魔法坂

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エリアラ:「昔から魔法屋さんが集中していた場所で、現在も後を継いだ術法師の方が多く住んでいらっしゃいます。夜になると軒下は魔法の明かりで照らされ、とても幻想的な雰囲気に包まれます。サリュンティルで最もロマンチックな場所なので、恋人たちがよく腕を組んで散歩しています(いいな、いいな)」

アンソニー:「僕も昔はいろいろと利用させていただいたものです」

エリアラ:「何を利用したんですか?」

アンソニー:「ふっふっふ。いろいろですよ、いろいろ(にやり)」


名所など

幻想館

 夢使いのクェス=アスリーネさんのお店です。心地よい夢を売りものとしており、不眠症の方がよくお見えになるそうです。昼間は夢占いをやっているので、女学生たちにも大人気です。私も学生の時分には、よく遊びに行ったものです。

アニタ薬草店

 単なる薬草だけではなく、薬草をつけこんだお酒や入浴剤なども販売しています。価格もお手軽で、私もよく利用しているお店です。(ここの化粧水はおすすめです。要チェック!)

風の憩い亭

 坂の上にある宿屋さんです。アットホームな雰囲気がうれしく、手作りジャムがまた絶品! お泊まりじゃなくても、食事だけでも行ってみる価値がありますよ。

安らぎの館

 精神治療を得意とする瞳眼士のリアナさんが経営するお店です。その緑の瞳に黙って見つめられると、背筋がぞくっとするほどの色っぽさだとか。(でも、それって単なる術法の効果なんじゃ……?)


人物

エリアラ=ティアスン

種族:白人   性別:女    年齢:19
職業:公務員   出身:サリュンティル

解説:サリュンティル市役所の広報課に勤務する、いま市役所で一押しのアイドルです。ティアスンお姉さんと呼ばれて市民に親しまれており、窓口で可愛い笑顔を振りまいています。次期ミス・グラスベリー候補……というより、市長命令で参加を義務づけられていますが、本人はちょっと困っているというのが本音のようです。

一言:「我々は市民のよりよい生活のために、日々惜しまぬ努力を致しております」

アンソニー:「褒めろと言われたので、ベタ褒めしときました」

エリアラ:「誰がそんなことを言ったんです。私の印象をめちゃくちゃにしないでください」

アンソニー:「誰って、市長ですよ、市長さん。なんでも、今年の雪ランプ祭のキャンペーン・ガールに任命するから、今のうちに市民に広く顔を売っておくんだとか……」

エリアラ:「…………何を考えているんだ、あの市長は(がっくり)」

踊り子 ミュンファ=リーリン

種族:黄人   性別:女    年齢:24
職業:踊り子   出身:カーカバート

解説:ミュンという愛称で呼ばれている、人気絶頂の踊り子さんです。低血圧で、夜にならないとまったく調子がでず、日中はぼ〜っと雲を眺めて過ごしています。猫のように丸まって日だまりで転がっているのが大好きで、よく線路わきの草原で昼寝している姿を見かけます。

一言:「ね、ねみゅい……(ごろごろ)」

緑の瞳のリアナ

種族:黄人   性別:女    年齢:26
職業:魔法屋さん   出身:サリュンティル

解説:瞳眼系の術法師であると同時に、変異の影響で左目に魔力を宿しています。左目は術法で封印をしてしまったので、決して開かれることはありません。噂では、見たものをなんでも壊してしまう力を持っていたようです。対して右の美しい緑の瞳は、人々の心を癒すために用いられ、精神治療のエキスパートとして知られています。

一言:「幸福の種を蒔きましょう。あなたの瞳に幸いの灯が宿りますように……」

アンソニー:「君の瞳に、乾杯……」

エリアラ:「……ふう」(←そろそろ怒るのにも疲れてきたらしい)

アレク=デルフィン

種族:白人   性別:男    年齢:18
職業:劇場の雑用係   出身:サリュンティル

解説:役者志望の青年で、芸座横町の紅椿劇場で裏方をしながら、芝居の勉強をしています。目立ちたがり屋で、なにもそこまでというぐらい演技が過剰になるため、まだ舞台に乗せては貰えません。劇団長からはいつも控え目にしろと口うるさく言われていますが、まったく聞いちゃいないようです。

一言:「俺は星になる! 夜空にひときわでっかく輝く、あの一番星に!」

 


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