スケルトン
○判定
▼不明度:2
恐怖度:3▼判定技能
一般分野:怪物知識(一般:記憶+異端知識)
専門分野:異端判別/怪異(専門:記憶+異端知識)
○基本情報(一般:±0)
▼名称:スケルトン
認識:不浄/危険/嫌悪
利用:なし▼生息地域:全域/墓場、戦場、遺跡など
活動期:暗闇
遭遇頻度:非常にまれ
出現数:単独〜多数
反応:敵対的。生者には無差別に攻撃▼外見:
人間の骨が不死者になったもので、多くの場合は土などで薄汚れています。体格は個人によります。▼概要:
スケルトンは骸骨になった死体で、人間のように動くことができます。生物に対しては強い憎悪を抱いており、動くものを見つけると積極的に攻撃を仕掛けます。▼伝承・噂:
スケルトンは腐敗の亡者から肉がそげ落ちたものという説もありますが、実際のところはよくわかっておりません。なお、スケルトンに殺された者は、スケルトンになってしまうという噂もあります。
○専門情報(専門:+2)
▼専門分類:不死者/リビングデッド/人型
▼詳細情報:
彼らは戦場や遺跡、あるいは墓場などでよく見られるため、穢れを受けた霊が宿った死体と考えられています。特に虐殺が起こった戦場でよく見られたり、不審な死に方をしている者が死にきれずにスケルトンになるようです。そのため、殺した相手に憎しみを抱いていたり、生に対して強い執着を持っている場合に、スケルトンになってしまうのだと考えられています。
彼らに生前の記憶はなく、明確な意志も持っていません。語りかけても反応することなく、ひたすら生者を襲おうとします。そのため、動かなくなるまで破壊するしか救う道はありません。生き残ろうという意識もないので、見つけた獲物を追っているうちは、たとえ太陽が出ても逃げだそうとすることはないようです。なお、陽光にさらされるとボロボロに崩れてしまいます。
一般に考えられているように、スケルトンに殺されても、スケルトンになってしまうわけではありません。また、聖職者などの専門家の間では、腐敗の亡者とスケルトンは全く別のものと考えられています。
○データ(専門:+2)
▼能力値
導引: ― 体力: 6 敏捷: 6 器用: 4
記憶: ― 判断: ― 感応: 6 霊力: 4▼抵抗力/耐久値
精神抵抗: 4 精神値:10
自我抵抗: ― 自我値: ―
生命抵抗: 6 生命値:10▼行動力:12
▼移動力:12
▼状態変化:気絶なし/損壊
知能:なし
弱点:日光(致死)
属性:瘴気
感覚:霊的感覚
○戦闘(専門:+2)
▼攻撃
近接武器:武器打撃 6(各種武器)
格闘攻撃:格闘打撃 6(素手:0)
組打ち 6(素手:0/絞め:―)▼回避
戦闘防御: 6
反射回避: 6
防御値:なし▼戦闘方法:
攻撃は素手のままでつかみかかったり、あるいは木の枝や拾った武器を使うこともあります。戦場で死んだ者の場合は、たいてい武装していることが多いようです。足はさほど速くないので、襲われても走って逃げれば何とか逃げ切れるでしょう。知能もなく力まかせに戦うことしかしないので、戦闘の経験がある者ならば、1対1でもそうは負けることはないと思われます。しかし、集団で現われた時には脅威となり、かつてユークレイの大きな街が1つ滅ぼされたこともあります。
○特殊能力(専門:+2)
▼心理影響の無効化(自動発動)
心理、感情、判断力に影響する術法や特殊能力などを無効とすることができます。▼通常攻撃の最少化/飛び道具(自動発動)
飛び道具による攻撃では、1度に1ポイントしかダメージを与えることが出来ません。また、武器に魔力を付与したとしても、付与した魔力+1ポイントのダメージとなります。
○バリエーション(専門:+4)
・生前の記憶を持っているのか、自分の家に帰ってきたという例が幾つか報告されています。
・過去に動物のスケルトンが出没した記録がありますが、それは非常に稀少な例です。その時は大型犬のような形状だったそうです。
・骨が変形して武器や鎧のようになっている個体も発見されています。変異した人間のスケルトンではないかと考えられています。
