協会術法師


 


職業術法師
タイプ:協会術法師 財産レベル:自由(1〜)
身分:市民階級(中層) 収入タイプ:固定/不定
最低年齢:15歳 標準収入:職業によってさまざま
必須技能
 職業知識【術法協会】(専門:知+記憶)
 術法【各種】(専門:心+霊能)
推奨技能
 魔術学(専門:知+記憶)
 指導・教育(一般:知+判断)
説明:術法協会に登録している一般の術法師です。人々に術法を教授したり、依頼に応じて術法を行使することで生計を立てています。 所持品:なし


サブタイプ:術法教師
必須技能
 魔術学(専門:知+記憶)
 文書検索(専門:知+記憶)
 事務(専門:知+記憶)
 書類作成【術法協会】(専門:知+記憶)
 管理【教室】(専門:知+記憶)
 指導・教育(一般:知+判断)
推奨技能
 法律【各種】(専門:知+記憶)
説明:術法協会で教室を受け持ち、後進の育成につとめるものです。 所持品:なし


サブタイプ:魔法屋
必須技能
 魔術学(専門:知+記憶)
 書類作成【術法協会】(専門:知+記憶)
 指導・教育(一般:知+判断)
推奨技能
 法律【各種】(専門:知+記憶)
 交渉(一般:知+判断)
説明:個人で活動する術法師のうち、術法を教授する許可を持つものの俗称です。  所持品:なし


サブタイプ:術法警官(協会調査官)
必須技能
 格闘(一般:技/体+運動)
 近接武器【各種】(一般:技/体+運動)
 防御(一般:技+運動)
 捜索(一般:知+隠密)
 魔術学(専門:知+記憶)
 地域知識【各種】(専門:知+記憶)
 犯罪知識(専門:知+記憶)
 裏社会知識【各種】(専門:知+記憶)
 書類作成【術法協会】(専門:知+記憶)
 質問・尋問(一般:知+判断)
推奨技能
 尾行(一般:知+隠密)
 法律【刑法】(専門:知+記憶)
 記憶術(一般:知+記憶)
 文書検索(一般:知+記憶)
 話術(一般:知+判断)
 精神判断(一般:知+判断)
 観察(一般:知+判断)
 謎解き(一般:知+判断)
説明:術法師たちの監視役として働き、術法による違法行為を独自に取り締まります。正式には協会調査官といいます。 所持品:なし


○解説

 術法協会に属する術法師を協会術法師といい、様々な系統の術法師の総称となります。ごく普通の術法師たちは、ほとんどが協会に所属していると考えてよいでしょう。術法協会は術法師たちの互助会であり、術法を用いて困っている人々を助けたり、あるいは教授してもよいと認可されている術法を一般の人々に教えることで、金銭を得て活動している組織です。協会組織は国家や地域によって規模は様々ですが、ほぼエルモア全土に広がっています。ただし、術法師は社会全体から見れば稀少な存在なので、組織自体の規模もさほど大きくはありません。
 術法協会は国家や宗教機関に多額の寄進を行ったり、術法師に規律を守らせるなどして、社会に認められるための努力を行っています。ですから、協会術法師は術法を用いて悪事を働くことはありませんし、もしそのような真似をすれば社会だけでなく、協会からも厳しい処分が下されます。信頼できそうにない人々に術を教えることもしませんし、また協会に属してない術法師でも社会に対して悪影響を及ぼすことがあれば、逮捕に協力したり独自に処罰したりすることもあります。つまり協会は、術法師たちの看視組織という役目を担っているのです。これらのものは法的な強制力は一切ありませんが、国家や自治体は治安のために黙認しているというのが現状です。

 協会術法師には協会組織の内部で働く者(協会職員)もいれば、個人営業を行う者もいます。協会職員は事務職をこなしたり、あるいは後進の指導や違法行為の処罰などを受け持ちます。個人で活動する者は協会に登録しているだけの存在で、法律や協会の規則に反することさえしなければ、どのような活動をしていても文句を言われることはありません。なお、協会からの依頼を断ってもペナルティはありませんが、心象を悪くするのでなるべく止めておいた方がよいでしょう。
 協会術法師は、それぞれが用いる術法の種類によって様々な呼び名があります。自然の秘法を用いる者は水使いや風使いなどと呼ばれますし、治癒系の術法ならば治癒術士、幻術であれば幻術士などと呼ばれています。ただし、これは慣用的なもので、正式な名称ではありません。

