ユノス/全体情報

概要基本情報国土変異現象文化・生活人物・集団


 

概要


 エルモア西方に位置し、ブルム内海とアリアナ海の双方に接する国家です。聖歴756年の革命によって王朝は打倒されて民主政治が成立しましたが、革命終結後も国内の混乱は続き、聖歴786年には軍事クーデターによる政権奪取が行われました。この軍事政権は民衆の蜂起をまねいて短期間で崩壊したため、現在は政治制度の立て直しを試みている時期であり、政情不安定な状態が続いています。
 聖歴789年の現在は、動乱期にある国際状況に対して国民の意識が再び軍事に傾き、軍事推進主義の急進派が支持を増やしています。これに対して、穏健派のユノス人民党を第一党として4党が連立内閣をつくり、急進派の台頭を阻止しているのが現状です。現在のところ、国内問題の解決を先決としてエストルークへの対外行動は起こしておりませんが、急進派が与党となれば周辺国家の干渉は免れないでしょう。
 こうした中、過去の民衆蜂起の際に逃亡した将校たちが、再び軍事クーデターを企てているとの噂があります。首都の郊外にはクラリール監獄と呼ばれる軍事政権時代の恐怖の象徴ともいえる建物があり、ここには多くの将校たちが投獄されていますが、もしこれが解放されて、地方に強い影響力をもつ旧将校たちが短時間で組織をまとめることができたとしたら、革命の成功は時間の問題となるでしょう。このため、最近ではクラリール監獄の周辺は警戒が厳重で、軍によって完全に封鎖されてしまっています。


 政治:全体/民主主義/三権分立/近代的な政治制度
   :地方/自治体/方式は全国で統一
 代表:国王(象徴的存在)/首相
 貴族
:名誉階級(称号のみ)
 軍隊
:国家が統括/近代的な常備軍
 警察
:国家が統括/通常組織
 司法
:国家が統括
 宗教
:聖母教会/中
 教育
:低〜中
 科学
:中
 術法
:中


先頭へ

 

基本情報


 エルモア西方に位置し、ブルム内海とアリアナ海の双方に接する国家です。聖歴756年の革命によって王朝は打倒されて民主政治が成立しましたが、革命終結後も国内の混乱は続き、聖歴786年には軍事クーデターによる政権奪取が行われました。この軍事政権は民衆の蜂起をまねいて短期間で崩壊したため、現在は政治制度の立て直しを試みている時期であり、政情不安定な状態が続いています。


▼国号
 王国時代の正式国名は『ユナスに導かれし殉教者たちの永劫なる神聖王国』で、その略称として聖ユノス王国と呼ばれておりました。現在の正式国名であるユノスは、単に聖母教会を信奉するセティア人の民族名を意味していますが、政教分離の現状やセティア人以外の民族の反発もあることから、国名を変更しようという声も挙がっています。

▼国旗
 ネイビーブルーの地に白い縁取りのある赤の斜め十字が描かれており、その中央には水色の宝石がはめ込まれた黄金の杯を意匠化した紋章が配置されています。

▼貴族
 称号は廃止されておりませんが諸特権は既に失われており、領主という地位も存在しません。一部の貴族は地主や政治家として生き残っておりますが、財産を失って没落した家系も数多くあります。

▼首都
 セネス地方にあるサイファ市で、交易の中心地として発展した大都市です。軍事クーデターとそれに続く民衆蜂起の影響がまだ残っており、現在は雑然とした雰囲気の中に置かれています。


○現況

 聖歴789年の現在は、動乱期にある国際状況に対して国民の意識が再び軍事に傾き、軍事推進主義の急進派が支持を増やしています。これに対して、穏健派のユノス人民党を第一党として4党が連立内閣をつくり、急進派の台頭を阻止しているのが現状です。現在のところ、国内問題の解決を先決としてエストルークへの対外行動は起こしておりませんが、急進派が与党となれば周辺国家の干渉は免れないでしょう。
 こうした中、過去の民衆蜂起の際に逃亡した将校たちが、再び軍事クーデターを企てているとの噂があります。首都の郊外にはクラリール監獄と呼ばれる軍事政権時代の恐怖の象徴ともいえる建物があり、ここには多くの将校たちが投獄されていますが、もしこれが解放されて、地方に強い影響力をもつ旧将校たちが短時間で組織をまとめることができたとしたら、革命の成功は時間の問題となるでしょう。このため、最近ではクラリール監獄の周辺は警戒が厳重で、軍によって完全に封鎖されてしまっています。


