変異動物/小型哺乳類

一角鼠白金鼠翼猫くぐりダヌキ白夜リス


一角鼠(ホーンド・ラット)
◆判定
副技能  専門分野-教育知識:生物学/博物知識:博物学
 一般分野-博物知識
不明度  3
影響度  0
◆名称・分類(一般:±0)
名称  一角鼠(ホーンド・ラット)
一般認識  一般動物/食用/ネズミ
利用法  食肉
外見  30〜40cmくらいの大きさの、ウサギのような体型をした動物です。その名の通り額の中央に螺旋状の、10cmほどの長さの角があります。春〜秋にかけて毛は濃い茶色ですが、冬季には白い冬毛に変わります。
◆能力・技能(一般:+3)
  主能力 抵抗値 判定値 耐久値/現在値
 気力:8/
 自我:5/
 活力:9/
 生命:5/
打撃  角:0
防御  なし
移動力  4(+10)
◆特殊能力
  能力 距離 時間 範囲 威力 抵抗
命の回復

効果値1

◆戦闘(一般:+3)
 人間を見ると逃げ出すのが普通なので、遭遇しても特に気をつける必要はないでしょう。しかし、積極的に狩る場合は別です。もし仲間がつかまったりしたら、全員で敵を取り囲み、額の角で攻撃を仕掛けます。角は尖端が鋭く、集団を相手にする場合は思わぬ怪我を負うこともあるでしょう。
 この動物のおもしろい特徴に、擬死行動を取るということがあります。傷を負った時に死んだふりをしたり、傷が重いようなそぶりを見せて敵をだますということをします。そして、油断した隙に逃げ出したり、突然飛び起きて攻撃を仕掛けるのです。騙されて目の近くに攻撃を受け、失明しかけた人もいるくらいなので、小さいと思って油断するのは禁物です。

◆生態・反応(一般:+1)
分類  一般動物/四足獣
生息地  全域/荒野、草原、林縁部など
活動期  通年/昼行性
出現頻度  まれ
出現数  数体〜十数体
反応  中立
調査法  専門書/研究者/狩人など
弱点  なし
 体型はウサギとよく似ていますが、ネズミの仲間です。プレーリードックによく似た顔立ちで、敵にみつかりにくいように茶系統の毛色となっています。移動方法もウサギと似ていて、後ろ足で跳ねるようにして歩きます。そのため、ウサギと勘違いしている人も多いようです。しかし、歩幅や足跡(指の形など)が異なるため、狩人などはわりと簡単に見分けられるようです。
 荒野や草原に穴を掘って住み、群れをつくって集団で生活します。雑食性で、草、木の実、花弁、虫など、様々なものを餌としています。外敵が近づくと見張り役が警戒声を発して仲間に知らせます。すると、一斉に巣穴に潜り込んで危険が去るまで中でじっとしています。
 巣は水場近くにつくられることが多いようです。また、水浴びが好きで、夏期には集団で水浴びをしている姿を見ることができます。巣穴はそれほど深くはありませんが、全長では100mを越える長さになります。出入り口はそれほど多くはありませんが、離れた場所にいくつかつくっておくようです。
 基本的におとなしい動物で、人間を見かけるとすぐ逃げ出すのですが、角を触られると興奮して激しく威嚇します。角は基本的に戦いのために用いられ、穴を掘ったりするためには使用しません。
◆詳細(専門:+2)
分類  哺乳動物/四肢動物/ネズミ類
属性  聖気
知能  動物なみ
感覚  一般
状態変化  通常
 角は骨が変化したものであり、生えかわることはありません。そのため、折れたらそれでおしまいとなります。この角は群れの中での地位に関係するらしく、リーダーとなるオスは長く立派な角を持っています。しかし、巣穴に潜る時に邪魔になるためか、最大でも20cm程度のものしか記録に残っておりません。繁殖期にメスをめぐる争いをする時も、この角をつき合わせて戦います。角が折れたオスは権威を失い、社会階級の下層へと追いやられてしまいます。中には群れを出て行く場合もあるようです。メスも角を持っていますが、長さは7〜8cmとやや小ぶりです。
 角を触ると興奮する性質を持ちますが、これには一定の規則があります。挨拶をする時も角をつき合わせるのですが、群れの中の順位によって接する場所が違うようです。上位のものは尖端の方をぶつけ、下位になるほど根元の方をつきあわせなければなりません。上位にいるものは根元の方に触れられると怒りだします。つまり、上位にいるものほど、触られると怒る部分の面積が広いということです。

