技能の種類
知識の判定や物事を記憶する時などに、この技能を使用します。
◆記憶術
人の顔や過去の出来事など、何か物事を思い出そうとする時に使用します。自発的に記憶する場合にもこの技能で判定します。
・一般分野:一時記憶(知)/過去記憶(知)
◆一般常識
生活の中で経験的に身につける知識に関する技能です。一般社会における常識判断や家庭での雑事、それから信仰している宗教についての簡単な情報などを知ることが出来ます。
・一般分野:常識判断(知)/家庭知識(知)/信者知識【各種】(知)
◆地域情報【各種】
特定の地域社会における情報です。国家ごとに別の技能として扱います。
・一般分野:地元知識(知)/社会制度【各種】(知)/地域知識【各種】(知)/伝承知識【各種】(知)
◆職業知識【各種】
特定の職業に関係する情報で、職業ごとに別の技能として扱います。これを身につけるためには、基本的にその職業についた経験がなければなりません。
・専門分野:業務内容(知)/業界情報(知)/専門知識【各種】(知)/鑑定【各種】(知)/職業言語【各種】(知)/地域知識【各種】(知)/データベース【各種】(知)/暗号【各種】
◆組織情報【各種】
特定の組織に関する情報で、組織ごとに別の技能として扱います。これを身につけるためには、その組織に所属した経験がなければなりません。
・専門分野:組織構成(知)/専門知識【各種】(知)/暗号【各種】(知)/地域知識【各種】(知)
◆物品情報【各種】
特定の物品に関係する知識です。
・専門分野:専門知識【各種】(知)/鑑定【各種】(知)/偽造【各種】(知/技)
◆言語知識
言語に関係する知識です。
・一般分野:共通語(知)/母国語【各種】(知)
・専門分野:言語【各種】(知)
◆教育知識
学問知識として専門的に学ぶことができる知識です。
・一般分野:基礎知識(知)
・専門分野:文学系知識【各種】(知)/理学系知識【各種】(知)/学問知識【各種】(知)
◆機械知識
機械を取り扱うために必要な知識です。
・専門分野:機械学【各種】/機械操作【各種】
◆火薬知識
火薬など爆発物を取り扱うために必要な知識です。
・専門分野:爆発物(知)/砲銃(知)
◆博物知識
動植物など野外における学問的知識です。
・一般分野:動物知識(知)/植物知識(知)
・専門分野:博物学(知)/薬物知識(知)/鉱物知識(知)/専門知識【各種】(知)
◆野外知識
自然環境や野外生活に関する知識です。
・一般分野:野外生活(知)
・専門分野:自然知識【各種】(知)/天候予測(知)/天体観測(知)/地理【各種】(知)/地図製作(知)
◆異端知識
異端に関係する知識情報です。
・一般分野:怪物判別(知)/変異知識(知)
・専門分野:神秘知識【各種】(知)/怪物知識【各種】(知)
◆医療知識
医療行為に関係する知識です。
・一般分野:応急手当(知)
・専門分野:内科医学(知)/外科医学(知/技)/民間医学(知)/看護学(知)/薬物知識(知)/精神医学(知)
◆社会情報
政治や法律など、社会制度に関係する知識です。
・一般分野:一般社会知識(知)
・専門分野:社会制度【各種】(知)/政治(知)/経済(知)/法律【各種】(知)
◆軍事知識
軍事行動関する全般的な知識です。
・一般分野:軍事情勢(知)
・専門分野:戦略(知)/戦術(知)/戦史学(知)
◆上流知識
正式な場での礼儀作法や、社交界に関する知識です。
・専門分野:礼儀作法(知)/社交界知識(知)/紋章学(知)
◆術法知識
術法に関する知識情報です。
・一般分野:一般術法知識(知)
・専門分野:術法協会知識(知)/魔術学(知)
◆裏社会
犯罪や裏社会に関する知識です。
・一般分野:事件情報(知)
・専門分野:犯罪知識(知)/詐術(知)/裏社会知識【各種】(知)/組織情報【各種】(知)/盗賊語(知)/暗号【各種】(知)
◆文芸知識
文学作品や芸術分野に関する総合的な知識情報です。
・専門分野:芸術知識【各種】(知)/創作(知)/鑑定【各種】(知)
◆先史文明知識
先史文明と呼ばれる、大変異現象以前の文明に関する情報です。
・専門分野:先史文明学(知)/先史文字【各種】(知)/科学魔道学(知)
◆錬金術
錬金術と呼ばれる異端の科学知識です。
・専門分野:錬金術知識【各種】(知)/錬金手技【各種】(知)/錬金文字【各種】(知)
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記憶術
人の顔や過去の出来事など、何か物事を思い出そうとする時に使用します。自発的に記憶する場合にもこの技能で判定します。
○一般分野
・種類:一時記憶/過去記憶
◆一時記憶(知)
何かを記憶したい場合の判定で用います。これは思い出そうとする時に判定を行って下さい。
◆過去記憶(知)
個人的経験から得られた記憶情報を思い出すことが出来ます。最近聞いたニュースなども、この判定で思い出します。
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一般常識
生活の中で経験的に身につける知識に関する技能です。
○一般分野
・種類:常識判断/家庭知識/信者知識【各種】...etc.
