基本情報
○解説
観光名所として有名な天使の広場の周辺地域で、いつも観光客で賑わっています。領主であったウィレット伯爵家の城館が近いこの一帯には、かつては騎士や官吏などが大勢住んでいました。しかし、人民革命から100年以上が過ぎ、貴族による支配制度が廃止された現在では、その面影は殆ど失われており、観光のための店と中層市民が住む住宅地に変わっています。
▼分類
・そよかぜ通り:
商業地
住宅地(上層〜中層)
・小天使通り:
観光地
住宅地(上層〜中上層)
・花咲通り:
主に住宅地(上層〜中上層)
▼そよかぜ通り
栄通りと不思議坂を繋ぐ幅の広い道で、駅前通りと天使の広場に通じていることから、非常に交通量の多い場所となります。周囲には観光客向けのホテルやレストランが並んでおり、いつも大勢の人々で賑わっています。
川沿いに位置しているためか、この辺りには心地よい涼やかな風がよく吹いています。この風は天使の羽ばたきと呼ばれており、天の恵みに気づいた者は聖天使像の方に向かって祈りを捧げます。
▼小天使通り
天使の広場の東側にある、そよかぜ通りと伯爵通りを繋ぐ道です。この通りと天使の広場の境界に、ラッパを吹く2体の子供の天使像が置かれているため、このような名前で呼ばれるようになりました。周辺には高級アパートが建っており、資本家や有名企業の役員などが多く住んでいます。
▼花咲通り
繁華街と倉庫街を繋ぐ道で、この一帯は富裕市民の住宅地となっています。フルーレ川の河岸は空き地になっていますが、ここには美しい花々が咲くことから、散歩道として市民に親しまれています。
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施設・名所
○種類
▼一般
レストラン「フライパンハウス」、喫茶店「天使館」、土産物屋「月明かりの泉」
▼レストラン「フライパンハウス」
天使の広場のすぐ北にあるレストランで、創業80年余の老舗です。店内に入ってすぐ左手の壁には、店名の由来であり家宝でもある、国王から賜ったという金のフライパンが飾られています。昔は卵料理だけを専門に扱う高級料理店だったのですが、時代を経て庶民でも気軽に入れる店に変わっています。しかし、現在も卵料理は高級レストランをも上回る絶品の味で、特にプレーン・オムレツが人気です。
▼喫茶店「天使館」
天使の広場のすぐ目の前にある喫茶店です。懐かしい感じのする落ち着いた雰囲気の店で、何層にも生地を重ねたフリルパイが人気です。しっとりと柔らかく仕上がった生地の間に、一層ずつ違うフルーツが挟んであって、驚きの味が楽しめます。観光に訪れた国外の人々にも非常に評判がよく、レシピを尋ねてゆく客も多いようです。
この店は美味しい紅茶を淹れることでも知られておりますが、先代の店主だけが知っている幻のブレンドがあり、昔からの客はよくその味について懐かしそうに語っています。先代が急死したため、息子である今の店主にも配合は伝わっておりません。常連客の話を頼りに再現を試みているのですが、手がかりさえつかめていないようです。
▼土産物屋「月明かりの泉」
サリュンティル土産の定番である、大理石でつくられた天使像を売っている土産物店です。他にも、干しグラスベリーのパイ包みや、緋焼き陶器のティーカップなどもよく売れています。なお、主人の「ビドー=ラッフル」はバードカービングが趣味で、自分で作製した野鳥の置物も販売しています。
▼花広場
市が所有する川沿いの土地ですが、特に利用目的もないまま空き地となっています。ここには桜の木が植えられているため、春には桜を見に訪れる人々で賑わいます。また、園芸好きの市民クラブが市に掛け合って、ここに花壇をつくって様々な草花を植えたことから、現在は四季折々の植物を楽しむことが出来る散歩道としても知られています。
▼翼橋
花咲通りに架かっている倉庫街と繁華街とを繋ぐ橋です。この周辺は子供たちの遊び場にもなっており、夏になると度胸試しとして、男の子たちが川に飛び込んでいる姿をよく見かけます。
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人物・集団
○人物
▼長黒髪のラヴェンナ
種族:白人 性別:女 年齢:28 職業:ファッションデザイナー
