火魂


◆判定
副技能  専門:異端知識【不死者】
 一般:宗教知識【各種】、怪物知識
不明度  2 恐怖度  1
◆名称・分類(一般:±0)
名称  火魂
一般認識  霊魂/危険/嫌悪
利用法  不可能
外見  直径10cmくらいの火の玉で、青白い燐光を発しています。数秒の間は、動いたあとに微かな軌跡が残ります。
◆生態・反応(一般:+1)
分類  不死者/霊魂/不定形
生息地  全域/墓場、戦場跡など
活動期  暗闇
出現頻度  まれ 出現数  単独〜多数
反応  敵対的 調査法  聖職者
弱点  日光(致死、逃亡)
 ふわふわと宙をただよう火の玉で、現世をさまよう死者の霊だと考えられています。墓場や戦場の跡地のような場所に集団で出没し、遠くから見るとホタルの群れのようにも見えます。
 生者の魂を惑わし、心を持ち去ってしまうと言われています。生者を操って谷底や湖に引きずり込むとか、口から入り込んで生者の体を乗っ取るなど、行動についての噂は一定しておりません。正体についても、死んだ子供の魂が友達を欲しているのだとか、逆に子供を残して死んだ親が我が子を連れてゆこうとしているのだなどと、地域によって様々な伝承が残っています。
◆詳細(専門:+2)
分類  不死者/リビングデッド/不定形
属性  瘴気 知能  なし
感覚  霊的感覚
状態変化  気絶なし/損壊
 恨みや悲しみといった感情が宿る炎です。一般には霊魂と考えられていますが、実はリビングデッドの一種です。特定個人を標的とするわけではなく、生者であれば見境なく襲いかかります。
 炎は青白く、触れても熱くはありません。そのため、攻撃は精神に作用するものしか行いませんが、集団でいるときは脅かすように目の前に急接近したり、あるいは周囲をぐるぐると回って包囲網を狭めるようです。実体を持たないために通常の武器はいっさい効果をもたず、術法か魔力を付与した物でしかダメージを与えられません。
 日光を嫌うようで、夜明け近くには消して出没しようとはしません。少しでも日光が差し込む気配があれば、宙に溶けるように姿を消してしまいます。日中に発見されたことは、かつて一度もないようです。

◆戦闘(一般:+3)
 生物を見つけると寄って行き、集団で取り囲むようにして攻撃します。このときは主に精神攻撃を行い、効果値3の精神抵抗に成功しなければ、精神耐久値にダメージを被ることになります。

◆バリエーション(専門:+4)
 まったく生者に害を与えず、たださまようだけの火魂もいるようです。
 生者に何かを知らせようとして、光で文字を記したという火魂も何例か報告があります。
 高熱の炎を周囲に飛ばして、生者を焼き尽くしてしまったという過去の記録があります。

◆能力・技能(一般:+3)
  主能力 抵抗値 判定値 耐久値/現在値
 気力:7/
 自我:―/
 活力:14/
 生命:6/
打撃  なし
防御  なし
移動力  3(+5)
◆特殊能力(一般:+4)
  能力 距離 時間 範囲 威力 抵抗

通常武器の無効化

精神攻撃

10m

一瞬

1対象

効果値3

精神