◆常識判断(知)
生活で身についた常識的な知識です。プレイヤーがエルモア地方の常識に基づいて行動しようとする場合、GMは常識判断の判定をさせるようにして下さい。また、プレイヤーがあまりに非常識な行動をとったり、あるいはこの世界の常識的な行動に気づいていないようであれば、GMはこの判定を行わせることによって、行動に何らかの示唆を与えても構いません。
・身分の修正
地域や身分によって常識の概念は異なります。そのキャラクターが生活している地域以外の常識については、マイナスの修正値を与えて判定させて下さい。また、自分が属しているものと異なる階層の常識については、身分レベルが1つ違うごとに−2の修正を加えて判定します。ただし、神聖階級に属する聖職者は、いかなる身分に対しても修正を受けることはありません。
◆家庭知識(知)
ちょっとした生活の知恵や家庭料理、それから簡単な縫い物の仕方など、主に家事に関する一般的な知識です。なお、家事にまったく縁のない生活を送っている上流階級の人間などは、あえてこれを専門分野として扱っても構いません。
◆信者知識【各種】(知)
自分が信仰している宗教に関する知識で、宗教書に書かれている一般的な内容や教会が催す教区の行事、それから葬儀などの儀式における常識などが含まれます。信仰している宗教のみ一般分野として扱いますが、それ以外に関しては専門分野として扱って下さい。
また、この知識で天使や魔族に関する簡単な情報も得られます。ただし、宗教書や聖職者の話によって一般に伝えられた簡単な知識でしかないので、一部の有名な存在の名前や階級、それからだいたいの行動傾向くらいしかわかりません。より詳しい情報が知りたい場合は、異端知識:怪物知識【各種】の判定を行わなければなりません。
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地域情報【各種】
特定地域における社会、土地、人間に関する情報です。国家ごとに別個の技能として扱われます。個々の分野は自治体や地域別に分かれ、指定する範囲によって知識の程度が変化します。
○一般分野
・種類:地元知識
◆地元知識(一般:知)
自分が生まれ育った場所の地域知識、社会制度、および周辺の地域の伝統や民話などに関する知識です。地元以外の知識に関する情報を得るためには、地域情報【各種】や伝承知識【各種】の専門分野を習得しなければなりません。
●社会制度【各種】(専門:知)
各自治体の政治制度や取り決めなどの知識です。政治家の名前や現状の政策など、さまざまな知識の判定に用いることが出来ます。これは政治に関する深い知識を得るための技能であり、一般的な内容は地元知識などの判定で代替しても構いません。
●地域知識【各種】(専門:知)
都市や町など、限定地域における様々な知識です。この技能は特定の村や町といった単位に限られるものです。また、範囲が広くなるにつれ、知識は浅くなってゆきます。最大の適用範囲は都市までになります。
この技能によってその地域での習慣や噂、あるいは地理的な知識などが得られます。また、店の場所や抜け道など、その地域に詳しい人でなければわからないような情報もわかります。なお、自分が生まれた場所の知識に関しては、地元知識で対応することができます。
●伝承知識【各種】(専門:知)
特定の地域に伝わる伝承や民話などに関する知識です。なお、自分が生まれた場所の伝承は地元知識で対応することができます。余所の土地の伝承知識に詳しいのは、特定の部族と親交の深いものか、あるいは各地を放浪する吟遊詩人ぐらいに限られるでしょう。
この分野は民俗学というほど専門的ではなく、あくまでも話を知っているかどうかということに限られます。特定の部族や地域に絞るほど詳しいことがわかり、範囲を広くすると知識は浅くなってゆきます。これを適用できる範囲は、最大でも国家や民族の単位となります。なお、この判定によって財宝の伝説や遺跡にまつわる話などを判断することもできます。それで詳しいことがわかるわけではありませんが、噂に根拠があるかどうかなどを判断することができます。
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職業知識【各種】
特定の職業についての知識情報です。基本的に、その職についた経験がなければ習得することは出来ません。職業についたことがない人間が独学で専門分野を身につける場合は、基礎習得までに限られてしまいます。
・種類:軍人/聖職者/商人/農夫/建築家/航海士...etc.
●業務内容(専門:知)
仕事の内容や組織形態、それから慣習および伝統などに関する知識です。職業組合におけるしきたりなどもわかります。作業手順のみならず、帳簿の付け方や事務仕事などのやり方も把握することが出来ます。
●業界情報(専門:知)
その職業分野での人間関係や同業者に関しての情報、それから外部とのコネクションなどもこの判定によって思い出すことができます。同業者の仕事や生活などから、腕前や経営状態についてもおよそ推測できるでしょう。
もし、プレイヤーが情報収集の手段が探せなくて困っている際に判定させて、適当な情報ルートを教えてあげても構いません。
●専門知識【各種】(専門:知)
特定の職業に関する専門的な知識です。その職業に関連すると思われる学問知識なども、これに含めてしまって構いません。
・種類:教義知識...etc.
・教義知識【各種】
教義や神話、あるいは儀式などに関する宗教的な知識です。この技能で天使や悪魔、それから変異現象に関する宗教的情報も得られます。また、この技能を用いて布教を行ったり、善や徳を説いて犯罪者を改心させたりすることも可能です。これらは聖職者以外が身につけることはありません。聖母教会/法教会/マイエル教/エリスファリア国教会...etc.
