概略
○解説 特別な技術や知識をほとんど必要とせず、ただひたすら体を動かすことを仕事とする者たちです。これらの職業に就く者は下層階級とされます。彼らの多くは幼い頃から働いているため、字が読めなかったり計算ができなかったりすることもあります。 ○条件これらの職につくために必須とされる条件は特にありません。体が丈夫であることと、作業員を募集しているかどうかということだけです。 先頭へ
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掃除夫
○解説 どぶさらいや洗濯屋など、人々が汚したものを片付けたりする職業です。衛生職などという言い方もありますが、実際は誰からも蔑まれる階層であり、賃金も労働の厳しさに見合ったものではありません。一日中働いて、ようやくその日の食事にありつけるといった程度でしょう。そういった生活の厳しさから、身を持ち崩して犯罪に走る人間も少なくありません。 ・洗濯夫 ・肥料屋 ・煙突掃除夫 ・煤払い ・どぶさらい ・ネズミ捕り ・靴磨き 先頭へ
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小作人
○解説 農業を行う者の中でも、いわゆる小作人と呼ばれる農作業従事者のことです。あらゆる職業の中で最も人口が多く、社会の根幹にある職種といっていいでしょう。どんな国家でも農業なしには成立しえないのです。しかし、そのように大事な立場であるにもかかわらず、多くの国家でhはその地位は低いものとされています。作業量のわりには実入りも少なく、冬場には工場労働者として都市へ出稼ぎに出る人も少なくありません。 ○注意点農夫は都市の周辺部にも住んでいるので、まったく不可能というわけではありませんが、シナリオには参加しにくい立場でしょう。どちらかといえば助けを請う側であり、NPC向きの職業となります。しかし、農夫が冬に出稼ぎに行くことは珍しくありませんし、農地を失って都市へ職を探しに出るというのもよくあることです。そこで事件に巻き込まれないとも限りません。また、革命などが起こった場合に、農具を武器にかえて戦わなければならないこともあります。工夫次第では十分に使用に耐えるキャラクターとなるでしょう。 先頭へ
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運搬人
○解説 荷物を運搬するのが運搬夫の仕事です。現在のエルモア地方では、交通事情の変化や都市人口の増加とともに物資の流入が増大しています。このことにより、彼らのような運搬人の仕事も需要が増しているのです。 先頭へ
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土木作業者
○解説 鉱山夫や石切職人、あるいは建築現場の作業者など、土木作業に携わる人々です。ツルハシやスコップで穴を掘ったり、出てきた土砂を運搬したりという作業を行います。 先頭へ
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自由労働者
○解説 特に決まった職についてはおらず、日雇いの職場を転々としている労働者です。1つの町にいつく者もいれば、1週間から1ヶ月くらいの間隔で町を渡り歩く場合もあります。彼らは工場での労働や蒸気機関の火夫、それから収穫時期の農作業の手伝いやちょっとしたゴミの片づけなどを行って、日銭を稼いで暮らしています。 先頭へ
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御者
○解説現在のエルモア地方では、馬車は主要な交通機関の1つです。馬車には様々な種類があり、御者のタイプもそれぞれ異なります。 ・御者(辻馬車) ・御者(乗合馬車) ・御者(駅馬車) ○条件御者になるために特に必要な条件はありません。ただし、その地域にある馬車組合や会社に属する必要があります。 ○注意点辻馬車は個人経営ですから、客がこなければ自由に時間を使うことができるでしょう。大きい町であればどこにいてもおかしくない職業なので、周囲を気にする必要もありません。逆に乗合馬車や駅馬車は運営時間が決まっているので、あまりシナリオに参加するには適していない職業です。そのかわり、定期的に休みを取ることができます。 ○コネクション御者の仲間からさまざまな情報を集めることができるでしょう。組合や会社から何か教えてもらえることもあります。他にも上得意の客がいれば、ちょっとした相談事を持ちかけることができるかもしれません。 先頭へ
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娼婦/男娼
○解説 一夜限りの恋人として客を取り、相手を楽しませることを商売とする人々です。一般には娼婦(男娼)と呼ばれますが、路上に立って客を取る街娼や、芸を見せる芸子売春婦、あるいは貴族や資産家の囲われ者である高級娼婦などがいます。個人で商売をする者もいれば、娼館や酒場と契約して働いている者など、さまざまなタイプが存在します。このような商売は裏社会と深く関わっており、娼館の中には裏組合やギャングが経営している店も多くあります。このようなことから、娼婦の世界では縄張りに関する意識が強く、余所者がいきなり商売を始めようとしても妨害されてしまうのが普通です。特定の人間と契約をかわしたり、あるいは裏社会に話を通してからでなければ、営業を認められないのです。 なお、娼婦の前ではどんな客でも無防備だったり、あるいは口が軽くなる傾向があることから、密偵や暗殺者がこれに扮することもあるようです。娼婦が諜報員からお金をもらって、客から情報を盗み出すこともあります。 ・娼婦/男娼 ・芸子売春婦 ・高級娼婦 ○条件娼婦(男娼)になるために特に必要な条件はありません。ただし、若く美しい方が、そしてなるべく愛想がいい方が客に長く可愛がってもらえるでしょう。 ○注意点どこか特定の宿や人物に買われている場合は、あまり自由に活動することはできません。売春宿で働く場合、昼は比較的自由なのですが、夜はほとんど休みなしで働くことになります。もちろん、遠出も許されないでしょう。 ○コネクション娼婦は何よりもまず客との繋がりが大事となります。お得意さんであれば多少の我侭は聞いてくれるでしょうし、金銭的にも助けを求めることができるかもしれません。高級娼婦は上流階級の人間と知り合っている可能性がありますが、何か頼み事をする場合はパトロンを介して話を通してもらう必要があるでしょう。 先頭へ
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