魔道人形/傀儡系

部分人形死人人形操り人形人形戦士
複製人形自動人形殺人人形


部分人形
◆判定
副技能  専門:魔術学/一般:術法知識、専門知識【人形】
不明度  3
影響度  1
◆名称・分類(一般:±0)
名称  部分人形
一般認識  魔道生物/邪法/嫌悪
利用法  術者による
外見  手や足などの体の一部分だけの人形です。大きさや機能は人間のものと全く変わりません。
◆能力・技能(一般:+3)
  主能力 抵抗値 判定値 耐久値/現在値
 気力:―/
 自我:―/
 活力:―/
 生命:―/
 術者の術法の技能で判定して下さい。
打撃  素手:0
防御  なし
移動力  なし

◆生態・反応(一般:+1)
分類  魔道生物/魔道人形
生息地  術者による
活動期  術者による
出現頻度  術者による
出現数  術者による
反応  術者による
調査法  術法師/人形職人
弱点  なし
 傀儡系の術法でつくられる異端の人形で、壁などの物体から生えている手や足などのことです。術者の意志によって器用に動かすことができますが、移動はできないようです。
◆詳細(専門:+2)
分類  魔道生物/模倣活動体/邪法傀儡
属性  中立
知能  なし
感覚  なし
状態変化  気絶なし/損壊
 傀儡系の『部分人形』の術でつくられる人形です。素材は何でも構わないようで、物体にかければそこから指定した四肢の部分が生えてきます。この人形は移動こそできませんが、人間と同じ程度の作業を行うことができます。ただし、これを動かすためには、術者は操作に集中する必要があり、動かす度に術法の判定に成功しなければなりません。


死人人形
◆判定
副技能  専門:魔術学/一般:術法知識、専門知識【人形】
不明度  4
影響度  3
◆名称・分類(一般:±0)
名称  死人人形
一般認識  魔道人形/邪法/嫌悪
利用法  術者による
外見  人間の死体を元につくられる人形で、元の死体の程度によって容姿や状態は左右されます。
◆能力・技能(専門:+3)
  主能力 抵抗値 判定値 耐久値/現在値
 気力:6/
 自我:―/
 活力:7/
 生命:10/
打撃  素手:0
防御  なし
移動力  1(+3)

◆生態・反応(一般:+1)
分類  魔道生物/魔道人形
生息地  術者による
活動期  術者による
出現頻度  術者による
出現数  術者による
反応  術者による
調査法  術法師/人形職人
弱点  なし
 傀儡系術法でつくられる人形で、死体を材料としています。よく腐敗の亡者(リビングデッド)と混同されますが、あくまでも死体を操っているだけの存在であり、自分で判断して動いたり、生者に無差別に攻撃を仕掛けるようなことはありません。死者による冒涜と考えられており、不死者と同様に忌避されています。
◆詳細(専門:+2)
分類  魔道生物/模倣活動体/邪法傀儡
属性  中立
知能  なし
感覚  霊的感覚
状態変化  気絶なし/損壊
 傀儡系の『死人人形』の術法でつくられる人形です。材料とする死体は完全なものでなくても構わず、またバラバラに集めた死体をつなぎ合わせたものでも、問題なく動きます。死体の状態や加工の腕がよければ、生者と殆ど区別がつかない場合もあります。術者の命令を受けて活動しますが、知能がないのであまり複雑な命令は受けつけません。動きもぎこちなく、あまり器用ではありません。


操り人形
◆判定
副技能  専門:魔術学、専門知識【人形】/一般:術法知識
不明度  6
影響度  0
◆名称・分類(一般:±0)
名称  操り人形
一般認識  魔道生物/邪法/嫌悪
利用法  術者による
外見  木彫りのマリオネットのような姿をしており、簡素な顔がついています。手足の指もついていますが、あまり美しくはありません。素体人形をどのように加工しても、このように変形してしまうようです。
◆能力・技能(専門:+3)
  主能力 抵抗値 判定値 耐久値/現在値
 気力:9/
 自我:―/
 活力:10/
 生命:11/
打撃  素手:0
防御  体皮:1
移動力  2(+4)

◆生態・反応(一般:+1)
分類  魔道生物/魔道人形
生息地  術者による
活動期  術者による
出現頻度  術者による
出現数  術者による
反応  術者による
調査法  術法師/人形職人
弱点  なし
 傀儡系術法でつくられる人形で、マリオネットのような形をしています。動きそのものは滑らかですが、よほど遠くから見たり暗闇の中でもなければ、人間と間違えることはないでしょう。術者の命令によって動き、かなり複雑な命令もこなすようです。
◆詳細(専門:+2)
分類  魔道生物/模倣活動体/邪法傀儡
属性  中立
知能  なし
感覚  霊的感覚
状態変化  気絶なし/損壊
 傀儡系の『操り人形』の術でつくられる人形です。この人形は高度な判断力を持っており、術者の命令を自分で解釈して実行します。術者と同程度の判断を下すことができ、不意の事態にも対処することが可能です。ただし、1つの命令を達成すると全く動かなくなり、改めて術者が命令しない限りは黙って停止したままになります。


