ここでは、術のデータには書ききれなかった注意点を羅列しています。
○攻撃/防御
・効果値
効果値が示されている術の場合は、相手の達成値ではなく効果値を基準とした対抗判定を行います。術の判定は発動するかどうかにのみ関係します。・ダメージ/殺傷力
効果の欄に殺せる、あるいはダメージを与えられると明記していない術の場合、基本的には一切のダメージを与えられないものと解釈して下さい。・魔力の武具
魔力によって武器などを作製した場合、実際に攻撃を行うのは次のラウンドからとなります。・結界
術法などの影響を削ぐ結界は、効果の欄に記されている以上のダメージを受けたりした場合は、オーバーした分を基準として抵抗を行ったりすることになります。・装甲内部へのダメージ
鎧などだいたい体に密着している装甲の場合は、内部へダメージが透過します。しかし、乗り物や建物などにダメージを加えた場合は、対象そのものの耐久値へダメージを与えることになります。内部の人間にはダメージを適用しないで下さい。
○創造/変化
・作製物
術法で作製した通常の物品は、特に魔力が付与されているわけではありません。また、獣の爪などで体の一部を変化させたとしても、それはただの爪でしかないので注意して下さい。・魔道具
いわゆるマジックアイテムと呼ばれるものは、いかなる組織・機関でも製造することはありません。自然界から見つかったり、あるいは宗教機関の聖人たちが作り出したものは存在しますが、現行の機関が作製したものは記録上も存在しません。・術法による創造/模倣
花系で花を創造したり、あるいは獣化系などで動物の模倣をする場合、術者が対象を知っている必要があります。見たこともない花を生み出したり、自分が知らない能力を模倣することは不可能となります。対象を知っていることにするためには、動物知識や記憶術の判定に成功しなければなりません。・変身
異なる生物に変身する場合は、身につけているものは変化しません。そのため、場合によっては服が破れたりすることがあります。ただし、鎧などを着ていても、変身によって肉体にダメージを受けたりすることはありません。その場合は、鎧の方が壊れたということにして下さい。
○属性
・属性の変化
呪詛や組織変化に関係する術では、属性まで変化させることはできません。属性変化のための専門の術でのみ可能となります。・属性と治癒
特定の属性にしか効果をあらわさない回復手段は、逆の属性の相手に対してはダメージを与える手段となります。ただし、中立にのみ効果をあらわすものや、いかなる相手にも効果を示す術は、何者に対してもダメージを与えることはありません。
○移動
・移動力/念動力
飛行の時の移動力や念動などによるパワーは、心の値を技や体に換算して扱って下さい。・特殊な移動
瞬間移動などの特殊な移動手段を用いた場合、身につけているものは一緒に移動することにして構いません。ただし、他人を抱えたりしても、術法変化技能などで拡大していなければ、対象のみが移動することになります。
○生命
・仮死
術法によって仮死状態にある時は、重要な肉体の器官や組織が破損する以外では、対象が死亡することはなくなります。たとえば水中に沈められても平気ですし、何年たっても老化もしません。栄養を補給する必要もなくなります。・治癒
データに明記されていない限り、先天的な欠損や遺伝子病などを治すことはできません。
○その他
・抵抗の可否
効果の欄に抵抗不可と書いていたり、感知タイプに含まれる術でない限りは精神抵抗を行うことができます。・睡眠
ゆっくりと倒れ込むので、倒れたショックで目を覚ますということはありません。なお、これは通常の眠りと同じなので、周囲で騒いだり揺すられたりすれば起きることになります。・予知
これらは確定情報ではありませんので、その後の状況次第でいくらでも結果が変わります。GMは術をかけた時点で最も起こりうる可能性の高い未来を描写しますが、最終的に予知が外れても全く問題にはなりません。・隠蔽
術法によって完全に隠蔽されたりしたものは、技能では発見できません。術法による感知、探索のみで知ることができます。
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