発見
見つけにくいものや、カモフラージュの技能などで意図的に隠蔽されているものを発見する場合は、捜索(一般:知+隠密)の判定に成功しなければなりません。ただし、これは積極的に何かを探す場合に用います。
ぱっと見て違和感に気づいたりするためには、観察(一般:知+判断)の判定に成功する必要があります。これは直感的な判断であり、基本的にGMの指示で判定を行うようにして下さい。この判定に成功すれば、その場所の状態や物体の変化に気づくことができます。たとえば、当然あるはずのものが存在しないことや、逆にそこにあってはおかしい物品が存在するなど、ちょっとした状況の差違に疑問を抱くことができるのです。
なお、肉眼では見つけにくい小さなものや、赤い絨毯の上の血痕など非常に判別しづらいものを発見する場合は、視覚(一般:心+感覚)の判定を行わせても構いません。この際、虫眼鏡などを使用していれば、判定に+2の修正を得ることができます。また、術法によって感覚を強化した場合も、条件に合っていれば術の効果は有効となります。いずれの判定にせよ、GMは難易度を教えずに判定を行わせ、達成値に応じた結果だけを教えます。判定の成否にかかわらず、GMは判定が成功したかどうかを教えてはいけません。見つかったのか見つからなかったのか、それだけを告げるようにして下さい。
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観察
観察(一般:知+判断)は、主に違和感に気づくための判定に用いられます。これは捜索や精神判断などの積極的な行為ではなく、あくまでも直感的な判断となります。基本的にGMの指示で判定を行うようにして下さい。また、与える情報もあまり直接的ではない方がよいでしょう。全体に難易度を少し高めに設定しても構いません。
変装やカモフラージュなどで意図的に隠されている場合は、相手との対抗判定に勝利しなければなりません。また、科学に関する専門的な知識などが必要である場合は、それらとの同時判定を行ってもよいでしょう。前に見た時との変化に気づくためには、記憶術との同時判定になります。いずれの場合にせよ、判定を行うこと自体が大きなヒントにならないように、GMは細心の注意を払う必要があります。
・対物観察
その場所の状態や物体の変化に気づくためのものです。判定に成功すれば、当然あるはずのものが存在しないことや、逆にそこにあってはおかしい物品が存在するなど、ちょっとした状況の差違に疑問を抱くことができます。・対人観察
ちょっとした仕草や口調、あるいは服装などから素性を判断するための判定です。変装に気づく場合にも、この技能による判定に成功しなければなりません。これはあくまでも見た目からの判断であり、心情的な変化については精神判断による判定に成功しなければなりません。
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