○民族

▼セティア人(白人)
 やや浅黒い肌をもち、瞳や髪は茶系統の白人です。目が吊り上がっている者が多く、面立ちは精悍な印象を受けます。全人口に占める割合は45%ほどとなります。

▼シリーシア人(白人)
 亜麻色やプラチナプロンドの髪に、青い瞳の白人です。ロンデニア由来の民族で、全人口に占める割合は25%ほどになります。

▼エストクレア人(白人)
 茶系統や赤い髪と瞳の、背が高くそばかすの多い白人です。エストルーク由来の民族で、全人口に占める割合は15%以下となります。

▼トアルクレア人(白人)
 茶系統や赤い髪と瞳の、背が高くそばかすの多い白人です。ソファイア由来の民族で、エストルークのエストクレア人と同系統の民族となります。全人口に占める割合は5%ほどになります。

▼セナイア人(白人)
 小麦色の肌に金髪、碧眼の白人です。フレイディオン由来の民族で、全人口に占める割合は5%ほどになります。


○宗教

 聖母教会を国教として信奉しており、中部のメイヨ市には『水の聖ラサ』教会があります。ユナスが降臨した地であることから国民の信仰は非常に篤く、特に8月の降臨祭は国をあげて盛大にこれを祝います。
 なお、セルセティアからの移住者たちの国なので、もともとはマイエル教を信奉しており、今でも一部の地域ではこれを崇める者が残っています。


○科学・教育

 人民革命後に学制の改革が行われ、初等学校教育が急速に普及しました。しかし、その後は内政の混乱が続いたため、都市では高度な教育を受けることが出来ますが、地方では聖母教会に教育の殆どを頼っており、先進国の教育事情とは大きな開きがあります。
 科学技術についてはエルモアでは中程度であり、新しい技術を積極的に学ぼうとしておりますが、研究者やそれを扱う技術者の育成が遅れており、なかなか先進国家の仲間入りをするまでには及んでおりません。


○産物

▼農産物
 小麦、大麦、トウモロコシ、豆類、トマト、タバコ、柑橘類、ブドウ

▼鉱産物
 石炭、鉄、銀、銅、鉛、アルミニウム

▼その他
 豚、羊、ワイン、真珠、染料


○交易

 アリアナ海やブルム内海を通じた海洋貿易で発展した国家です。陸上交易は主にフレイディオンを介して行っておりましたが、エストルークの独立からそのルートは断たれており、現在ではブルム内海を回らなければ物資のやり取りを行うことが出来ません。


○交通

 他国と同様に主な交通手段は馬車であり、鉄道も山間部などで資材運搬用に使用される程度となります。


先頭へ

 

国土


○概要

 カナン大陸の南西部に位置しており、ソファイア、エストルークと隣接しています。また、北はブルム内海、南はアリアナ海の双方に接しており、南北で気候は大きく異なります。
 ソファイアとの国境にナイキストア山脈が走るほかは、あまり標高の高い山は存在せず、1500m程度の山々が点在するだけとなります。その他の大部分の国土には平野が広がっており、土質のよさから小麦や大麦の穀倉地帯として知られています。


▼北部
 北部はエストルークと同様に夏に涼しく冬は温暖で、非常に過ごしやすい気候となります。年間を通じて湿潤で、特に春と秋には天気が崩れやすくなります。
 北西部の重要な水源は、国土を南北に縦断するエスタ川と、それに併走して北上するラポール川で、この流域に穀倉地帯が広がっています。北東部の水源はエルライラ山地となり、ここからブルム内海に河水が注いでいます。


