水泳について

水泳判定\窒息と蘇生


 

水泳判定


 歩いて移動できないほどの深さがある水の中を移動する場合は、水泳の判定に成功する必要があります。判定に失敗した場合は溺れることになります。


○水泳 (一般:技/体+運動)

 川や海で溺れずに済むかどうかの判定に用います。特にキャラクターに泳げないという設定をもうけていなければ、判定なしで普通に泳ぐことができます。しかし、急流を乗り越えたり時間的な制限がある場合は、この技能に成功しなければなりません。

 流れが速い場所や短い距離での速さを競う場合はを用いた判定になります。また、水中で何か行動を取る場合にはこの技能との同時判定となり、水泳の判定に成功しなければ溺れてしまい、他の行動を取れないことになります。なお、一般に水中で行動する際には、水泳以外の技能には−4の修正を受けます。
 長い距離を泳いだり重い荷物を運びながら泳ぐなど、体力を必要とする場合にはを用いた判定になります。判定に失敗した場合は、少し溺れたり時間がかかったりすることになります。この時、重さによってはマイナスの修正を受けることになります。GMは荷物の重さや条件によって適当な修正を設定して下さい。目安としては、だいたい20kgにつき−1とすればよいでしょう。

 なお、鎧をつけている場合は、回避修正の分だけ水泳も含めたすべての運動技能にマイナスの修正を受けることになります。ただし、全身を覆う金属鎧をつけている場合は、必ず溺れてしまいます。奇跡的成功が出た場合は一瞬だけ顔を出すことができますが、またすぐに沈んでゆきます。息が保っている間に救助しなければ、いずれは溺死してしまうことになります。


◆難易度の基準

難易度 状況

 静かな水面

 波のある状況
 急流、大きな波
10  激流

◆周辺状況による修正値

修正 状況

−1
 20kgの重量物

−2
 要救助者が暴れる場合

−4
 要救助者が激しく暴れる場合


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窒息と蘇生


 キャラクターは[体×10秒]の時間までは、息を止めていてもなんともありません。しかし、これ以上のあいだ呼吸ができない場合、次の5秒が過ぎた時に難易度1の肉体抵抗の判定に成功しなければなりません。この判定は時間が経過するごとに難易度が累積します。10秒が過ぎれば難易度2、20秒であれば難易度4となります。

 判定に成功すれば、とりあえず5秒間は我慢していられることになります。しかし失敗した場合は、次に抵抗判定を行う際に−1の修正を受けることになります。これは苦しさのあまり息を吐き出してしまった結果によるものです。この修正は、息を吸わないままであれば累積してゆきます。一度呼吸をすれば修正値を1だけ戻すことができます。
 窒息に対する抵抗判定は状況が打開されるまで続きます。自由に呼吸ができるようになれば、判定を行う必要はなくなります。判定に失敗し続けて難易度が判定値を上回った場合、キャラクターは自動的に気絶します。助けが入らなければ、そのまま死亡することになるでしょう。この場合、5分以内に救い出して応急手当を行えば、蘇生させることができます。


○応急手当 (一般:知+作業)

 応急手当は一般技能なので、誰でも行為判定を試みることができます。溺れた者を目覚めさせるには、人工呼吸を行わなければなりません。基本的には難易度1の判定に成功すれば、蘇生に成功したことになります。ただし、その時に生命の値がマイナスになっていれば、その分の修正を受けます。応急手当てに成功すれば生命がマイナスになっている者でも、それ以後は死亡判定を行う必要はなくなります。


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