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スケルトン・ロード
○判定
▼不明度:6
恐怖度:3▼判定技能
一般分野:怪物知識(一般:記憶+異端知識)
専門分野:異端判別/怪異(専門:記憶+異端知識)
○基本情報(一般:±0)
▼名称:スケルトン・ロード
認識:不浄/危険/嫌悪
利用:なし▼生息地域:全域/墓場、戦場、遺跡など
活動期:暗闇
遭遇頻度:きわめてまれ
出現数:単独/ただし、スケルトンを引き連れている場合もある
反応:敵対的▼外見:
非常に体の大きなスケルトンで、身長は2m以上にもなります。骨でつくられた剣を手にもち、胴は鎧のような形をしています。▼概要:
大型のスケルトンで、巨人の骨が不死者となったものだとも、憎しみや闘争本能が彼らの姿を大きくしたのだとも言われますが、正確なところはよくわかっておりません。骨でできた武器や鎧を装備していることから、戦場で死んだ過去の騎士の霊が宿ったものという伝承が一般的です。
○専門情報(専門:+2)
▼専門分類:不死者/リビングデッド/人型
▼詳細情報:
特定の誰かの意識ではなく、複数の憎悪の念が複合化してアンデッドとなったもののようです。そのため、戦場など過去に死者が多数出た場所や、疫病など同じ様な死に方をした者がまとめて葬られた場所から出没するようです。
その行動は常に攻撃的であり、相手の息の根を完全に止めるまで剣を振るいます。日光を浴びると滅んでしまいますが、それを恐れる様子は微塵もなく、ただひたすら生者を滅ぼすために剣を振るいます。
この化け物がスケルトン・ロードと呼ばれるのは、スケルトンをつくる能力(死者の軍団)があるためです。この怪物が通った場所に死体が埋められていた場合は、それらはスケルトンとなって出現し、ロードに付き従って生者に襲い掛かります。ただし、知性はもっていないので、スケルトンに複雑な命令を与えるわけではありませんし、連携して行動することもありません。ただただ、無差別に生者に襲いかかります。
○データ(専門:+2)
▼能力値
導引: ― 体力:14 敏捷:10 器用: 4
記憶: ― 判断: ― 感応: 8 霊力: 8▼抵抗力/耐久値
精神抵抗: 8 精神値:14
自我抵抗: ― 自我値: ―
生命抵抗:14 生命値:22▼行動力:18
▼移動力:16
▼状態変化:気絶なし/損壊
知能:なし
弱点:日光(致死)
属性:瘴気
感覚:霊的感覚
○戦闘(専門:+2)
▼攻撃
近接武器:武器打撃12(骨の剣:5)
格闘攻撃:格闘打撃12(素手:0)
組打ち 14(素手:0/絞め:―)▼回避
戦闘防御:10
反射回避: 8
防御値: 5(骨の鎧+骨の楯)▼戦闘方法:
通常は骨でつくられた武器で攻撃を行ないます。攻撃する相手は最初に目にしたもので、この者をしとめるまで目標を変えることはありません。
○特殊能力(専門:+2)
▼心理影響の無効化(自動発動)
心理、感情、判断力に影響する術法や特殊能力などを無効とすることができます。▼通常攻撃の最少化/飛び道具(自動発動)
飛び道具による攻撃では、1度に1ポイントしかダメージを与えることが出来ません。また、武器に魔力を付与したとしても、付与した魔力+1ポイントのダメージとなります。▼死者の軍団(能動発動)
距離:術者 時間:永久 範囲:半径10m
効果:死体をスケルトンに変える能力です。これによってスケルトンとなった死体は、ロードの後をついて回りながら、生者を無差別に攻撃します。
○バリエーション(専門:+4)
・強い怨念を抱くスケルトン・ロードは、以下の特殊能力を持ちます。
▼狂気の視線(能動発動)
能力:― 作用:難易度5 対抗:精神抵抗
距離:10m 時間:永久 範囲:1対象
効果:視線を合わせた相手を狂気に陥れることが出来ます。対象は周囲の生者に憎しみを抱くようになり、狂ったように攻撃をしかけます。精神抵抗は毎ラウンド行なうことが可能で、抵抗に成功すれば正気を取り戻すことが出来ます。▼死の呪い(自動発動)
能力:― 作用:難易度3 対抗:精神抵抗
