鍵を使わずに錠を開ける場合は、鍵操作(専門:技+隠密)の判定に成功しなければなりません。鍵穴があれば、いかなる錠に対しても開錠を試みことができますが、専用の道具が必要です。針金やヘアピンなどの間に合わせの道具を用いる場合は、−4の修正を受けます。道具が全くない状態では判定を行うことができません。
鍵開けの難易度は錠の種類によって異なります。以下に目安を示しますが、これはあくまでも一般的な数値でしかないので、GMは種類や警戒の厳重さを鑑みて難易度を調整して下さい。それから、警報装置などが仕掛けられている場合には、罠判断【屋内】(専門:知+隠密)の判定に成功しなければ、鍵開けに成功しても相手に察知されてしまうことになります。まったく罠の存在を意識していなかった場合には、−4の修正を受けた上で罠判断の判定に成功しなければなりません。警報を解除するためには、罠操作【屋内】(専門:技+隠密)の判定に成功する必要があります。
鍵開けには[難易度×1分]ほどの時間がかかります。しかし、達成値が高ければ、[成功値×1分]の時間を短縮することができます。鍵開けには繰り返し挑戦することができますが、もちろんその分だけ時間がかかりますし、見つかる可能性も高くなります。誰かが気づく可能性がある場合は、適度な間隔で聴覚の判定などを行って下さい。
なお、鍵操作の技能は鍵師か犯罪組織、あるいは諜報機関からしか教わることはできませんので、その点に注意して下さい。
◆鍵の種類と難易度
難易度 状況 1 戸棚などの簡素な鍵 3 家の戸口など 6 小型の金庫、厳重な扉の鍵など 10 金融機関などの強固な金庫
先頭へ