▼南部
 南部はアリアナ海に面しており、夏は高温乾燥、冬は温暖湿潤という、典型的なアリアナ海型気候となります。夏の平均気温は25℃前後になりますが、乾燥しているためにそれほど暑さは厳しくありません。この一帯ではトウモロコシの栽培が盛んで、一部では水稲や陸稲もつくられています。なお、近年は都市人口の増加に伴う食料の需要から、南部の山脈近くで農耕地が拡大されつつあります。


○地図


 


○要所

▼ナイキストア山脈
 国境を越えてソファイアにまたがる大山脈で、麓の高原では放牧が行われています。鉄や銀などの鉱山資源が豊富です。


▼アルトリディアム
 ナイキストア山脈の最高峰です。その山頂は常に雲に隠れており、姿を見せることは決してありません。


▼シェア地方
 ユナスが降臨した土地であり、聖母教会の聖地の1つです。メイヨ市とラシェンタ市のほぼ中間に位置する農村地帯です。


先頭へ

 

変異現象


 南東部を絶対変異地帯に接しており、そこに近づくにつれて変異は多く現われます。この付近の変異はフレイディオン、エストルークと共通しており、単に変異現象あるいは変化現象と呼ばれます。その名が表わす通り、物質の構造や種が無作為に変化する現象で、生物に対して起こった場合は変種現象と呼ぶこともあります。


○時限変異

 変種現象の中でも特異な、時限変異と呼ばれるものがあります。これは非常に不安定な変異で、時間がたつにつれ次々と異なる種族に変化するというものです。時限変異と呼ばれるのは、この変異が一定期間ごとに起こるためで、周期は個体によって異なりますが、変化するまでの時間は常に正確です。変異自体は系銃だったものではなく、人間が竜族に変わったかと思えば、次には植物になってしまうこともあります。もちろんこれは、絶対変異地帯に近い東南部で起こります。


○無限の道

 南西部でよく起こるのですが、まれに空間が歪むことがあり、道を歩いていると違う場所に瞬間移動しているのです。ほとんどの場合はそう遠くない場所に飛ばされるだけで済むのですが、交通の発展という面では大きな妨げとなっています。


先頭へ

 

文化・生活


○現況

▼文化の復興
 軍事政権は国民の生活にも実直さを求め、贅沢は敵という観念を植えつけるものでした。政府そのものは短期間で倒れたため、こういった風潮が人民に根付くことはありませんでしたが、彼らは人民に思わぬものを残しました。それは自民族文化の復興で、特にセティア人の間で顕著な傾向となっています。
 古くは殆どが南部に住んでいたセティア人ですが、居住地が国家全体に広がるようになると各地方で異なる文化を育むようになり、民族色は徐々に薄れてゆきました。また、貿易時代になって他国の文化が入ってくるにつれ、セティア人自身の文化はさらに廃れてゆくようになります。人民革命後の中央政府の腐敗によって、近年のユノスでは特に地方分権に対する意識が強くなっておりましたが、地方の反乱を未然に防ぎたい軍事政権にとってこれは不都合な風潮でした。そこで軍部は、国家や民族という意識を高めて国民をまとめあげようとし、自分たちに都合のいい民族の習慣などを復活させました。この代表的なものが武道の復興で、廃れかけていた昔ながらの戦闘術を教える町道場なども、最近では見かけるようになりました。これらの武道は精神性を伴うもので、親たちは喜んで子供を道場に通わせています。
 こうして見直されるようになった自民族文化には、マイエル教の托鉢巡礼者たちが用いていた巡礼鈴が、後に細工を施した工芸品として広まることとなった飾り鈴や、移民当時の格好をして生の喜びを祝う古祭などといったものがあります。


▼大衆浴場
 逆に、軍事政権によって禁止されたものが大衆浴場です。この国では大衆浴場は民衆の交流には欠かせないものであり、これが反体制組織の温床となることを恐れた旧政府は、建物の取り壊しまで行ったこともありました。なお、ユノスの大衆浴場には歌い子と呼ばれる少年や少女がいて、歌ったり背中を流したりといったサービスをしてくれます。また、大道芸人なども大衆浴場と同じ理由で広場や大通りから追いやられ、一時は職を失いかけたのですが、軍事政権が打倒された今は活動を再開しています。