●鑑定【各種】(専門:知)
宝石や美術品など、さまざまな分野における鑑定・品評のために用います。判定に成功すれば、そのものの真贋や価値を判別することができます。贋作を見破るためには、相手の偽造や作画などとの対抗判定になります。
●職業言語【各種】(専門:知)
特定の職業分野で使われている、専門的な用語や文字についての知識です。その職業では普遍的な言葉になりますが、外部の者にとっては暗号のように受け取られるでしょう。
・種類:速記/宗教語/手旗信号...etc.
・速記
速記で何かを書き残したり、あるいは判読するための判定に用います。新聞記者や議会の記録係などに必要とされる技能です。・手旗信号
船乗りや軍の兵士が身につける意思伝達手段です。特に、戦車のような騒音を発する機械の近くでは声が届かないため、この技能は必須とされています。・宗教語【各種】
聖言と呼ばれる言語に関する知識です。各宗教における聖典などの書物(原本)は、それぞれの宗教語で書かれているため、聖職者は必ず習得していなければなりません。しかし、一般に広まっている書物は共通語に翻訳してあるので、基本的に聖職者以外の者がこれらを習得することはありません。宗教家が術法を使う場合、多くはこの言語を用いて祈りを捧げます。なお、エリスファリア国教会は法教会から分かれた組織なので、同じ聖言を使っています。聖母教会/法教会/マイエル教/エリスファリア国教会...etc.
●地域知識【各種】(専門:知)
その職業に関連する地域の知識情報です。この技能は特定の村や町といった単位に限られるものです。また、範囲が広くなるにつれ、知識は浅くなってゆきます。最大の適用範囲は都市までになります。
●データベース【各種】(専門:知)
自分もしくは部署などが保持している記録についての記憶や、その検索に用いることが出来ます。
●暗号【各種】(専門:知)
特定の集団で用いる暗号で、組織ごとに違うものを使っています。暗号表を用いたり数式に当てはめたりと非常に複雑で、外部に知られてはならないという性格上、移り変わりが激しいのが特徴です。
基本的に特定の組織に属している者は、この知識を習得していれば組織が用いる暗号全般を取り扱うことができます。たとえ暗号コードが変わっても習得しなおす必要はありません。
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組織情報【各種】
職業以外に所属している組織や集団に関する情報となります。
●組織構成(専門:知)
特定の組織の内部構成や規則についての知識です。その組織に所属している人物の名前なども、これで判定することが出来ます。
●専門知識【各種】(専門:知)
その組織に所属することによって身につけることが出来る専門的な知識です。
●暗号【各種】(専門:知)
特定の集団で用いる暗号で、組織ごとに違うものを使っています。暗号表を用いたり数式に当てはめたりと非常に複雑で、外部に知られてはならないという性格上、移り変わりが激しいのが特徴です。
基本的に特定の組織に属している者は、この知識を習得していれば組織が用いる暗号全般を取り扱うことができます。たとえ暗号コードが変わっても習得しなおす必要はありません。
●地域知識【各種】(専門:知)
その組織に関連する地域の知識情報です。この技能は特定の村や町といった単位に限られるものです。また、範囲が広くなるにつれ、知識は浅くなってゆきます。最大の適用範囲は都市までになります。
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物品情報【各種】
特定の物品に関する様々な情報を得ることが出来ます。
・種類:宝飾品/美術品/貨幣/書類..etc.
●専門知識【各種】(専門:知)
特定の物品に関する様々な知識を得ることが出来ます。製法やおよその価格、市場の情報などを知ることが可能です。
●鑑定【各種】(専門:知)
宝石や美術品など、さまざまな分野における鑑定・品評のための判定に用います。判定に成功すれば、そのものの真贋や価値を判別することができます。贋作を見破るためには、相手の偽造や作画などとの対抗判定になります。
●偽造【各種】 (専門:知/技)
証明書などを偽造する場合に使用する技術で、個々の分野それぞれについて個別に習得します。非常に高度な技術を必要とし、専用の道具を使用しなければなりません。また、偽造するものにもよりますが、最低でも数日の時間がかかるでしょう。
この偽造物の真贋を判別するためには、まず本物を見たことがなければなりません。本物を見た経験がある人は、観察力による対抗判定に成功すれば、直感的にそれが偽物ではないかという疑いを持つことができます。しかし、それを偽物だと証明するためには、製作に携わる者か、あるいは鑑定の技能を持っていなければなりません。
なお、犯罪組織や諜報機関に属していなければ、この技能は習得することができません。
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言語知識
言語に関する総合的な技能です。
○一般分野
・種類:共通語/母国語
◆共通語(知)
エルモア地方で使用される公用語の知識です。エルモア地方の言語はどの国のものも似通っており、それぞれが方言程度の差しかないので、基本的な会話にはそれほど苦労はしません。とはいえ、固有名詞や文法には多少の差があるため、相互の会話は共通語で行なわれます。
現在のエルモア地方では初等学校が義務教育になっているので、基本的にすべてのキャラクターは簡単な読み書きはできるものとします。ただし、義務とはいっても地域によって差がありますので、読み書きを習っていなかったという設定にしても構いません。
なお、黒人や赤人の奴隷は学校に通う機会がないため、読み書きできるものは非常に少なくなります。そのため奴隷に限っては、共通語の読み書きを専門分野として習得しなければなりません。
◆母国語【各種】(知)
自分の生まれ育った場所の言語に関する知識です。国家や地域、あるいは民族、さらに会話と読み書きでは異なる分野として扱います。主な国家では固有名詞や形容詞が異なるくらいで、いわゆる方言程度の違いでしかありません。ですから、よほどかわった言葉でもなければ、おおよその内容は類推できます。ただし、早口や古い言葉で会話されると、他国の人間はついてゆけないこともあるでしょう。
・種類:国家/地域/民族...etc.
