交渉人


 


仲介人
タイプ:交渉人 財産レベル:自由
身分:市民階級(中層) 収入タイプ:不定
最低年齢:15歳 標準収入:不定
必須技能
 地域知識【各種】(専門:知+記憶)
 職業知識【仲介人】(専門:知+記憶)
 書物検索(一般:知+記憶)
 事務(専門:知+記憶)
 交渉(一般:知+判断)
 信用・魅了(一般:知+判断)
 話術(一般:知+判断)
 精神判断(一般:知+判断)
推奨技能
 高等知識【各種】(専門:知+記憶)
 専門知識【各種】(専門:知+記憶)
 法律【各種】(専門:知+記憶)
 経済(専門:知+記憶)
 観察(一般:知+判断)
 演技(一般:知+判断)
説明:特殊な仕事の依頼を専門家にもちかけたり、依頼人との間で価格の調停などを行う職業です。 所持品:ペン+インク、手帳


○解説

 交渉の場において、依頼人の代理となって取り引きを行う者を交渉人といいます。彼らに交渉を頼む利点というのは、もちろん彼らが巧みな交渉技術をもつということもありますが、それ以上に地域や分野の伝統や慣習に通じている存在だからです。最近は資本家による工業用地の買収や、職業組合との話し合いなども行われるようになっています。そういった席で双方の調停を行ったり、あるいは事前に根回し工作を行ったりすることもあります。
 交渉人は裏社会に通じている場合もあります。裏ルートでしか手に入らない物品や情報というものが、交渉人を通じて得られることもあるのです。もっとも詐欺のような人間もいるので、それには気をつけなければなりません。中には裏社会での交渉を専門に行う者もおりますが、そういった人間はうさんくさそうに見られるのが常です。しかし、まだまだ治安が良くない社会ですから、彼らがいてこそ保たれる平安もあるのです。
 交渉人は基本的にフリーの立場にあります。自分の実力を保証するのは人望をも含めた実績であり、それ以外に誇る者はありません。一度の失敗によって全ての信頼を失うこともあるので、いかなる仕事にも真剣に取り組まなければなりません。


○条件

 交渉人は弁が立たなければ仕事にならないのはもちろんですが、常に社会状況に目を向け、さまざまな情報を収集しておく必要があります。そして、その情報をもとに的確な判断を行うだけの知識を持たなければなりません。ですから、最低でも中等学校を卒業する程度の学力が必要とされます。企業や国家からの依頼を受けて交渉を行う者などは、高等学校や大学校以上の学歴がなければ信頼されないでしょう。


○コネクション

 斡旋人を含めた仲介業者たちは、彼ら独自のネットワークを持っています。交渉人が斡旋人の仲介によって仕事を得たり、あるいは仕事内容に相応しい能力を持った人間を斡旋人に紹介することもあります。
 それから、経済などの専門領域での交渉を主体とする交渉人は、当然ながらその分野の人間にコネを持っています。また、裏社会の情報屋や新聞記者などから情報を集めることもあるようです。


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