学校地区

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エリアラ:「初等学校から高等学校までの学校が集中しているのが、この学校地区と呼ばれている場所です。周囲は閑静な住宅地で、ニレやプラタナスの木が道沿いにたくさん植えられています。朝夕は登下校途中の子供たちで賑わい、お休みの日の広場のような雰囲気に包まれます」

アンソニー:「ちなみに、不用意に歩いていますと、わんぱく小僧どもの襲撃を受けますので、くれぐれも用心して下さい」

エリアラ:「私、襲撃なんて受けたことありませんけど……」

アンソニー:「えっ? どろんこ爆弾とか落とし穴を掘ったりとかしませんでしたか?」

エリアラ:「ということは、よくそんな悪戯していたんですか?」

アンソニー:「よくというより、日課といっても過言ではないでしょう。いやあ、継続は力です。しかし、校長先生が落とし穴にひっかかった時は、さすがに冷や汗ものでした。11歳の身で校庭20周は結構辛かったですよ(しみじみ)」

エリアラ:「……子供の頃からあまり変わってないんですね」


名所など

おばちゃんの
駄菓子屋

 おばちゃんの店でとおっている駄菓子屋さんです。初等学校のすぐ目の前にあって、いつも子供たちでごった返しています。手作りのおやつが人気で、ふかしたジャガイモのバター添えを食べながら帰るのが、子供たちの日課になっているようです。

エリアラ:「私も昔はよくお世話になりました。今もおばちゃんが元気でうれしいです」

アンソニー:「僕はいつもおばちゃんに追いかけられていた記憶がありますが、いったいどうしてなんでしょうね?」

エリスのピアノ教室

 昼下がりになると、この家からは優しいピアノの調べが聞こえてきます。裏手の広場に訪れる人は、美しい音楽に浸りながらお昼休みを気持ちよく過ごしているようです。

花屋敷

 市役所のすぐ裏手にあるウッドロフさんのお屋敷です。お庭に植えられた色とりどりの花が美しく、外国の珍しい植物なども見ることができます。


人物

エリス=ミシュラン

種族:白人   性別:女    年齢:24
職業:主婦   出身:サナラーラ

解説:サナラーラのティアル音楽学校を卒業し、プロのピアニストとして活躍していたのですが、一昨年に結婚して家庭に入りました。しかし、ピアノを忘れることができず、道楽でピアノ教室を開いて子供たちに教えています。また、初等学校の合唱部の方にも顔を出して、伴奏してあげているようです。

一言:「さあ、次は何を弾こうかしらね?」

ダルト=ストール

種族:白人   性別:男    年齢:28
職業:図書館司書   出身:サリュンティル

解説:まだ若い図書館の司書さんで、その仕事ぶりは真面目の一言に尽きます。純朴な性格で、人前で何かすることが大の苦手です。美人館長セフィス(大時計通り)に憧れているのですが、気弱な彼は気持ちを打ち明けることができずにいます。しかし、つい先日のことですが、風邪をひいた彼のところにセフィスが看病に来てくれたことで、その恋心には一気に加速がついてしまったようです。今度の休みの日にでも、お礼という名目で芝居見物に誘おうと考えているのですが、まだ声をかけることもできずにいます。(←この辺が純朴)

一言:「あ、あ、あ、あのう…………いい天気ですね」

シュレード=ウッドロフ

種族:白人   性別:男    年齢:41
職業:貿易商人   出身:サリュンティル

解説:花屋敷のご主人で、貿易品を抱えて国内外を走り回っています。仕事のついでに外国の花などを持ち込んで庭に植えているうちに、いつの間にか庭は花畑になってしまいました。婦人ともども植物好きで、たまの休みにはいつも庭の手入れをしています。ご近所にも庭で摘んだ花を配って歩いているので、この近隣は甘い花の香りで溢れかえっています。

一言:「花はいいですねえ。どうです、一束持っていきませんか?」

 


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