能力値とはキャラクターが持って生まれた先天的な才能のことです。能力値には2つの種類があります。1つは主能力値といい、もう1つは耐久値といいます。
主能力値
主能力値は4種類あり、キャラクターの試みた行為が成功したかどうかを判定する際に使用します。これは通常、1〜3の範囲の数値で示されます。この決定は、以下に示す2つの方法のどちらかを選択して行ないます。
◆主能力値の種類
主能力値 説明 心 精神力や霊的な能力の強さ、あるいは感覚の鋭さなどを表わします。 知 記憶力のよさや判断力などを表わします。 技 動作の俊敏さや正確さ、あるいは手先の器用さなどを表わします。 体 筋力や体の丈夫さを表わします。ただし、体格そのものではなく、外見的なイメージは自由に決めて構いません。
◆主能力値の決定方法
パターン1 1D3を振って決める。 パターン2 4種類の主能力値に、1〜3の範囲で8点から自由に振り分ける。
この値は高い方が優れており、平均は2点となります。目安として、1点ならば劣っている、2点では平均的、3点では優れている、ということになります。主能力値はキャラクターが何か行動した時に成功するかどうかの判定で、サイコロを振る数に関係するものです。プレイヤーは主能力値の数までのサイコロを選択して振ることが可能です。知の値が2であれば、1個あるいは2個のサイコロを振れることになります。
主能力値が決定したら、キャラクターシート1に記入して下さい。次に同じ値をキャラクターシート2の上にある欄にも記入します。主能力値と書かれている横の( )内には、4つの値の合計を記入します。この値を、与えられた150CPから消費することになります。(この計算には、主能力値の隣にある〜抵抗と書かれているものは関係ありません。この値については後ほど記入することになります。)
先頭へ
耐久値
耐久値は判定そのものには使用しません。しかし、負傷や疲労に対する耐久性を表わす大事な能力値で、その減少の度合いによってキャラクターの状態を表わします。耐久値には気力、自我、活力、生命の4種類があります。このうち、気力と自我の2つを精神耐久値、活力、生命の2つを肉体耐久値と呼びます。耐久値の決定についても、2つの方法を選択することができます。4つの能力の決定には、それぞれ別々の方法を選んでも構いません。
◆耐久値
区分 耐久値 説明 精
神
耐
久
値気力 キャラクターの霊的なパワーを表わします。術法(魔術など)を使用できる回数に関係します。 自我 キャラクターの理性の度合いを示します。精神的な影響や疲労に耐える能力です。 肉
体
耐
久
値活力 軽い怪我や疲労に耐える能力を表わします。 生命 キャラクターの生命力を表わします。命に関わる怪我に耐える能力です。
◆耐久値の決定方法
耐久値 パターン1 パターン2 気力 心×2+2D6 心×2+7 自我 知×2+2D6 知×2+7 活力 技×2+2D6 技×2+7 生命 体×2+2D6 体×2+7
耐久値の平均は11点になります。これも高い値の方が優れており、より大きなダメージに耐えられることを表わします。
4つの値が決定したら、その値をキャラクターシート1の耐久値と書かれた欄に記入して下さい。隣の長い欄には、減少した際の数値を書きます。キャラクターシート2の方にも同様に記入して下さい。耐久値と書かれている横の( )内には、4つの耐久値の合計を書き入れます。この合計値を、与えられた150CPから消費することになります。
先頭へ