記憶術
学問や職業などの特定分野に関する知識は、それぞれの内容に合った技能で知識判定を行います。しかし、ニュースや日常の出来事など、他の技能に含まれないちょっとした内容については、記憶術(一般:知+記憶)の技能を用いることになります。
積極的に物事を記憶する場合にも、この技能を使用します。この時、GMは記憶する内容の長さや複雑さによって、適当に難易度を設定して判定を行わせて下さい。なお、記憶しようとする時点では判定を行わず、思いだそうとする時に判定することになります。記憶術は専門技能の代替技能として使用することができます。ただし、扱う情報は一般の人々の耳に触れる可能性があるものでなければなりません。人物であればニュースとして扱われたり噂になるくらいの有名人、知識であれば新聞や雑誌に載る程度のものに限られます。
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記憶と時間
記憶は時間が経つとどんどん薄れてゆくものです。よほど基本的なことや常識的なことでもなければ、改めて反復して憶えなおさなければ、いずれはぼんやりとしか思い出せなくなってしまうでしょう。逆に最近の出来事であれば、それほど苦労せずに詳細まで思い出すことができるはずです。記憶術の判定では、時間によって以下の修正値を加えて判定して下さい。
◆時間による修正値
修正 状況 +4 数時間以内 +3 1日以内 +2 数日以内 +1 1週間前 ±0 数週間前 −1 数か月以上前 −2 1年以上前 −3 数年以上前 −4 10年以上前
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記憶の確認
重要なキーワードや事件が起こった時間などの手がかりを与えることによって、相手が思い出しやすい状況を整えることができます。もし最初に何も情報がない状態で判定に失敗しても、調査活動などによって手がかりを得たり、あるいはキーワードを口にして誰かに思い出させようとした場合は、改めて判定を行わせても構いません。情報の重要度によっては、ある程度の修正値を加えて判定を行うことも可能です。
◆確認による修正値
修正 状況 ±0 事件の内容や名前などの曖昧な情報 +1 だいたいの日付など、ちょっとしたきっかけ程度 +2 関連する出来事や人物などの情報。詳細な日時や状況の説明 +3 出来事の詳しい内容や人物の詳細な特徴など
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