●言語【各種】(専門:知)
他の大陸や他種族の言語など、日常では使用しない言語に関する知識です。
・種類:黒人/赤人/エスティリオ/アニスカグナ/亜人【各種】/種族【各種】
・黒人語
ペルソニア大陸の黒人が話す言葉で、ペルソニア語と呼ぶ場合もあります。エルモア地方にいる黒人はそれぞれが住む国家の言葉を話し、この言語を話す者は少なくなっています。・赤人語
北方の赤人が用いる言語です。白人と黒人の中間的な言語です。・エスティリオ語
新大陸の現地人が使う言葉です。新大陸にいるものしか、この言語を習得する機会は得られません。・アニスカグナ語
アニスカグナ地方の言葉ですが、現在は結界の向こう側にあるため使用されておりません。・亜人語【各種】
各亜人が使う言語で、種族や集落ごとに異なります。・種族語【各種】
魔族語、天使語、妖精語などがあります。それぞれの種族と深く親交をもたなければ、教えてもらえないでしょう。ほぼ習得不可能な言語です。
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教育知識
学問知識として専門的に学ぶことができる知識です。
○一般分野
・種類:基礎知識
◆基礎知識(一般:知)
理科や国語などの学問知識の判定に使用します。ただし、初等学校で学ぶ程度の一般的な知識にとどまります。
●文学系知識【各種】(専門:知)
文学や歴史に関する専門知識で、大学校などの高等教育機関にでも所属しなければ、あまり学ぶ機会はないでしょう。下に記したものの他にも哲学や心理学など、さまざまなものがあります。
・種類:文学/歴史/考古学/神学...etc.
・文学
文学に関する様々な専門知識です。上の学校か、あるいは貴族などの上流階級の人間がたしなみに身につける技能です。また、最近の小説には、政治的なメッセージ性が強くあらわれているものも出版されるようになってきました。そのため、思想家たちがこの技能を身につけていることもあります。なお、この技能は原稿を執筆する能力とは別になります。・歴史
歴史に関する専門知識です。エルモア地方全体のものと、それぞれの国家や民族別のものにわかれます。ただし、全体的な簡単な歴史の流れについて知りたい場合は、基礎知識で代用することも可能です。・考古学
古代王朝など、聖母アリア出現以後の古い文明についての知識です。遺跡の発掘などを行う探検家なども身につけている場合があります。国家や地域、さらにはそれぞれの年代別に分かれます。・神学
宗教の概念や歴史などについての知識で、様々な宗教に対する総合的な情報となります。
●理学系知識【各種】(専門:知)
物理、化学、生物、地学などに関する専門知識で、高等教育機関やこれらを必要とする専門学校などで教えています。国や地方によって程度に差はありますが、全体的に大きく解釈がはずれることはありません。中には荒唐無稽な仮説を打ち立てて、研究に没頭するものも少なくないのですが、そういった人間が科学史に多大な功績を残すこともあります。
なお、変異現象を科学的機構ととらえて、系統立てて調べようという試みがなされたこともありますが、ことごとく失敗に終わっています。・種類:物理学/化学/生物学/地学/天文学/数学...etc.
・物理学
現在のエルモア地方の工業化を支える学問であり、熱学や力学など広い分野にわたる知識です。発明家は必ず身につけています。・化学
無機化学や有機化学など、さまざまな分野に分かれます。理学系の学問に携わる者の多くが身につけている知識です。・生物学
生理学、生態学、細菌学、古生物学、あるいは農学など、さまざまな分野があります。ただし、変異体の存在や宗教の影響によって、なかなかうまく研究が進んでいないというのが実状です。・地学
地質や鉱物に関する専門的な知識です。地形や地質から鉱脈や事故を予測したりといったことも可能です。・天文学
天体に関する専門的な知識です。・数学
代数・幾何や統計など、専門的な数学知識です。
●学問知識【各種】(専門:知)
その他の専門的な学問の知識についての判定に使用します。
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機械知識
●機械学【各種】(専門:知)
それぞれの機械の原理、構造から設計までを含んだ総合的な知識です。これはそれぞれの機械ごとに獲得する必要があります。
・種類:蒸気機関/霊子機関/自転車/自動車/船舶/汽車/時計/歯車機巧/紡績機械/ポンプ...etc.
●機械操作【各種】(専門:知)
機械を動かすために用いる技能です。特別に難しい作業を必要としない場合は、専門分野として習得する必要がありません。
・種類:蒸気機関/紡績機械...etc.
・蒸気機関
蒸気機関を適正な条件で運用するための知識と技術です。高い圧力がかかる蒸気機関の運用には危険が伴うため、必ずこの知識をもった人間が運転する必要があります。通常の運転には判定は必要ありませんが、不適切な条件のもとで運用している際には、安全な状態に戻すための判定を行う必要があります。GMは適当な難易度を設定して下さい。
なお、霊子機関は整備には高度な専門知識を必要とするのですが、操作方法は非常に単純なので特に技術を必要としません。
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火薬知識
火薬など爆発物を取り扱うために必要な知識です。
●爆発物(専門:知)
火薬の製法や爆発の原理に関する総合的な知識です。どの場所に爆発をしかければ効率がいいのかなどを判定することも出来ます。
●砲銃(専門:知)
大砲や戦車砲など、大型の火器によって攻撃する場合の判定に使用します。また、これを習得していれば砲銃の整備を行うことも可能です。
砲銃は数人が協力しなければ撃てないものが多いようです。殆どの場合は軍隊でのみ習得可能な技能で、兵学校や士官学校に入っていたか、あるいは民兵や傭兵として軍に所属していた経験が必要となります。
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博物知識
動植物など野外における学問的知識です。
○一般分野
・種類:動物知識/植物知識...etc.