◆バリエーション(専門:+4)
 森林の中に住み、木の洞などを巣穴とする種もいるようです。この種は角も小さく、単独で生活しています。
 乾燥地帯に住む種は、水の臭いをかぎ分ける力があるようで、岩の割れ目などから出る湧き水を探しだすことができます。これを利用して、地下水脈を探し出す人たちもいます。
 特に泳ぎを得意とする種がおり、川の岸辺に巣穴を掘って生活しています。巣穴の入り口は木や草で巧みに隠されています。

◆未知
 この角には治癒能力があり、5秒につき1ポイントの肉体耐久値を癒すことができます。擬死行動はこの能力を利用したものです。便利な能力ですが治すのは自分の傷に限られ、死亡した後に治ることもありません。


白金鼠(プラチナ・ラット)
◆判定
副技能  専門分野-教育知識:生物学/博物知識:博物学
 一般分野-博物知識
不明度  4
影響度  0
◆名称・分類(一般:±0)
名称  白金鼠(プラチナ・ラット)
一般認識  変異動物/注意/ネズミ
利用法  金属の採取など。
外見  白金色の毛をもつ、体長70〜80cmほどの大型ネズミです。ハリネズミのように体中にトゲをまとっているのが特徴で、日の光を浴びると全体が淡く輝いて見えます。体はずんぐりとしていますが、顔は吻部が長くとがった感じを受けます。手足は短く、外部からはあまりよく見えません。
◆能力・技能(一般:+3)
  主能力 抵抗値 判定値 耐久値/現在値
 気力:6/
 自我:5/
 活力:6/
 生命:4/
打撃  毛針:効果値3
防御  毛針:3
移動力  1(+5)
◆特殊能力(一般:+3)
  能力 距離 時間 範囲 威力 抵抗
白金の毛針

一瞬

半径1m

効果値3

反応

◆戦闘(一般:+3)
 敵があらわれると丸くなって身を守ります。普通は相手があきらめるまで待ちますが、そのままの状態が長く続いてストレスがたまると、針を飛ばして相手を攻撃します。この針は半径1mくらいの範囲を攻撃することが可能です。毛針は長さ40cmほどもあり、先端には釣針のような返しがあるため、刺さってしまうとなかなか抜けません。
 捕らえる場合は、動きを止めている時に、目の細かい網や隙間のないカゴをかぶせるのが普通です。そうするとすぐに針を飛ばしてくるので、続けざまにいくつもアミをかぶせたり、あるいは何重にもなった厚めのカゴをかぶせるなど、素早い対応が必要となります。毛針には限界があるので、静かになったところで取り押さえれば、あとはそれほど危険なことはありません。

◆生態・反応(一般:+1)
分類  変異動物/四足獣
生息地  全域/山すそ、岩場など
活動期  春〜秋/夜行性
出現頻度  きわめてまれ
出現数  基本的には単独。ただし、子連れの場合は5〜8匹ぐらいで行動する
反応  中立
調査法  専門書/研究者
弱点  なし
 白金色のトゲを持つ、きわめて珍しい動物です。この毛は実際に金属を含んでおりますが、必ずしも白金というわけではありません。ただ、発見された時に調査した個体の毛が、たまたま白金を含んでいたことが由来のようです。トゲは長さが20cmほどもあり、太さも人間の小指ぐらいになります。普段はトゲが後ろに寝ているのですが、興奮するとまっすぐに逆立ちます。ほとんどの種では、何本かの黒い横縞が入っています。
 灌木の根元近くや岩の隙間などに巣穴をつくって住んでおり、昼間はその中で眠っていますが、夜になると巣から出てきて草や昆虫などを食べます。体はずんぐりとしているため、素早く動くことはできません。そのため、巣穴からあまり離れた場所には行かないようです。もし見逃したとしても付近を丹念に調べれば、巣穴に隠れている姿を見つけられることでしょう。巣穴は入り口の部分以外はまっすぐに掘られており、入り口さえ壊すことが出来れば捕獲にはさほど苦労しませんが、数mほどの深さがあるので明かりで照らさなければ奥まで見通すことは出来ません。
 トゲは外敵から身を守るためのもので、何かに襲われると丸くなって敵が去るのを待ちます。しかし、相手が立ち去らない場合は、毛針を飛ばして攻撃を仕掛けます。このような能力を持つため、一般には変異体として認識されています。しかし、ひそかにこれをペットとして飼っている者もいるようです。
◆詳細(専門:+2)
分類  変異動物/四肢動物/ネズミ類
属性  聖気
知能  動物なみ
感覚  一般/暗視
状態変化  通常
 このトゲは外殻を金属でまとっていますが、内部は皮膚が硬質化したものです。含んでいる金属の種類は個体によって異なり、毛の色も金属によって異なりますが、地域で傾向が見られます。岩などを舐める習慣があるという報告から、口から採取した鉱物を何らかの形でトゲの形成に利用していると考えられています。しかし、変異体ということであまり熱心には研究されていないので、詳しい仕組みはよくわかっておりません。
 なお、このトゲは目くらましの一種ではないかという説もあります。毛針には何本かの横縞が入っており、それは毛の成長には左右されず、絶えず一定の位置に見えています。そのため、これが警戒色のような役割を果たしているという研究者もいます。実際、暗闇で光る金属のトゲは外敵には見つかりやすいのですが、あまり襲われることはありません。

