解説/吸血鬼
人間の血を糧として永遠の生を得る化け物です。不死族の中でも特に忌み嫌われています。日光を弱点とし、強力な再生能力を持つという特徴のために、不死者の仲間と混同されています。しかし、実際には不死者とは根本的に異なる存在のようです。ほとんどが瘴気に属しますが、噛まれた程度によっては不完全であることもあります。
○知識判定
異端知識【不死者】(専門:知+記憶)、宗教知識【各種】(専門:知+記憶)、怪物知識(一般:知+記憶)で判定を行います。
○吸血鬼化の過程
相手を噛んだ回数と時間によって、吸血鬼化の程度が変化します。
・最初の吸血
唾液を介して吸血鬼となる精素(エキス)が注入されます。これは極めて霊的なものであり、これによって属性の変化が開始します。・24時間の空白
属性変化が進行し、24時間で不完全な変化を遂げます。ただし、この時点ではまだ完全に瘴気に属する生物となったわけではないため、上位の吸血鬼の餌にもならず、日光でダメージを受けることもありません。・2度目の吸血
属性が完全に変化し、瘴気の体へと移行します。この過程は約数分で完了し、完全体の吸血鬼へと変化します。この時には、完全な瘴気生命体になっています。なお、いかなる位にある吸血鬼でも、この段階を経なければ主となる吸血鬼の糧とはなりません。
○難易度の変化
吸血鬼化の特殊能力を持っている場合は、噛んだ相手を吸血鬼にすることができます。これに抵抗する場合は肉体抵抗の判定に成功しなければなりません。ただし、2度目以降に噛まれた時は、その回数だけマイナスの修正値が与えられます。たとえば、3度目に噛まれた時は3−1で−2修正、4度目ならば−3という具合です。そのため、抵抗に成功したとしても、幾度も噛まれればいつかは必ず吸血鬼となってしまうことになります。
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