病気のデータ形式
キャラクターたちは、シナリオの途中で病気にかかることもあります。あるいはシナリオの中で、病気にかかった人を救うというという場面があるかもしれません。
病気には様々な種類があります。治りやすいものもあれば、一生涯つき合わなければならないものもあります。そして、時には命に関わる場合もあります。病気のデータは以下に示す形式で説明されています。
◆病気データ
名称 一般に呼ばれているその病気の名前です。 不明度 その病気がどれほど一般に知られているのかを示します。これを難易度として内科医学の判定を行い、達成値が不明度以上であれば効果など詳しい情報を知ることができます。ただし、内科医学は専門技能であるため、これがない場合には一般常識でこれを代用することになります。その場合は判定に成功しても、大ざっぱな情報しか得ることができません。 強度 病気の感染力の強さを示します。抵抗判定の難易度になります。 開始時間 病気に感染してから症状があらわれるまでの時間です。 進行速度 ここに書かれている時間が過ぎたら肉体抵抗の判定を行います。これが―(横棒線)となっている場合は、特効薬や術法による治療が施されるまで、判定を行うことはできません。判定は自動的失敗(達成値0)として扱い、失敗した場合の効果を毎日適用することになります。 説明 病気の効果に関する詳しい説明です。 効果 奇跡的成功/成功/失敗/致命的失敗の場合の効果です。 感染 感染経路と伝染性についてです。
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抵抗と回復
病気に感染するかどうかは、強度を難易度とした肉体抵抗の判定の結果で決まります。この判定で達成値が強度を下回っていた場合は、開始時間を過ぎたあたりから、効果の欄に書かれている症状があらわれることになります。またこれと同時に、肉体抵抗の値が一時的に1低下します。効果にダメージと書かれている場合は、病気の強度を効果値として扱うことになります。強度から達成値を引いた値が肉体耐久値に受けるダメージです。この判定は、進行速度の欄に記されている時間が経過するたびに行わなければなりません。
回復の判定に成功した場合は、減少した抵抗値が+1されます。抵抗値がもとの値に戻れば、病気が全快したことになります。逆に失敗した場合は、抵抗値が更に−1されます。もし、抵抗判定を失敗し続けて肉体抵抗の値が0以下になった場合、それから1日以内に薬を服用したり、あるいは治療を受けるなどして抵抗判定を行える状態にしなければ、死亡することになります。
病気にかかっている間にも自然回復は起こります。ただし、この時の回復力は通常より一段階下がります。肉体耐久値はそれぞれ1ずつしか回復しないことになります。なお、薬師や医師の治療を受ける場合、強度を目標とした内科医学(専門:知+記憶)の判定を行い、その時の成功値を回復判定のボーナスとして肉体抵抗の値に加えることができます。
薬を投与した場合、薬の強度の分を病気の強度から引くことができます。これによって、病気の強度が0以下になった場合は、それ以降の抵抗判定は必要ありません。ただし、適切な薬物を選択するには、不明度を目標とした薬物知識の判定に成功しなければなりません。
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