事件年表


 

年代(場所) 事件

691年
(カスティルーン)
『メアリー増殖事件』
 メアリーという少女が複数現れ、町のいたるところで悪戯を開始した。結局、これは少女の願望が具現化した現象だったらしいが、少女の母親によって本体が見破られ、事件はあっさりと解決した。

697年
(メルリィナ)
『時の影事件』
 ある南部の町で時間が戻り、景色や建物が約1000年ほど前のものに変わってしまった。結局この町は元の時間に戻らず、現在は観光地として賑わっている。

699年
(ルクレイド)
『聖遺骸の発掘』
 聖母教会の失われた聖人『アディル=エイラ』の聖遺骸が発掘される。アディルの体は、数百年を経てなお生前のままの姿を保っていた。

700年
(ペルソニア大陸)
『人喰いイナゴ事件』
 ラガン帝国の植民地の近くで人喰いイナゴの大群が発生し、村を2つ壊滅させる。火によって進路を変えることで植民都市は事なきを得たが、家畜の大半を失うこととなった。

701年
(ルワール大公国)
『落ちた流星事件』
 亜人地域にほど近い国境付近に流星が落下。半径100mほどのクレーターができる。この中心から遺跡の残骸らしきものがみつかるが、その詳細は不明のまま完全に破壊されてしまった。

709年
(ペルソニア大陸)
『冒涜の王の出現』
 ラガン帝国の植民地に「冒涜の王」と呼ばれる怪物が出現。これにより帝国は多くの植民地を失い、この地での力を失う。そして他国の入植が始まり、ペルソニアは略奪の楽園と呼ばれるようになる。

711年
(フリスタス)
『リュクリィ島沈没事件』
 西島の沖にあったリュクリィ島が、突如閃光を発した後に沈没した。この島は霊石鉱田があり、約150名の鉱山夫の命が失われた。

717年
(亜人地域)
『月の裁き事件』
 エリスファリア軍による亜人地域へ侵攻が開始。亜人との間で激しい戦いが起こるが、強い月の光がエリスファリア軍の上に射し込み、狂人が大量に出現した。これによってエリスファリアはこの地の支配を断念することになる。

722年
(ユークレイ)
『死者の大量復活事件』
 北部の温泉地をスケルトンの大群が襲い、住人のほとんどが惨殺されることとなった。スケルトンは軍と白銀騎士によって掃討されたが、町は壊滅状態に追い込まれた。

712年
(フレイディオン)
『教会消失事件』
 外なる星のかけら派の隠れ教会に天空から青い光が落下。周囲一帯が地面ごと消滅した。神の怒りの雷によるものと推測されている。

712年
(メルリィナ)
『火薬工場炎上事件』
 カトラシアで火薬工場が炎上。これにより、新技術への不信感がつのることになる。

714年
(エリスファリア)
『発掘少女の暴走事件』
 サイルハッド山脈の洞窟から、カプセルの中で眠りについていた幼い少女が発掘される。目覚めた少女は術法によって百数十名を惨殺した後、体を四散させて絶命。悪魔だったのではないかといわれているが、その真相はわからずじまい。

733年
(カスティルーン)
『人形反乱事件』
 ある人形師によってつくられた人形が命令をきかなくなり、人々を殺し始めるという事件が起こった。ルーンナイトによって人形は破壊されたが、それまでに計17名が殺害された。

744年
(ユノス)
『永劫の呪縛事件』
 エマリンという夫人が葬儀中に棺桶から起き上がり、親族に襲いかかった。ミイラ化していた夫人の死体は、神官の聖なる炎で焼かれると山中に逃走。後に残された親族が全員惨殺され、犯行はエマリン夫人によるものと断定されるが、当の夫人の死体は行方不明となっている。

745年
(ルワール大公国)
『鏡の帝国事件』
 北部の宿場町を鏡魔が襲い、住民の全てを完全に支配した。後に鏡界士100名が派遣され、多数の犠牲者を出した後に鏡魔を倒すことに成功した。

749年
(ルワール大公国)
『囁く彫像事件』
 ある青年彫刻家が、婚約者を殺害して死体を彫像に塗り込めた。しかし、この彫像は夜中に囁くようになり、犯行の事実と恨みをひたすら訴え続けた。青年は罪の意識と恐怖のあまり警察に出頭し、事件が明るみに出ることとなった。青年の逮捕後、この彫像は2度と語ることはなかった。

