○位置づけ
裏組合と暗殺ギルドでは、犯罪のための術を組織の構成員に教授することがあります。彼らは社会に完全に敵対する異端の術法師であり、撲滅のためには術法協会は警察への協力を惜しみません。というのは、これらが所持する術は、術法協会の元会員が裏社会へと持ち込んだものという噂があるからです。しかし、盗賊系や隠身系などの独自の術も存在するため、正確なところは明らかではありません。
○資格
それぞれの組織に属している必要があります。犯罪者の組織というのは実は結束が強く、一員として認めてもらうことも困難ですが、引退以外の理由で組織を抜けることはもっと困難です。特に、術を教授してもらった人間が組織を抜けるのは、殆ど不可能といってよいでしょう。仮に存在するとしても、他の構成員に対する見せしめなどの理由で、ほぼ間違いなく命を狙われることになります。GMもこのような設定は、どうしてもセッションに必要でない限り認めてはなりません。裏の世界の住人といえども、何よりも信頼関係が重要だということをよく覚えておいて下さい。
○術の習得
組織に属してさえいれば、基本的には料金を支払えば術は教えてもらうことができます。しかし、術法を所持している犯罪組織は決して多くはありません。特に科学が進歩している国家やギャングの勢力が強い場所では、術をまったく継承していないことの方が普通です。
これらの組織で術を習得するにはGMの許可が必要です。継承しているかどうかも、GMの判断で決定して下さい。
○術の教授
術の教授は、組織で術を管理する者が行います。組織に許可されている者でなければ、勝手に術を教授してはいけません。仮に無断で術を教えていることが発覚すれば、厳しい処罰が下されます。
○罰則
犯罪組織は裏切りを決して許しません。そのような行為に及んだ構成員は総力を挙げて捕獲し、組織の掟に従って罰を与えます。また、あまりに目立つ行動を取った場合は、警察のみならず術法協会を敵に回すことになります。そのため、行き過ぎた行動には注意を与え、それを無視した場合にはやはり何らかの罰を与えることになります。
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