距離:無制限 時間:永久 範囲:1対象
効果:自らを滅ぼした相手に死の呪いを与えます。精神抵抗の判定に成功しなければ、それから1日が過ぎた後に苦悶の死を迎えることになります。呪詛払いなどの解呪の術法を使わなければ、この呪いを解除することは出来ません。
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腐敗の亡者
○判定
▼不明度:2
恐怖度:3▼判定技能
一般分野:怪物知識(一般:記憶+異端知識)
専門分野:異端判別/怪異(専門:記憶+異端知識)
○基本情報(一般:±0)
▼名称:腐敗の亡者
認識:不浄/危険/嫌悪
利用:なし▼生息地域:全域/墓場、戦場、遺跡など
活動期:暗闇
遭遇頻度:非常にまれ
出現数:単独〜多数
反応:敵対的。生者には無差別に攻撃▼外見:
体に肉がついたままの死体です。死体の保存状態にもよりますが、多くはところどころ肉がはがれた、腐りかけた姿で現われます。ボロボロの服をまとっていることもあるので、遺族は見分けることができるかもしれません。▼概要:
体に肉がついたままの死体で、ひどい異臭を放って現われます。エルモア地方では土葬の習慣が残っているので、墓場などで歪みを受けた死体が自力で棺を破って外に出てくることがあるのです。生者に憎しみを抱いているようで、生きているものを見かけるとすぐに襲いかかってきます。▼伝承・噂:
彼らの襲われた場合は、たとえ死ななくても体が腐ってゆき、いずれ腐敗の亡者になってしまうと言われています。そうならないためには、聖職者に清めてもらわなければなりません。
○専門情報(専門:+2)
▼専門分類:不死者/リビングデッド/人型
▼詳細情報:
知性はほとんど持たず、生物が近寄ると攻撃を仕掛けます。彼らは痛みを感じているようであり、失った体の部分を食べることで補おうとします。しかし、もちろんそれで体が癒されるわけはなく、彼らの苦しみは永遠に続くことになります。彼らの魂を救うには肉体から解き放つ、すなわち肉体を消滅させるしかありません。相手が人間の姿をしていることから、そのことに罪悪感を覚える人もいますが、彼らを苦痛から開放するには仕方のないことなのです。
日光を嫌うため、日中は土を掘って隠れたり、暗い場所に逃げ込んだりして身を守るようです。しかし、生者が近づいてきた時には、反射的に襲うこともあります。
一般的には、腐敗の亡者に殺されたものは、いずれ腐敗の亡者になってしまうと信じられています。しかし、それは彼らが爪に腐敗毒を持つことから誤解されて伝わったもので、実際には医師の治療によってなおります。それから、腐敗の亡者となってしまった後は、肉体の腐敗は進行しないようです。そのため、スケルトンとは別の種類の不死者と認識されています。
○データ(専門:+2)
▼能力値
導引: ― 体力: 8 敏捷: 6 器用: 5
記憶: ― 判断: ― 感応: 4 霊力: 5▼抵抗力/耐久値
精神抵抗: 5 精神値:11
自我抵抗: ― 自我値: ―
生命抵抗: 8 生命値:12▼行動力:10
▼移動力:12
▼状態変化:気絶なし/損壊
知能:なし
弱点:日光(致死/逃亡)
属性:瘴気
感覚:霊的感覚
○戦闘(専門:+2)
▼攻撃
格闘攻撃:格闘打撃 7(素手:0/噛み:0)
組打ち 8(素手:0/噛み:0/絞め:―)
特殊攻撃:爪の腐敗毒(効果値3±0)▼回避
戦闘防御: 6
反射回避: 4
防御値:なし▼戦闘方法:
人間のように理性的な行動を取ることはなく、主に手で相手を力任せになぎ払ったり、押さえ込んでかみついたりします。
○特殊能力(専門:+2)
▼心理影響の無効化(自動発動)
心理、感情、判断力に影響する術法や特殊能力などを無効とすることができます。▼通常攻撃の気絶武器化/飛び道具(自動発動)
飛び道具によるダメージは、気絶武器による攻撃として扱われます。ただし、通常の近接武器や、魔力を付与した飛び道具による攻撃は、通常と同じようにダメージを受けることになります。▼腐敗毒/爪(自動発動)
能力:― 作用:効果値3±0 対抗:生命抵抗
