◆判定 |
副技能 |
専門:生物学【生態学】
一般:動物知識 |
不明度 |
2 |
影響度 |
4 |
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◆名称・分類(一般:±0) |
名称 |
小竜 |
一般認識 |
一般動物/脅威/竜 |
利用法 |
なし。まれに鱗などを利用 |
外見 |
頭胴長4〜6mくらいの小型の竜で、長さ3mほどの尾を持ちます。全身が硬い鱗に覆われており、体色は緑、茶、褐色、赤など様々のものがいます。頭部の形状や体型はトカゲによく似ており、胴や四肢はがっちりしています。背中にはコウモリによく似た形状の翼が生えており、翼開長は6〜8mほどにもなります。頭部から肩、それから尾の尖端部には一列にならんだ鋭い棘が生えています。 |
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◆生態・反応(一般:+1) |
分類 |
一般動物/竜 |
生息地 |
全域/草原、荒原、山地、森林など |
活動期 |
通年/昼行性 |
出現頻度 |
きわめてまれ |
出現数 |
動物なみ |
反応 |
中立 |
調査法 |
専門書/研究者/竜の一族 |
弱点 |
なし |
一般的に知られている中では最も典型的な竜です。肉食性で、シカなどの大型の草食動物などを捕食します。非常に多様な環境で生息していますが、個体数そのものは非常に少ないようです。なわばりは広域で、水場を中心に半径20キロ以上を猟場としています。日中はこの中を徘徊して餌を探し、夜間になると水場近くの巣穴へと戻って休息をとります。空を飛ぶことができるので上空から餌を探し、草食動物の群を見つけると降りてきて、これを捕獲します。他の生物には中立的な態度を取るのが普通ですが、まれに人間になつくものもいます。ジグラットの竜の一族は、この小竜を操って生活の糧を得ます。 |
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◆詳細(専門:+2) |
分類 |
六肢動物/竜類/正竜類 |
属性 |
中立 |
知能 |
低い |
感覚 |
一般 |
状態変化 |
通常 |
四肢とは別個に翼骨格のある、典型的な六肢動物の体構造を持っています。鳥類とは異なり骨の密度も高く、構造上飛ぶには適していないようですが、かなりの速度で飛ぶことができます。また、翼の骨格には用途不明の穴が空いていたり、脳の側部に通常の動物には存在しない器官が存在したりと、かなり謎の多い動物です。
知能は比較的高く、人間の幼児なみの理解力をもちます。また、警戒心も強いため騙されにくく、罠をしかけてもなかなか引っかかりません。ただ、塩分を好むようで、岩塩や土を舐めたりする姿が確認されています。竜の一族が最初に手なずける時も、岩塩を利用するようです。
なわばりは個体同士で殆ど重ならないようですが、オスとメスでは共有する部分もあります。なわばりを示す印として、木の幹や根の部分に爪で傷をつけるようです。なお、オス同士が出会っても威嚇し合う程度で、餌の取り合い以外で争うことは滅多にありません。 |
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◆戦闘(一般:+3) |
さほど気性は荒くありませんが、空腹の時は人間を襲うこともあるので注意しなければなりません。彼らは体が大きく空を飛ぶこともできるため、走って逃げたり木に登ったりしても、多くの場合は無駄に終わるでしょう。また、狭い場所に逃げてもまったくの無駄です。彼らは口から高熱の炎を吐き、半径10mの半円状の空間を焼き払うことができるのです。この炎に耐えるには、難易度10の肉体抵抗に成功しなければなりません。
もし運悪く出会ってしまったら、相手を刺激しないように正面を向いたまま後ずさり、ゆっくりと茂みの中へでも姿を隠しましょう。もし襲われた場合は、相手の目をくらますようになるべくジグザグに走って、障害物があればその中へと逃げ込みましょう。水中へ逃げ込むのもよい方法です。彼らは餌場である森や草原を焼き払うようなことは殆どしませんし、よほどの飢餓状態でもなければ水の中まで追ってくることはありません。空から襲われた場合は、逆に一度伏せて身を隠すのがよい方法です。なお、上空から接近する場合は、獲物を囲い込むように大きく旋回する性質があります。これは群れで生活する草食動物を襲う時などにも見られる行動です。
こちらから戦闘をしかける場合は、遠距離から飛び道具で攻撃するのが賢明な方法と言えるでしょう。また、落とし穴などに刺殺するための罠を仕掛けるのもよいでしょう。仮に殺すことはできなくとも、四肢に傷を負えばその巨体を支えるのは困難です。あとは飛んで逃げられる前に仕留めるか、翼に傷をつけてしまえば倒すのも時間の問題となるでしょう。この際にも、炎の吐息に焼かれないように、離れた場所から攻撃することを忘れてはなりません。 |
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◆バリエーション(専門:+4) |
炎ではなく氷の吐息を吐いたり、雷を吐き出すという噂もあります。しかし研究者たちは、これは真竜の幼生であったり、あくまでも伝説やお伽話の中での話としてとらえています。 |
ペルソニア西部に住む亜種は、体長3〜5mほどと小柄で体が丸みがかっており、全体に鈍重な印象を与えます。飛行する時も斜面を駆け下りなければ飛び立つことはできないようです。 |
水中生活を送る小竜が存在するという話ですが、他の竜族と見間違えたのだろうという説が有力です。 |
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◆未知 |
竜の一族は小竜の体にあるツボの位置をよく心得ています。彼らは履き物の踵につけた突起物や杖でツボを刺激し、小竜に命令を与えるのです。なお、このツボの位置は一族の秘伝の1つであり、部族の中でも選ばれた者にしか伝えられておりません。 |
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