腐敗の亡者


◆判定
副技能  専門:異端知識【不死者】
 一般:宗教知識【各種】、怪物知識
不明度  2 恐怖度  4
◆名称・分類(一般:±0)
名称  腐敗の亡者
一般認識  不死者/危険/嫌悪
利用法  不可能
外見  体に肉がついたままの死体です。死体の保存状態にもよりますが、多くはところどころ肉がはがれた、腐りかけた姿で現われます。ボロボロの服をまとっていることもあるので、遺族は見分けることができるかもしれません。
◆生態・反応(一般:+1)
分類  不死者/人型
生息地  全域/墓場など
活動期  暗闇
出現頻度  まれ 出現数  単独〜多数
反応  敵対的 調査法  聖職者
弱点  日光(致死、逃亡)
 体に肉がついたままの死体で、ひどい異臭を放って現われます。エルモア地方では土葬の習慣が残っているので、墓場などで歪みを受けた死体が自力で棺を破って外に出てくることがあるのです。
 生者に憎しみを抱いているようで、生きているものを見かけるとすぐに襲いかかってきます。彼らの襲われた場合は、たとえ死ななくても体が腐ってゆき、いずれ腐敗の亡者になってしまうと言われています。そうならないためには、聖職者に清めてもらわなければなりません。
◆詳細(専門:+2)
分類  不死者/リビングデッド/人型
属性  瘴気 知能  なし
感覚  霊的感覚
状態変化  気絶なし/損壊
 知性はほとんど持たず、生物が近寄ると攻撃を仕掛けます。彼らは痛みを感じているようであり、失った体の部分を食べることで補おうとします。しかし、もちろんそれで体が癒されるわけはなく、彼らの苦しみは永遠に続くことになります。彼らの魂を救うには肉体から解き放つ、すなわち肉体を消滅させるしかありません。相手が人間の姿をしていることから、そのことに罪悪感を覚える人もいますが、彼らを苦痛から開放するには仕方のないことなのです。
 スケルトンとは異なり日光を嫌うようで、日中は土を掘って隠れたり、暗い場所に逃げ込んだりして身を守るようです。しかし、生者が近づいてきた時には、反射的に襲うこともあります。それから、腐敗の亡者となってしまった後は、肉体の腐敗は進行しないようです。そのため、スケルトンとは別の種類の不死者と認識されています。

◆戦闘(一般:+3)
 主に手で相手を力任せになぎ払ったり、押さえ込んでかみついたりします。爪に腐敗毒を持っており、効果値3の肉体抵抗に成功しなければダメージを受けてしまいます。また、後で適切な処置をしなければ、傷口が壊死してしまうことになります。

◆バリエーション(専門:+4)
 まれにおぼろげに記憶をもっている場合があり、死体がかつての家族や恋人を目指して帰ってくることがあります。その場合は、特に生者を食べることに執着するようです。
 生者と見まがうかのような肌を持ち、なおかつ日光すら受け付けない亡者が現れた記録が、過去に1つだけ存在します。しかし、知能はまったくなかったようで、聖母教会の聖職者に浄化されています。
 爪に生物の肉を瞬時に溶かしてしまう毒を持つものが発見されています。

◆能力・技能(一般:+3)
  主能力 抵抗値 判定値 耐久値/現在値
 気力:9/
 自我:―/
 活力:10/
 生命:18/
打撃  素手:0/噛み:0
防御  なし
移動力  1(+3)
◆特殊能力(一般:+4)
  能力 距離 時間 範囲 威力 抵抗
爪の腐敗毒

接触

永久

1対象

強度3

肉体