屑鬼(なりそこない)


◆判定
副技能  専門:異端知識【不死者
 一般:宗教知識【各種】、怪物知識
不明度  5 恐怖度  3
◆名称・分類(一般:±0)
名称  屑鬼(なりそこない)
一般認識  半吸血鬼/穢れた者/嫌悪
利用法  不可能
外見  ところどころただれた土気色の肌を持ち、目は赤く輝いています。形相は狂気にゆがんでおり、いつも鋭い牙をむき出しにしています。長く鋭い爪の生えた手を力無く垂らして歩きます。
◆生態・反応(一般:+1)
分類  不死族/吸血鬼/半吸血鬼
生息地  不定
活動期  暗闇
出現頻度  きわめてまれ 出現数  単独〜多数
反応  敵対的 調査法  聖職者
弱点  日光(ダメージ、逃亡)
 吸血鬼になりそこなった者で、自我を持たない化け物です。常に血を求めて徘徊し、生き物を見ると無差別に襲いかかります。非常に凶暴で膂力にも優れており、知性以外は本物の吸血鬼には劣らない存在だといいます。もし出会ってしまった場合は、相手が入って来られないような場所に逃げ込むか、聖職者を頼るしか手はないでしょう。
◆詳細(専門:+2)
分類  不死者/不死族/吸血鬼/半吸血鬼(眷属)
属性  瘴気 知能  なし
感覚  一般/暗視
状態変化  気絶なし/塵化
 吸血鬼に一度しか噛まれずに終わったために、発狂して闇に堕ちてしまった眷属です。完全な吸血鬼の体を持たないため、いくら血を飲んでもそれで栄養を摂取することはできません。1日に1人を犠牲にすればとりあえず満足しますが、すぐにまた渇きに耐えられなくなり、再び新たな獲物を求めて夜の狭間をさまよいます。彼らは耐えることを知らないので、生物を見かける度に遅いかかろうとします。逃げようという考えはないようで、たとえ犠牲者を出した後でも、新たな生者をその牙にかけようとします。
 彼らが唯一嫌うのは日光だけです。通常は日光を避けて、廃墟や洞窟などの暗い場所に潜んでいます。ただし、吸血鬼としては不完全な能力しか持たないので、日光を浴びてもダメージを受けるだけで、それでいきなり死に至ることはありません。ただし、死亡するほどのダメージを受けた場合は、少しずつ塵へと替わってゆきます。また、死亡判定に失敗すれば、完全な塵に替わってしまうことになります。これは普通にダメージを受けた場合も同様であり、塵になってしまえば生命の値が回復することはなくなります。
 なお、屑鬼は吸血鬼の栄養とはならず、また命令を聞くこともありません。吸血鬼もなりそこないを相手にしようとはしません。

◆戦闘(一般:+3)
 生者を見かけると無条件に飛びかかり、相手を引きずり倒して血を吸おうとします。影に潜んで突然襲いかかったり、近くにある武器を使うくらいはしますが、基本的には単純な暴力を振るうだけで戦い続けます。

◆能力・技能(専門:+3)
  主能力 抵抗値 判定値 耐久値/現在値
14 13  気力:20/
 自我:―/
14 13  活力:20/
15 15  生命:21/
打撃  爪:1/牙:1/その他
防御  なし
移動力  3(+5)
◆特殊能力(専門:+4)
  能力 距離 時間 範囲 威力 抵抗
命の回復

効果値3