金槌通り |
リルカ:「トンテンカンコン聞こえてくるよ〜、朝から晩まで聞こえてくるよ〜♪ とかいう、とてもおバカな歌がある町です。べつに軒先に金槌が飾ってあるとか、歩いてたら背後から金槌で襲われるとかいう危険な町じゃありません。そうだったら面白いんですけどね。……とりあえず、工房の音がうるさいっていう無言の苦情らしいです。古い石造りの家が並んでる、なんのへんてつもない住宅地です。あと何もないから、次いきますね」
ティッタ |
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種族:白人 性別:男 年齢:18 |
解説:奇跡のソプラノボーイと呼ばれている少年で、この年齢になってもまだソプラノパートを歌うことができます。現在は家の手伝いをしていますが、王立歌劇団からもスカウトされており、本気で歌で食べてゆくことを考えはじめています。ただ、いつか声変わりしてしまうことを恐れており、いまだに決めかねているようです。 一言:「これはまたとないチャンスなんだ……でも……」 |
工房街 |
リルカ:「どこの街にもある工房がごちゃごちゃと並んでる場所で、昼間はとにかくうるさい場所です。武器屋さんとかもあるんで、護身用に剣でも欲しい人は行ってみてもいいかも。中心街で買うより全然安いですから。注文生産もありで、冒険者なんかはそうしてるみたいです」
スクラップ・ファミリー |
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発掘機械を集めてる家族なのですが、なぜか必ず機械が爆発してしまうことから、このように呼ばれています。毎回、けっこう大規模な爆発が起こって、家が倒壊しかけたこともあるのに、なぜか家族みんな無事という頑丈な一族です。……この人たちって、どうやって生き延びているんでしょうね? |
セールハイト |
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種族:白人 性別:男 年齢:16 |
解説:直情径行な短絡型の少年で、腕っ節が強いことから近隣では一目置かれている存在です。しかし、決して弱い者いじめをするようなことはなく、むしろ好んで強い相手に向かってゆくような性格の持ち主です。どうもひとつところに腰を落ち着けて仕事をすることが苦手らしく、冒険者になって世界を旅して回りたいと考えています。そのためにはまず強くなることを志しており、ひそかにゴルゴーニュの森にいるラティス=ソーエという人物に武術を習っています。週に3回はラティスの指導を受けており、夜中にこっそりと食料を抱えて森へと足を運んでいるようです。 一言:「とにかく強くなりたいんだ!」 |
赤矢通り |
リルカ:「昔、狩人さんたちが来て取り引きしていたことと、日干しレンガの赤い壁から、いつの間にかこう呼ばれるようになったとか。夕日で辺りが真っ赤に染まる中に人が立つと、その長い影が矢に見えるからともいいますけど、どっちでもいいです。昔の名残りで、自家製のソーセージつくってる店とか肉屋さんとかが何軒もあります。特にソーセージがおいしくて、遠くからわざわざ買いにくる人もいるという話です。坂があるのでちょっとかったるいですけど、穂波通りに比べれば全然ましです」
レイチェル=クリア |
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種族:白人 性別:女 年齢:35 |
解説:囚人たちに献身的なシスターで、よく拘置所を訪れては神の教えを説いています。家族に手紙を書いてくれたり、出所後も就職の世話をしてくれたりと、とても親身になってくれます。実は彼女自身も過去に犯罪を犯したことがあり、そのことを誰よりも悔いており、1人でも多くの罪人を改心させることが、その償いになると信じています。 一言:「迷いなさい……リュクレルの剣(迷いを断ち切る剣)は、いつもあなたの手元にあります」 |
心に鍵を持つ男 ウィルバー |
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種族:白人 性別:男 年齢:45 |
解説:優秀な剥製屋として知られており、陰気ですが腕前は信頼されています。貴族からもよく仕事を請け負っているようです。彼は昔、行方不明事件の容疑者として嫌疑をかけられたことがありますが、その時は証拠不十分で釈放されました。しかし、実際には彼が犯人であり、地下の秘密の部屋に剥製にした女性を飾っています。彼は変異の影響で、心を偽る術を身につけています。そのため、彼が心から信じさえすれば、自分は何もやっていないと思いこむことができるのです。ですから、たとえ術法で調べられても彼は無実と証明されるでしょう。 一言:「どうしてって? 美しいじゃないですか……永遠にね……」 |