一般交通機関陸の交通手段として最も利用されているのは馬であり、普段の生活でもよく見られる日常的なものです。殆どの都市では駅馬車が整備されており、荷役の運搬やちょっとした旅行にも使われています。馬以外の動物に引かせることもわずかにありますが、それは非常に稀なことです。 それから、近年では蒸気機関や霊子機関の発達によって、自動車やオートバイ、列車などが開発されています。これらは非常に速く、大量の荷物を運搬できるということで人々の注目を浴びていますが、霊子機関を搭載した乗り物は機械そのものに加えて燃料が高価なため、一部の人々にしか利用されることはありません。 先頭へ
交通問題 新しい乗物が出現するにつれ、道路の舗装状況が問題となってきました。都市の内部や街道は比較的しっかりと舗装されていますが、少し街道を離れれば砂利道などが多いので、陸路での長旅は非常に疲れることになります。街道といえども天候によってはぬかるんだりしていて、必ずしも快適な旅を約束してくれるわけではありません。 先頭へ
その他の交通機関長旅で主に利用されるのは海路です。ガレー船という人力のものは使用されなくなり、現在の主流は帆船や蒸気船に移りました。霊子機関を搭載した大型船もつくられ、聖暦786年には新大陸エスティリオへの初渡航にも成功しています。河川でも川渡しや長河川を利用する船会社などがあり、船は馬に次いでよく使われている交通手段といえます。 交通機関として珍しいものには、空を利用する気球や飛行船などがあります。熱した空気で浮かぶ気球や、水素やヘリウムガスを使用する飛行船は、静かで道路の制限を受けないことが利点です。飛行船も霊子機関を利用したプロペラの開発によって、ようやく実用化が可能となった乗り物です。 先頭へ |