大蜘蛛馬(スパイダー・ホース)


◆判定
副技能  専門:生物学【生態学】
 一般:動物知識
不明度  6 影響度  0
◆名称・分類(一般:±0)
名称  大蜘蛛馬(スパイダー・ホース、多脚馬)
一般認識  変異動物/嫌悪/ウマ
利用法  なし
外見  8本の足をもつ馬で、首や顔は普通の馬より短めです。しかし、他の特徴は普通の馬と変わりません。毛色も白、黒、栗色などの様々な色をもち、蹄の形状も通常の馬と同様です。
◆生態・反応(一般:+1)
分類  変異動物
生息地  東部/平原、草原など
活動期  通年/昼行性
出現頻度  きわめてまれ 出現数  単独
反応  中立 調査法  専門書/研究者
弱点  なし
 群れはつくらず、平原や草原を単独で移動し、灌木の葉などを食べて生活しています。気性は非常に荒く、決して背中に人を乗せようとはしません。そのため、どの地域でも家畜とされることはありませんでした。あまり見かけることもなく、狩りの対象となることも少ないので、それほど習性は知られていません。ただ、足跡の間隔が非常に狭いので、通常のウマや他の動物とはすぐ区別がつきます。
 単独生活をしていますが、なわばりという概念はないらしく、他の個体が近づいてもあまり気にしません。繁殖期にメスを巡って争うこともないようです。なお、普段はほとんど鳴きませんが、繁殖期のオスは低い声でよく鳴いています。
◆詳細(専門:+2)
分類  未分類/変異動物/八肢動物/ウマ類
属性  聖気 知能  動物なみ
感覚  通常/視覚(強化)/聴覚(強化)
状態変化  通常
 8本足の特異な骨格を持つ動物ですが、基本的な特徴はウマと全く変わりないので、ウマの変異体ではないかと考えられています。鎖骨と関節に当たる骨格が通常より多く、側板ような軟骨で関節部を補強しています。走りやすくするためか、前後の四肢は外側を向いており、真ん中の四肢は内側を向いています。真ん中の四肢は横への動きに強いようで、方向転換やバランスを取る役割をしているという説もあります。
 季節によって生息域を変えるらしく、冬季になると少なくとも数百キロは南へ移動します。なお、アルコールを好むらしく、秋になると発酵した木の実や山ブドウなどの果物を拾い食いすることがあります。

◆戦闘(一般:+3)
 自ら攻撃をしかけることはありませんが、攻撃をしてくる者は積極的に追い払おうとし、余程の危険な相手でなければ逃げようともしません。基本的には、蹄で蹴飛ばして相手を攻撃します。オオカミなどが後ろ足を狙って噛みついたとしても、他の足で頭を蹴られてしまうので、ある程度の数がいないと狩ることはできないようです。
 人間を積極的に襲うこともないので、こちらから仕掛けなければ戦いにはならないでしょう。人間をみかけても逃げ回るわけではないので、銃で狙撃するのはそれほど困難ではありません。しかし、足は非常に速いので、一撃目で大きなダメージを与えなければ、簡単に逃げ切られてしまうでしょう。

◆バリエーション(専門:+4)
 体長3mを越える大型の個体を発見したという報告もあります。
 一部の地域では、高山地帯にも分布しているようです。
 騎馬民族がこれを飼い慣らして騎馬にしていたという話があります。その際、餌付けに何か特別な餌を使っていたという話なのですが、正確なところはよくわかっておりません。

◆未知
 高音を非常に嫌がるようで、自然と鳥の鳴き声などを避けて移動するようです。起動している霊子機関などには、決して近寄ろうとはしないでしょう。興奮して暴れ出す可能性もあります。

◆能力・技能(一般:+3)
  主能力 抵抗値 判定値 耐久値/現在値
 気力:14/
 自我:8/
12 17  活力:22/
10 11  生命:16/
打撃  蹄:3/噛み:2
防御  獣皮:2
移動力  10(+10)