掃除夫


 


下層労働者
タイプ:掃除夫 財産レベル:自由
身分:労働者階級(下層) 収入タイプ:固定/不定
最低年齢:なし  標準収入:5000エラン〜3万エラン
必須技能:なし 推奨技能:なし
説明:人々が汚したものを片付ける職業です。 所持品:掃除用具


サブタイプ:洗濯夫
必須技能:なし 推奨技能:なし
説明:洗濯屋の下請けとして洗濯をする仕事です。 所持品:なし


サブタイプ:肥料屋
必須技能
 掃除(一般:知+作業)
 地域知識【各種】(専門:知+記憶)
推奨技能:なし
説明:排泄物を買い上げ、それを肥料として農村に売り歩く仕事です。 所持品:肥料桶、荷車


サブタイプ:煙突掃除夫
必須技能
 登攀(一般:技+運動)
 掃除(一般:知+作業)
 地域知識【各種】(専門:知+記憶)
 平衡感覚(一般:心+感覚)
推奨技能:なし
説明:煙突にたまった煤をはらう仕事で、狭い場所で動く必要があるため主に子供がなります。 所持品:掃除用具


サブタイプ:煤払い
必須技能
 掃除(一般:知+作業)
推奨技能:なし
説明:工場機械や乗り物の蒸気機関についた煤を掃除する者です。特に狭い場所で働くわけではありませんので、大人でもなることができます。 所持品:掃除用具


サブタイプ:どぶさらい
必須技能
 掃除(一般:知+作業)
 地域知識【各種】(専門:知+記憶)
推奨技能
 地域知識【下水道】(専門:知+記憶)
説明:下水道や側溝などの清掃を専門に行う職業で、非常に身分の低い者がつく仕事とされています。 所持品:スコップ、バケツ、ブラシ


サブタイプ:ネズミ捕り
必須技能
 罠判断【屋外】(専門:知+隠密)
 罠操作【屋外】(専門:技+隠密)
 動物知識(一般:知+記憶)
 地域知識【各種】(専門:知+記憶)
推奨技能
 捜索(一般:知+隠密)
 追跡(一般:知+隠密)
 地域知識【下水道】(専門:知+記憶)
説明:非衛生的な小動物を捕獲することを仕事としており、疫病が流行した時などには重宝されます。どぶさらいと同様に、身分の低い者がつく仕事とされています。 所持品:ネズミ用罠、カゴ、網


サブタイプ:靴磨き
必須技能:なし 推奨技能
 話術(一般:知+判断)
説明:道端で人々の靴を磨いて小銭を稼ぎます。 所持品:足台、布、ブラシ、靴墨


○解説

 どぶさらいや洗濯屋など、人々が汚したものを片付けたりする職業です。衛生職などという言い方もありますが、実際は誰からも蔑まれる階層であり、賃金も労働の厳しさに見合ったものではありません。一日中働いて、ようやくその日の食事にありつけるといった程度でしょう。そういった生活の厳しさから、身を持ち崩して犯罪に走る人間も少なくありません。
 掃除人たちにはあまり時間的な余裕がありません。金銭的にも恵まれず、人々に接するにしてもあまりいい顔をされないのが普通です。ですから、シナリオには非常に参加しにくい職業といえます。しかし、彼らだけに見えるものや出会う騒動というもの、少なからず存在します。たとえば、どぶさらいやネズミ捕りが下水道で事件に巻き込まれることもありますし、煙突掃除夫が屋根の上から何かを目撃することもあるでしょう。肥料屋は宮廷に入って仕事をすることもありますし、洗濯夫が洗濯物のポケットから何かを見つけるかもしれないのです。


・洗濯夫
 町中で店を構える洗濯屋ではなく、川で汚れものを洗う職業です。洗濯屋から毎日大量の洗濯物が渡され、決められた時間のうちに洗ってまた洗濯屋に渡さなければなりません。大きな河川のある街では必ずほったて小屋のような形の船を見ることができ、そこでは必ず洗濯夫が仕事をしています。

・肥料屋
 排泄物を買い上げ、それを肥料として農村に売り歩く仕事です。下水などが整備されていない地区には必ず存在する職業で、貴族の屋敷や宮廷ですら彼らの世話にならないわけにはゆきません。

・煙突掃除夫
 この時代では暖房器具といえば暖炉ですし、料理もかまどを使って行われます。そして煙突に煤がたまって煙が抜けなくなれば、当然のことながら生活に支障をきたします。これを解消するのが煙突掃除夫という職業で、小さな子供たちがなるものと決まっていました。狭い煙突が作業場なのですから、小柄で身軽でなければならないのです。普通は農村から売られてくる子供や、都市浮浪児などを拾ってきて煙突掃除夫に仕立てます。狭い場所での煤払いは本当に辛い仕事で、火傷や炎症は当たり前ですし、ちょっと気を抜くと煙突から落ちて大怪我をしてしまうこともあります。また、煤のために肺病になることも多いのです。

・煤払い
 工場機械や乗り物の蒸気機関についた煤を掃除する者です。特に狭い場所で働くわけではありませんので、大人でもなることができます。蒸気機関の火夫として石炭をくべたり、その他の掃除夫を兼ねたりもします。なお、蒸気機関の内部を掃除する場合は、機関掃除工という専門の知識を持った人間が行わなければなりません。ただし、機関掃除工の手伝いを行うことはよくあり、その作業を効率的に行うために煤払いが存在するのだともいえます。煙突掃除夫同様、肺病を患うことの多い職業です。

・どぶさらい
 下水道や側溝などの清掃を専門に行う職業で、基本的に大きな街や都市にしか存在しません。下水に住み着く浮浪者と顔見知りであることも多く、そういった筋(乞食組合など)から情報を集めることもできるでしょう。

・ネズミ捕り
 ネズミに代表される非衛生的な小動物を捕獲することを仕事とします。罠を仕掛けたり、薬を散布して駆除を行います。疫病が流行した時などには重宝されますが、それで感謝されるということはありません。

・靴磨き
 人々の靴を磨いて小銭を稼ぎます。この時代は馬糞や泥で靴が汚れることが多いことや、仕事をはじめるのに元手がほとんどいらないことなどから、靴磨きが大勢あらわれるには十分な条件が揃っています。ちょっとした町なら、往来で必ず見かける職業の1つでしょう。なお、密偵などが靴磨きに変装して情報を集めることもあるようです。


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