行為判定においてサイコロの目が全て1だった場合には、その判定は自動的に失敗となります。これを自動的失敗といいます。たとえ難易度が1の場合でも、サイコロを1個振って1が出れば自動的失敗となるのです。
感情判定で自動的失敗が出た場合、それは致命的失敗へとシフトします。致命的失敗の場合は、その行為は最悪の結果に終わります。忍び足をしていればバケツをひっくり返して大きな音を立てたり、戦闘では拳銃が暴発したり武器が手からすっぽ抜けたりと、さまざまなアクシデントを引き起こすこととなるのです。
数値的な処理としては、達成値から使用した感情のレベルを引くこととなります。自動的失敗は達成値が0ですから、感情レベルにマイナスをつけた値になるということです。
◆致命的失敗の例
主技能 結果 経験 ・抵抗:抵抗には完全に失敗。
感情レベル分の追加ダメージを受ける。運動 ・攻撃:武器を落としたり、間違って自分や味方に攻撃が当たる。 ・回避:自動的失敗の効果として防御値が0となる。
さらに感情レベル分の追加ダメージを受ける。・運転:転倒してダメージを受ける。
障害物や誰かにぶつかって被害を与える。・運動:転んだり足がつって溺れたりする。 作業 ・芸術:見るに耐えない駄作が仕上がる。
ちょっとしたミスで最悪の出来になる。・射撃:弓の弦が切れたり弾詰まりを起こす。
銃器が暴発し、追加武器+感情レベル分のダメージ。・操縦:機械を破損させ、操縦不能に陥る。
障害物や誰かにぶつかって被害を与える。隠密 ・偽装:誰が見ても明らかに気づくような偽造や隠し方。 ・捜索:誰の目にも明らかな手がかりに気づかない。
探し回った結果、自分で手がかりをつぶしてしまう。・運動:大きな音を立てたり、転んだりする。 記憶 ・知識:その知識について完全に誤解している。
当たり前のことなのにどうしても思い出せない。判断 ・交渉:相手を怒らせてしまって交渉が決裂。
相手の欲するところを誤解したまま行動する。・策謀:言いくるめに失敗。自分の企みが相手にばれてしまう。 ・判断:相手の考えを完全に誤解する。
自分の言いたいことが全く相手に伝わらずに終わる。感覚 ・知覚:非常にわかりやすいものにまるで気づかない。
全然違うものに錯覚してしまう。霊能 ・霊感:予感はまったくの的外れ。 ・発明:全く役に立たない発明だが、その事実に気づかない。 ・術法:術の暴発。術者に不利益な方向へと術の効果が作用する。
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