751年
(ルクレイド)
『愚人村虐殺事件』
 5月革命に先駆けて行われた抵抗運動で、無抵抗主義の村人が領主に虐殺される。この村は愚人村と呼ばれ、貴族に抵抗する愚者の例として引き合いに出されたが逆効果となり、後に革命運動に発展することになる。

751年
(ルクレイド)
『公開死刑執行』
 愚人村の不戦自衛主義運動を指導したスイレンという名の女性が、久しく行われていなかった公開処刑にあう。

752年
(ロンデニア)
『仮面紳士事件』
 首都アイリストールで、『仮面紳士』と呼ばれる怪人による猟奇殺人事件が起こる。驚くべきことに、犯人は聖母教会の神徒であった。

761年
(カスティルーン)
『三国鉄道爆破事件』
 自然信奉者たちにより、各地で次々と鉄道敷設の妨害活動が行われた。その最大のものが完成した機関車の爆破で、死傷者こそ出なかったものの車両の半分以上を失った。この一連の事件によって計画は2年以上遅れたといわれる。

762年
(ラガン帝国)
『ラガン帝国の滅亡』
 中央地方で謎の大爆発が起こり、ラガン帝国は滅亡する。以後、中央地方は結界に閉ざされることとなった。

769年
(ライヒスデール)
『兵士の大量失踪』
 ユークレイとの国境近くで、ライヒスデール軍の1部隊が完全に消息を絶つ。現在に至ってもその消息はつかめておらず、死体すら見つかっていない。

772年
(西海)
『レヴィの発見』
 新大陸への第一次船団が西海を航行中、レヴィと呼ばれる大型の生物と遭遇する。霊子機関を搭載したロンデニアの新型軍船は、反撃する間もなく沈没。

773年
(ユークレイ)
『細胞石の発見』
 北部の凍湖から、細胞石と呼ばれる生きている石が見つかった。現在でもこの正体は判明されておらず、学問院での研究が続いている。

779年
(ペトラーシャ)
『死の俳優による狂気のオペラ事件』
 サナラーラで公開された新作のオペラで、脚本に沿って次々と殺人事件が起こる。

780年
(カイテイン)
『キャンディルレイクの獣事件』
 西部のキャンディル湖周辺に、ディオニールと呼ばれる魔獣が出現。ある悪魔崇拝者が呼び出した獣で、200人近くの犠牲者を出した末にようやく退治される。

780年
(ヴァンヤン島)
『灰色の蠱事件』
 ヴァンヤン島から出た船が、乗組員が死体となって帰港。不審に思って集まった人々の前で、死体の皮を喰い破って灰色の巨大昆虫が出現した。船乗り15名を殺害した後、そのほとんどが漁師たちに倒されるが、そのうち数個体は山の方に逃げのびている。

781年
(エストルーク)
『教会の焼き討ち事件』
 カザロフ村で魔人として生を受けた取り替え子が、異端として処刑される。しかし、火刑となった翌日に彼は蘇り、両親を含めた街の人々を喰らい、教会の建物に火をつけてこれを焼き尽くした。カザロフの炎事件とも呼ばれる。

785年
(ブルム内海)
『変異体による霊子汽船襲撃事件』
 ルシアニア島付近で、霊子機関を搭載した船だけを襲う巨大な虫が出没。大型船が5隻沈められる。ライヒスデール海軍によってこれは倒され、死体は回収されたが、未だにその正体は解明されていない。

788年
(ソファイア)
『吸血姫事件』
 地方のある街がパルティエットという名の吸血鬼によって全滅。彼女の消息はいまだに不明であり、街のどこかに隠れ住んでいるという噂が流れた。

788年
(ソファイア)
『機械の打ち壊し運動』
 パジェナウア市で、鍛冶屋組合による工場機械の打ち壊し運動が起こる。

788年
(カルネア)
『黒波の行進』
 逃亡奴隷による暴動が起こり、市民と奴隷の双方の側に多数の死者が出た。生き残った奴隷たちは計画を変更してレイクス・ノアへ向かう。なお、暴動の原因は白人の子供による投石だった。

788年
(カルネア)
『レイクス・ノアの逃亡奴隷虐殺事件』
 南部連合より約千人の奴隷がホールレラント砦への逃亡を試みたが、砦の手前の町レイクス・ノアでほぼ全員が虐殺される。生き残ったのは3名の子供のみで、うち1名は生まれてすぐの赤ん坊だった。

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