歓楽街 |
エリアラ:「え〜、この辺りはいわゆる飲屋街でして、仕事を終えた方々が1日の疲れを癒しにやってきます。ちょっとした料理屋から大きなカジノまで、さまざまなお店が並んでいます。ただし、中には裏組合が経営しているお店もありますので、トラブルにはくれぐれもご注意下さい」
アンソニー:「よく街角には、きれいに着飾ったお姉さんたちが立っていますが……あのお姉ちゃんたちはなにしてるんでちゅか? 僕、子供だからわかりまちぇ〜ん。」
エリアラ:「……意地悪(顔が真っ赤)」
アンソニー:「それでは、お顔が真っ赤なエリアラさんに代わって、僕がじっくりたっぷり説明することにいたしましょう。しかし、そのためには行ってこの目で確かめなければなりません。報道は常に真実を伝える義務があるのです。というわけで、編集長。お金下さい、たっぷりと」
編集長:「……だめ」
アンソニー:「というわけで、手短に説明させていただきます。(……ちっ)」
パピヨンクラブ | 洗練された雰囲気の高級なお店で、接待のお姉さんたちが側で優しくお酌してくれます。ショータイムには、最近はやりのバタフライ・ドレスで着飾った女性たちが、幻想的な踊りを見せてくれます。深いスリットがなかなか素敵なのですが、そのぶんお値段の方は覚悟して下さい。 |
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アイラのお店 | 裏通りにある小さな町酒場で、一見さんでも気軽に入れるお店です。古い町屋をそのまま店舗にしており、内装もなかなか落ち着いた雰囲気に仕上がっています。おつまみがなかなかおいしくて、ついついお酒が進んでしまいます。 |
グランシェオ | 会員以外の出入りは禁止されている高級カジノで、誰かの紹介なしでは遊ぶことはできません。裏組合が経営しているという話で、ここで様々な裏取引が行われているとか……。 |
夜桜館 | ここいら一帯では一番の娼館であり、ここも裏組合が経営しています。外国人の娼婦が多いことが人気の秘密ですが、多くは組合に詐欺同然で連れてこられたというよくない噂もあります。(もっとも、お客の大半はそんなことは気にしていないようですが……) |
リアリー=ツァレイン |
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種族:白人 性別:女 年齢:29 |
解説:メルリィナの没落貴族の娘だったのですが、裏組合にだまされて娼婦になりました。現在は、裏組合の経営する「夜桜館」で客をとっています。盗賊のクァート(貧民街)と恋仲にあるのですが、駆け落ちを誘いかけるクァートに対して、彼女は現在の境遇をあきらめきっていて、それをずっと断わり続けていました。しかし商売仲間たちの励ましの声もあって、最近は心が傾きつつあるようです。 一言:「無理よ、逃げ切れるわけがないわ……でも……」 |
若ハゲ トラディア=フィーンズ |
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種族:白人 性別:男 年齢:37 |
解説:やり手の裏組合の長として、数年前から名をあげている人物です。決してやりすぎず、部下からも人望があります。先代の組合長である父親を毒殺した兄を排斥し、現在の地位を手に入れました。話はわかる方なのですが、組織の利害をやはり第一にします。最近あらわれた歌姫のシャロニカ(栄通り)に熱をあげていて、彼女が務めている「よいどれ天使」亭(芸座横町)に毎晩のように通いつめています。 アンソニー:「あ、組合長がどうしても一言いいたそうです。何でしょう、トラディアさん?」 トラディア:「誰がハゲじゃ〜!」 アンソニー:「着々とスキンヘッド化の進む、若き組合長の魂の叫びでした。では、現場からのレポートを終わります」(←結構、命知らず) トラディア:「……レポートの前に、お前の人生終わらしたろか?」 |
占い師 シルヴィス |
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種族:白人 性別:女 年齢:27 |
解説:肌を見せない黒ずくめの衣装を纏った美女で、ベ−ルごしにのぞく整った顔立ちと病的な白い肌が頼りなげでよいとは、独身男たちの弁です。彼女は予知系の術法師でもあり、術法を用いた占いを行なっています。客層は女子学生から老人まで様々です。もっとも、彼女に会いたくて訪れる男性が過半数を占めるのですが、彼女はそういった手合いに関心を示すことはあまりないようです。 一言:「きっと良いことが訪れますわ。ええ、きっと……」 |
ノルティ焼きのサリオット(おっちゃん) |
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種族:白人 性別:男 年齢:34 |
解説:屋台の焼き物屋さんで、非常に気さくな人物です。街のみんなからは、おっちゃんの愛称で親しまれています。彼のつくるノルティは他の屋台よりも数段うまいとの評判で、よく屋台のまわりには学生たちがたむろしています。何やら生地に秘密があるそうなのですが、企業秘密ということで詳しく教えては貰えませんでした。なお、顔見知りにはよくおまけしてくれるそうなので、知り合いになっておくとお得なようです。 一言:「さあさ、みんな寄っていきなよ! 甘くておいしいノルティ焼きだ!」 |
眼帯男 ディクル=ドゥガ |
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種族:白人 性別:男 年齢:40 |
解説:指圧マッサージの名人で、よく娼館などに出入りしています。左目に大きな眼帯をしているためにうさんくさく見られがちですが、口のうまさでそれをうまく補っています。しかし、顔見知りでない人にはそれがなおさら怪しく感じられるようで、慣れるまでは付き合いづらい人物だと誤解されるため、最近では眼帯に花畑の絵でも描いて、陽気なところをアピールしようかと考えています。 ディクル:「……ということなんですが、アンソニーくんはどう思います?」 アンソニー:「やめた方がいいでしょう(きっぱり)」 ディクル:「…………」(恨みがましそうな目でじっと見ている) アンソニー:「その目もやめた方がいいです……ぜったい……」 |