距離:接触 時間:永久 範囲:1対象
効果:爪に腐敗毒を持っており、生命抵抗に成功しなければダメージを受けてしまいます。また、後で適切な処置をしなければ、傷口が壊死してしまうことになります。
○バリエーション(専門:+4)
・まれにおぼろげに記憶をもっている場合があり、死体がかつての家族や恋人を目指して帰ってくることがあります。その場合は、特に生者を食べることに執着するようです。
・生者と見まがうかのような肌を持ち、なおかつ日光すら受け付けない亡者が現れた記録が、過去に1つだけ存在します。しかし、知能はまったくなかったようで、聖母教会の聖職者に浄化されています。
・爪に生物の肉を溶かしてしまう毒を持つものが発見されています。
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不死の下僕
○判定
▼不明度:5
恐怖度:3▼判定技能
一般分野:怪物知識(一般:記憶+異端知識)
専門分野:異端判別/怪異(専門:記憶+異端知識)
魔術学(専門:記憶+術法知識)▼術法:×不死者創造
○誤認情報(一般:±0)
判定に成功した場合は、腐敗の亡者の基本情報が得られます。
○基本情報(専門:±0)
▼名称:不死の下僕
認識:不浄/危険/嫌悪
利用:なし▼生息地域:術者による
活動期:暗闇
遭遇頻度:術者による
出現数:術者による
反応:術者による▼外見:
腐敗の亡者と同じ姿で、体に肉がついたままの死体です。死体の保存状態にもよりますが、多くはところどころ肉がはがれた、腐りかけた姿で現われます。▼概要:
異端の術法師が呪術によってつくりだした、腐敗の亡者です。術者の命令を聞いて、人々に様々な害を与えます。
○専門情報(専門:+2)
▼専門分類:不死者/リビングデッド(術法)/人型
▼詳細情報:
不死系の『不死者創造』の術法によって死体からつくられる不死者です。術者の命令がなければ動くことはできませんし、知性がないので複雑な命令をこなすこともできません。姿は非常に似通っていますが、腐敗の亡者よりも若干強くで、獣のように素早く移動することができます。
その存在を知らない者は、それほど腐敗が進行していない死体が不死者になったものだと考えてしまいます。また、専門的知識がある者でも、外見上からは腐敗の亡者と区別をつけることが出来ません。術者の存在やその行動から推測できる程度になります。
○データ(専門:+2)
▼能力値
導引: ― 体力: 9 敏捷: 7 器用: 6
記憶: ― 判断: ― 感応: 6 霊力: 5▼抵抗力/耐久値
精神抵抗: 5 精神値:11
自我抵抗: ― 自我値: ―
生命抵抗: 9 生命値:13▼行動力:13
▼移動力:13
▼状態変化:気絶なし/損壊
知能:なし
弱点:日光(致死)
属性:瘴気
感覚:霊的感覚
○戦闘(専門:+2)
▼攻撃
格闘攻撃:格闘打撃 8(爪:0)
組打ち 9(爪:0/絞め:―)
特殊攻撃:爪の麻痺毒(影響度2)▼回避
戦闘防御: 7
反射回避: 6
防御値:なし▼戦闘方法:
主に手で相手を力任せになぎ払ったり、押さえ込んで噛みついたりします。手には鋭い爪がはえており、これには麻痺毒が仕込まれています。
○特殊能力(専門:+2)
▼心理影響の無効化(自動発動)
心理、感情、判断力に影響する術法や特殊能力などを無効とすることができます。▼通常攻撃の気絶武器化/飛び道具(自動発動)
飛び道具によるダメージは、気絶武器による攻撃として扱われます。ただし、通常の近接武器や、魔力を付与した飛び道具による攻撃は、通常と同じようにダメージを受けることになります。▼麻痺毒/爪(自動発動)
能力:― 作用:影響度2 対抗:生命抵抗
距離:接触 時間:10分 範囲:1対象
効果:爪に麻痺毒(部分麻痺)を持っており、生命抵抗の判定に成功しなければ、抵抗判定を除く全ての行動に−2修正を受けます。この影響は累積するもので、合計で−6修正を受けた時点で全身が麻痺して、身動きが取れなくなってしまいます。
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水死人
