情報検索
○情報媒体
自分が知らないことでも、書物や新聞などに記載されている類いのものであれば、検索によって情報を得られる可能性があります。
▼資料検索
書物や新聞から必要な項目を発見したい場合は、資料検索(一般:感応+資料情報)の判定を行います。特定の書物、図書館、新聞などを対象とした判定に成功すれば、何らかの情報を得られる可能性があります。
GMは調べるものの程度によって、適当な難易度を設定して下さい。この技能の判定に失敗した場合は、検索に余分な時間がかかったり、あるいはまったく情報が得られなかったりします。もちろん、最初から何も書かれていない場合は、いくら調べても時間の無駄ということになります。
▼データベース
自身が閲覧できるデータベースの内容を思い出したり検索する場合には、データベース(一般:記憶+資料情報)の判定を行います。
データベースとして扱うことが出来る資料は、キャラクターの所持品もしくは個人分野に関連するものに限られます。現在の職場で保管しているデータや、キャラクター作成時に所持金で購入した個人の蔵書などは、無条件で調査が可能となります。しかし、それ以外の対象をデータベースとして扱う場合には、個人分野として獲得している必要があります。
○推測
知識判定で達成値が難易度に足りなかった場合でも、関連する分野の情報であれば、どのような書物や資料にその内容が記載されているか推測することが可能です。ただし、最初から行為判定に失敗している場合は、推測さえも不可能ということになります。
得られる情報の程度は達成値次第となりますが、与えるべき内容は示唆にとどめておいて下さい。はっきりと何に書いてあるかを思い出すためには、知識判定に成功していなければなりません。
先頭へ
判読
文書の内容が確実に理解できるとは限りません。知らない言語で書かれていたり、内容に知識が追い付かなかったり、あるいは書物が古く文字の判別に苦労する場合は、判読のための判定を行う必要があります。
○言語
エルモア地方では、国家ごとに方言程度の違いは存在するものの、共通の言語が用いられているため、言語の翻訳を行う機会はあまり多いものではありません。しかし、以下のような言語が用いられている場合は、《言語知識》の技能判定を行う必要があります。なお、これらは専門分野に含まれる知識であり、習得していなければ解読を行うことは出来ません。
▼共通古語
現在使われている共通語の古語で、歴史や文学の研究などに必要とされます。また、遺跡の発掘を行う場合に、古文書から手がかりを得ることもあるでしょう。▼ペルソニア語(黒人語)
ペルソニア大陸に住む人々が話す言葉で、黒人語と呼ぶ場合もあります。これはエルモア地方でいう共通語に相当するものですから、実際は地域によって細部が異なっており、離れた地域間では通じない単語も多くあります。
エルモア地方にいる黒人はそれぞれが住む国家の言葉を話すため、この言語を話す者は少なくなっています。しかし、ペルソニア大陸の情報を集める場合に、この言語で書かれた文章を読む機会があるかもしれません。▼赤人語
北方の赤人が用いる言語で、白人と黒人の中間的な言語です。赤人語に触れる機会は少ないと思われますが、学術調査などで必要とされることもあるでしょう。また、黒人語を習得していなくても、この言語から一部を推測できる可能性があります。
○暗号
暗号で書かれた文章を読む場合は、専門分野の知識が必要となります。
▼職業言語
速記や略語など、特定の専門分野で使われている職業言語は、その分野に関する知識のない人間にとっては、暗号として受け取られることになります。
その職業を経験したことのあるキャラクターは、特に難しい内容やあまり使われない語句でない限り、判定なしで職業言語を理解することが出来ます。しかし、容易には把握できない情報だと考えられる場合は、職業言語(一般:記憶+所属知識)の判定に成功しなければなりません。なお、これは一般分野の判定となっていますが、自身の経歴に含まれる組織や職業に関連する内容でなければ、判定に挑戦することは出来ません。▼暗号
特定の集団で用いる暗号で、組織ごとに違うものが使用されます。このような暗号は、単に組織に属しただけでは習得することは出来ません。また、習得していても簡単に読めるものではなく、秘匿知識(専門:記憶+所属知識)の判定に成功する必要があります。▼盗賊語
裏組合や乞食組合など、裏の社会で広く使われている共通の暗号です。〈盗賊語〉は裏社会に関係する人間でなければ身につけることが出来ませんが、それゆえに重要な情報が得られるかもしれません。
○分析
集めた情報を整理・分析するためには、《分析力》の技能を使用します。
▼内容整理
要点を整理して情報を見やすい形にまとめたり、断片情報から全体を推測するためには、《分析力》の技能を用いた判定を行う必要があります。この他、資料の内容に矛盾を発見したり、帳簿の改竄などに気付くことも出来ます。▼推測
推理(一般:判断+分析力)の判定に成功すれば、暗号の解読や隠語の意味を推測したりといったことも可能となります。ただし、法則性がまったくない暗号文などの場合は、手がかりなしで解読を試みることは出来ません。また、これはあくまでも推測なので、判定に成功しても正しく解読できているとは限りません。
先頭へ