中心街 |
エリアラ:「かつては住宅地だった場所ですが、鉄道が敷設されて以来、サリュンティルで一番の繁華街へと変貌を遂げました。商業の中心地であり、ショーウィンドウの向こうには様々な品物が並んでいます。外国の製品も手に入れることができます。ちょっと値が張る上品なお店が多いのですが、眺めて歩くだけでも時を忘れさせてくれます。私も休みの日なんかは、よくこの辺りをお散歩してるんですよ」
アンソニー:「普段は地味で落ち着いてますけど、そういうところは若い女の子ですよね」
エリアラ:「……(今のは褒められたの? それともけなされたのかしら?)」
鉄道駅 | 聖暦765年に開設された三国鉄道の南の終着駅で、首都ペトルラーンとサナラーラへ向けて線路が敷かれています。日々、観光客や行き交う貨物でごった返しており、サリュンティル市の繁栄の中心を担う場所です。 |
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駅前広場 (アストリア広場) |
サリュンティル駅を出てすぐ目の前に広がっているのが、この駅前広場です。かつて変異体の脅威から街を救ったという英雄アストリアの銅像が、広場の中央で偉容を誇っています。もともとはアストリア広場といっていましたが、鉄道が開通した後は駅前広場の名で通るようになりました。 |
商業会議場 | 広場のすぐ南にある大きな建物で、各商業ギルドが協同して建設したものです。ここでは地域の商業振興を目的とした会議や、商取引での様々な取り決めがなされるとともに、観光案内所としての役割も持っています。 |
サリュンティル ・タイムズ社 |
警察分署の向かいにある新聞社です。サリュンティルでは一番売れている地方紙ですが、局員はあまり多くないようで、社員の方々はいつも忙しそうに街を飛び回っています。 |
大地堂 | この街で一番大きな本屋さんで、3階建ての建物全部が書物で埋め尽くされています。一週間ほど前に、遠くロンデニアの探偵作家、ラングリット=バイター氏の新作も入荷したとか。楽譜やお芝居のポスターなんかも取り扱っていて、なかなか便利なお店です。 |
甘味屋 カールドール |
繁華街のちょうど真ん中くらいにあるお店です。窓の色ガラスがとっても素敵で、日差しを浴びると虹のような七色に輝きます。焼きリンゴ(350エラン)がとてもおいしくて、お昼休みによく若い女性で賑わっています。 |
メイブラン | 国内では有名なブランド洋品店で、ほとんど全ての商品がオーダーメイドになります。ティタ織りの生地なんかも扱っていて、私のような庶民にはちょっと手が届きません。……あの一点物のスカーフが欲しいけど、来月のお給料まであとこれだけで……ええと……だめかも……だめだわ……来月……も無理か……(じっと手を見る)。 |
ホテル クラリコン |
国内でも有数の高級ホテルで、鉄道の開設と同じ765年に完成しました。光をテーマにした開放的なエントランスホールの正面では、かの名匠シャルモンの手による絵画があなたを出迎えてくれます。さりげなく、それでいながら最上のおもてなしをゆっくりと楽しんで下さい。 |
ランツ=フェルン |
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種族:白人 性別:男 年齢:16 |
解説:去年新しく入ったばかりの、ホテル「クラリコン」のボーイです。新人で不慣れなためかよくミスを冒し、先輩に叱られている姿を見かけます。根は真面目なだけに少し可哀想な気もするのですが、本人はいたって元気なもので、一流のホテルマンを目指して今日も元気に汗を流しています。 一言:「……あっ、やばっ……」(どんがらがっしゃ〜ん!) |
機関士 ジニー=ウィズニー |
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種族:白人 性別:男 年齢:53 |
解説:鉄道開通当時からのベテラン機関士で、無事故記録を継続中です。豊かな黒髭が自慢の大男で、一見すると大雑把な性格に見えますが、実は非常に注意深い人物です。こまめで手先も器用であり、休みになると奥さんや子供たちのために、料理をつくってあげたりもします。 一言:「まかしときな! 俺の運転は絶対安全間違いなしだ!」 |