○タイプ
・過去
過去に起こった事件や出来事が、変異現象が起こる原因となる場合もあります。このようなシナリオでは、過去に何があったのかを探り当て、根本となる原因を解決する必要があります。・精神
変異現象には、人間の心理が強く作用している場合があります。このようなシナリオでは心理的な要因を探り、問題を解決することが目的となります。・障害
変異現象が物理的な障害として機能することがあります。それを回避することが、シナリオの目的となります。・騒動
変異現象が起こすトラブルを解決するものです。変異現象そのものではなく、それによって生まれた物質や、影響を受けた生物などがシナリオの核となる場合もあるでしょう。コミカルなシナリオを遊ぶこともできます。・秘匿
変異現象が原因で逃亡せざるを得なくなったり、それを助けたりするシナリオになります。世間への体面のために変異体となった家族を隠す、あるいは有名人や権力者が変異現象の影響を受けた場合など、様々なパターンが考えられるでしょう。・誤解
変異現象ではなく、科学的に解明されていなかったり、あるいは迷信や誤解によってトラブルに巻き込まれるシナリオです。
○注意点
聖職者や職業術法師は変異現象に対するスペシャリストです。しかし、それ以外の職業人をキャラクターとする場合は、これらの専門家に任せてしまって、それでシナリオが終わってしまうような状況をつくるべきではありません。
そのための対策の1つに、場所を限定するという方法があります。人里離れた場所や、船や島などの孤立した環境では、専門家を頼ることはできません。変異現象そのものが、キャラクターのいる場所を外界から隔離するものだったり、あるいは異世界を構築することもあります。
それから、専門家自身が変異現象の影響を受けることもあるでしょうし、広域で起こっている問題に対しては、専門家といえども順番に対処してゆくしかありません。人手が圧倒的に不足している状況にあれば、キャラクターは自分で動くことを余儀なくされます。
また、被害者やその親族から秘密裏に解決を頼まれることもあります。変異現象に侵されるということは恥であり、社会から異端扱いされるということなのです。ましてや、キャラクター自身がそのような立場にあれば、誰にも知らせずに解決することを望むことでしょう。
先頭へ