霊獣/一般霊獣

霊蝶影獣守護獣虚無獣


霊蝶
◆判定
副技能  専門分野-異端知識:怪物知識【霊獣】
 一般分野-異端知識/地域情報【アルメア】:地域知識
不明度  5
影響度  0
◆名称・分類(一般:±0)
名称  霊蝶
一般認識  霊獣/危険/嫌悪
利用法  不可能/霊獣使いによる使役
外見  青白い淡い光を放つ20cmほどの大きさの蝶で、アゲハに似た形をしています。全身に青く透き通った雷をまとっています。
◆能力・技能(専門:+3)
  主能力 抵抗値 判定値 耐久値/現在値
 気力:4/
 自我:3/
10  活力:6/
 生命:4/
打撃  雷撃:効果値5/雷粉:効果値2
防御  なし
移動力  地上0/空中7
◆特殊能力(専門:+2)
  能力 距離 時間 範囲 威力 抵抗

飛行

雷撃

10m

一瞬

1対象

効果値5

精神

雷粉

一瞬

半径5m

効果値2

精神

◆戦闘(一般:+3)
 全身に青く透き通った雷をまとっており、この雷で攻撃をすることができます。触覚から出す雷撃は10m以内にいる1体の敵に効果があり、難易度5の精神抵抗の判定に成功しなければ、ダメージを受けることになります。また、雷の火花を散らす雷粉は半径5m以内のものに効果をおよぼし、難易度2の精神抵抗に成功しなければ、10秒のあいだは体がしびれて行動することができなくなります。
 ただし、霊獣の中では珍しく人間を積極的に襲うことが少ない種類であり、誰にも制御されていない状態では逃げ出すことも多いようです。

◆生態・反応(一般:+1)
分類  霊獣
生息地  主にアルメア/不定
活動期  不定
出現頻度  きわめてまれ
出現数  不定
反応  不定
調査法  聖職者/自然信奉者/霊獣使い
弱点  なし
 霊獣使いが操る霊獣の一種で、青い燐光を放つアゲハ蝶です。詳しい生態はわかっておりませんが、夜間に見られることが多いようです。死を呼ぶ蝶として知られており、この蝶の後を追って底なし沼にはまったとか、これが屋根の上にとまった家では1週間以内に誰かが死ぬとか、動物の死体に群がるなどという伝承があります。しかし、いずれも民間で言い伝えられているだけのもので、確証があるわけではありません。
◆詳細(専門:+2)
分類  霊獣/一般霊獣
属性  中立
知能  動物なみ
感覚  霊的感覚
状態変化  気絶なし/消滅
 霊獣系の『霊蝶』の術で呼び出すことができる霊獣です。普段は暗い森の中などを飛んでいることが多いようですが、どのようにして食物を摂取しているのかなど、生態のほとんどが全く知られておりません。
 これを呼び出した霊獣使いは、霊蝶を自由に操ることができ、知覚したものを感じ取ることができます。ただし、物を持ち上げたり、細かい作業ができるわけではありません。


影獣
◆判定
副技能  専門分野-異端知識:怪物知識【霊獣】
 一般分野-異端知識/地域情報【アルメア】:地域知識
不明度  7
影響度  0
◆名称・分類(一般:±0)
名称  影獣
一般認識  霊獣/脅威/嫌悪
利用法  不可能/霊獣使いによる使役
外見  直径1mほどの球形の影の塊です。外周面は煙のように少し揺らいで見えます。
◆能力・技能(専門:+3)
  主能力 抵抗値 判定値 耐久値/現在値
 気力:7/
 自我:6/
10  活力:13/
 生命:10/
打撃  なし
防御  なし
移動力  3(+5)
◆特殊能力(専門:+2)
  能力 距離 時間 範囲 威力 抵抗

影移動

影同化

影隠し

難易度3

精神

◆戦闘(一般:+3)
 人間を見かけると、執拗に食らい付いてくるようです。闇に引き込まれた者は自分の意志では逃げ出すことはできず、いずれ消化されてしまうのだといいます。見つけたら逃げ出すというのが何より賢明な態度でしょう。

