冒険者


 


タイプ 説明
何でも屋  依頼があれば何でも引き受けるタイプの冒険者で、それぞれ何かの得意分野を持っているのが普通です。各地を放浪している者もいれば、1つの場所に定住している者もいたりと、人によって様々な暮らしをしています。
探険家  探検家は未踏地へと赴き、その地の調査を行う者です。危険の多い野外で生き延びるために、広範な技術を身につけることが多いようです。
遺跡荒らし  遺跡の盗掘を目的に活動するのが遺跡荒らしという職業です。特に科学魔道時代の遺跡からの発掘品は非常に高額で取り引きされるので、それを専門に狙う者も存在します。
地図屋  正確な地図を作製することを仕事とします。政府の依頼で未踏地の探索に同行することもあります。
冒険案内人  遺跡や野外での危険な冒険に同行し、案内する職業です。
傭兵  金銭で雇われて戦うのが傭兵の仕事です。戦争を専門とする者もいれば、用心棒のような役目を負う者もいます。
獣狩り  人間に対して危害を及ぼす生物を倒したり、捕獲することを生業としています。


○解説

 冒険者とはその職業に就いている人々が名乗る呼称であり、正式な職業名ではありません。大きくは探索者と呼ばれる者と、何でも屋と呼ばれる不定労働者、それから戦いを生業とする戦士の3つに分けることができます。しかし正確な区別は難しく、一緒くたにされているのが普通です。共通するのは、どの職業にもそれなりの危険がつきまとうことでしょう。
 基本的にはいわゆる不定労働者であり、そのほとんどが下層の身分として扱われています。チンピラのように見られたり、煙たがられるのが一般の対応です。特に資格を必要としないことから、浮浪者や孤児など下層の身分の者でも簡単になれることが、その原因の1つとなっています。もっとも、仕事内容の方もあまり誉められたものではなく、荒事や犯罪に類する仕事に手を出す者も少なくありません。不定労働者の中でもまともではない部類に入るため、一般の人々は彼らのことを冒険者ではなく汚れ屋(ステンド・ワーカー)と呼んでいます。

 何でも屋は依頼によってどんな仕事でも請け負います。それぞれ得意とする分野はありますが、仕事を選り好みすることはあまりないようです。主に町中で仕事をすることが多くなります。
 探索者に含まれるのは探検家や遺跡荒らし、それから地図屋などです。未踏地に憧れて旅に出たり、財宝を夢見て盗掘に励んだりと、まっとうとは思えない賭けのような行為に好んで手を出すため、多くは変人扱いされています。
 戦士は変異体などの害獣を狩る獣狩りと、傭兵の2つに大きく分けられます。他の冒険者と比べるとまともに見られ、特に蔑まれることはありません。逆に言えば、この世界は彼らのような戦士が必要とされる危険な場所だということです。


○条件

 冒険者になるためには、特にこれといって必要な条件はありません。普通はベテランと一緒に仕事をしながら、技術やしきたりといったものを覚えてゆきます。


○コネクション

 冒険者は組織として活動しているわけではありません。彼らの仕事内容は依頼によって変わりますし、住む場所も1つところに住み着いていたり、あるいは各地をふらふらと放浪していたりとバラバラです。ですが、彼らには彼らなりの緩い結束があり、冒険者組合というネットワークを持っています。これには特定の斡旋人や宿屋、彼らがたむろする酒場なども含まれます。また、情報屋や乞食組合などとも繋がりを持っているようです。


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