システム4.1α-解説


 
◆はじめに

 システム4.1α版は、4.0のルールを見直し改変を行ったものです。しかし、デザイナー本人も書いてから殆ど見直してない段階なので(^^;、ミス、矛盾、その他疑問点や感想などありましたら、こちらの掲示板の方へとお書き込み下さい。
 また、毎度のことながら、現在オフラインで遊ぶ機会がまるっきりというほどなくなったもので、テストプレイなどは一切行っておりません。遊んでみて何か問題があった場合は、ぜひ掲示板かメールで私のところまでご連絡下さいませ。

◆変更点

○ベーシックルールの廃止

 構成の都合上、とりあえずベーシックルールを廃止しました(リンクがややこしくなって挫折したという話もあります(^^;) そのかわり、プレイヤー用のセットを作製する予定なので、DL時間は短縮されるはずです。なお、とりあえず雰囲気だけ掴みたいという方は、簡易版の方でプレイしてみて下さい。

○世界設定

・変異現象についての説明を追加しました。

・身元および渡航者組合についてのページを追加しました。

○国家

・地図がカラーになりました。しかし、グレースケールの時とサイズが変わらない、あるいはむしろ軽くなっているという素晴らしさ。これまでの私は、いったいどういう画像を作製していたのでせうね?(笑) あと、国家の地図ごとに距離を表示したので、前よりイメージが掴みやすくなっていると思います。

・国家の統治制度に関するページを追加しました。

○願いと奇跡ルール

・感情ベースの『性格』を無くして、かわりに『記憶』というものを導入しました。記憶は自分の経験から得た教訓や考え方についてです。

・これまで感情レベルは1〜5までだったところを、1〜3までの範囲に変更しました。また、感情レベルが異なっていれば、同じ種類の感情ベースでも選択できるようになりました。

・感情レベルの引き下げにともない、奇跡/破滅ポイントの消費の仕方が少し変化しました。[感情レベル×奇跡/破滅ポイント]の数値までのレベルの術法を行使できるようになります。

○ルールの追加

・隠密、感覚、記憶に関するルールが追加されています。

・エクストラのページにあったリファレンスを基本ルールへ追加しました。

○精神への影響

・自我に対するダメージが及ばない、精神影響度という数値を導入しました。これはちょっと驚いたり脅された時に、正常な判断が下せるかどうかを判定するものです。

・集団パニックなどの精神の麻痺についてのルールを追加しました。

○副技能

・格闘技能を、殴り合いなどをするための『格闘』と、投げ技や締め技を用いるための『組打ち』に分離しました。

・『回避』を『防御』に名称変更しました。

・短距離走と長距離走を『走力』という1つの技能に統合しました。

・記憶技能に、家庭知識、信者知識、怪物知識、自然知識、民間医学、管理などの技能を追加しました。

・学校で習得できる学問を、基礎知識→高等知識→文学系知識および理学系知識という流れにしました。基礎知識は初等学校、高等知識は中〜高等学校、それ以降は大学校などで習得する学問となります。

・地元に関する地域知識を『地元知識』という技能に分けました。これは一般技能となり、地域知識と伝承知識の双方を含むものとなります。

・記憶技能に『世話』の技能を追加しました。これにともない、作業技能に含まれていた『動物の世話』をこれと統合しました。

・判断技能に『観察』の技能を導入しました。これは霊感などと同じくGMの指示によって判定するもので、主に違和感に気づくための判定に用います。これまでは変装を見破る時などにも判断抵抗を用いていましたが、今度からは観察で判定することになります。判断抵抗は基本的に、騙されないようにしたり、恐怖に耐えるという用途で使用します。

・その他、補助技能を幾つか追加、削除、改正しております。

○術法

・術の効果の説明を全体に強化しました。

・術のレベルを全体的に引き下げました。そのかわり、習得判定の難易度が[術レベル+5]に変更されています。

・術の要素にタイプという項目を追加しました。呪詛や魔力付与、感知といった分類があります。

・術法系統の個別のページに、その系統が社会にどのように認識されているのか、各組織がどの程度の術を保持しているのかといった情報が追加されています。ほかに、組織ごとに受ける制約や罰則などを書いたページを追加しています。

・術法系統に、術法警官専用の『魔力探査系』という系統を追加しました。

・術法変化技能を用いる場合、消費耐久値が基本より1増えるごとに、判定値が−1修正されるようになりました。

・その他、かなりの系統で追加、削除、名称変更などを行っています。

○戦闘

・射撃判定について、幾つかルールを追加、改正しております。

・不意打ち、保護行動、逃走などのルールを追加しました。

・素手の攻撃など、ダメージのタイプが気絶のみに変更されたものがあります。これらの武器によってダメージを与えても、即死判定以外で死亡することはありません。

・壁などの耐久値や日常物品などの打撃値を追加しました。

ワールドリレーション

・『ワールドポイント』の名称を『ワールドリレーション』に変更しています。

・『グループ』という種類を追加しました。これは特定の組織などに所属している場合、そのグループに関する知識判定の難易度を下げることができます。また、これは組織内での発言力や影響力の基準ともなり、交渉の判定に影響します。

○職業

・『治安判事』および『警吏』を追加しました。これらは封建社会における刑事や警察官となります。

・軍人のサブタイプに『消防隊』および『救助隊』を追加しました。その他、『建築技師』『用心棒』などを追加しております。

○怪物

・怪物に関する説明を強化しました。そのかわり、前バージョンより収録される怪物の数は減少しています。

・知識判定を行う場合、一般技能で得られる知識の範囲が制限されることになります。また、達成値によって得られる情報量が異なるようになります。

○パーティションの追加

・バージョン3.xにあった、シナリオタイプごとにルールやキャラクターを分類したページです。シナリオ作製に関する指針なども書かれています。

・今回収録されているのは基本的なタイプに限定されており、今後新しいシナリオタイプが追加される場合があります。

○マスターズパートの追加

・シークレットパートから、公開しても問題にならないページを移動しました。他に、幾つかの情報を追加しています。

・マスターズパートの追加にともない、シークレットパートはGM以外には非公開の領域ということになりました。

◆4.1α2の変更点

○科学設定

 世界設定の項目にあった学問・科学関係のファイルに、加筆・修正を加えたものです。これまでに存在する技術や、今後開発しうる発明品などの表も追加しました。

○錬金術

 マスターズパートに錬金術の項目を追加しました。ただし、これは後で改訂される可能性があります(^^;

○術法

 習得判定の難易度を、術レベル+4に変更しました。

 

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