◆判定 |
副技能 |
専門:生物学【生態学】
一般:動物知識 |
不明度 |
2 |
影響度 |
0 |
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◆名称・分類(一般:±0) |
名称 |
牛山羊 |
一般認識 |
一般動物/家畜/ヤギ |
利用法 |
一部では荷役用。乳、肉、皮なども利用されています。 |
外見 |
牛のような体格の山羊で、頭胴長は200〜230cm、体高も130〜150cmほどになります。頭には螺旋を描く2本の短い角があります。角の基部は太く広がっており、額を覆うような形状になっています。雌雄ともに角を持ち、オスは大きいもので20cmほどになりますが、メスはせいぜいその半分くらいです。多くは茶色〜黒色の短毛ですが、模様がある場合もあります。 |
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◆生態・反応(一般:+1) |
分類 |
一般動物/四足獣 |
生息地 |
南西部、ペルソニア大陸/草原、平原など。一般に低地に住む |
活動期 |
通年/昼行性 |
出現頻度 |
まれ |
出現数 |
十数〜数十体 |
反応 |
中立 |
調査法 |
専門書/研究者/狩人 |
弱点 |
なし |
草原に住み、下草を食べて生活しています。大きな群れをつくり、最低でも10頭以上の集団で移動して暮らします。群れにはボスがおり、最も強いオスがボスになって群れを守っています。ボス争いは角のぶつけあいで決めますが、これは繁殖期(7〜10月)に行なわれます。ですから、この時期のオスは気がたっており、近づくものに対して非常に攻撃的になります。
基本的には大人しい草食動物で、これを家畜としている地域もあります。ただし、目の横を何かがチラチラと動いたり、後肢に触れられると起こり出すようなので、体の前方から近づいた方がよいようです。 |
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◆詳細(専門:+2) |
分類 |
哺乳動物/四肢動物/ヤギ・ヒツジ類 |
属性 |
聖気 |
知能 |
動物なみ |
感覚 |
一般/嗅覚(強化) |
状態変化 |
通常 |
通常は草原に住んでいますが、環境に対する適応力は高く、山裾や荒原に住んでいることもあります。粗食にも耐えるようで、餌の少ない時期には枯れ葉や木の皮を食べたりします。高い土地に住んでいる亜種は、耐寒のためか背中の毛が非常に長くなっています。
群れは基本的にメスと子供で構成されており、繁殖期には1〜数頭のオスが加わり、ハーレムを形成します。オスの中の1頭だけがボスとなり、他のオスは群れを離れる前の若い個体に限られます。成獣となった若いオスは、群れに加わらず単独で生活します。十分に体が大きくなったオスは群れのボスに戦いを挑み、勝てばハーレムを手に入れることができます。
ペルソニア地方に住む亜種は、まれに地面を角で掘って、土を食べることがあります。これがどのような意味を持つかはまだわかっておりませんが、このような行動をとる地域の地面には、よく真っ白な菌糸が生えているのです。それから、牛山羊は数年に一度、群れ全体で狂ったように走り出し、最後には泡を吹いて倒れてしまうという不思議な行動を取ります。そして、これが起こる地域とコケの分布とが重なっているため、何か関連性があるのではないかという説もあります。 |
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◆戦闘(一般:+3) |
基本的には大人しい動物なので、気が立っている時でもなければ、人間に向かってくることはありません。しかし、興奮すると手がつけられなくなるので、大人しくなるまで近づかないのが賢明といえるでしょう。
動きは鈍いのですが力は強く、体当たりをして敵を追い払います。頭を低くして突っ込んでくるので、足下をすくわれないように注意しなければなりません。これによって転倒してしまうと、頭を踏みつぶされて死亡する可能性もあります。落とし穴や移動力を奪うような罠が有効ですが、体格のわりに足は細いので、家畜の場合は足を折らないように気をつけなければなりません。 |
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◆未知 |
ペルソニアの一部に、地面の下を菌糸が覆っている荒れ地があります。菌糸の間には水分が非常に多く貯まっているので、牛山羊はこれを目当てに地面を掘るようなのですが、この時に菌糸まで口に含んでいることが問題になります。正確に言えばこれは真菌類ではなく、タンパク質の基部と菌糸の複合体からなる変異生物で、1個体で数百平方mの面積にも及びます。これは生物の体内にはいると脳に影響を与え、最終的には狂死させてしまいます。生物の死体を養分にして自己の体を形成しますが、体内に入るのは移動という目的もあります。しかし、この変異生物は環境適合性が弱く、特定の土質や気候に依存しなければ生きてゆくことができず、広域に分布するには至っていないようです。 |
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