○解説 牧草や水を求めて草原を移動し、家畜を飼育してそれを生活の糧とする者たちです。昔から不定居住者である彼らは蔑みの目で見られ、どの国家においても非常に低い身分とされてきました。さらに近年になって農地や生息域が拡大されるにつれ、土地を持たない彼らの存在はなおさら疎まれるようになっています。現在は牧場という形式で土地を囲い、その中で家畜を飼うようになっていますから、彼らは牧草を食い荒らす泥棒のようなものです。 彼らは一般社会の知識や技術の恩恵を受けることが殆どないため、独自の文化を発達させてきました。その中には有用な知識も多くあり、特に薬草に対する知識は医師以上です。代々受け継がれてきた薬草知識は膨大なもので、一族には必ず専門の薬師が存在します。また、宗教的にも特異な存在であり、特別に霊媒師などの地位を設けている部族もあります。しかし、そういったことが逆に迫害を受ける原因ともなっています。 ○条件遊牧民族として生きるために、特に必須とされる条件はありません。特定の部族に所属して生活するだけです。 ○注意点ほとんどのシナリオでは参加する機会はないでしょう。彼らは野外を放浪する者であり、また一般人から差別されることが多いのです。逆に、民族問題が絡むシナリオでは十分に活躍できる可能性があります。 先頭へ |