エルモア地方での単位系は、我々の現実世界のものと殆ど変わりません。呼び名は違いますが、実際の長さや重さといったものは同じ基準でつくられています。
○時間
▼基本
1年=12か月=360日
1か月=30日
1週間=7日
1日=24時間
1時間=60分=3600秒
1分=60秒
▼1年
1年は360日であり、12か月あります。聖母教会ではそれぞれの月を12人の使徒と対応させていますし、法教会を信奉する者は1月を新月、2月を氷月というように、様々な名で呼んでいます。
▼月/曜日
1か月は30日で、1週間は7日となります。これは我々の世界と同じように月月火水木金土日と呼ぶのが一般的です。月〜金は勤労日で、日曜日が休日となるのも同様です。また、学校や一部の仕事では土曜日が半休となります。
ただし、月のはじめと最後の日だけは例外となり、それぞれ新節日、聖節日と呼ばれています。新節日は前の月の穢れを祓う日であり、通常の国家では勤労日となります。聖節日は聖人たちへの感謝を捧げる日となり、休日とされるのが一般的です。なお、12月の聖節日は大聖節、1月の新節日は大新節となり、いずれの国家でも祝日に定められています。
なお、一般には殆ど知られておりませんが、精霊を崇める者のように地水火風樹雷氷砂光闇と対応させ、1週間を10日とし、それぞれを砂の日や水の日などと呼ぶ場合もあるようです。
▼1日/時間
1日は24時間であり、自転軸が傾いているので昼と夜の時間長は季節によって変わります。これも聖母教会だけの特別な呼び方があり、1日を午前と午後で区切り、それぞれ1時から12時までを使徒の呼び名と対応させるという方法があります。たとえば午前のラサの時という具合です。1時間は60分であり、1分が60秒というのも現実と同様です。
◆カレンダー
新節 月 火 水 木 金 土 日 聖節 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30
○長さ
長さは混乱を避ける目的もあって、各国で共通の単位が使われています。基本となるのは1mと同じ長さで、1メルー(m)という単位です。この1000倍が1カインメルー(km)となり、100分の1が1クレアメルー(cm)です。さらにその10分の1は1ミリアメルー(mm)となります。
▼長さの単位
1カインメルー(km)=1000メルー(m)
1メルー(m)=100クレアメルー(cm)
1クレアメルー(cm)=10ミリアメルー(mm)
○重さ
重さの基準は1kgと同じ値の1カインガルー(kg)です。1カインガルー(kg)の1000倍は1トゥルー(t)になります。1カインガルー(kg)の1000分の1が1ガルー(g)となります。さらにその1000分の1は1ミリアガルー(mg)です。
▼重さの単位
1トゥルー(t)=1000カインガルー(kg)
1カインガルー(kg)=1000ガルー(g)
1ガルー(g)=1000ミリアガルー(mg)
○エネルギー
この世界には『霊子』(エーテル)という特殊なエネルギーがあります。この霊子エネルギーの大きさを表わす数値として設定されたのが、『燃料価』(エネルギーポイント:EP)という単位です。これは100kgのものを100km運搬するのに等しいエネルギーです。現在では、これがあらゆるエネルギーの基準となる数値となりました。
エネルギーポイントは霊子機関による測定をもとに決められた単位ですが、石炭も同じ基準で取り扱われています。しかし、これは平均的な蒸気機関で測定した値であり、実際には機関の大きさや個々の機械でバラつきがあるということを覚えておいて下さい。
▼エネルギーの単位
1EP=100kg×100km=10000kg・km
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