人形戦士
◆判定
副技能  専門:魔術学、専門知識【人形】/一般:術法知識
不明度  5
影響度  0
◆名称・分類(一般:±0)
名称  人形戦士
一般認識  魔道生物/作業用人形
利用法  術者による。主に戦闘用
外見  武装した青年の姿をしています。装備品の種類や容姿は術者の人形の製作技術に左右されます。
◆能力・技能(一般:+3)
  主能力 抵抗値 判定値 耐久値/現在値
 気力:8/
 自我:―/
10  活力:14/
10  生命:14/
打撃  武器(さまざま):3
防御  防具(さまざま):3
移動力  3(+4)

◆生態・反応(一般:+1)
分類  魔道生物/魔道人形
生息地  術者による
活動期  術者による
出現頻度  術者による
出現数  術者による
反応  術者による
調査法  術法師/人形職人
弱点  なし
 傀儡系の術法によって創られる戦闘用の人形で、術者の命令によって戦います。人形系にも全く同じ内容の術があり、区別することは殆ど不可能です。基本的に戦闘用として割り切って使うもので、あまり凝った細工を施すことは少ないようです。
◆詳細(専門:+2)
分類  魔道生物/模倣活動体/邪法傀儡
属性  中立
知能  なし
感覚  霊的感覚
状態変化  気絶なし/損壊
 傀儡系の『人形戦士』の術によってつくられる戦士で、術者の命令で戦闘を行い、指定された1体の敵をせん滅するまで戦い続けます。判断力は殆ど持たないので、戦術などを意識して戦うこともなく、ただ目の前の敵に立ち向かってゆくだけとなります。相手が逃げれば自動的にそれを追って行ってゆきます。戦い以外の能力はまったく持たず、他の作業を行わせることはできません。また、手にもっている装備を手放すことも不可能です。
 人形系術法によって創られたものと区別することは難しく、せいぜい『刻銘』の術がかかっているかどうかで判断するしかありません。しかし、人形使いでもこのような作業用人形には銘を刻むことは少ないので、決め手となる情報とはならないようです。


複製人形
◆判定
副技能  専門:魔術学、専門知識【人形】/一般:術法知識
不明度  6
影響度  0
◆名称・分類(一般:±0)
名称  複製人形
一般認識  魔道生物/邪法/嫌悪
利用法  術者による
外見  複製対象とまったく同じ外見と能力をもちます。見た目で人形と判別することは不可能です。
◆能力・技能(一般:+2)
  主能力 抵抗値 判定値 耐久値/現在値
 気力:―/
 自我:―/
 活力:―/
 生命:―/
 能力値と技能値は、複製もとと同じ値になります。
打撃  複製もとと同じ
防御  複製もとと同じ
移動力  複製もとと同じ
◆特殊能力(一般:+2)
  能力 距離 時間 範囲 威力 抵抗

複製もとと同じ

◆生態・反応(一般:+1)
分類  魔道生物/魔道人形
生息地  術者による
活動期  術者による
出現頻度  術者による
出現数  術者による
反応  術者による
調査法  術法師/人形職人
弱点  複製もとと同じ
 傀儡系の術法でつくられる人形で、複製対象と全く同じ存在となります。自分で判断して動くこともでき、術法などの特殊な手段を用いなければ、判別することはまず不可能でしょう。人形自身も、自分が人形だとは気づいていません。
◆詳細(専門:+2)
分類  魔道生物/疑似生命体/邪法傀儡
属性  中立
知能  複製もとと同じ
感覚  複製もとと同じ
状態変化  複製もとと同じ
 傀儡系の『複製人形』の術によってつくられる人形で、姿、能力、記憶、性格など、全てを完璧に複製することができます。違うところは属性が中立であることと、術者の命令には絶対に逆らえないということだけです。あえて知らされなければ、自分が人形だと気づくこともありません。
 この術は影武者を作製したり、謀略のために対象をすり替えて自在に操ったりと、主に非合法な目的で使われてきたものです。これによって家を乗っ取られそうになった貴族の家系も幾つか存在します。


自動人形
◆判定
副技能  専門:魔術学、専門知識【人形】/一般:術法知識
不明度  3
影響度  0
◆名称・分類(一般:±0)
名称  自動人形
一般認識  魔道生物/芸術
利用法  術者による/主に観賞用
外見  通常の人間とまったく変わらない姿を持ちます。外見上からは人間と区別することは不可能です。
◆能力・技能(専門:+3)
  主能力 抵抗値 判定値 耐久値/現在値
 気力:11/
 自我:11/
 活力:11/
 生命:11/
打撃  素手:0/その他
防御  なし
移動力  2(+4)

