通常の場合、判定値は副技能値(主技能値+個人修正値)と同じ値になります。ですが、その行為判定について修正値が設けられている場合、副技能値に更に修正値を加えて判定を行なうことになります。このような周辺状況による修正値を状況修正値といいます。
状況修正値というのは、行為判定の難易度とは関係なく設定されます。たとえば、相手の攻撃を回避する時でも、普通の状態と目がよく見えない状態では、その結果に大きな違いがあるはずです。また、何か道具を使用している時は行為が簡単になることもあります。たとえば、ロープがあれば木や壁を登るのが簡単になるでしょう。このような条件の差は、すべて状況修正値として表わされます。なお、修正値を加算した最終的な判定値が1以下の場合、行為は自動的に失敗ということになります。
以下に修正値の目安を示します。実際に判定をする場合には、GMは微調整を行なって下さい(ちょっと難しい場合には−1にするなど)。特に例が示されていない場合でも、難易度と同様にGMが任意に決定して下さい。
◆状況修正値の目安
修正値 目安 状況 −6 かなり困難な状況 失明中、完全な暗闇での行動など −4 困難な状況 水中、予期せぬ状況への対応、転倒中の行動。利き手と逆の手での行動や近視などの身体的弱点など −2 やや困難な状況 視界や足場が悪い、姿勢が不安定など +2 やや有利な状況 簡単な道具を使用している場合など +4 有利な状況 何か1つの行為に集中している場合など +6 かなり有利な状況 非常に優れた道具を使用している場合など
先頭へ