◆判定 |
副技能 |
専門:生物学【生態学】
一般:動物知識 |
不明度 |
1 |
影響度 |
2 |
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◆名称・分類(一般:±0) |
名称 |
熊(ベアー) |
一般認識 |
一般動物/危険/クマ |
利用法 |
主に毛皮。肉を食べる地域もあるが、くさみが強いので一般にはあまり好まれない。 |
外見 |
ずんぐりとした体型の大型動物です。小型〜中型のものは体長120〜180cmほどで、大型のものは170〜280cmにもなります。通常は四足歩行ですが、餌をとったり戦ったりする場合には、後ろ足で立ち上がることもあります。褐色、黒、灰色など、さまざまな毛色をもちます。 |
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◆生態・反応(一般:+1) |
分類 |
一般動物/四足獣 |
生息地 |
全域/森林、山地、草原など |
活動期 |
春〜秋 |
出現頻度 |
そこそこ |
出現数 |
単独〜数体 |
反応 |
中立 |
調査法 |
書物/研究者/狩人など |
弱点 |
なし |
雑食性の大型獣で、母子を除けば普段は単独で行動しています。草や木の実、魚、昆虫、草食動物などさまざまなものを餌とします。飢餓状態にある時は人里近くまでおりてきて、農作物を荒らすこともあります。また、人間と遭遇すると、襲いかかってくることもあります。特に小熊を連れた母熊は特に凶暴で、子供を守ろうとして襲いかかってきます。冬期には洞穴などにこもって冬眠をするので、秋には大量の食事をとって眠りに備えます。サケ、マス類が遡上する川では、これを狙って捕食します。冬眠とはいっても眠りは浅く、あまりに騒がしい場合は目を覚ますこともあります。狩りを行う場合は成熟したオスを狙うのが狩人のルールで、わざと母熊を狙った場合は土地を追い出されることもあるようです。 |
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◆詳細(専門:+2) |
分類 |
哺乳動物/四肢動物/食肉類 |
属性 |
聖気 |
知能 |
動物なみ |
感覚 |
一般 |
状態変化 |
通常 |
種によって分布が異なり、ヒグマは寒帯〜亜寒帯の森林や山地草原を生活圏としており、その以外のものは亜寒帯〜温帯の森林地帯を中心としています。ヒグマは木に登ることができず、それ以外のクマは木登りができるようです。いずれも雑食性であり、さまざまな種類の餌を採取します。基本的には植物が主要な餌となります。しかし、ヒグマは肉食性が強いようで、まれにシカを襲ったり死肉を採食したりします。その他のクマは積極的に攻撃して捕食することは少ないようです。
数十平方キロの行動圏をもち、オスは数日で100キロ程度を移動することができます。行動圏は他の個体と重なっているようで、複数の個体が餌場で遭遇することもあります。場合によっては餌を争って戦うこともあるようです。クマは木に爪痕を残して、自分のなわばりを主張します。また、樹液をなめるために樹皮を傷つけることもあるようです。もちろん、体も大きく体重も重いので、他の動物よりも移動の痕跡は発見しやすい傾向にあります。
冬眠はどの種類でも行い、だいたい4〜5か月の間眠りにつきます。場所は木の洞、切り株の洞、土穴、岩穴などで、体がやっと入るぐらいの大きさのものを選ぶようです。だいたい4月頃に目を覚まします。この頃のクマは空腹であるため、凶暴になることが多いようです。また、出産は1〜2月ぐらいに冬眠穴で行うため、子供を連れた母熊にも注意しなければなりません。 |
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◆戦闘(一般:+3) |
強力な動物ですが、よほどの飢餓状態でなければ、人間を捕食する目的で襲うことは滅多にありません。しかし、野外で出会った時は威嚇したり、時には攻撃をしかけてくることもあります。この時、目をそらしたり慌てて逃げたりといった、クマを刺激する行動をとった場合は、襲いかかってくることが多いようです。泳ぎもうまく、ヒグマ以外のものは木にも登れることから、水の中や木の上に逃げようとしても、なかなかうまくは逃げられないでしょう。また、死肉でも食べることから、死んだフリをしても効果はありません。大きな音を立ててこちらの存在を知らせてやれば、わざわざ近寄ってくることはありません。 |
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◆バリエーション(専門:+4) |
イヌぐらいの大きさの非常に小型な種が、ファイン=ファウンドで捕獲されていました。群れをつくる希少な種ですが、ペットとして乱獲されてしまったため、現在では確認されておりません。絶滅したという説もあるようです。 |
白い複雑な模様のある個体を発見したという報告もありますが、今のところ確認されておりません。 |
竜の性質を持つ個体もおり、熊竜と呼ばれています。しかし、種としての分類は明かではなく、詳しい研究もなされておりません。 |
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