裁判官


 


裁判官
タイプ:裁判官 財産レベル:1〜
身分:知識人階級(中層) 収入タイプ:固定
最低年齢:25歳  標準収入:20〜50万エラン
必須技能
 高等知識【各種】(専門:知+記憶)
 法律【各種】(専門:知+記憶)
 国家制度【各種】(専門:知+記憶)
 職業知識【法律家】(専門:知+記憶)
 犯罪知識(専門:知+記憶)
 文書検索(専門:知+記憶)
 事務(専門:知+記憶)
 書類作成【法律】(専門:知+記憶)
 質問・尋問(一般:知+判断)
推奨技能
 信者知識【各種】(一般:知+記憶)
 政治【各種】(専門:知+記憶)
 裏社会知識【各種】(専門:知+記憶)
 雄弁・主張(一般:知+判断)
 精神判断(一般:知+判断)
 観察(一般:知+判断)
説明:裁判を行う権限を持つ公務員です。 所持品:法律書


○解説

 裁判官は公的な司法組織に所属する法律家です。裁判を行う権利を持ち、さまざまな種類の訴訟に対して公正な判決を下します。

 裁判官には3つのタイプが存在します。
 1つは三権分立体制がなされている国家の裁判官で、為政者の介入が比較的少ないため、おおむね公正な判決を下します。とはいえ、必ずしもそれが保証されているわけではなく、多くは個人の資質によるといってもよいでしょう。宗教的な見解や人種差別、あるいは身分制度による偏見によっても判決は左右されるため、その体質は国家や社会体制によってまちまちなのが現状です。
 次に、貴族が支配者として君臨する国家の裁判官です。こういった国家の裁判官は権力者のために存在するようなもので、身分制度を覆すような判決は絶対になされません。権力が法的な優位性を持つのです。貴族が裁判官に賄賂を贈って、法律の解釈を大きく曲げることなど当たり前のことです。ただし、貴族監査室などの秘密調査が行われる場合もあるため、それほど派手な真似はできません。また、同じ階級同士の訴訟に関しては、それなりに公正さが保たれます。
 最後に特殊な形で存在するのが、法教会を信奉しているユークレイ、カスティルーン、ペトラーシャの裁判官です。これらの国家では宗教機関が司法業務を一手に行っているので、裁判官も聖職者なのです。ですから、清廉潔白を旨とする彼らには賄賂も通じませんし、判決には世俗権力が介入する余地はありません。彼らのことを神聖法官と呼ぶこともあります。データはこちらを参照して下さい。


○条件

 裁判官になるにはまず大学の法学部を卒業した後に、裁判所に勤めるための国家試験に合格しなければなりません。それから裁判所で3年以上の実務経験を経た後、さらに裁判官になるための試験を受けて合格すれば、裁判官として認可を受けることができます。

・経歴
 初等学校(6年)→中等学校(3年)→高等学校(3年)→大学校(4年)→実務経験(3年以上):25歳


○注意点

 ほとんどの場合は、シナリオに非常に参加しにくいキャラクターとなるのは間違いありません。ただし、犯罪者から恨みを買ったり、あるいは社会的制裁という意味で狙われたりすることもある職業なので、そういう場合には登場することも不可能ではありません。しかし、それでもNPC向きの職業といえます。裏取引きを積極的に行ったり、あるいは過去の事件に疑問を感じたりといったことがあれば、PCとしても使えるかと思います。


○コネクション

 裁判所の同僚はもちろん、検察官、それから弁護士などの法律家とつき合いがあります。他にも警察の人間や貴族などともつながりがある場合があります。


先頭へ