○判定
▼不明度:3
恐怖度:3▼判定技能
一般分野:怪物知識(一般:記憶+異端知識)
専門分野:異端判別/怪異(専門:記憶+異端知識)
○基本情報(一般:±0)
▼名称:水死人
認識:不浄/危険/嫌悪
利用:なし▼生息地域:全域/水辺
活動期:暗闇
遭遇頻度:非常にまれ
出現数:単独〜多数
反応:敵対的/生者に対しては無差別に攻撃▼外見:
ぶよぶよと膨らんだ青白い体をしています。死体の程度にもよりますが、破損していたり腐敗していることもあるようです。▼概要:
水難事故で死んだ者がなるアンデッドで、水夫や港湾作業者の亡骸が多いようです。普段は水中に潜んでおり、動かなければ水死体と全く区別がつきません。常に生者を仲間にしようとしており、近くを通りかかった者を水の中に引きずり込もうと試みます。
○専門情報(専門:+2)
▼専門分類:不死者/リビングデッド/人型
▼詳細情報:
変異の影響を受けて不死者になった水死体で、ところどころが腐敗してガス含んだ体からは、強い異臭を放っています。強い力で生者を押さえつけ、水の中に引きずり込んで溺死させようとします。力が強いので、水中で戦うには非常に厄介な相手です。また、基本的に水辺から離れようとはしないので、火による攻撃もあまり有効ではありません。
日光を浴びると滅んでしまうので、日中は光の当たらない場所でじっとしています。水底や湿った土の中などにいることが多いようです。しかし、生者が近づいてきた場合は、反射的に襲いかかることもあります。
○データ(専門:+2)
▼能力値
導引: ― 体力:10 敏捷: 6 器用: 5
記憶: ― 判断: ― 感応: 5 霊力: 5▼抵抗力/耐久値
精神抵抗: 5 精神値:11
自我抵抗: ― 自我値: ―
生命抵抗:10 生命値:16▼行動力:11
▼移動力:12/水中6
▼状態変化:気絶なし/損壊
知能:なし
弱点:日光(致死/逃亡)
属性:瘴気
感覚:霊的感覚
○戦闘(専門:+2)
▼攻撃
格闘攻撃:組打ち 10(絞め:―)▼回避
戦闘防御: 6
反射回避: 5
防御値:なし▼戦闘方法:
多くの水死人は、生者を溺死させることを目的としているため、特に噛んだり殴ったりということはせず、体を絞め付けてそのまま水の中に連れてゆこうとします。また、首を絞めて窒息させようとすることもあるようです。非常に力が強く、これを振り解くことは容易ではありません。絞められた場合は、組打ち(一般:体力+格闘)の判定で勝利しなければ逃れられません。
○特殊能力(専門:+2)
▼心理影響の無効化(自動発動)
心理、感情、判断力に影響する術法や特殊能力などを無効とすることができます。▼通常攻撃の気絶武器化/飛び道具(自動発動)
飛び道具によるダメージは、気絶武器による攻撃として扱われます。ただし、通常の近接武器や、魔力を付与した飛び道具による攻撃は、通常と同じようにダメージを受けることになります。▼水中移動(自動発動)
水死人は水の中でも不利な修正なしで動くことができます。また、水泳の判定をしなくても、自由に移動できるものとして構いません。
○バリエーション(専門:+4)
・生前と同じく船を操る水死人たちが、今もまだ航海を続けているという伝説があります。宝の在処を守る海賊船だとか、実際に幽霊船に襲われた船が存在するなどという噂も囁かれているようです。
・複数で生者を捕まえ、死ぬまで水を飲ませ続けて殺すという話も存在します。しかし、実際にそのような現場が確認されたことはありません。
○未知(不明)
船の難破で死亡したのですが、それに気づかずに活動している水死人の船は存在しているようです。これは水死人だけの船ではなく、スケルトンや幽霊など、様々な不死者が乗船し、船を沈めて次々と仲間を増やしています。その首領は海賊だったようで、どこかの島に船から宝を隠しているいるようです。
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焼死人
○判定
▼不明度:3
恐怖度:3▼判定技能
