影獣


◆判定
副技能  専門:異端知識【霊獣】
 一般:怪物知識、地域知識【アルメア】
不明度  9 影響度  0
◆名称・分類(一般:±0)
名称  影獣
一般認識  霊獣/脅威/嫌悪
利用法  不可能/霊獣使いによる使役
外見  直径1mほどの球形の影の塊です。外周面は煙のように少し揺らいで見えます。
◆生態・反応(一般:+1)
分類  霊獣
生息地  アルメア/不定
活動期  不定
出現頻度  きわめてまれ 出現数  不定
反応  不定 調査法  聖職者
弱点  なし
 闇から現れる黒い塊で、狂ったように襲いかかってくる危険な霊獣です。人々を闇の中に引きずり込み、食らい尽くすのだといいます。まれに闇に引き込まれた後でも、運良く逃げ出すことに成功した者もいるようですが、全員がただ暗闇だけが周囲にあったということを口にします。なお、通常は影の中に潜んでいるようで、接近されても気づくことはありません。
◆詳細(専門:+2)
分類  霊獣/一般霊獣
属性  中立 知能  なし
感覚  霊的感覚
状態変化  気絶なし/消滅
 霊獣系の『影獣』の術でつくりだすことができる霊獣です。一般の人々は危険な霊獣と考えていますが、実は影獣は意志のない存在で、洞窟などの影でじっとしていることが多いようです。近くを生物が通りかかっても、滅多に攻撃することはありません。ほとんど暗闇に包まれた場所に住んでいるので、通常は存在することさえ気づかないだけなのです。しかし、逆に執拗に襲いかかってくることもあり、非常に気まぐれな霊獣といわれています。
 影獣は影の中を瞬間移動することができ、影と同化することも可能です。影と同化した場合はいかなる攻撃を受けることもありません。影獣の最大の特徴は、その体の中にあらゆる物体をとりこむことができる能力(影隠し)を持つことです。体積にかかわらず目標とする物体を体内に吸い込むことができ、対象は生物であっても構いません。相手がとりこまれることを拒む場合は、難易度3の精神抵抗の判定に成功しなければなりません。一度吸い込んだものは、影獣あるいはそれを使役する者が出そうとしなければ、決して外に出ることはありません。

◆戦闘(一般:+3)
 人間を見かけると、執拗に食らい付いてくるようです。闇に引き込まれた者は自分の意志では逃げ出すことはできず、いずれ消化されてしまうのだといいます。見つけたら逃げ出すというのが何より賢明な態度でしょう。

◆未知
 影獣は無差別に人間を襲うわけではなく、攻撃を仕掛ける条件が存在します。それは、自分を視野に入れたかどうかで判断するのです。条件としては、彼らが人間の瞳に光が反射し、なおかつ影獣がそれを認識していなければなりません。ですから、彼らが活動を停止しているときは襲われることはありませんし、彼らが好む真の暗闇でもそれは起こり得ません。もちろん、相手が逆を向いていたり、目を閉じていても起こらない状況です。
 ある意味、これは完全に運次第ともいえます。しかし、彼らの聖域を侵さなければ、決して起こり得ない出来事でもあるのです。なお、この知識はアルメアに住む霊獣使いには伝承されており、彼らは影獣を呼ぶときは目を閉じるよう教えられているのです。これは伝承知識【霊獣】、あるいは職業知識【霊獣使い】の専門技能を習得していれば、自動的に得ている知識となります。

◆能力・技能(専門:+3)
  主能力 抵抗値 判定値 耐久値/現在値
 気力:7/
 自我:6/
10  活力:13/
 生命:10/
打撃  なし
防御  なし
移動力  3(+5)
◆特殊能力(専門:+4)
  能力 距離 時間 範囲 威力 抵抗

影移動

影同化

影隠し

難易度3

精神