 術法協会についての詳しい説明はこちらをご覧下さい。


・術法教師
 術法協会が開いている魔術学校で授業を受け持ち、後進の育成につとめる協会職員で、知識人階級として扱われます。協会の資格試験を受けなければこの職につくことは許されず、試験を受けるためには魔術学校を卒業し、さらに協会での数年の実務経験がなければなりません。授業では魔術学とそれぞれが習得している術法を教授します。魔術学校には国家の許可を得て初等学校の授業内容を合わせて教育しているものもあり、そのような学校では一般教師の役目もつとめることになります。

・魔法屋
 個人営業の術法師のうち、人々の依頼をこなしたり術法を教えたりして生計を立てている者です。一般の協会術法師と異なる点は、術法を人々に教授する許可を得て活動していることでしょう。許可のないものが人に術法を教えるのは規則違反です。これは協会の内部規律であり法的な強制力はありませんが、違反行為が発覚すれば何らかの処罰を受けることになるでしょう。

・術法警官(協会調査官)
 術法協会から任命され、術法師たちの監視役として働く協会職員です。正式には協会調査官といいますが、術法警官と呼ぶのが一般的です。術法による違法行為を独自に調査し、取り締まりを行うのですが、逮捕権を持っているわけではありません。しかし、術法による犯罪は一般人には判別しがたいものであることから、警察に活動が妨げられることはありません。時には臨時警官として雇われることさえあります。一部は粛正機関として活動しているようですが、それが表沙汰になることはなく、秘密裏に処理されてしまっているようです。


○条件

 一般の協会術法師は、協会に登録しさえすればなることができます。ただし、ある程度は身元が明らかである必要があり、国家や地域によっては信用ある人間からの紹介がいる場合もあります。また、社会的な制約から、15歳以上でなければ術を教えてはいけないことになっています。
 術法協会は術法師たちの互助会ですから、諸国を放浪しようが、術法とは違う手段で生計を立てていようが、きちんと登録料をおさめて違反さえおかさなければ、協会組織の保護を受けて活動することができます。初回登録料は10万エランで、それから月に1万エランの更新料が必要となります。1年間連続で更新手続きが行われなかった場合は登録が抹消され、改めて登録しなければならなくなります。

 術法教師になる場合は、まず魔術学校で3年程度の教育を受けなければなりません。その後に術法協会で3年程度の職務をこなし、それから資格試験に合格すれば術法教師として働く権利を得ます。通常は初等学校で6年、魔術学校で3年の教育を受け、さらにそれから3年程度の実務経験をこなしてから試験を受けます。
 魔法屋として活動するためには、特に教育課程に制約はありません。ただし、試験を受けて資格を取る必要はあります。試験には適性を問う内容も含まれています。
 術法警官は協会組織に所属しており、腕が立つ人間しかなることができません。術法教師と同じく資格試験に合格し、犯罪捜査や逮捕術などの訓練を受けてから、はじめて術法警官として働くことができます。


○コネクション

 術法協会では協会術法師に対して様々な援助を行っています。情報交換はもちろんのこと、宿舎を格安で提供してくれたり、身元の保証や仕事を紹介してくれることもあります。それから、術法協会は聖母教会寄りの組織でもありますので、聖職者に協力して仕事をすることもあります。ですから、教会に知り合いがいてもおかしくはないでしょう。また、術法警官は警察の依頼を受けて捜査に協力することもありますので、刑事や警察官に顔馴染みがいたりします。


○術法


◆術法協会(魔術学校)

術法系統  魔力操作×魔力探査△地△火△風△水△光△闇△氷△雷△砂△植物△治癒△肉体操作△感覚△魂×精神操作×感情操作×使役×情報△知識△感知△空間△力△変化×創造△攻撃△防御△霊糸△幻覚×映像△音声△香味△生物△
習得条件  料金を支払うことで様々な術法を教授して貰える。登録費が10万エランがかかり、月々の更新料が1万エランかかる。また、術を1つ習得するには、最低でもレベル×3万エラン以上が必要。基本的に身元の保証がある者にしか教えることはない。将来的に協会のために働くことを誓えば、無料で教えてもらうことも可能。
スタイル  その系統や教師によって異なる。
使用条件  基本的には術者の判断に任されるが、社会的な倫理、道徳に触れるような使用法は禁じられる。厳しく処罰されることもある。


◆魔法屋

術法系統  内容は術法協会に準ずるが、大きな魔法屋でもせいぜい5系統、小さなところだと1〜2系統ほどしか習得していない。
習得条件  料金を支払って習得するが、その額は各魔法屋によって異なる。最低でもレベル×3万エラン必要。基本的には身元の保証がある者にしか教えることはないが、基準は魔法屋に一任されている。
スタイル  その系統や教える者によって異なる。
使用条件  魔法屋は一切について関知しない。しかし、何か問題を起こした場合は、魔法屋ともども処罰されることがある。


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