一般分野:怪物知識(一般:記憶+異端知識)
専門分野:異端判別/怪異(専門:記憶+異端知識)
○基本情報(一般:±0)
▼名称:焼死人/火刑死人
認識:不浄/危険/忌避
利用:なし▼生息地域:不定
活動期:暗闇
遭遇頻度:非常にまれ
出現数:単独〜多数
反応:敵対的▼外見:
無惨に焼け焦げた死体の姿であらわれます。元が焼死体であるため、体の一部を失っていることは珍しくありませんし、殆どの場合は生前の姿を想像することは難しいでしょう。肉の隙間から骨や内臓が覗いていることもあります。場合によっては完全に炭化してしまい、人型の黒い塊でしかないこともあるようです。▼概要:
焼死した者がアンデッドとなったもので、その苦しみを他の者に与えるために活動しています。
○専門情報(専門:+2)
▼専門分類:不死者/リビングデッド/人型
▼詳細情報:
火事に巻き込まれたり、あるいは火刑にあった者の死体がリビングデッドとなったものです。大火が発生した後や、戦場跡などに出没することが多いようです。正しく弔われずに死んだ者が、この怪物へと姿を変えるという説もあります。
彼らは生者に自らが味わった苦しみを与えるために活動するのだといいます。そして、焼け焦げてボロボロになった体を引き摺って、生ある者を焼き殺すために夜の闇を徘徊します。その体からは肉が焼け焦げた匂いが漂っており、通り過ぎた場所には黒い煤を残してゆきます。
彼らは発火能力を持ち、可燃物に火をつけることが出来ます。彼らは生者を殺すと、その死体を完全な炭になるまで焼き尽くし、ボロボロになるまで細かく崩してしまうようです。そして相手を消滅させると、また新たな犠牲者を探して動きだします。
○データ(専門:+2)
▼能力値
導引: ― 体力: 8 敏捷: 8 器用: 4
記憶: ― 判断: ― 感応: 6 霊力: 8▼抵抗力/耐久値
精神抵抗: 8 精神値:14
自我抵抗: ― 自我値: ―
生命抵抗: 8 生命値:14▼行動力:14
▼移動力:12
▼状態変化:気絶なし/損壊
知能:なし
弱点:日光(致死/逃亡)
属性:瘴気
感覚:霊的感覚
○戦闘(専門:+2)
▼攻撃
格闘攻撃:格闘打撃 8(素手:0)
組打ち 8(素手:0/絞め:―)
特殊攻撃:発熱体(効果値5+3)▼回避
戦闘防御: 8
反射回避: 6
防御値:なし▼戦闘方法:
火炎によって相手を焼き殺したり、炎の幻影で生者を苦しめようとします。また、近くで火が燃えている時は、相手をその火の中に投げ込んだり、しがみついたまま自分の体ごと炎の中に引き摺り込み、焼死させようとするようです。
○特殊能力(専門:+2)
▼心理影響の無効化(自動発動)
心理、感情、判断力に影響する術法や特殊能力などを無効とすることができます。▼通常攻撃の気絶武器化/飛び道具(自動発動)
飛び道具によるダメージは、気絶武器による攻撃として扱われます。ただし、通常の近接武器や、魔力を付与した飛び道具による攻撃は、通常と同じようにダメージを受けることになります。▼発火(能動発動)
距離:10m 時間:一瞬 範囲:1対象
効果:可燃物に火をつけることが出来ます。▼発熱体(能動発動)
能力:― 作用:効果値5+3 対抗:精神抵抗
距離:接触 時間:一瞬 範囲:1対象
効果:精神抵抗に失敗した場合は、熱によるダメージを受けることになります。▼炎の棺(能動発動)
能力:― 作用:効果値5±0 対抗:精神抵抗
距離:10m 時間:永久 範囲:1対象
効果:この能力は対象に焼死した時の記憶を植えつけるというもので、難易度5の精神抵抗に成功しなければ、火炎に包まれる幻影に襲われます。これは1ラウンドごとに抵抗を行い、抵抗に成功するまで幻影は続きます。また、この幻影は仮のダメージを与えることができ、幻影が破れるまでは生命値に対する通常のダメージとして扱います。
幻影によって気絶したり死亡した場合は、自ら精神活動を止めてしまい、まったく身動きがとれなくなってしまいます。この状態では栄養の摂取が行われないので、いずれ死亡してしまうことになります。目覚めさせるには術法による治療が必要となり、応急手当などは効果がありません。
