基本情報
○解説
中央公園の南に位置する地域で、公園に接している賢人通りには学問院や図書館などの建物が置かれています。そのさらに南側には昔からの下町が広がっており、古い時代の町並みを残しています。この辺りには学問院に勤める研究者や学生たちが多く住んでおり、彼らが通うレストランやティーハウスといった店や、古書店などもあちこちに見られます。
▼分類
・賢人通り:
公共施設(教育機関、広場)
商業地
・フクロウ通り:
商業地
住宅地(中上層〜中層)
・裏町通り:
主に住宅地(中上層〜中層)
▼賢人通り
学問院や図書館の入り口に面する道です。休み時間になると、公園の芝生や木陰で学生たちがくつろいでいる姿をよく見かけます。
▼フクロウ通り
ペトラーシャ継承戦争および人民革命の時期に、領外から逃げ込んで来た知識人たちが住んでいた街です。周辺には古めの建物が多く並んでおり、混合アパートや大きめの集合住宅なども目につきます。
▼裏町通り
中層市民の住む住宅街で、中程度の大きさの一軒家が多く並んでいます。この近辺には学問院に通う学生向けの下宿やアパートもありますが、こちらの方が学生街よりも広めの部屋が多くなります。
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施設・名所
○種類
▼公共
学問院、市立図書館、リオーネ劇場(建設中)、市立南初等学校、おもちゃ博物館
▼学問院/サリュンティル校
法教会に附属する学術機関であり、大学校相当の最高学府として、大勢の優秀な人材を育成・輩出してきました。近年はやはり霊子機関の研究が盛んで、高名な科学者を各地から招いているようです。奨学生制度も整備されており、貧しい階級の出でも努力すれば入学することが出来ます。
▼市立図書館
古くは個人が所有する建物でしたが、身寄りのない「アドルフ=ヴィンテルトン」氏がその蔵書ごと市に寄附を行ない、改修後に市立図書館として公開されました。その経緯からヴィンテルトン図書館とも呼ばれており、建物のエントランス・ホールには氏の銅像が飾られています。・関連:セフィス=メイクロア、ダルト=ストール、リュカ=ボールドウィン
▼リオーネ劇場(建設中)
現在、建設中の県立劇場で、石炭会社を経営する「ロザン=リオーネ」氏の寄付金によって建てられています。建物の基礎はほとんど完成していて、内装作業の方に取りかかっているようです。・関連:アリエル=メッシュ
▼おもちゃ博物館
故「メリーローズ=マーベリー」が開設した個人博物館で、現在は市に寄贈されています。ここには人形、ぬいぐるみ、木馬、小型ボート、可動式の木工玩具など、様々なおもちゃが展示されています。遊戯コーナーとして開放されている部屋もあり、館内にはいつも子供たちがはしゃぎ騒ぐ声が響いています。
▼サリュンティル市立/南初等学校
主に中層市民の子供たちが通う学校ですが、児童の中には南部郊外の農民の子供も含まれています。
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人物・集団
○人物
▼美人館長 セフィス=メイクロア
種族:白人 性別:女 年齢:35 職業:館長/市立図書館
居住:大時計通り 出身:サリュンティル市解説:典型的な眼鏡美人で、いつも艶っぽい表情で微笑んでいます。最近ではその知的な美貌にまいってしまった独身男性が、用もなく図書館に通い詰めるという現象が起こっています。優秀なのは仕事だけでなく、料理も得意でとても家庭的な女性なのですが、なぜか独身のままでいます。そのことを尋ねられると、「あまり良いご縁がなくて……」と返されるのですが、ご婦人方は何か原因があるのではとよく噂しています。