居住:小天使通り 出身:サリュンティル市解説:光通りにあるブランド店「リリー・ホワイト」の女店主で、フルーレ川沿いにある高級アパートに住んでいます。端麗な顔だちの細身の美人で、背が高く抜群のスタイルを誇りますが、何より目を引くのは腰まである長く美しい黒髪です。彼女はこの髪をとても大事にしており、その手入れには1日に2時間以上の時間が費やされます。店は帽子や髪飾りなど、頭や髪を飾る品ばかりを取り扱っており、デザイナーである彼女がパーティに出席することが、宣伝活動の1つとなっています。
一言:「そうね、この髪は命より大事だわ……」
▼ローラ=バトラー
種族:白人 性別:女 年齢:33 職業:オルガン奏者
居住:小天使通り 出身:サナラーラ市解説:サナラーラの音楽学校を優秀な成績で卒業した有名なオルガニストで、聖天使教会でパイプオルガンを引いています。まるで歌うように奏でられる美しい演奏は、著明な音楽家たちからも至高の芸術と絶賛されており、彼女を目当てに教会を訪れる者も珍しくはありません。現在、彼女はサリュンティルでしか演奏活動を行なっておらず、音楽堂で彼女の演奏会がある時は市外からも大勢の人が訪れるため、チケットを取るのは非常に苦労するようです。
一言:「美しい音楽は、人々の心を優しくしてくれるのです」
▼桜夫人 サヴィーナ=リマソン
種族:白人 性別:女 年齢:31 職業:主婦
居住:花咲通り 出身:サリュンティル市解説:庭中に桜を植えている桜屋敷の婦人で、桜夫人と呼ばれています。近所の婦人会をまとめており、その温厚な人柄で好かれています。お茶会が大好きで、刺繍やパッチワークなどをしながら、知り合いと庭で談笑している姿をよく見かけます。また、桜の季節になると、近所の人々を集めて宴を催すのが習慣になっています。主人のダスティンは貿易商をしており、あまり家にはいないようで、顔には出しませんがとても寂しがっているようです。
一言:「さあ、ハーブティーでも召し上がれ(にっこり)」
・関連:キュオ&リコ&パティ
▼お手伝い三人娘 キュオ&リコ&パティ
種族:白人 性別:女 年齢:ひ・み・つ♪ 職業:メイド
居住:花咲通り 出身:サリュンティル市解説:桜夫人の屋敷で働くメイドの3人娘です。ドジでノロマで勘違いが激しく、毎日何らかの失敗事を繰り返しています。雇い主が心優しい桜夫人でなければ、とっくの昔に首になっていてもおかしくありません。しかし、こういった数々の欠点も、寂しがり屋の桜夫人にとってはうれしいのでしょう。夫人は彼女たちを本当の娘のように可愛がっており、よく自分の昔の服を仕立てなおしてプレゼントしているようです。
一言:「え〜っ、バカなんてひどいですぅ」
「そうです、そうです、バカはパティちゃんだけですよぉ」
「ちがうもん、パティはバカじゃないもん(ぷんすか)」
▼女王猫 ビッグ・メアリー
種族:猫 性別:メス 年齢:4 職業:猫
居住:花咲通り 出身:サリュンティル市解説:近隣一帯を支配している白毛の野良猫で、その体と態度の大きさから女王猫と呼ばれています。よく桜屋敷のメイドたちと夕食をかけての攻防戦を繰り広げていますが、今のところ余裕で全勝記録を伸ばしています。
一言:「うにゃんにゃごにゃんにゃんごろにゃん(訳:ふふん、3バカ娘の相手なんて、ネズミの手をひねるようなものよ……)」
・関連:キュオ&リコ&パティ
▼ロミー=バーネット
種族:白人 性別:女 年齢:14 職業:学生/中等学校
居住:常盤木通り 出身:サリュンティル市解説:中央中等学校に通う、とても迷信深い女の子です。そばかすだらけの容姿にコンプレックスがあり、なるべく目立たず静かにするよう心掛けています。このことから、さらに自分の性格にも嫌気が差すようになり、負の悪循環に陥っている状態です。しかし、それらを積極的に改善しようということはせず、占いや迷信といったものの導きに頼ってしまうようです。
一言:「(雑誌をめくって)えっと……今日は白いハンカチと赤いリボンね」
・関連:中央中等学校
▼その他
・長黒髪のラヴェンナ(白人/女/28歳/ファッションデザイナー)
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