追加武器
矢や銃の弾丸などを追加武器と呼びます。これらは、攻撃修正と打撃値の数値を持ちます。この値は使用する武器のそれぞれの数値にそのまま加えて下さい。そのため、打撃値+1などという具合に表記してあります。これには矢や弾丸などの他に、スコープのように狙撃の精度を上げるものなどもあります。
これによって武器の打撃値が上昇した場合でも、武器の重量には一切関係しません。装備品の制限は、あくまでも基本となる武器の数値で計算して下さい。唯一の例外は銃器で、これは元の武器に打撃値が存在しません。この場合のみ、[追加武器÷2]を装備制限の基準として考えます。
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効果武器
固定的なダメージを表わす数値を効果値といい、難易度とまったく同様の扱いを受けます。落下物や火、毒などによるダメージも効果値で表されます。ダメージの大きさが効果値で表わされるような武器を効果武器と呼び、普通の武器とはダメージの決定方法が少し異なります。
効果武器には爆発物や固定された罠(たとえばトラバサミや捲菱)などがあります。これらの武器はダメージが固定的であるため、通常の武器のようにダメージに攻撃判定時の達成値を加えたりすることはありません。
効果武器による攻撃では、戦闘技能以外の技能で攻撃や回避の判定をすることがあります。効果武器を用いた攻撃は、いかにして相手を武器に接触させたり、あるいは爆破などに巻き込むかが問題となるのです。そのためには、うまく罠を隠したり的確な場所に爆薬を仕掛けることが重要になります。これによるダメージを回避する場合にも、その武器ごとにさまざまな対処方法が考えられるでしょう。
たとえば追いかけてくる相手にカルロトップ(捲菱)などを撒いた場合、それを咄嗟にかわすことができるかどうかは、反応抵抗による回避判定を行うことになります。これが草むらなどに隠してあった場合には、観察や視覚といった技能を反応抵抗の代わりに用います。相手がカモフラージュの技能を用いて隠蔽していた場合は、カモフラージュとの対抗判定を行うことになります。罠の存在を警戒していた時は、捜索や罠判断【屋外】の技能で判定することもできるでしょう。いずれの場合にせよ、気づかなければそのまま捲菱を踏みつけてしまうことになります。しかし、これは効果武器を用いた攻撃ですので、ダメージそのものにはカモフラージュなどの達成値は一切関係しません。捲菱の効果値だけがダメージとして適用されます。
手榴弾のような爆発物では、まず投擲の技能で相手が投じた場所から逃げ出すために、反応抵抗による回避判定を行います。もしこれに失敗したら、効果値から反応抵抗の達成値を引いた分のダメージを受けることになります。もちろん、相手の投擲との対抗判定に勝利すれば、一切のダメージを受けることはありません。しかし、地雷の場合は発見することが回避することになりますから、罠判断【屋外】などの発見のための技能を用いて、相手のカモフラージュを見破らなければなりません。GMは状況に合った技能を指定して対抗判定をさせて下さい。もしプレイヤーが他の方法で回避したいと考えた場合は、それが妥当であれば他の技能で判定させて構いません。
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