◆動物知識(知)
エルモア地方における動物の知識で、一般動物、変異獣、竜族がこれに含まれます。これはあくまでも動物の習性などに関する知識であって、詳細な学術的知識を得たい場合は、専門分野の博物学や教育知識(専門分野:生物)による判定を行わなければなりません。
動物の種類を判別するためには、不明度を難易度とした知識判定を行わなければなりません。その成功の程度によって、GMは適当な情報を与えて下さい。なお、その動物の生息域が生まれ育った地域外のものならば判定にマイナス修正を与えるなど、微調整を行っても構いません。また、足跡や羽毛、あるいは歯形などから相手を推測する場合は、難易度が高くなります。
◆植物知識(知)
エルモア地方における植物全般の知識です。その植物の不明度を難易度とした知識判定を行い、成功すれば種類や性質についての情報を得ることができます。この判定によって知ることができるのは、その植物の毒性や利用法などの経験的に得られた知識です。より高度な学術的知識を得たい場合は、専門分野の博物学や教育知識(専門分野:生物)による判定を行わなければなりません。
●博物学(専門:知)
動植物の生態や種類についての知識を得ることが出来ます。動物は一般動物、変異獣、竜族までに限定されますが、植物の場合は全般的に扱うことが出来ます。
●薬物知識(専門:知)
薬物や毒物に関する知識の判定に使用します。薬物の効果や対処法はもちろん、どのような材料から薬物を抽出できるのかといった知識や、死体から摂取した薬物を特定するなど、様々な情報を得ることができます。
また、適当な道具があれば、この技能で薬物や毒物を分離・精製することが可能です。特定の薬物をつくる場合は、不明度を目標とする判定を行って下さい。
●鉱物知識(専門:知)
鉱石についての知識や鑑定を行うことが出来ます。毒性や利用法についての情報を得たり、鉱脈の有無を判断することも可能です。
●専門知識【各種】(専門:知)
その他の博物学的知識に関する知識です。
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野外知識
自然環境や野外生活に関する知識です。
○一般分野
・種類:野外生活
◆野外生活(知)
野外におけるサバイバル知識や、キャンプでの常識についての判断するために用います。テントの張り方や竈の作り方、それから食糧確保の方法などもこれに含まれます。探検家や旅人はもちろん、軍隊でも教育されています。
なお、特定の地形や土地に基づいた詳細な知識が必要となる場合は、専門分野の自然知識による判定を行う必要があります。
●自然知識【各種】(専門:知)
地形や自然条件についての詳しい知識です。これは特定地域や国家に限定されたものではなく、類似の地形であればいずれの場所でも適用可能です。この技能があれば、地形の特徴から周囲の地理的状況を類推したり、被災時の対処法を判断したりすることもできます。
・種類:山岳/河川/海洋/森林/草原/湿地/砂漠/氷雪地...etc.
●天候予測(専門:知)
雲や風の状態から天候の推移を予測します。これは数時間、あるいは数日先の天気のような短期的な予測から、あるいは年間を通じての長期的な予測までも含みます。
また、総合的な天候から、風や潮の流れといったものも経験的に判断することが可能です。船乗りや探検家、それから熱気球や飛行船の操縦士などに必要とされる技能です。
●天体観測(専門:知)
天体を観測することによって、現在位置や方角を知ることができます。天文学と重なる部分も多いのですが、この技能は観測器具の使用法も含んだ、より実践的な観測知識です。
●地図製作(専門:知)
野外で地図を作製する時に判定を行います。地図と実際の地形を比較して位置を推測したり、その他の地図から読みとれる情報を得ることもできます。ペルソニア大陸や新大陸エスティリオといった、まだ未踏地の残る場所へ調査に赴く場合には、必ずこの知識を持っている人物を同行します。なお、正確な地図をつくるためには専用の道具が必要となります。
●地理【各種】(専門:知)
野外における特定地域の地理情報に関する知識です。判定に成功すれば、厳しい天候や自然条件の中でも迷わずに進むことが可能となります。これは特定地域に限定されるもので、それぞれを別個の分野として習得しなければなりません。カバーする面積が広くなるにつれて、得られる情報は浅いものになってゆきます。
・種類:国家地理/地域地理/海路知識...etc.
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異端知識
異端と呼ばれる存在についての総合的な知識です。怪物や変異現象、あるいは異端信仰者などについての情報を得ることができます。
○一般分野
・種類:怪物判別/変異知識
◆怪物判別(知)
不死者や精霊、その他の怪物に関する知識です。ただし、これはあくまでも一般に伝わっている程度の曖昧な知識であり、名前や反応、それからだいたいの強さの程度しかわかりません。中には噂によって歪められた情報や、伝説などで誇張された話も含まれていることもいます。より詳しく正確な知識が得たい場合は、専門分野の怪物知識による判定を行わなければなりません。
◆変異知識(知)
変異現象についての一般的な知識です。ただし、あくまでも地域と内容についてのみの知識であり、原因に関しては一切わかりません。自分の住んでいる場所から距離が離れるごとに、判定にマイナスの修正を受けます。また、何か異常な出来事があった際に、それが変異現象によるものかどうかを判断させるために用いても構いません。
●怪物知識【各種】(専門:知)
悪魔や不死者、あるいは変異体など、宗教において異端とされるものに関する知識です。その対象を専門的に狩る者や異端審問官などが身につけています。また、これらを崇める者や使役する者たちもこの知識を持っています。
・種類:異端派/魔族/不死者/精霊/霊獣/異形...etc.
