○解説 雑役を行う船乗りです。仕事内容は積み荷の上げ下ろしや見張り、あるいは帆の折り畳みなど、その多くが肉体労働で、船上でのありとあらゆる作業をこなします。一般的に身分は低く見られ、言動も粗野な者が多いようです。船乗りには女性が少ないのですが、特に水夫は男ばかりの職業ですから、荒っぽい性格になるのも無理はないでしょう。腕っ節を自慢したり、入れ墨をしたりする者も多くいます。 ○条件水夫になるための条件は特にありません。学校に通って技術を身につける必要もなく、船長が許可すればその日から船に乗り込んで働くこともあります。専門的な技能も、船乗りとして働くうちに身につけてゆくのが普通です。 ○コネクション 航海士と違って、水夫は船乗り以外と深い関係を築くことはあまりありません。しかし、そんな彼らにも心の拠り所となるものが存在します。寄港地での馴染みの宿やレストラン、それから港近くの酒場などが彼らの帰るべき場所となっているようです。水夫たちはそこで働く給仕の娘や歌姫に会うために、船から降りたら真っ先に店へと駆けつけるのです。そして航海の無事を喜び、疲れた心と体を癒し、そして新たなる旅立ちへの鋭気を養うのです。 先頭へ |