◆生態・反応(一般:+1)
分類  霊獣
生息地  アルメア/不定
活動期  不定
出現頻度  きわめてまれ
出現数  不定
反応  不定
調査法  聖職者/自然信奉者/霊獣使い
弱点  なし
 闇から現れる黒い塊で、狂ったように襲いかかってくる危険な霊獣です。人々を闇の中に引きずり込み、食らい尽くすのだといいます。まれに闇に引き込まれた後でも、運良く逃げ出すことに成功した者もいるようですが、全員がただ暗闇だけが周囲にあったということを口にします。なお、通常は影の中に潜んでいるようで、接近されても気づくことはありません。
◆詳細(専門:+2)
分類  霊獣/一般霊獣
属性  中立
知能  なし
感覚  霊的感覚
状態変化  気絶なし/消滅
 霊獣系の『影獣』の術でつくりだすことができる霊獣です。一般の人々は危険な霊獣と考えていますが、実は影獣は意志のない存在で、洞窟などの影でじっとしていることが多いようです。近くを生物が通りかかっても、滅多に攻撃することはありません。ほとんど暗闇に包まれた場所に住んでいるので、通常は存在することさえ気づかないだけなのです。しかし、逆に執拗に襲いかかってくることもあり、非常に気まぐれな霊獣といわれています。
 影獣は影の中を瞬間移動することができ、影と同化することも可能です。影と同化した場合はいかなる攻撃を受けることもありません。影獣の最大の特徴は、その体の中にあらゆる物体をとりこむことができる能力(影隠し)を持つことです。体積にかかわらず目標とする物体を体内に吸い込むことができ、対象は生物であっても構いません。相手がとりこまれることを拒む場合は、難易度3の精神抵抗の判定に成功しなければなりません。一度吸い込んだものは、影獣あるいはそれを使役する者が出そうとしなければ、決して外に出ることはありません。

◆未知
 影獣は無差別に人間を襲うわけではなく、攻撃を仕掛ける条件が存在します。それは、自分を視野に入れたかどうかで判断するのです。条件としては、彼らが人間の瞳に光が反射し、なおかつ影獣がそれを認識していなければなりません。ですから、彼らが活動を停止しているときは襲われることはありませんし、彼らが好む真の暗闇でもそれは起こり得ません。もちろん、相手が逆を向いていたり、目を閉じていても起こらない状況です。
 ある意味、これは完全に運次第ともいえます。しかし、彼らの聖域を侵さなければ、決して起こり得ない出来事でもあるのです。なお、この知識はアルメアに住む霊獣使いには伝承されており、彼らは影獣を呼ぶときは目を閉じるよう教えられているのです。これは地域情報:伝承知識【霊獣】の専門技能を習得していれば、自動的に得ている知識となります。もちろん、影獣を呼ぶことが出来る霊獣使いも同様です。


守護獣
◆判定
副技能  専門分野-異端知識:怪物知識【霊獣】
 一般分野-異端知識/地域情報【アルメア】:地域知識
不明度  7
影響度  0
◆名称・分類(一般:±0)
名称  守護獣/硝子の獣
一般認識  霊獣/脅威/嫌悪
利用法  不可能/霊獣使いによる使役
外見  別名、硝子の獣とも呼ばれる存在で、その名のように透き通った体を持ちます。実際の形状はよくわかっておりません。
◆能力・技能(専門:+3)
  主能力 抵抗値 判定値 耐久値/現在値
 気力:12/
 自我:8/
11 11  活力:17/
11 12  生命:18/
打撃  爪:2/牙:2
防御  なし
移動力  3(+5)
◆特殊能力(専門:±0)
  能力 距離 時間 範囲 威力 抵抗

透明

◆戦闘(専門:+3)
 術者の命令がなくても、周囲からの攻撃を察知して身構え、自分の判断で戦闘を行います。術者の身を守ることを第一としており、次に外敵の排除を考えます。術者に対する攻撃をやめるまで積極的に攻撃を加え、術者の強い制止がなければ、自らが死ぬことになっても延々と戦いを続けます。

