術法変化(発動形態)

条件発動\瞬間発動


 術法は術者がかけた瞬間に発動するものであり、行為判定の種類としては能働行動に含まれます。しかし、ここにある技能を用いることにより、発動条件を変化させることが可能となります。

 

条件発動


 この技能を使用した場合、術法の発動条件を指定することができます。たとえば扉が開いたら術が発動する、などというようなことが可能になります。また逆に、術の効果を消す条件も指定できます。たとえば気温が下がったら微風の術を解除しよう、といった具合です。
 基本的に1つの場所や対象にかけられる術は1つだけです。複数の術や異なる術をかけたい場合は、回数変化や複合発動の技能を使用しなければなりません。

 この技能を使用するために、精神耐久値を余分に消費する必要はありません。しかしこの技能を使った場合、術法が発動されるまでは消費した耐久値は回復しません。発動した後に休息をとってから、その分の耐久値を回復させることができます。


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瞬間発動


 これは通常では能動的行動として扱われる術法を、受動的行動として使用するための技能です。この技能を使用した場合には、術法の距離、持続時間、効果範囲などの扱いが変化して、それぞれ最低のランクになります。つまり距離は接触か0あるいは術者、持続時間は一瞬、効果範囲は1対象あるいは1点に変わるのです。

 この技能は通常の回避や抵抗と同様に使用します。刀剣での攻撃に対して火球をぶつけて威力を相殺したり、瞬間移動で逃げたりという具合になります。実際の判定としては、普通の判定と同様に達成値を比較して、相手よりも達成値が高ければ回避、あるいは抵抗に成功ということになります。
 この技能を使用するために、特に耐久値を余分に消費する必要はありません。通常と同様に1ポイントの消費となります。また、この技能を使用した時は、他の術法変化技能によって術を拡大することはできません。


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