◆バリエーション(専門:+4)
 岩場に適応して、針が短くなった亜種もいるようです。
 非常に頭のよい個体がおり、人間の目を狙って正確に針を飛ばしてきたという記録があります。しかし、同じような個体が後に発見されたことはありません。この個体は、虫の捕獲に針を使っていたという話です。
 擬死行動を取り、油断させたところで飛び上がって攻撃する亜種がいます。通常の種とは針の模様が異なるそうです。

◆未知
 トゲから取られた金属が、通常の金属とは異なる性質を示す場合があります。多くの場合は変異現象ということで片づけられてしまいますが、これは再現性のある現象で、どの種でも共通して見られます。


翼猫(ウィング・キャット)
◆判定
副技能  専門分野-教育知識:生物学/博物知識:博物学
 一般分野-博物知識
不明度  6
影響度  1
◆名称・分類(一般:±0)
名称  翼猫(ウィング・キャット)
一般認識  変異動物/嫌悪/ネコ
利用法  なし
外見  体長50〜60cmの大型の猫です。特徴は背中に生えているコウモリのような羽で、広げると2m近くにもなります。全身は黒い毛で覆われています。翼が生えている以外は、普通の猫との差はありません。
◆能力・技能(一般:+3)
  主能力 抵抗値 判定値 耐久値/現在値
 気力:11/
 自我:10/
11 12  活力:14/
 生命:8/
打撃  爪:一/牙:0
防御  なし
移動力  4(+10)/空中9
◆特殊能力(一般:±0)
  能力 距離 時間 範囲 威力 抵抗
飛行

◆戦闘(一般:+3)
 争い事は好まず、戦闘に遭遇するようなことになれば、迷わず逃げる道を選びます。しかし、どうにもならない場合は、群れで外敵に対峙します。戦う時は、なるべく高い位置で優位を保とうとします。また、これは滑空して逃げるための準備でもあるのでしょう。形勢が不利になると、群れ全体で空を飛んで逃げようとします。大型の動物と戦わなければならない場面でも、牽制のために爪でひっかく程度で、なるべく相手の隙を見計らって逃げ出そうとします。ですから、戦闘ということについては、それほど危険な動物ではありません。