◆生態・反応(一般:+1)
分類  霊獣
生息地  不明
活動期  不定
出現頻度  稀少
出現数  単独
反応  不定
調査法  聖職者/自然信奉者/霊獣使い
弱点  なし
 霊獣使いの側に仕える邪悪な獣です。その姿は肉眼では決してとらえることはできず、犠牲者は敵がどこにいるかわからないまま死を迎えるといいます。霊獣使いから離れて現れることもなく、野外で遭遇することもないことから、通常どのような生活をしているのかは知られておりません。
◆詳細(専門:+2)
分類  霊獣/一般霊獣
属性  中立
知能  動物なみ
感覚  霊的感覚
状態変化  気絶なし/消滅?
 霊獣系の『守護獣』の術で呼び出すことができる霊獣です。しかし、野外で生活している姿を確認されたことはなく、霊獣使いでさえ詳細を掴んでいない獣です。視認することは決してできず、気配や音でのみとらえることが可能です。
 基本的に術者を守護するだけのために存在する忠実な獣で、常に術者のそばにいて危険に対して身構えており、術者に対する攻撃をその身で受け、術者に敵対するものには攻撃をしかけます。死しても姿を見せることはありませんが、イヌに似た形状をしているようです。


虚無獣
◆判定
副技能  専門:異端知識【霊獣】/一般:怪物知識
不明度  8
影響度  2
◆名称・分類(一般:±0)
名称  虚無獣
一般認識  霊獣/脅威/忌避
利用法  不可能
外見  体長3mあまりにもなる、漆黒の獅子です。体の周囲を黒い霧のようなものが覆っています。
◆能力・技能(不明)
  主能力 抵抗値 判定値 耐久値/現在値
12 10  気力:18/
 自我:11/
13 12  活力:19/
14 14  生命:20/
打撃  虚無の爪:1
防御  虚無の鎧:1
移動力  3(+10)
◆特殊能力(不明)
  能力 距離 時間 範囲 威力 抵抗

虚無の風

一瞬

半径5m

効果値1

反応

◆戦闘(不明)
 虚無獣に攻撃された場合(虚無の爪)、あるいは攻撃した場合には(虚無の鎧)、武器の打撃値や鎧の防御値が1ポイントずつ削り取られてしまうことになります。直接肉体が虚無獣が触れた場合には、その部分が削り取られることになります。その結果、通常のダメージを受けると同時に、生命の元値が1ポイント減少することになります。術法などで治さない限り、減少した値が回復することはありません。これらは術法のエネルギーをも吸い取ってしまうもので、術法によるダメージも1ポイント減少させますし、魔力を付与した武器で攻撃した場合も、虚無獣に攻撃する度に上昇させた分の打撃値を1ポイント減らしてゆきます。また、虚無の霧を周囲に吹きつけて攻撃する場合もあります(虚無の風)。この攻撃から身を守るためには、反応抵抗によって飛び退いてかわすしかありません。

◆生態・反応(一般:+1)
分類  霊獣
生息地  不明
活動期  不明
出現頻度  ?(伝説上の存在)
出現数  単独
反応  不定
調査法  聖職者/自然信奉者/霊獣使い
弱点  なし
 何もかもを喰い尽くす漆黒の獅子、それが虚無獣という存在です。体の周囲を黒い霧のようなものが覆っていて、これは物質やエネルギーを消滅させる力を持っています。しかし、霊獣使いの中でさえ伝説とされているもので、実際に見た者が存在するかどうかも定かではありません。
◆詳細(専門:+2)
分類  一般霊獣?/特殊
属性  中立
知能  動物なみ
感覚  霊的感覚
状態変化  気絶なし/消滅?
 霊獣の中でも特に異質な存在で、どのような活動をしているのかも一切不明です。ただ、いかなる存在をも食らいつくし、それをエネルギーとして活動しているらしいことだけがわかっています。

◆未知
 虚空界に住む希有な化け物であり、接触した存在を空間から消滅させてしまうものです。これはどのような存在であれ例外ではありません。術法も霊子エネルギーも、存在する全てを無にしてしまうのです。力ある霊獣使いであれば、これを使役できる可能性はあります。しかし、これを意図的に呼び出す術は存在しません。虚空界への門が開いており、その時に彼らの方から偶然に飛び出してこなければ、永久にトリダリスに訪れることはない可能性もあるのです。