●神秘知識【各種】(専門:知)
いわゆるオカルト知識です。霊や怪奇現象に対する概念や、異世界についての知識などを体系化したものです。民間で伝えられてきたものであり、正式な学問ではありません。また、宗教機関とも解釈を異にするため、どちらかといえば異端的な考え方でもあります。遊牧民や辺境部族の霊媒師などが身につけていることが多いでしょう。また、異端信仰者がこれを歪めて解釈し、独自の理論を展開することもあります。
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医療知識
医療行為に関係する知識です。
○一般分野
・種類:応急手当
◆応急手当(知)
怪我を悪化させないために行う簡易的な治療です。応急手当ては誰でも行なうことができますが、これによって回復が早くなるということはありません。あくまでも止血や化膿を防ぐための応急処置です。
また、応急手当てを行うことによって、気絶している者を起こすこともできます。このためには、難易度1の判定に成功しなければなりません。この場合、生命の値がマイナスになっていれば、それと同じ値の修正を受けます。応急手当てに成功すれば生命がマイナスになっている者でも、それ以後は死亡判定を行う必要はなくなります。
●内科医学(専門:知)
内科医学の知識や診断に関する判定に使用します。病名や適切な治療法を判断することができます。病気を判別するためには、不明度を難易度とする知識判定を行います。その成功の度合いによって、適切な処置ができたかどうかを判断して下さい。
●外科医学(専門:知/技)
外科医学の知識や診断に関する判定に使用します。怪我の具合から適切な治療法を判断したり、あるいは人体の構造に関する知識判定にも用いることが出来ます。
◆診断(知)
怪我や病気の程度を診断することが出来ます。場合によっては、知覚力との同時判定を行わせても構いません。
◆外科治療(技)
手術を含む、専門的な外科医療行為です。臓器を摘出したり、傷口を縫合したりといった本格的な医療行為を行うことができます。
何らかの外傷を受けている(耐久値が減少している)者に対して外科治療の判定をして成功すれば、回復する値が一段階上がります。つまり、生命の値がマイナスになっていても、通常と同じように回復させることが可能となります。この判定は難易度1となりますが、生命の値がマイナスの場合は同じ分だけの修正を受けます。
患者1人に対して、治療は1日に1度だけ行なうことができます。ただし、治療の際には何らかの医療器具や薬品を必要とします。
●民間医学(専門:知)
民間で発達した治療法に関する知識で、外科と内科のどちらの判定にも使用することができます。ただし、科学的根拠には乏しく、中には全く効果のない治療法も含まれています。
●看護学(専門:知)
看護学校で習うことができる、看護全般に関する知識です。専門の医師のような深い知識ではなく、患者の世話の仕方や医療器具の取り扱いなどについて習得していることを示します。
●薬物知識(専門:知)
薬物や毒物に関する知識の判定に使用します。薬物の効果や対処法はもちろん、どのような材料から薬物を抽出できるのかといった知識や、死体から摂取した薬物を特定するなど、様々な情報を得ることができます。
また、適当な道具があれば、この技能で薬物や毒物を分離・精製することが可能です。特定の薬物をつくる場合は、不明度を目標とする判定を行って下さい。
●精神医学(専門:知)
精神医学の知識や診断に関する判定に使用します。この学問分野は、そもそも犯罪と精神異常者との関連についての研究から発展したものです。というのは、その犯罪が変異による精神錯乱なのか、あるいは本当に治療が必要な人間なのかが判別できないまま、まとめて犯罪者として処罰してきたという事実があったためです。しかし、ロンデニア特有の変異現象として有名な犯罪者現象のような例もあり、一概に本人の責任とはいえないケースもあることから、精神医学について深く研究されるようになりました。夢使いなど精神治療を行う術法師の中には、この技能を習得している者も存在します。
この判定によって、患者の行動や過去の症例などから、ある程度の原因などを推測することが可能となります。また、その知識をもとに精神治療をほどこすこともできます。
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社会情報
社会制度や政治などに関する知識判定に用います。
○一般分野
・種類:一般社会知識
◆一般社会知識(知)
一般的な社会生活を行っていて把握できる程度の社会情勢や制度に関する情報を思い出すことが出来ます。
●社会制度【各種】(専門:知)
その土地の政治制度や情勢などに関する全般的な知識です。政治家や官僚について、それから現状の政策など、さまざまな知識の判定に用いることが出来ます。
エルモア地方全般、各国別、それから都市や地方別の知識に分かれます。・種類:エルモア地方/各国家/各地方
●政治(専門:知)
各政府自治体における政治運営に関する知識で、情勢から今後とるべき政策を判断したりする場合の判定に用います。
●経済(専門:知)
国家経済や金融市場に関する広範な知識です。経済の長期的な変動を予測したり、株価の上がり具合などの投資についての判断をすることができます。貴族、政治家、経営者、思想家などが身につけています。
●法律【各種】(専門:知)
法律を取り扱う技能です。公的な書類を作成する際に、これらの知識が必要となる場合があります。内容は刑法や民法などの種類ごとに異なります。国家が異なれば法律の内容も異なりますので、正式に身につける場合はそれぞれ国家別の法律を学ばなければなりません。ただし、おおよその内容を思い出すだけであれば、−4の修正を与えて判定を行わせても構いません。
・種類:公法/刑事法/民事法/産業法/社会法/国際法
・公法
憲法や行政法など、どのように国家を統治するかについて定められた法律です。・刑事法
刑事事件とその訴訟に関する法律です。・民事法
商業的取り引きに関する法律や、戸籍に関わる問題などに関する法律です。・産業法
