技能というのは、キャラクターが試みようとする事柄についての知識や経験のことです。たとえば楽器の演奏や自動車の運転、外国語の読解など、全てが技能になります。
アンバランスド・ワールドのルールでは技能を8種類に大別しており、全ての技能はこのどれかに含まれます。この8種の技能を主技能値といい、説明は以下に示す通りです。主技能値は通常、2〜12の範囲で表わされます。主技能値が1点につき、経験CPを1点消費します。この決定にも2つの方法があります。
◆主技能値の種類
主技能値 説明 経験 この技能はキャラクターの総合的な人生経験を表わしています。抵抗判定および他のどの技能にも当てはまらないような行為の判定に使用します。 運動 運動など、体を使う行為に関係する技能です。走ったり、格闘をしたり、重い物を動かしたりする時の判定に用います。 作業 物の製作や修理、あるいは機械や道具を操作する時など、緻密で正確な作業が必要とされる行為の判定に使用します。 隠密 忍び足やスリなど、盗人などが得意とする行為に用います。 記憶 知識の判定や物事を記憶する時などに、この技能を使用します。 判断 交渉事など、判断力が必要とされる行為に関係します。 感覚 聞き耳、嗅覚、音感など、知覚力に関わる行為に用います。 霊能 術法、あるいは霊感など、霊的な能力が重要とされる判定に使用します。
◆主技能値の決定方法
パターン1 2D6を振って決める。 パターン2 56CPから8種類の技能に、2〜12の範囲で自由に分配する。
主技能値の決定において忘れてはならないことは、人種による修正を加える、ということです。主技能値の最低値は2なので、修正値を加えて1以下になってしまった時は、改めて主技能値を決めなおして下さい。
なお、主技能値の平均は7で、2〜3は劣っている、4〜5はやや劣っている、6〜8は平均、9〜10はやや優れている、11〜12は優秀、という目安になっています。主技能値が決定したら、キャラクターシート1の主技能値と書かれている欄に記入して下さい。そして合計を、主技能と書いてある横の( )内に書き込みます。その値を150CPから消費することになります。
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