○解説 店を構えて職業安定所のような形で人々に仕事を紹介する仕事で、口入れ屋と呼ばれることもあります。職業斡旋や人材派遣、あるいは賃貸契約などの仲介業務を行い、紹介料を取ることで生計を立てています。地元地域に関して非常に詳しく、よほど悪徳なことさえしなければ、地域住民からは信頼される立場となります。そういった性格の職業であることから、地域の相談役としての役目も負っており、様々な厄介事が持ち込まれることも少なくありません。 ○条件斡旋人として信頼されるにはある程度の学力が必要となります。だいたいは中等学校以上の普通学校を卒業しています。実際の業務に必要な知識は働きながらでも身につけられるのですが、派遣先の業務内容を理解したりするには、それなりの下地が必要ということでしょう。特に昨今は社会情勢や産業形態の移り変わりも激しいので、より幅広い知識が要求されることになるのです。 ○コネクション 仲介人たちは独自のネットワークを持っています。たとえば要注意人物の情報などは、金銭的な代償なしで仲間に伝えます。これは組合ではなく緩い仲間意識のようなもので、何の強制力もありません。彼らのネットワークは冒険者組合とも混じり合っておりますし、乞食組合との関係も深いようです。中には裏組合と繋がりがある者もいます。 先頭へ |