◆生態・反応(一般:+1)
分類  変異動物/四足獣
生息地  南東部/山岳地帯、森林など
活動期  通年/夜行性
出現頻度  きわめてまれ
出現数  数体〜十数体
反応  友好的
調査法  専門書/研究者(資料はきわめて稀少)
弱点  なし
 翼の生えた奇妙な猫で、これを使って滑空することができます。翼は非常に大きく、かなり高い位置を飛ぶことができます。肉食で滑空してネズミやウサギなどの小動物に襲いかかります。夜行性で、全身は黒い毛で覆われているので、これを見つけるのは非常に困難です。
 性格は穏やかで、他の知的生物に対しては友好的な態度で接します。しかし、あまりに静かに空を飛ぶことや、その奇怪な翼と黒い色から不吉の象徴として恐れられ、変異体として忌み嫌われています。今でも見かけたら駆除するというのが一般的な対応です。そのため、本来の友好的な性格とは裏腹に、人間を見かけると逃げ出すというのが彼らの通常の対応です。
◆詳細(専門:+2)
分類  未分類(変異動物/六肢動物/ネコ類)
属性  聖気
知能  低い
感覚  通常/暗視
状態変化  通常
 骨格上は竜に近い生物で、翼も骨格で形成されていて自由に可動します。分類学上は独立した地位に置かれ、未だに何の仲間か特定されておりません。しかし、翼がある以外はほとんど猫と一緒であることから、猫の変異種という説が有力です。
 翼を持つものの、体重を支えて飛び上がるほどの筋力はないので、基本的には滑空のための皮膜として使われています。そのため、木の枝から飛び立ったり、斜面の高い場所から加速をつけて飛び立ち、上昇気流に乗って移動するといった用途で用いられています。
 十数匹で群れをつくり、集団でウサギなどの小動物を狩り、それを食糧としています。この猫は非常に頭がよく、狩りも効率的に役割を分担して行います。空から襲うものは基本的に追い立て役であり、実際は周囲に潜んでいるものが狩りの主役となります。しかし、上からのハンティングもかなり成功率が高く、群れそのものはあまり大きくなくても機能します。最大では20頭ほどの群れが確認されていますが、それは獲物の少ない地域の話であり、通常は4〜5頭ほどのグループが多いようです。グループはなわばりをもっており、マーキングによって互いの存在を知らせています。

◆バリエーション(専門:+4)
 術法を使うものもいるようですが、正確な情報は得られておりません。
 翼の色が異なる個体を発見したという報告もあります。
 鱗を持つ個体を発見したという報告がありますが、すぐに狩られて遺体は焼却されてしまったようです。

◆未知
 翼猫は長く忌み嫌われていたので、研究はあまり進んでおりませんでした。しかし、これを専門として研究を行っていた、ある老齢な学者が存在します。その老人は翼猫を飼い慣らし、非常に詳細なデータを得たのですが、学会はこれを異端の研究として全く取り合わず、学会から追放してしまったという話です。その際、聖母教会から圧力を受けていたという噂もあります。彼の研究ノートは結局表に出ることはなく、老衰で死亡したという話です。


くぐりダヌキ
◆判定
副技能  専門分野-教育知識:生物学/博物知識:博物学
 一般分野-博物知識
不明度  2
影響度  0
◆名称・分類(一般:±0)
名称  くぐりダヌキ
一般認識  一般動物/好感/特殊/タヌキ
利用法  なし。ネズミを取ってもらうために、あえて放っておくのが普通の対応です。
外見  外見上は普通のタヌキと同じです。ずんぐりとした体つきと短い足、さほど長くない耳を持ち、頭胴長は50〜60cm程度になります。茶褐色の毛に覆われ、目の周りは黒いマスク状になっています。
◆能力・技能(一般:+3)
  主能力 抵抗値 判定値 耐久値/現在値
 気力:9/
 自我:6/
 活力:8/
 生命:8/
打撃  牙:1
防御  体皮:1
移動力  2(+10)
◆特殊能力(一般:±0)
  能力 距離 時間 範囲 威力 抵抗
壁ぬけ

接触

一瞬

1対象

◆戦闘(一般:+3)
 人間相手に戦いを仕掛けることもありませんし、人間が積極的にこれを排斥することも殆どありません。仲間同士で喧嘩をする時は尾をたてて相手にとびかかり、体当たりするようです。

