乗り物の操縦
全身を使って操るような乗り物の操縦は、主技能値の運動に属する技能となります。普通に走らせる時は特に判定を行う必要はありませんが、悪路を走行させたり障害物を回避する場合には、操縦の判定が必要となります。また、操縦を行いながら他の行動を取る時には、操縦の技能と同時判定を行わなければなりません。
それぞれ、乗り物によって必要な技能は以下のようになります。
○自転車操縦 (一般:技+運動)
自転車を上手く乗るための技能です。普通に乗るだけならば特に判定は必要とはしませんが、悪路や坂道を走行したり、あるいは障害物を避けたりする場合、判定に成功しなければ転んだり時間がかかってしまうことになります。
○騎乗 (一般:技+運動)
馬やそれに類する大型の動物に乗るために必要な技能です。普通に乗って歩かせるためには特に判定の必要はありませんが、急いだり何かを飛び越えたりする場合、GMが設定した難易度以上の達成値を出さなければなりません。
○オートバイ運転 (専門:技+運動)
オートバイを上手く操縦するための技能です。普通に乗るだけならば特に判定は必要とはしませんが、悪路や坂道を走行したり、あるいは障害物を避けたりする場合、判定に失敗すると転んだり時間がかかってしまうことになります。GMは障害の程度に応じて、適当に難易度を設定して下さい。
◆難易度の基準
難易度 状況 1 砂利道や草むらなど舗装されていない場所 3 非常に狭い道や小さな石ころなどの障害物がある場所 6 人混みを走り抜ける場合や急斜面、凍結した道路など
◆周辺状況による修正値
修正 状況 −1 小雨など悪天候の場合 −2 強い雨や木の枝などで視界が悪い状況 −4 暴風雨の中や先が殆ど見えない状況
先頭へ
転倒によるダメージ
操縦に失敗して転倒した場合は、何らかのダメージを受けることとなります。このダメージは効果値によってあらわされます。基本的には、その時点での[移動力−5]ポイントが基準となります。たとえば時速60キロで走行している場合、移動力1は時速4キロなので、(15−5)=10ポイントということになります。さらに、これに地面の固さによる修正を加えたものが、最終的な効果値となります。このダメージは、体術(一般:技+運動)の技能によって受け身を取ることで、減少させることが可能です。
◆効果値の修正
修正 状況 −4 泥地、砂など −2 草むらなど ±0 土の地面 +2 石畳など固い場所 +4 鉄や尖った障害物への衝突
先頭へ