◆判定 |
副技能 |
専門:生物学【生態学】
一般:動物知識 |
不明度 |
3 |
影響度 |
0 |
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◆名称・分類(一般:±0) |
名称 |
くぐりダヌキ |
一般認識 |
一般動物/好感/特殊/タヌキ |
利用法 |
なし。ネズミを取ってもらうために、あえて放っておくのが普通の対応です。 |
外見 |
外見上は普通のタヌキと同じです。ずんぐりとした体つきと短い足、さほど長くない耳を持ち、頭胴長は50〜60cm程度になります。茶褐色の毛に覆われ、目の周りは黒いマスク状になっています。 |
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◆生態・反応(一般:+1) |
分類 |
一般動物/四足獣 |
生息地 |
東部/森林、市街など |
活動期 |
通年/夜行性 |
出現頻度 |
まれ |
出現数 |
単独〜数体 |
反応 |
中立〜友好的 |
調査法 |
専門書/研究者 |
弱点 |
なし |
くぐりダヌキ、あるいはぬけダヌキと呼ばているタヌキで、外見上は普通のものと区別がつきません。唯一といっていい特徴は、術法で守られているような場所以外はどこでも、壁抜けができるということです。この能力のため、くぐりダヌキはどこへでも侵入することができます。野外では木をくぐり抜けて逃走するなどの方法で役立ち、市街では民家に忍び込んで餌を得るという方法に活用しているようです。人間には嫌われそうな能力ですが、逆に彼らは人々に非常に可愛がられています。それは彼らの好物がネズミで、家に隠れているネズミを食べてくれるからです。 |
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◆詳細(専門:+2) |
分類 |
変異動物/哺乳動物/四肢動物/イヌ類 |
属性 |
聖気 |
知能 |
動物なみ |
感覚 |
通常 |
状態変化 |
通常 |
くぐり抜けの特殊能力を持っているため、専門的には変異体として考えられています。しかし、悪さをすることは滅多になく、宗教機関もこれを通常の動物として扱っているので、一般にも忌避されることはありません。
調査したところ、やはり特殊能力以外は通常のタヌキと変わるところはありませんでした。市街地ではネズミを積極的に取りますが、森林やその周辺などの野外では雑食で、春は果実、夏にはバッタなどの昆虫、冬にはミミズやムカデなどという具合です。あまり餌をとるのはうまくないので、鳥やネズミなどの動物が餌になる割合は高くありません。基本的には拾い食いを主とします。なお、冬など食べ物が少ない時期だけ市街地に現れる個体もいるようです。
環境適応性が高く、野外では草の茂みや木の洞を休息場所にしますが、市街地ではちょっとした家の隙間や側溝など、さまざまな場所を巣穴とします。行動域は雌雄に関係なく重複しており、なわばりといえる場所を持たないようです。また、タヌキの習性にはタメ糞というものがあり、繰り返し同じ場所に糞をします。一匹のタヌキの行動域の中には約10か所のタメ糞があります。 |
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◆戦闘(一般:+3) |
人間相手に戦いを仕掛けることもありませんし、人間が積極的にこれを排斥することも殆どありません。仲間同士で喧嘩をする時は尾をたてて相手にとびかかり、体当たりするようです。 |
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