○バリエーション(専門:+4)
・大火によって消失した一区画の全ての霊魂が融合し、強力な不死者として蘇ったことがあります。この怪物は聖職者たちによって滅ぼされましたが、20名以上の犠牲を出したといいます。
・火魂を生み出す個体が出現した記録があります。
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死鬼
○判定
▼不明度:5
恐怖度:2▼判定技能
一般分野:怪物知識(一般:記憶+異端知識)
専門分野:異端判別/怪異(専門:記憶+異端知識)
○基本情報(一般:±0)
▼名称:死鬼/デス・ナーグ/アンデッド・ナーグ
認識:不浄/危険/嫌悪
利用:なし▼生息地域:全域/不定
活動期:暗闇
遭遇頻度:きわめてまれ
出現数:単独〜数体
反応:敵対的▼外見:
2m近い巨体の、鬼のような形相をしたアンデッドです。体は腐敗しており、土気色の肌はボロボロで今にも崩れてしまいそうです。▼概要:
変異の影響を強く受けたアンデッドの1つで、非常に強い膂力をもっています。体も人間より一回り大きいので、一般には鬼族もしくは巨人の死体が不死者となったものと考えられています。
彼らは完全に狂気におかされており、目に止まる生物をことごとく殺してしまおうとします。途中に障害物があってもお構いなしで、とくにかく生物に向かって突進してゆきます。日光が差し込んでも逃げようともしません。
体は毒に侵されており、触れられた箇所は腐敗してボロボロになってしまいます。これを免れるには、聖職者に清めてもらわなければなりません。この毒によって死亡した場合は、死鬼の仲間になってしまうと言われています。
○専門情報(専門:+2)
▼専門分類:不死者/リビングデッド/人型
▼詳細情報:
どのような経緯で不死者と化したのかも、元の生物が何だったのかも明らかではありません。おそらくはアンデッドになった角鬼ではないかと言われていますが、特定の土地によく現れるわけでもなく、滅多に姿を見せることもないので、詳しいことは殆どわかっておりません。
○データ(専門:+2)
▼能力値
導引: ― 体力:14 敏捷: 9 器用: ―
記憶: ― 判断: ― 感応: 8 霊力: 7▼抵抗力/耐久値
精神抵抗: 7 精神値:13
自我抵抗: ― 自我値: ―
生命抵抗:14 生命値:22▼行動力:17
▼移動力:15
▼状態変化:気絶なし/損壊
知能:なし
弱点:日光(致死)
属性:瘴気
感覚:霊的感覚
○戦闘(専門:+2)
▼攻撃
格闘攻撃:格闘打撃12(爪:2/牙:1)
組打ち 14(爪:2/牙:1/絞め:―)
特殊攻撃:爪の腐敗毒(効果値3±0)
牙の麻痺毒(影響度4)▼回避
戦闘防御: 9
反射回避: 8
防御値: 1(体皮)▼戦闘方法:
攻撃は直情的で、尋常ならざる膂力に物をいわせて、破壊の限りをつくします。
○特殊能力(専門:+2)
▼心理影響の無効化(自動発動)
心理、感情、判断力に影響する術法や特殊能力などを無効とすることができます。▼通常攻撃の気絶武器化/飛び道具(自動発動)
飛び道具によるダメージは、気絶武器による攻撃として扱われます。ただし、通常の近接武器や、魔力を付与した飛び道具による攻撃は、通常と同じようにダメージを受けることになります。▼腐敗毒/爪(能動発動)
能力:― 作用:効果値3±0 対抗:生命抵抗
距離:接触 時間:永久 範囲:1対象
効果:爪に腐敗毒を持っており、生命抵抗に成功しなければダメージを受けてしまいます。また、後で適切な処置をしなければ、傷口が壊死してしまうことになります。▼麻痺毒/牙(能動発動)
能力:― 作用:影響度4 対抗:生命抵抗
距離:接触 時間:1時間 範囲:1対象
効果:牙でのダメージを受けた場合は、生命抵抗の判定を行なう必要があります。この抵抗に失敗した時は、運動や作業に関する全ての判定に−2修正を受けることになります。
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