経済や特許などに関する法律です。なお、特許法はそれぞれの国内部だけで適用されるものであり、他国では発明の権利などは保護されておりません。・社会法
医療や公衆衛生などに関する法律です。先進国家では労働法もこれに含まれますが、まだまだ整備されていない状態で、労使間でさまざまな問題が起こっています。・国際法
条約などの国家同士の取り決めや、外国人への法律の適用、犯罪者の引渡しに関する法律といった、国際問題に対処するための法律です。ただし、現状では国家間の足並みが揃わず、問題が山積みとなっています。
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軍事知識
軍事に関する様々な情報を取り扱います。
○一般分野
・種類:軍事情勢
◆軍事情勢(知)
エルモア地方での軍事情勢に関する情報です。現在どの国家が戦争をしているかなどの情報がわかります。
●戦略(専門:知)
軍事行動を起こすための準備、計画、および兵の運用法などを企画する能力です。また、相手の戦略を予測するためにも使用します。基本的に、軍人を要請する学校を出たものか、あるいは軍務についた経験のあるものしか、この技能を習得することはできません。統治方法や科学技術のレベル(つまりは兵器の性能)によって、内容に若干の差が生じます。
●戦術(専門:知)
実際の少人数での戦闘場面における作戦知識です。これによって、敵の行動を予測して裏をかいたり、陽動したりということができます。また、戦闘の形跡から、どの程度の規模の戦いがあったのか、あるいはどのような形態で戦闘が行われたのかを類推することができます。
相手の裏をかこうとした場合、戦術同士の対抗判定となります。勝利した側は有利な舞台に敵をおびきよせたり、不意打ちを仕掛けたりすることが可能です。不意打ちに成功した場合は、1ラウンドの間は一方的に攻撃を仕掛けることができます。
●戦史学(専門:知)
かつてエルモア地方で起こった戦争に関する知識です。かつての戦略および戦術行動から、敵の行動を類推したりといったことが可能となります。基本的に、兵学校や士官学校でしか習うことはできません。
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上流知識
主に社交界に関する知識情報です。
●礼儀作法(専門:知)
礼儀正しい作法に関する判定に使用するもので、上流階級に属する者には必須とされています。テーブルマナーや挨拶の仕方など、礼儀作法に関する広範な知識です。なお、一般に無礼とならない程度の礼儀であれば、礼儀作法ではなく一般常識の判定を行っても構いません。
●社交界知識(専門:知)
社交界における一般常識です。この技能を身につけているものは、貴族や名士の名前を覚えていたり、あるいは社交界におけるルールや常識に精通しています。
●紋章学(専門:知)
それぞれの貴族がもつ紋章に関する知識です。紋章の色やデザインから、持ち主の貴族を判別することができます。戦場での敵味方を判別するために使われてきた知識で、今でも貴族が率いる部隊の旗印には、それぞれの貴族の紋章が掲げられています。
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術法知識
術法に関する知識情報です。
○一般分野
・種類:一般術法知識
◆一般術法知識(知)
一般的に知られている術法に関する知識です。異端術法師の存在や職業術法師の種類などについて判定することが出来ます。
●術法協会知識(専門:知)
術法協会の組織構成や規則などについての知識で、協会の会員しか身につけることが出来ません。なお、この技能があっても組織内部で秘匿されている情報を知ることは出来ません。そういった情報を得るためには、協会職員として職業知識を習得している必要があります。
●魔術学(専門:知)
術法に関する知識の判定に使用します。他者が使用した術を判別したり、名称から術の内容を思い出そうとする場合、レベルと習得制限を基準とした知識判定を行います。異端術法や術の痕跡から種類を判断しようとする場合には、マイナスの修正を与えて判定させて下さい。
◆教授
魔術学を習得していなければ、他人に術法を教えることはできません。もしキャラクター間で術を教え合うような場合、術法を教授する側も教えようとする術のレベルを難易度とした判定を行わなければなりません。もしその判定に失敗した場合は、その術法を教えられなかったものとします。
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裏社会
犯罪など、裏社会に関する知識の判定に用います。
○一般分野
・種類:事件情報
◆事件情報(知)
一般社会の人々にも知りうる程度の裏社会の知識です。有名な犯罪者などの情報を得ることが出来ます。
●犯罪知識(専門:知)
犯罪の詳しい手口や過去の事件の記録に関する知識です。犯罪を実行するためだけでなく、捜査する側が現場の痕跡から犯行方法を推測したり、犯罪者の心理を分析したりするためにも使います。
●詐術(専門:知)
うまい話などをもちかけて他人をだまし、思い通りの行動をとらせる技術です。相手がこちらの話に乗り気であるかどうかや、引き際などを判断することもできます。また、計画した手法が相手の心理にどういった影響を与えるのか、つまり犯罪手法の妥当性について予測することも可能です。
詐術は演技とは異なり、詐欺師のような犯罪者や悪徳商人が得意とするもので、人間心理の隙を突くような手法が主となります。騙されないようにするためには、判断抵抗による対抗判定に勝利しなければなりません。・対抗判定:判断抵抗
●裏社会知識【各種】(専門:知)
裏社会の組織構造や暗黙のルールに関する知識や、裏世界の有名人などについての情報を得ることができます。それから、物品取引きや仕事依頼のルートを見つける場合にも必要となります。一般的な裏社会構造などの広く浅い知識と、特定地域の裏社会情勢についての分野に分かれます。
・種類:一般/国家別...etc.
