◆判定 |
副技能 |
専門:生物学【生態学】
一般:動物知識 |
不明度 |
3 |
影響度 |
0 |
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◆名称・分類(一般:±0) |
名称 |
一角鼠(ホーンド・ラット) |
一般認識 |
一般動物/食用/ネズミ |
利用法 |
食肉。 |
外見 |
30〜40cmくらいの大きさの、ウサギのような体型をした動物です。その名の通り額の中央に螺旋状の、10cmほどの長さの角があります。春〜秋にかけて毛は濃い茶色ですが、冬季には白い冬毛に変わります。 |
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◆生態・反応(一般:+1) |
分類 |
一般動物/四足獣 |
生息地 |
全域/荒野、草原、林縁部など |
活動期 |
通年/昼行性 |
出現頻度 |
まれ |
出現数 |
数体〜十数体 |
反応 |
中立 |
調査法 |
専門書/研究者 |
弱点 |
なし |
体型はウサギとよく似ていますが、ネズミの仲間です。プレーリードックによく似た顔立ちで、敵にみつかりにくいように茶系統の毛色となっています。移動方法もウサギと似ていて、後ろ足で跳ねるようにして歩きます。そのため、ウサギと勘違いしている人も多いようです。しかし、歩幅や足跡(指の形など)が異なるため、狩人などはわりと簡単に見分けられるようです。
荒野や草原に穴を掘って住み、群れをつくって集団で生活します。雑食性で、草、木の実、花弁、虫など、様々なものを餌としています。外敵が近づくと見張り役が警戒声を発して仲間に知らせます。すると、一斉に巣穴に潜り込んで、危険が去るまで中でじっとしています。
巣は水場近くにつくられることが多いようです。また、水浴びが好きで、夏期には集団で水浴びをしている姿を見ることができます。巣穴はそれほど深くはありませんが、全長では100mを越える長さになります。出入り口はそれほど多くはありませんが、離れた場所にいくつかつくっておくようです。
基本的におとなしい動物で、人間を見かけるとすぐ逃げ出すのですが、角を触られると興奮して激しく威嚇します。角は基本的に戦いのために用いられ、穴を掘ったりするためには使用しません。 |
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◆詳細(専門:+2) |
分類 |
哺乳動物/四肢動物/ネズミ類 |
属性 |
聖気 |
知能 |
動物なみ |
感覚 |
一般 |
状態変化 |
通常 |
角は骨が変化したものであり、生えかわることはありません。そのため、折れたらそれでおしまいとなります。この角は群れの中での地位に関係するらしく、リーダーとなるオスは長く立派な角を持っています。しかし、巣穴に潜る時に邪魔になるためか、最大でも20cmのものしか記録に残っておりません。繁殖期にメスをめぐる争いをする時も、この角をつき合わせて戦います。角が折れたオスは権威を失い、社会階級の下層へと追いやられてしまいます。中には群れを出て行く場合もあるようです。メスも角を持っていますが、長さは7〜8cmとやや小ぶりです。
角を触ると興奮する性質を持ちますが、これには一定の規則があります。挨拶をする時も角をつき合わせるのですが、群れの中の順位によって接する場所が違うようです。上位のものは尖端の方をぶつけ、下位になるほど根元の方をつきあわせなければなりません。上位にいるものは根元の方に触れられると怒りだします。つまり、上位にいるものほど、触られると怒る部分の面積が広いということです。 |
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◆戦闘(一般:+3) |
人間を見ると逃げ出すのが普通なので、遭遇しても特に気をつける必要はないでしょう。しかし、積極的に狩る場合は別です。もし仲間がつかまったりしたら、全員で敵を取り囲み、額の角で攻撃を仕掛けます。角は尖端が鋭く、集団を相手にする場合は思わぬ怪我を負うこともあるでしょう。
この動物のおもしろい特徴に、擬死行動を取るということがあります。傷を負った時に死んだふりをしたり、傷が重いようなそぶりを見せて敵をだますということをします。そして、油断した隙に逃げ出したり、突然飛び起きて攻撃を仕掛けるのです。騙されて目の近くに攻撃を受け、失明しかけた人もいるくらいなので、小さいと思って油断するのは禁物です。 |
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◆バリエーション(専門:+4) |
森林の中に住み、木の洞などを巣穴とする種もいるようです。この種は角も小さく、単独で生活しています。 |
乾燥地帯に住む種は、水の臭いをかぎ分ける力があるようで、岩の割れ目などから出る湧き水を探しだすことができます。これを利用して、地下水脈を探し出す人たちもいます。 |
特に泳ぎを得意とする種がおり、川の岸辺に巣穴を掘って生活しています。巣穴の入り口は木や草で巧みに隠されています。 |
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◆未知 |
この角には治癒能力があり、10秒につき2ポイントの肉体耐久値を癒すことができます。擬死行動はこの能力を利用したものです。便利な能力ですが治すのは自分の傷に限られ、死亡した後に治ることもありません。 |
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