データ形式/交通機関


 


 データは以下の形式で表記されています。それぞれの交通機関のデータは平均値であり、これより質の悪いものも存在します。しかし、機械学などに通じていれば、改造によって市販のものよりも出力を上げることも可能です。なお、最低限の値段の品は中古や古い型式のものが殆どで、通常よりも壊れやすい場合があります。


・名称
 その移動手段の一般名称です。


・乗員
 適正な運行に必要な最低人数から、一度に乗ることができる最大人数が示されています。


・巡航速度
 普通に移動する場合の標準速度で、最大速度はこの2倍ほどになります。しかし、これは路面などの条件が最良の時の話であり、実際にそれだけの速度が期待できるわけではありません。たとえば陸上交通機関の場合、きちんと舗装されていない野外を走行する場合は、急いでも平均で巡航速度くらいしか出せないでしょう。また、このような路面を長時間走った場合は、機械に何らかの不具合を生じる可能性があります。
 ( )の中に書かれているのは、移動力に換算した場合の数値です。移動力1は時速4kmほどになります。


・自己重量
 機械などの重量です。標準で搭載されているものは、これにすでに含まれているものとします。


・補給コスト
 巡航速度で運行した場合の燃料費です。補給間隔に書かれている時間が過ぎる度に、これだけの費用を払って燃料を補給しなければなりません。高速で移動したり大量の荷物を運搬した時には、もっとコストがかさむことになります。


・補給間隔
 巡航速度で移動した場合に、1回の補給によって連続で運行できる時間です。高速で移動したり大量の荷物を運搬した時には、間隔はもっと短くなります。なお、これはあくまでも燃料だけの計算結果であり、蒸気機関では給水の必要があるので、もっと頻繁に補給を行わなければなりません。炭水車を牽引することで、補給間隔を短くすることも出来ますが、その場合は補給コストが割高になります。


・動力機関
 搭載しているエンジンの種類です。


・外殻耐久値
 機体の外装や部分骨格など、機械の作動に大きく影響しないパーツへのダメージは、外殻耐久値の減少によってあらわされます。これはキャラクターでいえば活力に相当する数値で、外部から攻撃を受けた場合は、外殻耐久値から減少してゆくことになります。外殻耐久値は0までしか減少せず、それ以上のダメージを受けた場合は、中枢耐久値にダメージが与えられることになります。
 なお、外殻耐久値が0になった場合、以降は装甲による防御値をデータの半分として扱わなければなりません。


・中枢耐久値
 機械の作動に関係する機関部や駆動部の耐久値で、キャラクターでいえば生命の値に相当する数値となります。中枢耐久値も0までしか減少せず、0になった時点で機械は完全に動かなくなってしまいます。


・防御値
 機械などの外部の装甲です。


・操作性
 操縦が必要な場合には、判定値にこの分の修正を受けることになります。砲弾からの回避においても同様です。


・操縦技能
 操縦にはここに書かれている技能が必要になります。


・価格
 一般に流通されているものの価格です。括弧付けのものは普通は取り引きされていませんが、もし買うとしたらこれくらいかかるという目安になります。なお、動力機関を積んでいない船の場合は、価格は蒸気機関のものの半分以下となります。


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