限定情報:彼女は酒乱の気があるようで、たった一杯のワインでもすぐに酔っぱらい、めちゃくちゃに乱れるようです。酒自体はとても好きなのですが、本人も周囲に迷惑をかけることは知っているので、お祭りや特別に良いことがあった時以外は飲もうとはしません。しかし、同席したことがある親しい友人たちは、永久に飲まないで欲しいと心の底から願っています。
一言:「本は人生の良き隣人ですわ」
・関連:市立図書館
▼ダルト=ストール
種族:白人 性別:男 年齢:28 職業:司書/市立図書館
居住:守人通り 出身:サリュンティル市解説:図書館の司書をしている青年で、その仕事ぶりは真面目の一言に尽きます。純朴な性格で、人前で何かすることが大の苦手です。美人館長のセフィスに憧れているのですが、気弱な彼は気持ちを打ち明けることができずにいます。しかし、つい先日のことですが、風邪をひいた彼のところにセフィスが看病に来てくれたことで、その恋心に一気に火がついてしまったようです。今度の休みの日にでも、お礼という名目で芝居見物に誘おうと考えているのですが、まだ声をかけることもできずにいます。
一言:「あ、あ、あ、あのう…………い、いい天気ですね」
・関連:市立図書館、セフィス=メイクロア
▼レイシィ=ポワール
種族:白人 性別:女 年齢:33 職業:ハープ奏者
居住:フクロウ通り 出身:ルワール大公国解説:国内でも有数のハープ奏者として知られる美貌の女性で、心が癒されるような暖かい音を響かせます。作曲家としても有名な人物で、風薫る5月の空を思わせる優しい作風の曲をつくります。しかし、その名声とは裏腹に、前歴がいまひとつはっきりしておらず、ルワール大公国出身という話以外は、過去のことを殆ど語りたがりません。また、胸元に大きな傷跡があるらしく、あまり肌を露出するような衣装を身につけないことでも知られており、その経歴について巷で興味本位の噂が流れることも多いようです。
一言:「昔のことは、ぜんぶ忘れちゃった……」
▼学者先生 リオ=レラクス
種族:白人 性別:男 年齢:28 職業:学問院/助手
居住:裏町通り 出身:サリュンティル市解説:学問院で霊子機関の研究をしている青年です。若いわりに様々な分野において博識で、近隣の人々からは学者先生と呼ばれています。身だしなみに気をつかわない人で、いつも櫛をいれないぼさぼさの頭をしています。稼いだお金をみんな本代にしてしまうため、未だに学生時代からのアパートに住んでおり、いつもひもじい思いをしているようです。
一言:「ううっ……食費が……」
・関連:学問院
▼やぶにらみのカップル ラエル&シオ
種族:白人 性別:男&女 年齢:21 職業:学生/学問院
居住:学生街 出身:メイフィア&ローゼンハイム市解説:学問院の奨学生で、安アパートで同棲しているカップルです。2人とも異様に目つきが悪く、知らない人は犯罪者だと信じて疑わないほどです。しかし、人柄はあきれるくらいほのぼのとしていて、初めての人はそのギャップに戸惑います。たまに子供たちから物を投げられるのが悩みの種で、いつの間にかプロの戦士なみのフットワークを身につけてしまいました。
一言:「この目は生まれつきなんですぅ」
「シオ、それを言ってもみじめになるだけだ……」・関連:学問院
▼おてんば娘 ユリシア=ハーディ
種族:白人 性別:女 年齢:16 職業:学生/クレア女学院
居住:裏町通り 出身:サリュンティル市解説:奨学生としてクレア女学院に通うかたわら、脚本家をめざしている女の子です。アルバイトで茨館の末娘「レルシェ=ヴューイック」の家庭教師をやっており、そこでは本来のお転婆ぶりをひた隠しに隠して、淑やかなふりをしています。お芝居や音楽が大好きで、たまに劇場の雑用係をしている「アレク=デルフィン」に頼み込んで、タダで芝居見物をしているようです。
一言:「ああ、あのお家ってば、どうしてあんなにお堅いのかしら?」
・関連:クレア女学院、レルシェ=ヴューイック、アレク=デルフィン
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