○食べ物

 主食は小麦でつくったパンやトウモロコシとなりますが、南部の一部では稲作も行われており、パエリヤのような料理も食べられています。真っ黒なスミで焼いたイカスミご飯も人気の高い料理の1つです。


▼豚肉
 ユノスでは豚肉が好まれ、ソーセージやハムといった保存食から、豚足や耳を使った煮物まで、非常にバリエーションも豊富です。ユノス特有の豚肉料理もたくさんあり、屋台などでもよく見かけます。



 
▼魚介類
 ユノスの人々は魚介類をよく食べます。しかも、ナマコやウミウシといった、普通ではあまり食べないような食材を上手に調理します。刻み野菜とヒゲナマコのクリームコロッケやアンコウのたらこソースがけ、あるいはクロヒトデの海藻の和え物といった、非常に風変わりな料理もあります。
 調味料として特徴的なものに、魚の身と内臓を混ぜ合わせてペースト状にし、塩漬けにして発酵させたボーエル・ソースという、ちょっと癖のあるソースがあります。また、この国はカキ貝がよくとれることで知られており、オイスターソースがよく使われます。


○工芸

▼銀細工
 ナイキストア山脈の一部では銀が採掘されており、南部では銀細工が伝統的な工芸品として知られています。


▼貝殻細工
 北部の沿岸部で見られる細工物で、ネックレスやイヤリングといった装飾品のほか、花瓶敷きや貝殻で描いた絵など、様々な種類のものがあります。


▼ユナス人形
 南西部で作られる粘土人形で、ユナス降臨をいつまでも記憶にとどめておくために生まれたものです。現在では南西部の大事な手工芸品のひとつに挙げられております。ユナスの降臨祭である8月1日には、メイヨ市にある水の聖ラサ教会で大規模な祭が開催されますが、教会の回廊では各地の人形師の手による傑作の展示が行われています。


▼ペドーラ織り
 マシューズヴェロー地方は黄土色、緑、茜、紫などの染料の原料に恵まれており、ペドーラ織りの産地として有名です。この織物はアリアナ海の青を基調としたもので、それに陽光をあらわす黄色や豊かな自然の緑色など、原色に近い色をふんだんに使った色鮮やかなものに仕上がっています。


先頭へ

 

人物・集団


○組織・集団

▼用心棒/私兵集団
 治安が悪化しているユノスでは、用心棒や傭兵を雇って身の安全を図る者が増えています。

▼黒蜥蜴
 数ある反政府組織の中でも最も過激な集団で、穏健派を中心とする現政権を批判し、強力な軍事力と規律を求めています。

▼パルデスの宝剣
 軍事クーデターの際に最大の功績を残した陸軍大隊です。しかし、後に軍事政権の上層部と意見が合わなくなり、民衆蜂起の際に切り捨てられるような形で利用されました。生き残ったのはわずか7名のみで、彼らは旧軍事政権の将校たちに深い恨みを抱いています。もちろん、現政権からも追われる身であるため、スラムに隠れ住みながら復讐の機会をうかがっています。

▼ユノス民間報道通信局
 聖歴782年に起こったロゴシア地方の反乱事件の際に、戦場ジャーナリストたちが集まってつくった、民間人による民間人のための報道機関です。彼らが各地で得た情報は拠点である通信局に集められ、現在の戦闘状況や安全な逃亡ルートが迅速かつ正確に民間人に伝えられました。この活動はエストルーク領の独立運動の時も続けられたため、彼らの活動によって民間の犠牲者が大きく減少し、無用な血が流されるのを回避することが出来ました。戦後の現在は新聞・雑誌の発行を手がけており、人々に広く受け入れられています。また、もともとの報道体制は特別報道部に受け継がれており、有事の際には再び民衆を導く光となることでしょう。
 なお、このような経緯で生まれた組織であるため、最近台頭してきた軍事推進主義の急進派とは折り合いが悪く、その支持団体と目される秘密結社の襲撃を受けるという事件が起こっています。しかし、このような圧力にも負けず、局員は報道機関としての義務を果たすべく、各地を飛び回って取材活動を続けているのです。

