習得制限
術の中には習得を制限されているものがあります。たとえば、一般社会に広めるには不適当な効果をもったり、もはや使用できる人間がいない術なども存在します。これらは、術法データの名称の前についているマークで区別することができます。
◆習得制限
分類 説明 ○ 比較的普及している術であり、その系統を使える組織や団体では、現在でもまず間違いなく利用されています。習得制限に合ってさえいれば、プレイヤーの意志によって自由に習得することができます。 △ 習得には組織の許可などが必要とされる種類のもので、教えてくれないことの方が多いでしょう。すでに失われている可能性も高い術です。プレイヤーはGMが許可すれば習得することができますが、却下された場合は諦めて下さい。ただし、覚えている人に依頼すれば、代償の程度によってはかけてくれることもあるでしょう。 × 通常は組織内の人間でも教えてもらえないもので、選ばれた一握りの人しか使うことができません。すでに失われている可能性の高い術が多くあります。依頼をしたとしても、使ってもらえるかどうかはわかりません。そもそも民間には伝わっていない術も多く、宗教機関でさえ使い手はなかなか存在しないでしょう。プレイヤーは特別にマスターから許可された場合のみ使用することができます。プレイヤーの側から尋ねることをしてもいけません。 ◇ 天使や悪魔といった異界の存在のみが使用する特殊な術です。よほどのことがなければ、人間が使うことはできません。
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基本条件
術法はそれぞれの機関によって教える種類や条件が異なります。一般に術法を獲得する場合は、何らかの制限を受けるのが普通です。また、いずれの場合にせよ、教えてもらう側はそれなりの信用を得ていなければなりません。
覚えておいて欲しいのは、術法の習得は非常に困難であり、あえてその困難な道に進もうとする者は少数派だということです。そして、習得には様々な代償を要求されるということを忘れないようにして下さい。
○術法の有無
・組織
同じ術法系統でも、組織によっては保持している術の数が異なる場合があります。これについては、個々の術法系統のページにある習得方法という箇所を見て判断して下さい。データには聖母教会などの名称があり、その後ろに記号が書かれています。記号が○となっている場合は習得制限が○の術まで、×となっていれば×までの術を、その組織が保持していることになります。
ただし、教えてくれるかどうかは全く別の話です。習得制限で○がついているものは、基本的な制限(身元や料金など)さえクリアしていれば、GMの許可を得る必要はありません。しかし、それ以外のものは全てGMの判断をあおぐ必要があります。・地域
1つの組織全体で所持している系統は数多く存在していても、地域や国家によっては使い手が存在しない場合が多々あります。近年では科学の発展に伴って、術法の使い手が減少する傾向にあるので、特に科学が発達している国家では、継承している数は非常に少なくなります。
また、術の数は時代とともに増加してきたので、その総数は膨大なものとなっています。近年では縮小傾向にあるとはいえ、現在でも1つの系統を極めている者でさえ殆ど存在しない状態にあります。ですから、系統の使い手が存在していても、習得したい術が現存するとは限りません。使用されなくなった術は失われている可能性さえあります。
それから、術法が有用な特殊技術であることは疑いようのない事実です。そのため、特定の地域や組織のみで使用されている術は、その集団や地域全体が外部への流出を好ましく思わない傾向にあります。ですから、そのような系統の術は、GMの判断で習得を制限しても構いません。
これらの制限については、こちらの術法データ1に詳しく書かれています。GMがシナリオにどうしても必要であると思わない限りは、基本的には術法協会と宗教機関のみを習得可能なルートとして構いません。
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