医療関係

概略外科医/内科医精神科医看護婦薬剤師薬師


 

概略


タイプ 説明
外科医
内科医
 内科医や外科医など、国家から医師として認定されている者です。
精神科医  精神病や神経症などの治療を専門に行う職業で、非常に新しい分野の研究家です。変異の影響で精神に影響を受けた人間の研究も行っています。
看護婦  医療補助を行う資格を持つ人間で、看護学校を卒業した者がこの職につきます。
薬剤師  薬物を扱う資格をもつ職業で、様々な薬を調合することができます。病院につとめたり、個人で薬局を開く者などさまざまです。
薬師  あまり科学技術が発達していない地域で医療行為を行うのが薬師という存在で、資格は必要としません。通常は薬草などを調合した薬で傷病を癒します。


○解説

 病気や怪我の治療に携わる職業で、看護婦などの介護の仕事をする者以外は、一般的に尊敬される立場にあります。衛生設備も現代ほど整っておらず、また変異体なども出没する世界ですから、彼らは仕事がなくて困るということはありません。
 医療関係者の多くは特定の病院で働いており、長期間そこから離れて活動することは滅多にありません。せいぜい往診に出かけるくらいでしょう。また非常に忙しい職業であることから、長い休暇を取るというわけにもゆきません。参加するシナリオを選ぶ職業といえますが、逆に医療関係者のみが解決できる問題というものも存在します。


▼参考
 この世界の医療状況に関して詳しく知りたい方は、こちらの「世界設定/医療」のページをご覧下さい。


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外科医/内科医


医師
タイプ:外科医 身分:知識人階級(中層) 最低年齢:20歳
推奨技能
 医療知識、会話技術、指揮統制、知覚力、観察力、資料情報、各種学問の知識
必須分野
 医療知識:外科医学、薬学
説明:手術を主とした外科的治療によって患者を癒します。知識だけではなく、手先の器用さも要求されます。
所持品:医学書、外科医療器具


医師
タイプ:内科医 身分:知識人階級(中層) 最低年齢:20歳
推奨技能
 医療知識、会話技術、指揮統制、知覚力、観察力、資料情報、各種学問の知識
必須分野
 医療知識:内科医学、薬学
説明:手術をせず、薬物等を使用して病気を癒します。
所持品:医学書、内科医療器具


○解説

 医師になるためには大学校の医学部を卒業し、資格試験に合格しなければなりません。科学全般の基礎知識にも広く精通し、さらに非常に高度な専門知識を求められる職業であるため、誰でもそう簡単になれるものではないのです。しかし、医師になることは出世コースの1つでもあることから、それがいかに困難な道であっても、憧れを抱く若者は少なくありません。
 医師には外科や内科、あるいは歯科などの様々な分野があります。医師はそれぞれ専門領域があり、大病院では特定分野の治療しか行わないのが普通です。しかし小さな村や辺境では、1人の医師がありとあらゆる分野をこなすことは珍しくありません。
 なお、中には無許可で医療行為を行う者もいます。知識や経験はあるのですが資格試験を受けていなかったり、あるいは資格を剥奪されたまま治療を続けている場合などです。これは明らかな犯罪行為となります。なお、こういったモグリの医者を闇医師といい、裏社会の人間と繋がりがある場合が多いようです。


▼社会的地位
 医師は知識人階級の中でも特に社会的信用が高く、人々に非常に大事にされる存在です。なお、医師の鞄を持つ者は、治安の悪い場所でもあまり襲われないという事実があります。


▼種類

◇外科医
 手術を主とした外科的治療によって患者を癒します。知識だけでなれる職業ではなく、診察時には感覚の鋭さも必要としますし、手術においては手先の器用さも要求されます。それから、長時間の手術や勤務に耐えるだけの体力と集中力も、外科医には必須の能力といえるでしょう。

◇内科医
 手術をせず、薬物等を使用して病気を癒す医者です。主に内臓疾患に関しての治療や予防を行います。医学者として学術機関で治療についての研究を行う者もいます。


○条件

 外科医、内科医は資格を必要とされる職業で、大学校かそれに相当する学校(学問院、医学校など)を卒業して、初めて資格を取ることができます。また、資格を取得してもすぐに開業するわけではなく、他の医師の下で3年程度の研修期間を経るのが一般的です。

・経歴
 1.初等学校(6年)→中等学校(3年)→医学校(5年):20歳
 2.初等学校(6年)→中等学校(3年)→高等学校(3年)→大学校(4年):22歳


○コネクション

 医療関係者や学会の人間に多くの知り合いがいます。今まで診た患者さんやその家族とも顔見知りでしょう。それから、検屍のために警察に呼ばれることもあるので、警察関係者に知人がいてもおかしくありません。


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精神科医


医師
タイプ:精神科医 身分:知識人階級(中層) 最低年齢:20歳
推奨技能
 精神知識、医療知識、会話技術、指揮統制、観察力、資料情報、各種学問の知識
必須分野
 精神知識:心理学
説明:精神病や神経症などの治療を専門に行う職業で、非常に新しい分野の研究家です。変異の影響で精神に影響を受けた人間の研究も行っています。
所持品:専門書


