次に肉体耐久値の減少による効果を説明します。耐久値が減少するとキャラクターは気絶したり、ひどい時には死亡することもあります。その際には、気絶判定や死亡判定を行ないます。これらは全て肉体抵抗を用いた判定となります。
○気絶判定
活力がマイナスになるようなダメージを受けた場合、即ち生命にまでダメージが及んだ時にはかなりひどい傷を負っていることになります。このような場合にはキャラクターは気絶する可能性があり、肉体抵抗による難易度1の気絶判定を行なわなければなりません。判定に成功すればそのまま普通に行動できますが、失敗した場合は気絶することになります。この判定は生命にダメージが適用される度に行ないます。
○死亡判定
生命の値が0以下になった場合、キャラクターは死亡する可能性があります。この時には、肉体抵抗による難易度1の死亡判定を行なわなければなりません。生命がマイナスになっていれば、その時の値を修正値とします。たとえば生命が−4であれば、肉体抵抗の判定値から4を引いた値で判定することになります。もちろん成功すれば死亡せずにすみますし、失敗すれば死亡することになります。さらに生命の値が減少した場合は、その度に死亡判定を行なって下さい。
なお、死亡判定に成功しても、生命が0以下になった場合は必ず気絶します。このような状態のまま放置されると、いずれ死に至る可能性があります。応急手当や治療が行われなかった場合は、1時間後に再度同じ条件で死亡判定をします。これは何らかの処置がほどこされるまで、1時間毎に判定を繰り返さなければなりません。
○即死判定
一度に受けるダメージが活力の最大値を超えた場合は、その時点の生命の値にかかわらず、死亡判定をする必要があります。たとえば活力が10のキャラクターの場合、11点以上のダメージを一度に受けた時に即死判定が適用されます。判定方法は通常の死亡判定と変わりません。この判定に成功しても、気絶判定を行わなければなりません。
即死判定を行った後の1ラウンドは、全く行動ができなくなります。ただし、精神抵抗や肉体抵抗は通常と同じように判定を行って構いません。このルールは選択ルールであり、GMが採用するかどうかを決めて下さい。
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