◆生態・反応(一般:+1)
分類  一般動物/四足獣
生息地  東部/森林、市街など
活動期  通年/夜行性
出現頻度  まれ
出現数  単独〜数体。ただし、群れをつくるわけではない
反応  中立〜友好的
調査法  専門書/研究者
弱点  なし
 くぐりダヌキ、あるいはぬけダヌキと呼ばているタヌキで、外見上は普通のものと区別がつきません。唯一といっていい特徴は、術法で守られているような場所以外はどこでも、壁抜けができるということです。この能力のため、くぐりダヌキはどこへでも侵入することができます。野外では木をくぐり抜けて逃走するなどの方法で役立ち、市街では民家に忍び込んで餌を得るという方法に活用しているようです。人間には嫌われそうな能力ですが、逆に彼らは人々に非常に可愛がられています。それは彼らの好物がネズミで、家に隠れているネズミを食べてくれるからです。
 普通のタヌキと同じで環境適応性が高く、野外では草の茂みや木の洞を休息場所にしますが、市街地ではちょっとした家の隙間や側溝など、さまざまな場所を巣穴とします。行動範囲は個体同士で重複しており、なわばりといえる場所を持ちません。しかし、複数でいても群れているわけではなく、他個体をあまり気にしないだけのようです。
 タヌキの習性にはタメ糞というものがあり、繰り返し同じ場所に糞をします。一匹のタヌキの行動域の中には約10か所のタメ糞があります。くぐりダヌキも同じ習性を持つため、探す場合はこれを手がかりにすることが出来ます。
◆詳細(専門:+2)
分類  変異動物/哺乳動物/四肢動物/イヌ類
属性  聖気
知能  動物なみ
感覚  通常/暗視
状態変化  通常
 くぐり抜けの特殊能力を持っているため、専門的には変異体として考えられています。しかし、悪さをすることは滅多になく、宗教機関もこれを通常の動物として扱っているので、一般にも忌避されることはありません。
 最近になって研究者が調査したところ、やはり特殊能力以外は通常のタヌキと変わるところはありませんでした。市街地ではネズミを積極的に取りますが、森林やその周辺などの野外では雑食で、春は果実、夏にはバッタなどの昆虫、冬にはミミズやムカデなどという具合です。あまり餌をとるのはうまくないので、鳥やネズミなどの動物が餌になる割合は高くありません。基本的には拾い食いを主とします。なお、冬など食べ物が少ない時期だけ市街地に現れる個体もいるようです。


白夜リス
◆判定
副技能  専門分野-教育知識:生物学/博物知識:博物学
 一般分野-博物知識/地域情報【ファイン=ファウンド】:地域知識
不明度  8
影響度  0
◆名称・分類(一般:±0)
名称  白夜リス
一般認識  一般動物/特殊/リス
利用法  なし
外見  純白の毛皮をもつリスで、赤い瞳が印象的です。頭胴長は20〜25cmほどになり、尾も同じくらいの長さになります。寒い地方に住むため非常に長く柔らかい毛を備えています。
◆能力・技能(一般:+3)
  主能力 抵抗値 判定値 耐久値/現在値
15 14  気力:25/
 自我:13/
13  活力:4/
 生命:5/
打撃  なし
防御  なし
移動力  4(+4)
◆特殊能力(不明)
  能力 距離 時間 範囲 威力 抵抗
術法補助

10m

一瞬

術法1つ

心話

無制限

1対象

精神

◆戦闘(一般:+3)
 人を見かけると逃げ出すのが通常の反応のようですが、詳しいことは殆ど何もわかっていません。

◆生態・反応(一般:+1)
分類  一般動物/四足獣/リス類
生息地  ファイン=ファウンド
活動期  不明
出現頻度  きわめてまれ
出現数  単独
反応  一般化できるほど目撃例は多くない(中立〜友好)
調査法  研究者/北方赤人(ただし、実際の目撃者は殆どいない)
弱点  なし
 白夜の期間にまれに生まれるという、伝説のリスです。北方の赤人の言い伝えにのみ残っている動物で、一般の人には殆ど知られておりません。人間にはほとんどなつかず、大きい動物を見るとすぐに逃げ出します。しかし、赤人の伝説では、神に祝福された人間を見分けることができ、自分が認めた人物を主人として一生仕えるのだといいます。それから、赤人の英雄が魔物と戦った時に、それを助けたという話も伝わっています。しかし、ここでいう神とは赤人の神であるため、その伝説は他の宗教からは否定されています。
◆詳細(専門:+2)
分類  哺乳動物/四肢動物/リス類
属性  聖気
知能  動物なみ
感覚  通常/暗視
状態変化  通常
 生体での捕獲はおろか、野生状態でもほとんど目撃された記録はありません。わずかに残された痕跡を手がかりにすると、植物の種子を食べること、夏でも毛は白いままであるということ、それから冬季でも冬ごもりをせずに活動するらしい、ということだけです。

◆未知
 実際には非常に知能が高く、時には人間並みの理解力を示すこともあります。このリスの特殊な能力は心話と術法補助です。心話は心で会話するという能力で、いかなる生物とも意志の疎通ができます。術法補助は補助技能の同調発動の技能に似ており、協力した者の術法の達成値に、自分の心の技能で判定した達成値を加えることができるというものです。これはいかなる術法に対してもサポートすることが可能です。ただし、この能力を使用する際には精神耐久値を1ポイント消費します。また、リスの側で術法補助の判定に失敗した場合、術法そのものも失敗するというデメリットもあります。


一角鼠白金鼠翼猫くぐりダヌキ白夜リス