○解説

 精神病や神経症などの治療を専門に行う職業で、非常に新しい医療分野の研究家です。精神科医が成立した経緯というのはこの世界独特のもので、変異現象によって精神に何らかの被害を受けた者を治療するために生まれたものです。ですから、精神科医はルクレイドやロンデニアといった国家に多く存在します。
 しかし、彼らが治すのは変異が原因で起こった精神異常だけではありません。他にも、不安を解消するためのカウンセリングを行ったり、麻薬におかされた人々の治療を行うのも精神科医の仕事なのです。こういった職業ですから、人々から相談事を持ち込まれることは多々あり、その関係でトラブルに巻き込まれることも少なくありません。また、他の医者と異なり、極端に患者が多いわけではありませんので、時間的にも余裕のある職業といえるでしょう。逆にあまり儲かる職種とはいえませんし、他の医者よりも地位的に低く見られるのが普通です。


○条件

 精神科医は外科医や内科医とは異なり、特に資格がなくてもなることができます。カウンセリングを行う研究者という位置づけなのです。ですから、大学校で心理学方面を勉強したものならば、精神科医として働くことは可能です。ですが、たいていは誰かのもので実務経験を積んでから開業します。

・経歴
 1.初等学校(6年)→中等学校(3年)→医学校(5年):20歳
 2.初等学校(6年)→中等学校(3年)→高等学校(3年)→大学校(4年):22歳
 3.その他


○注意点

 精神科医は比較的珍しい職業なので、どの町にでもいるというわけではありません。また、精神科医を名乗る中には詐欺まがいの者もいるので、有名な精神科医のもとについて経験を積んだという証明がなければ、信用してもらえないこともあります。


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看護婦


医療介護者
タイプ:看護婦 身分:市民階級(中層) 最低年齢:15歳
推奨技能
 医療知識、会話技術、指揮統制、知覚力、観察力
必須分野
 医療知識:看護学
説明:医療補助を行う資格を持つ人間で、看護学校を卒業した者がこの職につきます。
所持品:制服


○解説

 医療補助を行う資格を持つ人間で、看護学校を卒業した者がこの職につきます。男性の名前は看護士といいますが、多くは女性がつく職業です。直接の治療以外の全ての作業は看護婦が受け持つため非常に忙しく、基礎的な医学の知識だけではなく体力も要求されます。医療に携わる職業の中では低い地位にあり、仕事内容のわりには賃金も高くありません。それでも、白衣の天使に憧れる少女は後を絶ちません。
 看護婦も医師同様に余暇が少なく、医療に関する問題でなければシナリオに関わりにくい職業といえるでしょう。


○条件

 看護婦になるには看護学校を卒業していなければなりません。

・経歴
 初等学校(6年)→看護学校(3年):15歳


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薬剤師


調合師
タイプ:薬剤師 身分:市民階級(中層) 最低年齢:18歳
推奨技能
 医療知識、化学知識、知覚力、各種学問の知識
必須分野
 医療知識:薬学
説明:薬物を扱う資格をもつ職業で、様々な薬を調合することができます。病院につとめたり、個人で薬局を開く者などさまざまです。
所持品:調合器具一式、天秤ばかり


○解説

 薬物を扱う資格をもつ職業で、その多くは専門の学校で薬物の取り扱いを学んだ者です。医師の処方に従って薬剤を調合するのが仕事で、病院に勤める者や個人で薬局を開く者などがいます。彼らは薬物に関する知識を蓄えているだけであり、経験を必要とする診療や治療が行えるわけではありません。
 薬剤師は直接の治療を行う人間ではないので、シナリオに関わる機会は限られてくるでしょう。シナリオに薬物が関係していて、それを分析する必要があるなどの特別な状況でなければ、活躍しづらい職業です。どちらかといえばNPC向きとなります。


○条件

 薬剤師になるためには高等学校もしくは専門学校を出た後に、資格を取得する必要があります。

・経歴
 初等学校(6年)→中等学校(3年)→高等学校(3年):18歳
 初等学校(6年)→中等学校(3年)→専門学校(3年):18歳


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薬師


調合師
タイプ:薬師 身分:市民階級(中層) 最低年齢:なし
推奨技能
 医療知識、生物知識、精神知識、知覚力、観察力、各種学問の知識
必須分野
 生物知識:植物学
 医療知識:民間医学、薬学
説明:あまり科学技術が発達していない地域で医療行為を行うのが薬師という存在で、資格は必要としません。通常は薬草などを調合した薬で傷病を癒します。
所持品:医療用具一式、すりこぎ、すりばち


○解説

 薬師は科学技術があまり発達していない地域で医療行為を行う者で、医師免許を持っていません。野外の知識に詳しく、植物や動物、あるいは鉱物から薬効成分を抽出し、それによって患者を治療します。また、薬の調合だけではなく内科および外科的な知識を持つ者も多く、その役目は医師と変わるものではありません。しかし、それらは民間療法に属する経験的な治療法であり、科学的な裏付けはなされておりません。こと薬草に関しては、薬師の方が医師や薬剤師よりもずっと詳しいのですが、科学的根拠がないという一点において治療法が否定されたり、その地位は低いものとされたりしています。


○条件

 薬師になるためには、特定の教育機関を卒業する必要はありません。普通はベテランの薬師のもとで経験を積み、やがて独立して働きます。


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概略外科医/内科医精神科医看護婦薬剤師薬師