◆生態・反応(一般:+1)
分類  魔道生物/自動人形
生息地  術者による
活動期  術者による
出現頻度  術者による
出現数  術者による
反応  術者による
調査法  術法師/人形職人
弱点  なし
 『自動人形』の術でつくられる人形で、通常の人間とまったく変わらない姿を持ちます。容姿は術者が自由に指定することができ、年齢なども思うままに設定できます。この人形は術法をかけて探査するのでなければ、外見上からは人間と区別することは不可能です。普通の生物と同様に老化もしますし、病気にもかかります。自動人形自身も、特に術者に教えられなければ自分を人形だと気づくことはありません。
◆詳細(専門:+2)
分類  魔道生物/疑似生命体/邪法傀儡
属性  中立
知能  人間なみ
感覚  一般
状態変化  通常
 傀儡系の『自動人形』の術でつくられる人形です。記憶、性格、容姿などあらゆることを術者が望むままに設定することができ、外見のみならず全てを人間と同じように作り上げることができるのです。ただ1つの違いは属性が中立ということだけで、普通に成長して人間と同様に老化して死亡します。自動人形自身も、特に術者に教えられなければ自分を人形だと気づくことはありません。また、術者の命令を受け付けるという機能もないので、判別するための手段は殆どないようです。
 人形系にも全く同じ内容の術があり、区別することはほとんど不可能といえるでしょう。この術をもって、人形匠を名乗る傀儡使いが存在した記録もあります。唯一判別の可能性があるとすれば、刻銘の術が施されているかどうかです。しかし、表沙汰には出来ない目的で人形を上流階級の人間に渡す場合は、人形使いと言えども刻銘の術をかけないこともありますので、絶対的な判別方法とはなり得ません。
 しかし、一般には邪悪な目的で利用されることが多く、殆どの場合は傀儡使いと知りながら取り引きを行います。譲り受けた自動人形は何らかの謀略のために使われてきたようです。傀儡使いは芸術家としての誇りも持たないことから、人形匠とは違って、心ない目的でこれを買い求める貴族や金持ちにも平気で売り渡してしまうようです。


殺人人形
◆判定
副技能  専門:魔術学、専門知識【人形】/一般:術法知識
不明度  6
影響度  1
◆名称・分類(一般:±0)
名称  殺人人形
一般認識  魔道生物/邪法/脅威/嫌悪
利用法  術者による。基本的に暗殺用
外見  手足の細いマネキン人形のような姿をしています
◆能力・技能(専門:+3)
  主能力 抵抗値 判定値 耐久値/現在値
 気力:13/
 自我:―/
13 14  活力:20/
12 13  生命:20/
打撃  爪:2/その他
防御  体皮:2
移動力  3(+8)
◆特殊能力(専門:+4)
  能力 距離 時間 範囲 威力 抵抗

気配消し

◆戦闘(専門:+3)
 術者の命令に従って戦闘を行います。戦闘に関してのみ人間と同じくらいの判断力を発揮し、死角から接近したり、有利な場所に敵を呼び込んだりといったことができます。また、襲いかかられた場合は自分の身を守ります。特に優先すべき命令がなければ、相手を倒すまで敵を追いかけるのが普通です。
 殺人人形は人間と同じように武器を使用することができます。また、手の爪を自由に伸縮させることができ、武器がない時はこれで戦闘を行うことも可能です。

◆生態・反応(一般:+1)
分類  魔道生物/魔道人形
生息地  術者による
活動期  術者による
出現頻度  術者による
出現数  術者による
反応  術者による
調査法  術法師/人形職人
弱点  なし
 この人形は指定した対象を暗殺するためだけに活動する邪法の産物です。高度な判断力をもっており、様々な技を駆使して相手に完全な死を与えます。特に暗殺を得意としており、音も立てずに接近して瞬時に相手を葬り去ります。また、非常に強力な戦士でもあり、並の人間では10秒もたたないうちに殺されてしまうでしょう。
◆詳細(専門:+2)
分類  魔道生物/模倣活動体/邪法傀儡
属性  中立
知能  なし
感覚  霊的感覚
状態変化  気絶なし/損壊
 傀儡系の『殺人人形』の術によってつくられる戦士です。戦闘以外の命令は一切受けつけませんが、戦闘に関しては術者と同程度の判断力を有し、状況に応じて柔軟な対応を取ることができます。
 術者は念じることで自分がつくりだした殺人人形に命令を与えることができます。ただし、1度(1ラウンド)に命令できる量には限りがあります。1体であれば複雑な命令も可能ですが、複数の人形であれば簡単な命令を1種類しか与えることができません。
 標的は明確に指定しなければならず、〜を通った者を攻撃するという命令を与えておいたり、事前に相手の姿を見せるなどの準備が必要となります。ただし、自分の身を守ることはできるので、襲いかかってきたものにはちゃんと対応することが可能です。なお、命令を果たした場合は術者の元へと戻ってきます。術者がどこにいるかわからない場合は、命令を受けた場所に戻ることになります。そこに術者がいなければ、特に主を探すことはせずに停止したままでいます。
 殺人人形は気配消しの特殊能力を持っており、自身の気配を完璧に消すことができます。視野に入っていれば別ですが、そうでない場合は術法以外の手段で接近に気づくことは不可能となります。


部分人形死人人形操り人形人形戦士
複製人形自動人形殺人人形