罠の種類
○屋外
狩人たちは野生動物を捕獲するために狩猟用の罠を仕掛けます。また、兵士たちが屋外に罠を仕掛ける場合もあります。
罠には様々な種類があり、たとえばトラバサミや落とし穴、あるいはロープやネットで引っかかった動物を吊り上げたり、檻に閉じこめるような仕掛けなどが存在します。多くは動物の捕獲用として用いられるもので、目的とする動物の生態に合わせて仕掛けられます。これを判別するためには、動物知識などの判定に成功しなければなりません。そうすれば、
○屋内
屋内の罠には大きく分けて2つの種類があります。1つは町中で使用される警報装置で、もう1つは遺跡などに設置される大がかりな罠です。
警報装置は、扉を開けたらベルが鳴るといった簡単なものが主流で、それほど複雑な仕掛けではありません。一般には金融機関の金庫や博物館、あるいは重要施設に仕掛けられているくらいであり、誰かに危害を加えるといった機構ではありません。しかし、遺跡の罠は泥棒よけのために設置されたものが多く、命にかかわる物もたくさん存在します。これらを相手にするのは、主に盗掘屋や考古学者といった者になります。なお、先史文明の遺跡に仕掛けられている罠は、これらとは全く異質のものです。ほとんど全てが普通の罠解除の技能では外すことができず、罠ごとに個別の対処法が必要となります。といっても、現在のエルモア地方の技術ではどうにもできないものであるため、罠に引っかかって命を落とすか、あるいはそこを回避して別の通路を探すかの2つの選択枝しかないというのが通常です。
先頭へ
罠判断
罠の種類を判断したり、仕掛けられていそうな場所を発見するためには、罠判断【各種】(専門:知+隠密)の判定に成功しなければなりません。
罠が仕掛けられていそうな場所を予測して、能動的に捜索を行う場合は、判定には一切の修正はありません。そして達成値が罠操作やカモフラージュの達成値を上回っていれば、罠の有無やそのおおよその仕組みに気づくことができます。しかし、失敗した場合は罠の存在を感知することはできません。そのまま罠が仕掛けられている場所を通ったり扉を開けてしまった場合には、罠が発動することになります。
まったく罠の存在を意識していなかった場合には、−4の修正を受けた上で判定に成功しなければなりません。成功した場合は罠が発動する寸前でその存在に気づくことができますが、失敗すればその仕掛けが発動してしまいます。その時、それが相手を傷つけるような種類の仕掛けであれば、罠の難易度を目標とした反応抵抗で回避判定を行うことになります。
なお、GMはいかなる場合でも、成功判定の結果を教えてはなりません。見つかったか見つからなかったかだけを告げるようにして下さい。そうでなければ、結果からプレイヤーは罠があるかどうかを判断できてしまうからです。この技能がない場合でも、捜索や観察、あるいは視覚などの技能によって罠に気づくことは可能です。しかし、これは罠が直接見えている場合に限られますし、判定にはやはり−4の修正を受けることになります。また、どのような罠が仕掛けられているかを判断することはできません。ですから、発見したとしてもよほど簡単な仕掛けのものでなければ、具体的な解除方法を判断することは不可能です。
先頭へ
設置と解除
○設置
罠を設置するためには、罠操作【各種】(専門:技+隠密)の判定に成功しなければなりません。発見する側は罠判断の技能で対抗判定を行い、それに勝利しなければ罠の存在に気づくことはできません。
罠を設置するためには何らかの材料が必要となります。自然物や地形を利用して仕掛ける罠もありますが、この場合でも予め仕掛けを用意していなかった場合は、準備にそれなりの時間を要することになります。
○解除
罠を解除する場合も、罠操作【各種】(専門:技+隠密)の判定に成功しなければなりません。この時は、罠を仕掛けた側との対抗判定に勝利しなければ、罠は発動してしまうことになります。
罠が発動した場合、もし回避できる可能性があるのであれば、反応抵抗の判定を行うことができます。ただし、罠の存在を全く知らなかった時には、判定には−4の修正を受けることになります。もし罠判断の判定に失敗している場合は、仮に罠の存在に気づいていたとしても、どのような種類の罠が仕掛けられているかはわかりません。そのため、解除には−4修正を受けることになります。
先頭へ