◆判定 |
副技能 |
専門:生物学【生態学】
一般:動物知識 |
不明度 |
1 |
影響度 |
1 |
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◆名称・分類(一般:±0) |
名称 |
狼(ウルフ) |
一般認識 |
一般動物/危険/オオカミ |
利用法 |
毛皮など。まれに飼い慣らして狩りのパートナーとして利用することもあります。 |
外見 |
がっしりとした体格のイヌ科の動物です。頭胴部は90〜150cm、尾は30〜50cm、体高はだいたい70cmほどになります。成長した個体は体重50kgほどになり、大きなものでは60kgを超えるものも存在します。普通はふさふさした灰色の毛に覆われていますが、白、赤、茶、黒などさまざまな体色があります。 |
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◆生態・反応(一般:+1) |
分類 |
一般動物/四足獣 |
生息地 |
全域/森林、草原など幅広い場所に分布 |
活動期 |
通年/夜行性 |
出現頻度 |
そこそこ |
出現数 |
単独〜十数体 |
反応 |
中立 |
調査法 |
書物/研究者/狩人など |
弱点 |
なし |
犬の仲間で、森や草原に生息する肉食性の動物です。通常は群れをつくり、数匹から十数匹のグループで生活しています。群れはなわばりをもっており、その中で鹿などの大型動物やウサギなどの小動物を狩ります。遠吠えなどで他の群れに自分たちの存在を知らせます。侵入者の数が多くなければ、群れは侵入者を追いかけて攻撃を仕掛けます。しかし、よほどのことがなければ人間を攻撃することはありませんし、火や空砲なども威嚇効果があります。夜に1人でなわばりに入るようなことがなければ、それほど危険な目には遭わないでしょう。逆にオオカミが家畜を狙って、人里近くまで降りてくることもあります。牧場など囲いがある場所で楽に獲物をとることを覚えたオオカミは、繰り返し訪れて牧場に被害を与えます。そのため古くから害獣として認識され、積極的にこれを駆除しようとしている地域もあります。このような理由から確実に個体数を減らし、生息域も徐々に狭くなっているのが現状です。 |
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◆詳細(専門:+2) |
分類 |
哺乳動物/四肢動物/イヌ類 |
属性 |
聖気 |
知能 |
動物なみ |
感覚 |
一般/暗視/嗅覚(強化) |
状態変化 |
通常 |
イヌの仲間の肉食動物で、通常は4〜12頭ほどの群れで生活をしています。群れの大きさは基本的には獲物の大きさで決定し、中型のものなら数頭、ヘラジカのような大きな獲物なら10頭前後、もし獲物が特別小さければ2〜3頭の群れをつくって狩りを行います。場合によっては30頭ほどの非常に大きな群れをつくることもあるようです。若い個体は群れを離れて新しい群れをつくることもあります。
群れはなわばりをもっており、その広さも餌となる動物の個体数に左右されます。温帯の森林などあまり寒さが厳しくない場所では、なわばりは100平方kmほどになります。しかし、ツンドラなどのように個体数密度の低い場所では、1つの群れに対して1000平方kmほどの面積が必要となります。群れはマーキングと遠吠え、パトロールなどを組み合わせることで、他の群れのなわばりへの侵入を防ぎます。遠吠えは10キロ先まで聞こえてきます。
群れでいてもそう簡単に狩りに成功するわけではなく、せいぜい10回に1回も成功すればよいほうです。健康な動物は捕獲が難しいため、一般に群れから離れた草食動物や幼獣、あるいは年老いたり病気の個体に狙いを定めます。
オオカミを発見するには遠吠えや足跡、それから獲物の食べ残し(骨など)を手がかりとすることができます。また、夏冬で毛が生え替わるので、狩人などはそれを目印とすることもあるようです。
オオカミは狂犬病などを媒介することから、これに噛まれた者がまれに感染する場合もあります。人間に襲いかかってくることは滅多にありませんので、夜間になわばりに1人で踏み込んだり、あえて捕らえようとしなければ、それほど危険はないでしょう。しかし飢餓状態にある時や、子供を連れている時はこの限りではありませんので、特に注意しなければなりません。 |
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◆戦闘(一般:+3) |
一般には群れで狩りを行いますので、戦いとなる場合は数頭が相手となることが多いでしょう。鋭い爪や牙も気をつけなければなりませんが、何よりも恐ろしいのはその脚力です。オオカミは非常に持久力に優れた動物で、獲物を追って数キロもの距離を走ることができます。人間が走ってこれから逃れることはまず不可能ですので、襲われた時は火など動物がおそれるもので威嚇するか、木の上に逃げるのが賢明といえます。獲物の移動力を奪うために脚を噛んで引きずり倒したりするので、それにも気をつけた方がよいでしょう。 |
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◆バリエーション(専門:+4) |
変異の影響で異常に巨大化した個体が存在することもあるようです。 |
金色の毛皮を持つ個体が存在するという噂があります。 |
吸血鬼化したり、変異の影響で翼を持つようになった種も存在します。 |
不死者と化したオオカミが発見されたという報告もあります。 |
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