○仕事への影響
キャラクターが事件に巻き込まれている間は、本業に何らかの支障をきたす恐れがあります。よほど欠勤が続く場合は減俸されたり、ひどい時には職を解雇されることもあるでしょう。
○転職
キャラクターが転職を考える場合、その職業に就くために必須とされる技能など、それなりの下地が要求されます。資格や専門技能を要する職業ならば、それをあらかじめ習得していなければなりません。技能がなかったり、あっても判定値があまりに低いようならば、見習いとしてある程度の修行を積む必要があります。
また、商売をはじめるならば資金が要りますし、誰かの紹介がなければ雇って貰えないこともあります。日雇いの職場ならともかく、余程のことがなければ転職は難しいものと考えて下さい。
○名誉
キャラクターは事件を解決することによって、何らかの名誉を得ることもあるでしょう。犯人逮捕に協力すれば、警察から表彰されたり金一封を貰うこともあります。地元ならばちょっとした有名人になれるはずです。大きな事件に関わり、街や国家を救ったと認められたならば、勲章を受けることも考えられます。
これらは主にワールドリレーションの知名度によって表されます。その活躍が世間一般に広まっている場合は、獲得したプラスの感情CPを功名ポイントへと加えて下さい。
○ペナルティ
事件の解決を試みる途中で、キャラクターたちは過ちを起こす可能性がないわけではありません。そのミスの程度によっては、何らかの罰を受けることになります。
ちょっとした失敗ならば、特に咎められることはありません。しかし、誰かの名誉を傷つけたり、所属する団体に恥をかかせたりした場合は、抗議や厳重な注意を受けるでしょう。時には訴えられることもあるかもしれません。あまりにひどい場合はコネを喪失したり、所属団体を除斥される可能性もあります。ワールドリレーションのコネクションやグループなどのルールを使用しているのならば、ポイントを幾らか引き下げることになります。法的に罪を犯した場合は罰金を徴収されたり、時には逮捕されることになるでしょう。誰かに怪我を負わせたり殺人を犯したりすれば、多額の賠償金を請求されたり、監獄に入れられることになります。人を傷つけるというのは、たとえ理由があっても本来許されることではありません。もし罪に問われなかったとしても相手はそのキャラクターを恨むでしょうし、周囲から冷たい仕打ちを受けることも考えられます。ひどい時には、住んでいる土地から追い出されてしまうでしょう。
ただし、相手が最下層身分であった場合は、それなりに考慮されることがあります。たとえば奴隷は財産としかみなされておりませんので、仮に命を奪ったとしても賠償金を払うだけで済みます。特に異端階級の人間が相手であれば、全くの不問に付されることも珍しくありません。
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