プレイヤー達が演じるキャラクター以外の存在は、そのほとんどがGMの管轄に置かれることになります。これには普通の人間や、あるいは人間以外の怪物なども全て含まれます。このような存在のことを、プレイヤー・キャラクター(PC)に対してノン・プレイヤー・キャラクター(NPC)といいます。NPCにはキャラクターのように能力値や技能値を必要とするものもいれば、ちょっと会話をするだけの、数値を必要としないものもいます。
○簡易表記
GMが扱わなければならないNPCは大勢います。そのため、これらの全てがPCのようにたくさんの技能を持っていては、GMはこれを把握するだけでも一仕事となります。こういったことを避けるために、NPCの技能に関しては簡易表記法がとられています。
下のデータは、普通の人間の能力や技能を簡易表記で示したものです。
主能力 抵抗値 判定値 耐久値 心 2 7 7 気力:11 知 2 7 7 自我:11 技 2 7 7 活力:11 体 2 7 7 生命:11 主能力と耐久値に関しては、PCの場合と全く同じ扱いになります。抵抗値はそれぞれ、心-精神抵抗、知-判断抵抗、技-反応抵抗、体-肉体抵抗に対応します。
・判定値
判定値と書かれている数値に関してだけは、NPCだけの特異な表記法になっています。NPCの技能は主能力値を基準として扱います。つまり、同じ主能力値に属する技能については、それに関する判定値は全て1つの数値で表現することになります。たとえば、心に属する技能には術法や感覚に関する技能がありますが、これらについては全部同じ値を用いて判定することになるのです。・技能
もちろん、これだけではNPCの個性が表現できないと思った場合には、得意だと考えられる技能を自由に設定し、それぞれに個人修正値を割り振っても構いません。また、重要なNPCに関しては、PCと同じようにキャラクターの作成してもよいでしょう。
○数値の設定
NPCの数値はGMが決定することになります。NPCの場合は、キャラクター作成のルールにとらわれる必要はなく、GMが自由に数値を設定して構いません。
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