動をとらせる技術です。詐術は演技とは異なり、詐欺師のような犯罪者や悪徳商人が得意とするもので、人間心理の隙を突くような手法が主となります。数字トリックや法律の隙をつくような手法もこれに含まれます。
この知識があれば詐欺を仕掛けるだけでなく、相手がこちらの話に乗り気であるかどうかや、引き際などを判断することもできます。また、計画した手法が相手の心理にどういった影響を与えるのか、つまり犯罪手法の妥当性について予測することも可能です。・対抗判定:分析力、自我抵抗
○偽造/各種(専門:器用/記憶)
証明書などを偽造する場合に使用する技術です。作製には非常に高度な技術を必要とし、専用の道具を使用しなければなりません。また、偽造するものにもよりますが、最低でも数日の時間がかかるでしょう。
この偽造物の真贋を判別するためには、まず本物を見たことがなければなりません。本物を見た経験がある人は、《観察力》による対抗判定に成功すれば、直感的にそれが偽物ではないかという疑いを持つことができます。しかし、それを偽物だと証明することが出来るのは、製作に携わる者か専門の知識を持つ者だけとなります。
基本的に犯罪組織や諜報機関に属していなければ、この技能は習得することができません。また、習得には必ずGMの許可が必要となります。・種類:文書(証明書など)、印章、紙幣...etc
・対抗判定:観察力、専門知識
○闇情報(専門:記憶/導引)
裏社会全体の組織構造、暗黙のルール、裏世界の有名人などについての情報を得ることができます。それから、物品取引きや仕事依頼のルートを見つける場合にも必要となります。
基本的な知識や情報を引き出すための判定には【記憶】の能力を用いますが、噂に類する情報や個人的経験について判定する場合は、【導引】の能力値を基準として下さい。
○盗賊語(専門:記憶)
裏組合や乞食組合など、裏の社会で広く使われている共通の暗号です。裏社会に属している人間、もしくは乞食組合など裏社会と取り引きのある者しか身につけることが出来ません。
盗賊語はほとんど全ての国家で共通となっています。盗賊語を覚えていなければもぐりとみなされ、仕事の上で何かと不便なことになるでしょう。この言語は文字の形状そのものに意味があり、話し言葉や書き文字としてだけでなく、手話としても用いることができます。
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