○資格
宗教機関で術法を教えてもらえるのは、神徒や神官などの組織に属している者に限られます。その中でも素質のある者、あるいは教会内での評価が高い者だけが習得を許されます。平信者はここで教えてもらうことはできません。これは、いずれの宗教機関でも同じです。
○術の習得
習得できる術はそれぞれの宗教組織によって変わりますし、規模によっては所持していない系統も存在するでしょう。1つの国家を単位として考えると、だいたいの系統は揃っているものとして構いませんが、中に含まれている術については、所持していない場合も多々あります。
地位の低いうちはあまり高レベルのものは教えて貰えません。通常、神徒クラスの階級にある者は、教えてもらえたとしても1系統までで、習得制限は○のものしか習得できません。神官などの正式な階級の者でも、せいぜい3系統ほどになります。また、術によっては高位の階級にある者か、特別に選ばれた者しか教えてもらえないものも存在します。
○使用制限
術の使用については、基本的に各聖職者の判断に任されます。しかし、それが教義に反する場合は何らかの処罰を受ける可能性はあります。また、儀式などで使用する場面が義務づけられている場合は、必ず使用しなければなりません。
○術の教授
術の教授が許されるのは、宗教機関から許された者だけとなります。階級は神官クラスより上であれば、特に制限されることはありません。しかし、誰に何の術を教えるかということについては、宗教組織の指示に従わなければなりません。
術法は神から授かった奇跡であり、いずれの宗教機関でも非常に重要視されています。そのため、位の高い聖職者といえども、軽々しく取り扱ってよいものではないのです。
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