貴族


 


貴族
タイプ:支配貴族 財産レベル:2〜
身分:支配階級(上流) 収入タイプ:固定
最低年齢:なし    標準収入:職業や家柄によってさまざま
必須技能
 高等知識【各種】(専門:知+記憶)
 帝王学(専門:知+記憶)
 経済(専門:知+記憶)
 国家制度【各種】(専門:知+記憶)
 礼儀作法(専門:知+記憶)
 社交会知識(専門:知+記憶)
 雄弁・主張(一般:知+判断)
推奨技能
 舞踊【社交ダンス】(専門:技+運動)
 政治【各種】(専門:知+記憶)
 法律【各種】(専門:知+記憶)
 信者知識【各種】(一般:知+記憶)
 軍事知識【各種】(専門:知+記憶)
 紋章学(専門:知+記憶)
 信用・魅了(一般:知+判断)
説明:政治的、あるいは社会的特権をもつ上流階級の人間です。領地を治めており、そこからの税収で生活することができます。 所持品:自由(不自然でなければ、何を所有していても構いません)


貴族
タイプ:名誉貴族 財産レベル:1〜
身分:名誉階級(上流) 収入タイプ:固定
最低年齢:22歳 標準収入:職業や家柄によってさまざま
必須技能
 高等知識【各種】(専門:知+記憶)
 政治【各種】(専門:知+記憶)
 経済(専門:知+記憶)
 国家制度【各種】(専門:知+記憶)
 礼儀作法(専門:知+記憶)
 社交会知識(専門:知+記憶)
 雄弁・主張(一般:知+判断)
推奨技能
 舞踊【社交ダンス】(専門:技+運動)
 法律【各種】(専門:知+記憶)
 信者知識【各種】(一般:知+記憶)
 軍事知識【各種】(専門:知+記憶)
 紋章学(専門:知+記憶)
 信用・魅了(一般:知+判断)
説明:政治制度上、政治的・社会的特権を押さえられている貴族です。主に政治家として活動します。 所持品:自由(不自然でなければ、何を所有していても構いません)


○解説

 貴族が属する階級は2つあります。支配者として土地を持ち、税収を得、諸々の政治的・社会的特権を持つ貴族を支配貴族(支配階級)と呼び、そうでないものは名誉貴族(名誉階級)となります。名誉貴族は国会議員など政治職についていたり、社会的にも家柄を認められたりしてはいますが、基本的には財産のある市民と大差ありません。上流階級の一員ではありますが、特別に強い権力を持つわけではないのです。

 貴族には5つの階級があります。これを五等爵といい、公・侯・伯・子・男の5つの順に領地や権力が強くなります。シナリオによって動きやすい立場があると思われますので、これはGMや他のプレイヤーと相談した上で決定して下さい。これらの上に王族という立場がありますが、シナリオでどうしても必要でない限りは、王族になることはできません。
 なお、貴族といっても兄弟の誰かが家督を相続した場合は、他のものは自力で生活してゆかなければならないこともあります。こういった貴族は家柄だけの存在となり、名誉階級として扱われることになります。

 現在のエルモア地方には様々な政治形態が混在しています。ですから、王侯貴族の立場も非常に幅広く、ひとくくりにして説明することはできません。それぞれの国家での貴族の立場、および権力の強さは国家形態表1に記してありますので、そちらの記述を見て下さい。


・存在国家(タイプ)
 カイテイン(支配)/アルメア(支配)/カルネア(名誉)/ユークレイ(支配)/カスティルーン(支配)/ライヒスデール(支配)/ペトラーシャ(名誉)/エリスファリア(支配)/ジグラット(支配)/都市国家半島(さまざま)/ルワール大公国(支配)/メルリィナ(支配)/エストルーク連邦国家(名誉)/ユノス(名誉)/ソファイア(支配)/ロンデニア(名誉)/セルセティア北島(支配)/セルセティア南島(名誉)


○条件

 貴族の家に生まれたという以外に、特に必要な条件はありません。しかし、支配貴族として活動する場合、高い教育を受けているのは当然のことです。その年齢における最高の教育を受けていると考えて下さい。士官として活動する場合には、士官のデータに準じます。そちらも合わせて参照して下さい。
 教育に関しては名誉貴族も同様の扱いとなりますが、特に政治家として活動する場合には、必ず大学校を卒業していなければなりません。


○注意点

 基本的に普通のシナリオには絡みにくい職業であり、主に政治を主体としたシナリオに登場することになるでしょう。しかし、貴族は領地経営以外にも商売に出資したり、あるいは貿易に手を出したりしています。ですから、そういったことから事件に巻き込まれる可能性もあります。
 それから、貴族のすべてがそうだとは限りませんが、その多くは尊大で特権意識の強い人間です。支配貴族はもちろんのこと、名誉貴族にもそのような意識が植えつけられています。これはエルモア地方全体の特徴ではありますが、貴族のキャラクターが必ずしも尊大に振る舞う(演技をする)必要はありません。多かれ少なかれ身分はキャラクターの関係に影響を及ぼしますが、シナリオ上の目的や演出ということでなければ、他のプレイヤーをあまり不快にさせないことを心がけるのも大事なことです。


○コネクション

 当然ですが、貴族は上流社会に繋がりがあります。これには派閥のようなものがあり、敵もいれば味方もいます。普通ならば自分の親族は味方となるのですが、貴族社会では身内同士で争うことも珍しくありません。誰を味方とするかは、長期的な政治の動向や相手の力量を考え、自分で判断しなければなりません。
 貴族は深いつき合いのある相手のサロンで、さまざまな情報を交換します。日頃からこういった場所に出向いていれば、上流社会の裏の情報を手に入れることもできるでしょう。
 また、貴族は自治体の上層部、あるいは省庁等の国家機関など、さまざまな分野に顔が利きます。影響力の度合いにもよりますが、多少の無理をきいてもらうことは容易でしょう。相手の方でも、貴族や政治家へのコネは欲しがるものです。恩を売っておけば、あとで優遇してもらえると考えるのが一般市民の反応です。


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