▼神聖水郷結社
 聖母教会の異端派による教義に、マイエル教の一派が持ち込んだ思想が融合して出来た、非常に独特な考え方を持つ異端宗教の集団です。宗教集団としての名称を「神聖断罪教会」といい、その信者たちが結成した支援組織のことを「神聖水郷結社」と呼びます。フィービーチャント地方の1つの村と、付近の山中にある幾つかの集落全体が、この宗教集団の信者となっており、山の奥地にある泉を聖地としています。構成員は全てセティア人で、それ以外の存在を許しておりません。彼らは余所者の侵入を極端に嫌いますし、古くから非常に排他的な地域として知られています。
 彼らの崇めるものは清らかな水であり、それこそが命の源であるとしています。そのため、科学の発展による水源の汚染や森の伐採などを極度に嫌っており、古き良き時代への回帰を目標に掲げています。このように書くと穏やかな集団にも思われるのですが、聖地に近い地域の鉱山開発を実力で妨害したり、開発会社の社長一家に私刑を加えて死に至らしめるなど、その活動は非常に過激なものです。このような活動は地域を離れた場所で行われることもあり、古くから幾つもの自然開発計画の妨害に成功しています。
 恐ろしいのは、結社の活動を行っている以外の時は、彼らの殆どは普通の村人にしか見えず、犯罪の気配を全くのぞかせないということです。また、付近の住民全体で犯行を企てているため証拠が見つかることも少なく、調査を行っても殆ど成果が得られません。彼らの存在はまだ警察組織にも知られておらず、今後も見つかることなく犯罪が行われる可能性が高いようです。


○人物

▼国王レノアール(男/38歳)
 かつては軍事政権の傀儡として利用された人物で、再びクーデターの噂が持ち上がっている現在は、身辺の警護が厳重となっています。非常に気弱な性格で、彼のことをよく知る者はまるで人形のようだと口を揃えて言います。

▼クリューニル=デルローソ(男/52歳)
 かつては陸軍少将として、軍事クーデターの成功に多大なる影響を及ぼした人物です。手段を選ばないタイプであり、現在もあらゆる手段を駆使して、政権の再奪取を試みようとしています。

▼シェアの老女(故)
 ユナスの降臨の際に託言を受けた老女で、聖遺骸として水の聖ラサ教会にまつられています。

▼ヴァリ(男/34歳)
 千の腕のヴァリと呼ばれるテロリストで、爆発物の取り扱いに関しては並ぶ者はいないといわれています。旧軍事政権を打倒する際に腕を振るった人物ですが、現在は行方をくらましています。

▼ロナウィ(女/2歳)
 無垢なる災厄と囁かれている彼女は、自らに愛を注ぐ者に対して常に不幸を呼びこみます。まず、彼女を生んだ際に母親は死亡し、それまで順調だった父親の事業は急に不良債権を抱えることになります。結局、父親が首を吊った後は叔父夫婦に引き取られるのですが、そこでも火事が起こり、ロナウィを除く全員が死亡することになりました。その後、親戚のもとをたらい回しにされることになりますが、その全てに死や不幸が絡んでいます。現在は教会に引き取られていますが、ここでも何か起こるのではと囁かれています。

▼シリオス=クレアスティー(男/27歳)
 パルデスの宝剣の生き残りの1人で、大隊長だった男の弟でもあります。今までにも何度か逃亡将校の暗殺に成功しており、その成功率は100%という狙撃の名手です。

▼静姫クローディア(女/12歳)
 ある地方貴族の一人娘で、馬車の事故で喉をやられて声を出せなくなってしまったため、静姫と呼ばれています。クリューニルと父親との同盟の証として、クーデターが成功したあかつきには、クリューニルのもとへ嫁ぐことが決まっています。


先頭へ

 


概要基本情報国土変異現象文化・生活人物・集団