吸血の贄


◆判定
副技能  専門:異端知識【不死者】
 一般:宗教知識【各種】、怪物知識
不明度  3 影響度  0
◆名称・分類(一般:±0)
名称  吸血の贄
一般認識  半吸血鬼/穢れた者/嫌悪
利用法  不可能
外見  外見的には通常の人間と大差ありません。やや肌の色が青白くなったような印象を受けることはあります。
◆生態・反応(一般:+1)
分類  不死族/吸血鬼/半吸血鬼
生息地  不定
活動期  主に暗闇
出現頻度  きわめてまれ 出現数  不定
反応  中立〜敵対的 調査法  聖職者
弱点  日光(忌避、逃亡)
 吸血公主や下僕の吸血鬼に1度だけ噛まれて、体が半ば吸血鬼と化したものです。再び吸血鬼に噛まれた場合、下僕の吸血鬼となります。この状態になった場合、日光を嫌がるようになり、日中は決して外出しようとはしません。
 また、非常に咽が渇き、通常の食物よりも血を欲するようになります。それを我慢していると、気が狂ったように暴れ出します。自ら食物をとろうとはしないので、それについて対策を困じなければいずれ餓死してしまうでしょう。
◆詳細(専門:+2)
分類  不死者/不死族/吸血鬼/半吸血鬼(眷属)
属性  元の属性による 知能  元の知能と同じ
感覚  一般/暗視
状態変化  通常
 吸血鬼に一度だけ噛まれた犠牲者で、まだ完全に吸血鬼にはなっていないものです。再び噛まれた時には完全な吸血鬼となってしまいますが、通常は一度噛まれてから24時間以上の期間を空けるようです。なお、浄化系の聖気化の術で元に戻すことはできますが、これを使える聖職者は数えるほどしか存在しないようです。この他の決定的な治癒方法は明らかになっておりません。
 日光を嫌い、日中は薄暗いところで過ごすようになります。また、少しずつ夜間への生活に適合してゆくようです。もし日の当たる場所に無理に連れ出された場合は、全ての行動に−4の修正がつきます。また、10分以上も日にさらされていると、肌に水膨れができるようになります。
 それから、食べ物の代わりに血を欲するようになります。そして長い間、血を飲まないでいると、いずれ精神に異常をきたしてしまいます。これに耐えるためには、難易度1の判断抵抗に成功しなければなりません。なお、この判定は1日ごとに難易度が1上がってゆきます。抵抗に失敗した場合は、暴れだしたり、自分を傷つけて血を飲もうとしたり、あるいは近くにいる者を襲って血を吸おうとします。また、この判定に失敗した時は、さらに自我にダメージを負うことにもなります。これによって自我が0以下になった場合、発狂判定を行わなければなりません。これで発狂してしまった場合、屑鬼(なりそこない)となってしまいます。術法によってこれらの判定やペナルティを避けることは可能ですが、自ら通常の食物をとろうとはしないので、それについて対策を困じなければいずれ餓死してしまうでしょう。
 噛んだ吸血鬼は、贄の感覚を自分のもののように受け取ることができます。ただし、命令を与えることはできないようです。

◆戦闘(一般:+3)
 戦闘といっても、ただやみくもに暴れるだけです。多くの場合は、血を吸おうとして首に噛みついてくるでしょう。

◆能力・技能(一般:+3)
  主能力 抵抗値 判定値 耐久値/現在値
 気力:―/
 自我:―/
 活力:―/
 生命:―/
 元の能力と同じ
打撃  素手:0/その他
防御  なし
移動力  元の移動力と同じ