生物の構造


 


 生物もまた、物質のひとつとして考えることができます。この世界では、肉体と精神によって生物は構成されており、基本的に自我をもつものだけを生物と呼びます。
 

 肉体を構成しているのは、物質素子と霊子です。
 精神を構成しているのは、霊子と幽子です。

 
 キャラクターとして数値にする場合、これらは耐久値として表記されているものにあたります。
 まず精神としての要素に当たるのが気力と自我であり、気力は霊子のみ、自我は霊子+幽子という構成になっています。
 肉体としての要素は活力と生命になり、活力は物質素子、生命は物質素子+霊子ということになります。
 このようになっているため、気力がつきても自我を消費して術法がかけられるわけです。また、自我や生命がつきると死や精神崩壊につながるというのは、生命としての情報を媒介するための霊子が尽きてしまうからになります。そして、死亡すると2つの空間の連絡がなくなり、霊体と肉体に分離するということになるのです。

 なお、精神耐久値1ポイントは約100EP(エネルギー・ポイント)に換算できますから、人間の精神は膨大なパワーを秘めているということになります。これをエネルギーとして変換する装置が実験的に作製されたことはありましたが、たった1つの例外を除いて実用化には至っておりません。星界から自由にエネルギーを取り出せる以上、このことにはなんの意味もないからです。また、霊子物質に含まれるエネルギーを用いて術法を使用することはできません。


(追記)

 この世界では遺伝子も存在しているのですが、遺伝子を構成する更に下の情報が内部空間に隠されていて、その情報によって遺伝子が遺伝子として存在できるのです。遺伝子に限ったことではなく、全ての情報は複雑な段階を経て物質と幽子の間で伝達されています。


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