作業-補助技能


 

技能の種類


◆射撃変化技能

 射撃変化技能とは、弓や拳銃による攻撃を変化させるための補助技能です。これらの技能を用いる時は、必ず弓、弩、拳銃、長銃といった射撃技能との同時判定になります。単独で用いることはできません。どの技能に対して射撃変化技能を適用できるかについては、対象技能という箇所に書かれています。
 中には攻撃判定に修正を受けるものもありますが、その場合は補助技能と攻撃技能の双方に適用されます。修正値を加えた後の判定値を基準にして、同時判定を行うことになります。それから、一度の判定に複数の攻撃変化技能を用いても構いません。ただし、回避も含めた判定へのペナルティは累積します。

 狙撃抜き撃ち二丁拳銃曲撃ち連射


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攻撃変化技能


○狙撃 (技+一般)

 キャラクターは1ラウンド狙いをつけるごとに、射撃での攻撃判定に+1の修正を得ることができます。これは最高4ラウンド行なうことが可能で、追加できる修正値は累積します。この間に他の行動をとった場合(回避、抵抗なども含む)、狙いは無効となります。
 狙撃を行っている場合は攻撃に集中するために隙が生まれます。回避判定には狙撃によって上昇した分がマイナスの修正値として働きます。

対象技能:弓、弩、拳銃、長銃


○抜き撃ち (技+専門)

 あらかじめ銃器を構えてなくても、この補助技能があればホルスターからいきなり抜いたり、置いてある銃を即座に手に取って攻撃を行うことが可能となります。また、戦闘の行動順番を決めるための判定値の比較においても、この技能の数値が基準となります。ただし、実際に行為判定を行う時の数値は同時判定のルールに従います。もし、拳銃の判定値の方が抜き撃ちよりも低ければ、行為判定そのものはそちらの判定値に準ずることになります。この技能を用いた後の1ラウンドは、回避判定に−4の修正を受けることになります。

対象技能:拳銃


○二丁拳銃 (技+一般)

 両手で一度ずつ射撃を行うことができます。この技能を用いた場合、逆腕での攻撃および以後1ラウンドの回避判定に−4の修正を受けます。なお、逆腕で持つ拳銃は打撃値が体×1のものまでです。あらかじめ両利きであると設定してある場合、逆腕でも体×2までの武器を使うことができますが、両手の合計は体×3の範囲に収まらなければなりません。

対象技能:拳銃


○曲撃ち (技+専門)

 通常では攻撃を行えないような不自然な体勢から射撃を行うことができます。照準をつけずに腰だめで撃ったり、目隠しをして動かない標的を撃ち抜いたり、背後の相手にあてずっぽうで攻撃することが可能となります。この時、標的が見えている場合にはマイナス2、見えていない場合には−4の修正を受けます。体勢が不自然である場合は、さらに−2の修正を加えることとなります。

対象技能:拳銃、長銃


○連射 (技+専門)

 拳銃の弾を連射することができます。単一の目標のみならず、複数の標的に対して攻撃可能となります。ただし、自分の前面180度の範囲に存在するものしか、攻撃対象を指定することはできません。それから、以後の1ラウンドは回避判定に−4の修正を受けることになります。

 この技能を用いる場合は、最初にどの標的に何発当てるのかを順番に宣言します。ただし、何発撃ったとしても判定は一回しか行いません。判定に成功した場合、初弾は達成値をそのまま用いますが、2発目以降は−4ずつ引いた値を達成値として扱います。たとえば達成値が10だった場合、1発目は10、2発目は6、3発目は2という具合です。回避する側は反応抵抗による回避判定を1回行います。1人が複数の攻撃を受けている場合は、それぞれの弾丸との対抗判定になります。ダメージの処理は通常と同じです。
 1ラウンドに撃てる弾数は、装填してある全弾丸となります。ただし、二丁拳銃の技能を同時に用いる場合は、リボルバー式の拳銃のみしか使うことができず、どちらも準備している半分までしか弾を撃てません。
 自動的成功は最初の標的(弾丸)だけに適用されます。2発目以降のものには関係ありません。これは奇跡的成功でも同じことです。また、最初に自動的失敗が起こった場合は、一連の攻撃のすべてに失敗したこととなります。

対象技能:拳銃


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