奴隷


 


タイプ 説明
雑役奴隷  炊事や洗濯、あるいは馬の世話など、家庭での雑用の一切を行う召使いです。
労務奴隷  荷役夫や鉱山労働者、あるいは農園作業者など、主に力仕事を強制される奴隷のことです。
鑑賞奴隷  一種の娼婦(男娼)のような役目にあるのが、この鑑賞奴隷という存在です。他にも来客を楽しませるために、様々な技芸を教え込まれることもあります。主に赤人がなります。


○解説

 奴隷という悲しい立場に置かれているのは、主にペルソニア大陸から買われてくる黒人や赤人です。奴隷は殆ど全ての国家で容認されていますが、特に数多く存在する国は、カルネア、エリスファリア、フレイディオン、ロンデニアです。逆に奴隷が存在しないのは、ユナスフィールと法教会を国教としているユークレイ、カスティルーン、ペトラーシャの3国となります。
 奴隷階級の者は、基本的な人権を認められておりません。家畜と同じように扱われ、法的にも所持品ということになるのです。もちろん賃金を貰うこともなく、自由に出かけることもできません。ですから、普通に考えればシナリオに参加するのは非常に困難な立場となります。しかし、現在のエルモア地方は人権問題が積極的に議論される時代です。カルネアという国家では奴隷問題に絡んだ内戦も起こっておりますし、その考えは他の国家にも少なからず影響を与えています。ですから、軍事や人種・民族問題に絡んだシナリオに参加することも可能です。

 なお、かつて奴隷だった者が、逃亡や解放によって自由な身分になることがあります。このような人間を一般に自由奴隷と呼びます。彼らの多くはカルネアにおり、普通の市民とともに生活しています。しかし、人権を得たからといってすぐに待遇がよくなるというわけではなく、一部ではいまだ彼らを蔑視する傾向があります。また、まともな教育を受けていないことから、肉体労働に従事する下層市民として生活する者が殆どです。なお、カルネアの自由度霊は奴隷解放戦争へ志願兵として参加することも多いようです。


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