◆判定 |
副技能 |
専門:魔術学、専門知識【人形】
一般:怪物知識 |
不明度 |
3 |
影響度 |
0 |
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◆名称・分類(一般:±0) |
名称 |
自律人形 |
一般認識 |
魔道生物/芸術 |
利用法 |
術者による。作業、観賞用 |
外見 |
肌などの外表面は、通常の人間とまったく変わりません。しかし、関節部は人形そのものであり、材質も素体人形と全く同じです。容姿や年齢は、術者が設定した通りになります。 |
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◆生態・反応(一般:+1) |
分類 |
魔道生物/自動人形 |
生息地 |
術者による |
活動期 |
術者による |
出現頻度 |
術者による |
出現数 |
術者による |
反応 |
術者による |
調査法 |
術法師/人形職人 |
弱点 |
なし |
人形使いが作り出す芸術品の1つです。人間と同等の意識を持ち、自分の意思で行動を決めることが可能です。表面的には人間と変わるところはないので、黙っていれば全く気づかれることはないでしょう。しかし、四肢の関節部は一般の人形と同じで、はっきりとした継ぎ目が見えます。服の袖をまくり上げれば、すぐに人間でないことはわかるでしょう。また、人形使いによっては天使を模した翼をつけたり、宝石などの装飾を肌に埋め込むこともあります。 |
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◆詳細(専門:+2) |
分類 |
魔道生物/疑似生命体/自律人形 |
属性 |
中立 |
知能 |
人間なみ |
感覚 |
一般 |
状態変化 |
気絶なし/損壊 |
人形系の『自律人形』の術でつくられる人形です。容姿や性格は術者が望むままに設定することができ、通常の人間と同程度の知識や常識を備えていますが、記憶を作り上げることはできません。人形自身は自分が人形であることを知っていますし、自分の立場も理解しています。通常は地位の高い人間や金持ちに買われてゆき、鑑賞あるいは労働用に使われます。基本的には高価な鑑賞奴隷と思ってもらって構わないでしょう。
自律人形は疑似生命体ですが、構造そのものは人形と変わりません。痛みを感じることもなく、老化することもないようです。破損するまでは動き続けることができ、胴体や四肢を取り替えることもできます。ただし、頭部が破損した場合は二度と動かなくなり、これが事実上の死と言えるでしょう。それから、自律人形は精神的寿命があり、50年程度の時間が過ぎると徐々に精神がおかしくなりはじめ、最後には発狂してしまいます。
自律人形は基本的には術者に逆らうことができませんが、完全に束縛されるわけではありません。術者が自律人形を作製した際の達成値を難易度とした精神抵抗の判定に成功すれば、自分の意志で命令を無視することができます。しかし、それには例外があります。術者は自律人形に1種類の命令を施すことができ、これだけは決して逆らうことはできません。もし反抗しようとした場合は、激しい精神的苦痛を与えられ、のたうち回ってもがき苦しむことになります。この苦痛は、逆らおうという意思が消えると同時におさまります。自律人形は精神に苦痛を受けた場合、作製された際の術法の達成値を難易度とした、判断抵抗の判定を行わなければなりません。抵抗に成功すれば気絶するだけで済みますが、失敗した場合は自我にダメージを受けることになります。術者は通常、売り渡す相手に逆らわないよう命令を施します。そのため、自律人形は自我を持つ存在でありながら、奴隷のように使役され続けるのです。 |
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