防具は手に持って使用する楯と、体に装着する鎧に大きく分けることができます。これら防具は、回避修正と防御値という2つの数値を持っています。
○データ形式
・回避修正
回避修正は、何かを回避する際の判定に修正値として加えられる数値です。重い鎧や動きが制限されるような防具はマイナスの値が大きくなります。この値も攻撃修正と同じく+1などという形式で示されており、防御および反応抵抗の判定値にこれを加えた値で、攻撃をかわすための判定を行うことになります。・防御値
防御値はその防具がどれだけのダメージを防ぐことができるのかを表わす数値で、これが大きいほど防御力が高い防具だということになります。攻撃が命中した時は、この値の分だけダメージを軽減することができます。・攻撃修正
楯には上の2つの他に、攻撃修正値も設定されています。これは体のバランスが損なわれたり、あるいは大きさによって動きが制限されるためで、楯で攻撃する場合の数値ではありません。修正値は武器の場合と同様に、攻撃に関する副技能の値に加えます。
○重ね着
装備する箇所が重ならなければ、キャラクターは複数の防具を身につけることができます。鎧を2つ重ねて着たりすることはできませんが、楯と兜と鎧を同時に装備することは可能です。これは装備箇所という欄を見て判断して下さい。
2つ以上の防具を身に付けているときは、回避修正、防御値は累積します。たとえば防御値3の胸甲と防御値1の兜を装備すれば、合計4点のダメージを防ぐことができます。
○行動の阻害
防具の回避修正は、回避判定以外の行動を阻害することがあります。ただし、これはマイナスの修正値に関してのみであり、楯によるプラスの修正値は無視して下さい。
回避修正は運動に関する判定全般に影響します。防具を身につけている場合、それぞれの判定に回避修正と同じだけの値を加えて判定を行うことになります。
また、金属製の鎧が特別に阻害を及ぼす行動もあります。素材に金属を使っている鎧を身につけている時は、聴覚の判定に回避修正と同じ分の修正を受けます。また、全身を覆う金属鎧を装備している場合は泳ぐことができません。水泳の判定で奇跡的成功がでればごくわずかな時間だけ顔を出すことができますが、それ以外の判定結果では必ず溺れてしまうことになります。
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