明かりの影響
捜索や文書検索、あるいは戦闘や運転などの視覚を必要とするあらゆる行為は、それを試みるために十分な光量を必要とします。不足している場合は制限要素となり、マイナスの修正値を加えて判定を行うことになります。
行為判定に必要とされる明かりは、太陽の自然光を基準とします。それより暗い場合は、以下の表にある基準に従って、マイナスの修正を加えて判定を行います。なお、完全な暗闇の場合、書物検索などの技能は判定を行うことが不可能となります。これらについては、GMが常識に従って判断すればよいでしょう。
◆周辺状況による修正値
修正 状況 ±0 自然光の状態 −2 ランプやたいまつなど、やや明るい場所 −4 月明かりなど、非常に暗い状況 −6 完全な暗闇での行動
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明かりの効果範囲
照明器具を用いることによって周囲を明るく照らすことができます。それぞれの明かりで見える範囲は、以下の表の数値を基準として下さい。
いずれの器具を用いる場合でも、光源から半径1mまでは、自然光と全く同じに扱って構いません。つまり、何の修正もなく判定を行うことができます。しかし、それ以上離れた場合は視界がやや暗くなり、基準となる範囲内では−1の修正を加えて判定を行わなければなりません。そして、基準となる範囲の倍までの距離になると、うっすらとした明かりにしか照らされなくなり、−2の修正を加えて判定を行います。それ以上離れた場合は暗闇として扱い、−4の修正ということになります。
なお、術法や特殊能力によって暗視の能力を得た場合や、夜行性の生き物などは、これらのペナルティを受けることはありません。
◆照明の効果範囲
基準 種類 半径1m マッチ 半径3m 蝋燭、ライター 半径5m ランプ 半径10m たいまつ、ランタン 半径15m 大きなかがり火
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明かりの発見
明かりをつけるということは、周囲のものを見やすくするばかりではなく、周囲から発見しやすくなるということでもあります。暗闇の中で明かりを発見する場合は、以下の基準に従って難易度を決定して下さい。
基準となる条件は、三日月などの弱い光に照らされた薄闇の下で、200m離れた光源を見る場合のものです。これは光源そのものを発見する時の難易度であり、明かりに照らされたものを見る場合は、難易度にさらに+4を加える必要があります。また、光源やその周囲が茂みや建物などで遮られている場合や、雨が降ったりして視界が悪い条件の下では、適当な修正値を加えて判定を行う必要があります。
なお、遠くでゆらめく短時間の光に気づくかどうかは、観察の技能で判定を行わせても構いません。判定に成功すれば、その場所に何か違和感を感じることができます。
◆難易度の基準(200m)
難易度 種類 0 大きなかがり火 1 たいまつ、ランタン 2 ランプ 3 蝋燭、ライター 4 マッチ
◆難易度の修正(距離)
難易度 種類 −1 20m接近する ±0 200m(基準距離) +1 20m離れる
◆周辺状況による修正値
修正 状況 −2 明るい街灯の下 ±0 満月の下 +2 細い月明かり +4 完全な暗闇
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