●組織情報【各種】(専門:知)
特定の組織の内部構成や規則についての知識です。その組織に所属している人物の名前なども、これで判定することが出来ます。この知識を得るためには、実際にその組織に所属していた経験がなければなりません。
●盗賊語(専門:知)
裏組合や乞食組合など、裏の社会で広く使われている暗号です。裏社会に属している人間、もしくは乞食組合など裏社会と取り引きのある者しか身につけることが出来ません。
盗賊語はほとんど全ての国家で共通となっています。盗賊語を覚えていなければもぐりとみなされ、仕事の上で何かと不便なことになるでしょう。この言語は文字の形状そのものに意味があり、話し言葉や書き文字としてだけでなく、手話としても用いることができます。
●暗号【各種】(専門:知)
組織ごとに用いている暗号です。特定の組織に属している者は、この知識を習得していれば組織が用いる暗号全般を取り扱うことができます。たとえ暗号コードが変わっても、技能そのものを習得しなおす必要はありません。
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文芸知識
文学作品や芸術分野に関する総合的に知識情報です。
●芸術知識【各種】(専門:知)
芸術分野に関する知識です。どの作品が誰の手によるものかといった知識や、音楽の形式や画法、あるいはその分野の歴史などを思い出すことができます。最近の流行についての知識もこれで得られるでしょう。ただし、そのものの真贋を見抜くには、鑑定の技能が必要となります。
これには様々な分野があり、それぞれ個別の技能として習得する必要があります。この時代の芸術は、印刷技術の普及や都市文化の隆盛により、知識人階級だけのものから庶民にも広まりつつあります。・種類:音楽/演劇/詩歌/絵画/彫刻/人形/香水...etc.
●創作【各種】(専門:知)
作品の出来映えは達成値によって判断して下さい。
・種類:作曲/作詩/詩/小説...etc.
●鑑定【各種】(専門:知)
美術品の鑑定・品評のために用います。判定に成功すれば、そのものの真贋や価値を判別することができます。贋作を見破るためには、相手の偽造や作画などとの対抗判定になります。
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先史文明知識
先史文明と呼ばれる、大変異現象以前に存在した文明についての情報です。
通常、これらの技能は自由に習得することはできず、GMがシナリオ中で必要だと判断した場合のみに習得することができます。特に科学魔道学は一般には非公開の情報であり、習得できるとしても学問院や軍の最先端の研究室といった閉鎖的な場所だけとなります。これを個人の努力でどうにかするのは殆ど不可能といってよいでしょう。
●先史文明学(専門:知)
科学魔道文明と呼ばれる、大変異時代以前の文明について探求する学問分野です。しかし、この時代の遺跡の発掘には変異体に代表される様々な障害が多く、また資料や発掘物の多くが変異現象によって歪められているということから、ほとんど研究が進んでいないというのが実状です。
まったく異なる言語体系を持ち、現在よりも遥かに高度な科学機械を利用していた文明のことを調べようというのですから、その困難は並大抵のものではありません。しかし、地道な発掘作業と研究から霊子機関が再現されたということも、決して忘れてはならない事実なのです。
●先史文字【各種】(専門:知)
科学魔道文明時代の文字で、まだ殆ど解明されておりません。資料も殆ど存在しないため、翻訳を生業とする者の中でも、ほんの一握りしか知らない言語です。
●科学魔道学(専門:知)
先史文明である科学魔道文明時代の技術に関する知識です。主に発掘した機械を解析するために用いられます。ただし、これは専門的であるにも関わらず殆ど何もわかっていない学問領域であり、この技能によって発掘した物品が何であるかを特定したり、正確な使用法を把握したりといったことはできません。かつて発掘された機械に似ているとか、あるいは大雑把な用途というものが判断できるだけに止まります。実際に利用できるようになるまでには、10名以上の専門家が集まっても10年以上の時間はかかるでしょう。
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錬金術
錬金術と呼ばれる異端の技術に関する知識です。通常、これらの技能はPCは身につけることが出来ません。
●錬金術知識【各種】(専門:知)
錬金術と呼ばれる科学に関する知識です。ただし、錬金術は科学的にも宗教的にも異端とされており、普通は習得することはできません。
●錬金手技【各種】(専門:技)
錬金術に関する実験技術です。錬金術では適切な材料の調合をはじめ、彫刻のような細かい手先の技術が必要とされます。この判定に失敗した場合は、正しい実験結果を得ることができなくなります。
●錬金文字【各種】(専門:知)
錬金術の世界で用いられている暗号で、基本的な暗号は共通のものが使われています。その他に組織ごとの暗号が用いられる場合があります。
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