感情CPの獲得
キャラクターは経験点として感情CPをもらうことができます。これによって、願いと奇跡ルールに関係する数値を変動させることが可能となります。
獲得できる感情CPは、シナリオに関わった者が結果的にどのような感情を抱いたかによって決まります。経験点評価の対象となる存在というのは、GMが予め設定していた相手となります。これも経験CPと同様、キャラクターごとに評価を行います。
基準は幸せになったかどうかで、人数によってポイントが変化します。もらえる感情CPは、人数に下の表に示してある分の評価をかけたものとなります。ただし、プラスとマイナスのものは別個の経験点として扱って下さい。不幸になった人が5人、幸福になった人が10人いたとしたら、それは−5と+10の経験点となります。この評価はキャラクターが直接感謝されたかどうかには関係ありません。キャラクターが原因で何か悪いことが起こり、相手がそのことを全く知らなかったとしても、マイナスの感情CPとして換算されるのです。キャラクターの不幸や死によって幸福になった人がいたとしたら、それはプラスの経験点として考えることになります。あくまでも純粋な結果のみで判断して下さい。
◆感情CPの評価
評価 結果 内容 −5 最悪の不幸 死人が出るなど、最悪の事態に陥った場合です。 −3 非常に不幸 重い怪我を負ったり一家離散となるなど、かなり悲惨な目に遭った場合です。 −1 不幸 ちょっとした怪我や損害を与えたり、あるいは不快な気分になった場合です。 ±0 変化なし 特に損害もなく、とりたてて良いこともなかった場合です。 +1 幸福 何らかの利益があったり、ちょっとした嬉しいことがあった場合です。 +3 非常に幸福 大怪我をせずに済んだりするなど、非常に満足した状態です。 +5 最高の幸福 死の淵から救ってもらったり、人生に関わるほどの大きな利益を受けた場合です。
先頭へ
感情CPによる成長
感情CPによって変動させることができるのは、願いと奇跡ルールに関係する数値です。変更に必要なCPは、それぞれ以下のようになっています。
◆感情CPによる成長
成長箇所 条件 奇跡ポイント これを1点上昇させるためには、プラスの感情CPが10点必要となります。上限は10です。 破滅ポイント これを1点上昇させるためには、マイナスの感情CPが10点必要となります。上限は10です。 感情ポイント 符号に関係なく、感情CPが1点につき感情ポイントが1点上昇します。他の要素にポイントを使わなかった場合、感情CPはすべてこれに変換されることになります。ただし上限は100までとなり、それ以上には決してなりません。 感情レベル 感情レベルを1点変動させるには、符号に関係なく10点の感情CPが必要となります。変動させることができる範囲は0〜3となります。変動によって感情レベルが0になった時は、その感情ベースを捨てたことになります。 レベルの交換 同じ種類の感情ベースは、レベルを同じ数値にすることができません。しかし、感情CPを消費すれば、同じ種類のものに限りレベルを交換することができます。これは符号に関係なく10点の感情CPが必要となります。 感情ベース 感情ベースを新たに獲得することが可能です。符号に関係なく、1つの感情ベースにつき10点の感情CPが必要となります。
感情CPによる成長は、一度に何ポイントの変更があっても構いません。ただし、奇跡/破滅ポイントに振り分けることができる場合、つまり10点以上の感情CPを得ている際には、最低でも1点はこれを上昇させなければなりません。
また、最終的に感情CPが余ってしまい、なおかつ奇跡/破滅ポイントの上限に余裕がある場合は、すべてこれに変換しなければなりません。奇跡/破滅ポイントへの変換を行っても感情CPが余る場合は、余剰のポイントを捨てることになります。
先頭へ