◆判定 |
副技能 |
専門:生物学【生態学】
一般:動物知識 |
不明度 |
1 |
影響度 |
0 |
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◆名称・分類(一般:±0) |
名称 |
甲竜(アーマード・ドラゴン) |
一般認識 |
一般動物/注意/乗用動物/竜 |
利用法 |
乗用 |
外見 |
頭胴長が5m程度の小型の竜で、サイのような鎧状の殻をもっています。これは複数の鱗が固まったものらしく、近くで見るとうっすらとした線が入っていることがわかります。肩部を覆う体殻だけが体表面から突出しており、裏の鞍のように体の上面を覆っています。体の色も灰色で、サイによく似ています。顔の輪郭は角形で全体が扁平です。重い体重を支えるために四肢はがっちりとしており、足もかなり広くなっています。 |
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◆生態・反応(一般:+1) |
分類 |
一般動物/竜 |
生息地 |
全域、ペルソニア大陸/草原、平原など |
活動期 |
通年/昼行性 |
出現頻度 |
きわめてまれ |
出現数 |
数体〜数十体 |
反応 |
中立 |
調査法 |
専門書/研究者/竜の一族 |
弱点 |
なし |
飛ぶことのできない竜で、草食性です。草原で群れをつくって生活しており、草を求めて草原を移動します。巣をつくることはなく、水場近くで立ったまま集団で眠りにつきます。性格は非常に温厚ですが、外敵に対しては勇敢に戦います。比較的ずんぐりとした体をもつにもかかわらず動作は非常に俊敏で、全速力で逃げている時には、普通の動物はまず追いつけません。辺境ではこの生物を飼いならし、乗用や農耕用の家畜としている所もあります。
体重が重く、扁平な足形も非常に特徴的なので、追跡するのはあまり難しくはないでしょう。草の食べ方も、食料が豊富な時期は尖端の方だけ食べる癖があるので、それで他の草食動物と区別することができます。しかし、非常に目がよいので、気づかれずに接近するのは容易ではないでしょう。かといって、それほど臆病でもないので、警戒はしてもすぐに逃げ出すということはありません。
なお、甲竜は火を嫌う性質があるので、火の近くには決して寄りつこうとはしません。ただし、火を近づけたからといって、暴れ出すということもありません。 |
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◆詳細(専門:+2) |
分類 |
六肢動物/竜類/正竜類 |
属性 |
聖気 |
知能 |
動物なみ |
感覚 |
一般/視覚(強化)/嗅覚(強化)/聴覚(弱化) |
状態変化 |
通常 |
遠目に見るとサイの仲間のように見えますが、顔や足の先の方は鱗に覆われておりますし、背中から張り出した鎧状の部分は翼が変形したもので、下にはきちんとした骨格が存在します。このように六肢動物の特徴を備えているので、竜の仲間として分類されています。
水場と草地を往復して生活しており、1日の移動距離はだいたい20kmほどになります。季節によって活動中心となる水場を転々と移動するので、それによって餌場も変わります。この時はかなりの長い距離を歩くようです。群れはただ寄り集まって生活しているだけの集団で、特にボスがいるわけでもありませんし、役割を分担することもないようです。複数の群れが混在する大集団をつくることもあるようですが、なわばり争いをすることもありません。適当な頻度で個体の交換も起こるようですが、新しく入ってきたものを追い出すことも決してしないようです。
普段はあまり鳴かないのですが、繁殖期だけはオスは低いうなり声で相手に自分をアピールします。メスは鳴き声で気に入った相手を選ぶため、オス同士の直接的な争いは見られません。交尾の時は、オスはメスの背中の外殻に噛みつき、相手をしっかりと押さえ込みます。 |
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◆戦闘(一般:+3) |
基本的に大人しい動物なので、特にこちらが何もしなければ相手から攻撃することはまずありません。ただし、子供が近くにいる時や繁殖期には、あまり不用意に近づくべきではありません。
逆に甲竜に接近したり捕獲したりするのは、いささか骨の折れる作業となるでしょう。彼らは外敵の接近に非常に敏感ですし、姿に似合わず逃げ足も速いのです。ですから、罠などを準備して囲い込むようにゆっくり接近し、罠の方向へと徐々に追い立てるのが最もよい方法でしょう。この時、刺激を与えなさすぎても、相手は警戒するだけで移動しようとはしません。逆に、決して相手を怒らせてはいけません。甲竜は温厚ではありますが、外敵と認識したものに対しては積極的に攻撃を仕掛けます。群れで襲いかかられてしまったら、たとえ軍隊でも歯が立たない可能性があります。彼らは火を嫌う性質があるので、たいまつなどをかざしてゆっくりと追い込むのが一番よい方法でしょう。 |
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◆バリエーション(専門:+4) |
絶対変異地帯の付近で、長い一本の角を額に持つ個体が発見されたことがあります。これは変異体だろうと考えられています。 |
ペルソニア西部の一部地域に住む亜種は、殻に奇妙な模様のような溝が彫り込まれています。体温を放散する仕組みではないかという説が有力です。 |
東部では岩場に生息する小柄な亜種が発見されています。足の裏は岩場に適した柔らかい構造になっており、体つきも細身です。 |
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