噂表-聖暦789年



 

真偽 真相
◆全域    

 聖母教会の大主教はあと半年の命らしい

 高齢ではあるが、全くの健康体である。しかし、死んだことにしておいて裏教会の活動に加わるという可能性はある。特に現在の大主教は高名な術法師でもあり、政治的な手腕よりもその能力が切望されているのは事実。

 ペルソニアの大断層の向こうには、旧世界の都市が隠されている

本当

 ただし、正しい意味での旧世界の都市ではない。月人が旧世界の技術をもって作り上げたというのが正確な事実。

 空に浮かぶ都市があるらしい

本当

 これは浮遊大陸のことを指していると思われる。まれに大陸の下面の岩塊が落ちることがあるため、このような噂になった。しかし、浮遊大陸は透過技術という方法を使用して、大陸の下面に空の映像を投射しているので、地上からこれを見ることはできない。

 月にも人は住んでいる

本当

 大変異現象直後には、月とコロニーとの間に争いがあり、地上からもその光が見えていた。こういった事実は民間伝承として残っており、そのような噂となって流れた。

◆北部    

 軍が天使を捕獲して生体実験を行なっている(ライヒスデール)

本当

 ただし、天使とはいっても初期型の人造天使の変異体。能力そのものがかなり弱っており、現在は術法で凍結されている状態。

◆東部    

 亜人たちは人間を捕らえて実験材料にしている(ルワール大公国)

 ただし、遺跡に眠る擬人を調査したことはある。

 新大陸の人は目が3つあるらしい(エリスファリア)

 おそらく、魔玉使いが使役する獣のことを言っていると思われる。

 ドラゴンを操る方法があるらしい(ジグラット)

本当

 竜系の術法でも可能だし、カーバンクルを通じて操ることもできる。しかし、後者の場合は科学魔道時代の機器を用いなければならないので、ほとんど不可能。

◆西部    

 新大陸の人間は化け物に変身する(ロンデニア)

本当

 正確には蠱使いのことなのだが、異人と呼ばれて恐れられている。

◆南部    

 中央地方にはまだ生き残っている人がいるらしい(南部全域)

本当

 しかし、根拠があっての話ではない。王族の生き残りがいるということから、そのような噂が派生したと思われる。