○アルメア
・霊獣
霊獣出現の原因となっているのは、ニセカエデの森の下に沈む、魔都と呼ばれた『プレキア』です。この都市はかつての軍事基地であり、そこで使われぬまま残った霊子兵器が、都市が沈む際の衝撃で破壊され、それが変異源となって現在も存在しています。・変異現象
『蛍の夜』と呼ばれる現象は、空間の霊子が充満して弱いレベルで活性化するためです。
○カルネア
・地底湖
シュトラム山脈の底部には、直径1kmほどもある大きな地底湖があります。洞窟の高さは100m以上もあり、天井にはヒカリゴケがびっしりと生えていて、ぼんやりとした光を放っています。湖は独自の生態系を形成しており、地上には存在しない変異体も生活しています。
○ユークレイ
・凍湖
凍湖の底には、必ず何らかの科学魔道機械が眠っています。というより、この機械が変異の影響を受けて、凍気を放つようになったのです。
○カスティルーン
・樹氷の森
樹氷の森で起こる変異現象の原因は、森の地下深くに沈んでいる『破滅都市エリクセナ』にあります。エリクセナは、科学魔道時代の有数の軍事都市であり、数々の兵器がいまだ無傷のまま眠っています。その中の1つに『フロスト・ドラゴン』(白竜)がおり、今までに4体の竜が冒険者やルーンナイトに倒されています。
また、『雪の乙女』と『白の乙女』という双子がいますが、これは聖月教団のクローン体です。『純白の宮殿』というのはエリクセナへの入り口であり、彼女たちはこれを守るという使命を受けているのです。
○ペトラーシャ
・エルモア正史会
エルモア正史会という集団が考えている歴史は、かなり事実に近いものです。また、中央都市があったと思われる場所も2つほど予測をたてています。しかし法教会側におり、しかも小さな非公式の会合のため、まだ裏教会の手はのびていないようです。
○ジグラット
・竜の柱
竜の一族の祭壇になっている直列円石という場所は、石化してしまった霊子の撹乱装置です。また、竜の柱そのものも石化した昔のビル群です。
○亜人地域
・遺跡
この土地の下には科学魔道時代の研究都市が埋没しており、まだ稼働している機器も存在します。また、培養体も何体か眠っているようですが、当然のことながら変異の影響を受けています。
○カーカバート
・新大陸渡航
公式には発表されておりませんが、13人委員会の決定で新大陸エスティリオに新型の霊子機関を搭載した船を送り込んでいます。手練の冒険者や暗殺者ギルドのメンバーを同行していることから、何らかの事件が起こるのは確実なところでしょう。もちろんその目的は秘密の独占であり、他国に有利な展開にならないように、様々な妨害工作を行うはずです。
○ルクレイド
・変異現象
夢魔現象は精神を構成する幽子と霊子の構造パターンが残留したものが起こします。
○ユナスフィール教国
・封印
聖母アリア教会の真下には世界でも最大級の中央都市が封印されており、それが解放された時は絶対変異地帯をも超える変異源となることでしょう。
○ライヒスデール
・呪式
『呪式』の研究を行なっている者がいるとの報告があり、裏教会の活動が活発になってきています。
○フレイディオン
・錬金術師
黄金十字秘協会は1度の失敗で計画を諦めたわけではありません。そもそもレプリカント・スキャンダルは彼らの本来の目的とは無関係の事件であり、些末事に過ぎないのです。次にどのような陰謀を企てているかはわかりませんが、錬金術の実践による世界の変革を目指して、彼らは日夜努力を重ねています。近頃起こっているライソームの誘拐事件も彼らの仕業ではないかといわれており、捜査当局はこの実体のよくわかっていない組織の調査に四苦八苦しています。
○ユノス
・クーデター
フレイディオン、ライヒスデール、カイテインに対する危機が噂される中で、軍事に対する期待がさらに高まっています。この機に同調して、過去の民衆蜂起の際に逃亡した陸軍将軍の『クリューニル』が、『魔の夜会教団』と通じて再度の軍事革命を計画しています。彼らは首都の下にある迷賂のような遺跡で、じっと革命の機会をうかがっています。
『クラリール監獄』には多くの将校たちが投獄されていますが、クリューニルは革命の第一歩としてこの監獄の解放をもくろんでいます。遺跡の地下道は都市の重要地域の真下にも通じており、もし地方に強い影響力をもつ旧将校たちが無事に助け出され、短時間で組織をまとめることができたとしたら、革命の成功は時間の問題となるでしょう。
○エストルーク連邦国家
・妖精
若き妖精の女王が迷い出てきたのがこの国で、それを探しに妖精がたくさん訪れています。夜に水原の近くにゆけば、おそらく妖精に出会うことができるでしょう。
○絶対変異地帯
・変異現象
この地域の変異現象がこれほど激しいのは、過去に地下で霊子核崩壊の先行実験を行ない、変異が潜伏していたためです。これが変異源となり、現在に至ってもなお地表で活性化を続けているのです。地下実験ということが変異という現象を確認できなかった原因でもあります。
○ソファイア
・変異現象
『蜃気楼都市』と呼ばれる現象は、実はその土地に刻み込まれた記憶です。しかし、霊砂(エーテル・ダスト)を媒体とした幻影であるため、触れても気づくことはありません。もし運が良ければ、旧魔道王国の魔術や科学魔道の知識を身に付けることができるかもしれませんが、それ以前の歴史やつい最近のものなどランダムに投影されることから、今のところは重要な記録に触れた者はいないようです。また、仮に科学魔道時代の情報を見ることができたとしても、古代の言葉を覚えていて、なおかつ霊子機関について造詣が深くなければ何の意味も持たないはずです。
○ロンデニア
・軍事機密
海軍の秘密基地が白亜の壁の洞窟に隠されています。ここでは、潜水艇などの新兵器の開発が行われています。
○ルシアニア
・ゲートポイント
藍青海と呼ばれる場所で見える風景は、実は星界の現在の様子です。一部が星界と繋がってはいるのですが、それはほんのほころびほどのもので、人間がそれをくぐり抜けることはできないようです。
○大森林
・科学魔道知識
ユーセルファートという老婆は、科学魔道時代の実験体であったころの記憶を持っている貴重な人物で、変異の影響で寿命で死ぬことも、これ以上老いることもできなくなっています。しかし、彼女はその知識を外に伝える気はないようで、大森林で自然と調和して暮らすことを心に決めています。現在、亜人結社の使者が訪れ、科学魔道時代の遺跡の復旧計画への協力を要請していますが、これにも応じる気配はありません。
○ヴァンヤン島
・エイルン族
ラチェン人の中に、エイルン族という女性だけの放浪民族がいます。彼女たちはラチェン人の密偵であると同時に、実は暗殺者としての役割も担っているのです。貴族や政治家相手の娼婦として働く一方で貴重な情報を盗み、そして相手の存在がラチェン人にとって不利益になると判断した場合は、即座に殺してしまうのです。そのためにアイアンリングやブレードファンといった、踊りの道具を武器とする訓練を受けたり、あるいは化粧系や呪舞系などの術法を身につけたりします。
先頭へ