世界地図
エルモア地方の人々が知る世界は、この地図のごく1部に限られています。存在として知られているのは、古くに交易のあった中央地方とアニスカグナ地方、それからペルソニア大陸の北部と新大陸エスティリオの東海岸の1部までとなります。多くの地域とは結界で交通を阻まれており、名前が書き込まれていない地域は存在さえ知られておりません。
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エルモア地方
○エルモア地方
・流氷海域
1年を通じて流氷に覆われており、船での航行は不可能です。わずかに氷上船がアザラシ漁に使われているだけで、これに面する港もほとんどありません。・北氷海
流氷海域のさらに北に位置する海で、エルモア地方の人々にとっては未踏の領域です。・西海
荒々しい外海で、新大陸との中間あたりでは特に海流が不規則となり、頻繁に大渦が発生します。また、レヴィと呼ばれる蛇のような姿の怪物が出現して船を沈めてしまうので、聖暦786年にロンデニア王国の船が横断に成功するまでは、航海は不可能とまでいわれていました。
西海でもペルソニア大陸の近海域(南西海と呼ばれることもある)では、波は非常に穏やかです。しかし、大陸に沿って南下してゆくと船が消滅するという事態が起こるため、南方への道は閉ざされています。なお、危険海域はペルソニア大陸中央にある大断崖とちょうど同じ緯度に位置しています。・ブルム内海
非常に穏やかな内海で、ウチダラ(タラの仲間)などの魚がよく水揚げされています。・アリアナ海
澄んだ水の暖かい海で、これに面する場所は非常に過ごしやすい気候になります。船での交易は主にこの海を舞台としています。・ログリア内海
アリアナ海と同様に非常に澄んだ内海で、エリスファリアやジグラットの交易船が行き交います。○その他
・ペルソニア大陸
北部には熱帯雨林や草原が広がっており、たくさんの植民地が置かれています。南部へゆくと砂漠地帯となり、未踏地も多くなります。砂漠の南端には大断崖と呼ばれる高さ2km以上にも及ぶ岩壁が大陸を横断しており、その向こう側の土地を見たものは誰もおりません。・パントライン諸島
ペルソニア大陸とエルモア地方の間にある幾つかの小さな島々で、中継補給港となっています。島の位置や大きさなども含めて、自由に設定していただいて構いません。・中央地方
かつてはラガン帝国というこの地域で最大の国家が支配していた場所ですが、27年前に謎の爆発が起こった後は結界に閉ざされてしまいました。現在、エルモア地方との連絡・交通は一切ありません。・アニスカグナ地方
ラガン帝国が独占貿易を行っており、エルモア地方とはほとんど交流がありませんでした。伝わってくる話によると砂漠の多い地域のようですが、現在は結界の向こう側にあるために、情報を得ることはできなくなっています。・東方
東方山岳地帯にある永久氷壁と呼ばれる結界にはばまれ、過去においても交流は一切ありませんでした。アニスカグナ地方からも行き来はできなかったようで、完全に謎の地域です。・新大陸エスティリオ
聖暦786年にロンデニア王国の探検船によって発見された大陸で、探索隊の隊長であるエスティリオーネの名にちなんで、エスティリオと名付けられました。現在はロンデニア王国とエリスファリア王国の移民が、東海岸に開拓村をつくっています。先頭へ