○視覚判定
目によって映像を認識できるかどうかは、視覚(一般:心+感覚)による判定が必要となります。しかし、いくら目が良いといっても、あまりに遠くにあるものはそう正確に判別できるものではありません。せいぜい[心×100]mくらいの距離を限度として下さい。それ以上の距離となった場合は、50m離れるごとに−1の修正を加えて判定を行うことになります。また、樹の枝などの障害物がある場合も、適当なマイナス修正を与えて判定させることになります。
難易度は人間の姿形を判別する場合が基準となり、これが難易度1の判定となります。これより面積が半分になるごとに難易度は+1されてゆきます。逆に面積が倍になるごとに、難易度は−1されてゆきます。
○視力の矯正
・眼鏡
視力が悪いキャラクターは、判定に−1〜−4の修正を受けます。これは眼鏡をかけることによって緩和することが可能となりますが、自分の目にレンズの度を合わせると金額が高くなってしまいます。一般的な既製品ですと、せいぜい+2程度の修正しか得られません。度を合わせると修正は±0とすることができますが、既製品の数倍の価格となります。・観測用具
エルモア地方にはレンズを使った観測用具も存在します。精度の高い望遠鏡を使用した場合には+4、双眼鏡でも+2の修正を得ることができます。当然のことながら、見える距離も道具によって向上します。それぞれの修正値を心の値に加えて、距離を計算して下さい。ただし、視野は確実に狭くなりますので、逆に広い範囲を対象として観察の判定を行う場合は、−2〜−4の修正を加えることになります。
○保護色
周囲と同系統の色や迷彩色の服を着ている時などは、相手から発見されにくくなります。この場合、発見する側の視覚などの判定には不利な修正を加算して下さい。
◆周辺状況による修正値
修正 状況 −2 近い色、迷彩色など −4 同系統の色をしたもの。背景と同じ柄など
○認識不能
相手が視覚的に全く認識できない場合、相手に対して行為を試みることは殆ど不可能となります。ただし、相手がある程度激しく動いていれば、音や気配などによってだいたいの居場所を察知することは可能としても構いません。この場合、GMが許せば聴覚あるいは霊感によって同時判定を行うことができます。しかし、見えないことによる−6修正を加えて判定を行わなければなりません。
逆に見えない相手からの攻撃を防御することはできません。音で攻撃が察知できたとしても、反応抵抗による回避を行わなければなりません。この場合も、見えないことによるペナルティとして−6修正を受けます。
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