◆生態・反応(一般:+1) |
分類 |
不死者/霊魂/人型 |
生息地 |
不定 |
活動期 |
暗闇 |
出現頻度 |
稀少 |
出現数 |
単独〜多数 |
反応 |
不定 |
調査法 |
聖職者/霊媒師など |
弱点 |
日光(致死、逃亡) |
たった1人の男性の前にだけ現れるという若い娘の霊で、相手を殺そうと執拗につけ狙います。一説には、彼女は恋心を抱いたまま死んだ少女の意識であり、そのため恋した男性を連れてゆこうとするのだといいます。
彼女は触れることもでき、外見からは普通の娘と全く区別をつけることができません。しかし、彼女は日の光のもとでは存在することができないため、逢瀬はいつも夜になります。 |
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◆詳細(専門:+2) |
分類 |
不死者/霊魂/人型 |
属性 |
瘴気 |
知能 |
人間なみ |
感覚 |
霊的感覚 |
状態変化 |
気絶なし/消滅 |
かつては手酷いふられかたをしたり、何らかの理由で結ばれずに死んだために、思いを遂げようとしてあらわれるのだと考えられていました。そして、そういう記録も存在するのですが、近辺で見たこともないような娘の姿であらわれることもあり、必ずしも特定の人物の霊魂とは言えないようです。生きている娘の姿を借りることもあるようで、遂げられずに終わった思いが形を持って現れたのが、嘆きの少女の正体ではないかという説が有力です。
彼女は殺意しかもっていません。そして、2人でともに滅びることで思いを遂げようとするのです。多くの場合、彼女は相手に思われることを望むといいます。生者の振りをして相手に近づき、清楚な娘を装いながら少しずつ相手の心に入り込み、そして自分の虜にしてしまうのです。彼女は狙った相手に死のくちづけを与えようとします。このくちづけを受けたものは、難易度1の精神抵抗に成功しなければ死亡してしまいます。
彼女は相手がくちづけを拒み続けると、今度は相手を直接殺してしまうことで目的を達成しようと考えます。事故を装ったり、あるいは刃物で相手を刺し殺してしまうこともあります。彼女は目標が死んでしまえば消滅します。相手を殺してしまった時の表情は、とにかく安らかな笑顔をたたえているということです。 |
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◆バリエーション(専門:+4) |
特定の条件下でのみしか姿を現わさない場合もあるようです。これは死んだ時の状況と何か関係があるのではないかと言われています。 |
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◆未知 |
嘆きの少女は、成就せずに終わった恋心そのものであり、誰かの霊ではありません。ですから、特定の相手と結ばれることが目的で、目標となるのは必ずしも思いの主が恋い焦がれていた相手ではないのです。しかし、その思いをあまりにも強く内に秘めたまま死んでしまった場合は、その本人の思念がそのまま嘆きの少女となって現れたりもします。また、思いさえ強ければ、本人が生きていても思いだけが形となり、相手をつけねらうことになってしまうのです。
なお、不特定の個人を狙うといっても、多くの場合は姿形は似ている人物を狙います。相手が既に死んでいるために、その子供や子孫が狙われることもあります。 |
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