魔鏡系


 鏡界士と呼ばれる術法師たちの使う技で、鏡を媒体として現実に様々な影響を与えます。術法の種類によって異なりますが、多くの場合、鏡をかざしたり覗き込んだりする必要があります。


鏡の記憶

 レベル:1  距離:接触  持続時間:永久  効果範囲:1つの鏡
 術法をかけた瞬間の像を鏡の中に写し止めることができます。

鏡界探知

 レベル:1  距離:接触  持続時間:一瞬  効果範囲:1つの鏡
 鏡の世界に住む生物、それから向こう側に引きずり込まれた生物や物品など、本来の鏡像とは違う存在を探知することができます。

鏡の呪い

 レベル:2  距離:10m  持続時間:一瞬  効果範囲:1対象
 鏡に映っている者を傷つけると実体も傷つくようになります。対象に成功値+2ポイントのダメージを与えることが可能です。

投影鏡

 レベル:2  距離:接触  持続時間:1分  効果範囲:直線10m
 鏡の中に写っているものを1つだけ指定して、効果範囲内の1点に実体のように投影することができます。

鏡の瞳

 レベル:3  距離:術者  持続時間:10分  効果範囲:術者
 瞳を鏡に変え、瞳眼系の術法や特殊能力の凝視による影響を跳ね返すことができます。対抗判定で勝利した場合は、相手は自分の術や視線の影響を受けることになります。また、強い光による視覚へのマイナス修正を受けることもありません。

魔法の鏡

 レベル:4  距離:0  持続時間:永久  効果範囲:1平方m
 魔力によって、鏡を1つ作り出すことができます。

鏡の体

 レベル:4  距離:10m  持続時間:1時間  効果範囲:1対象
 対象は光による影響を受けなくなります。これにより、太陽の熱なども受け付けなくなります。

○水鏡の手

 レベル:5  距離:術者  持続時間:1分  効果範囲:術者
 術者は手など体の一部だけを鏡に差し込み、鏡の世界に引きずり込まれた生物や物品(本来は鏡像ではなかったもの)を引っ張りあげることができます。術者が触れている間は、鏡の表面は水のように波立って見えます。もし対象に術法などの力が影響を与えている場合は、対抗判定で勝利しなければなりません。

魔術の鏡

 レベル:5  距離:10m  持続時間:1分  効果範囲:1対象
 対抗判定に勝利すれば、術法を相手に跳ね返すことができます。相手は自分の達成値を難易度とした対抗判定を行わなければなりません。

鏡変身

 レベル:6  距離:術者  持続時間:10分  効果範囲:術者
 術者は鏡に映った者の姿に変身することができます。

鏡分身

 レベル:6  距離:10m  持続時間:1分  効果範囲:1対象
 相手の動きを完全に真似することができます。判定の順番なども含めて、自分の能力や技能に関係なく対象と同じ行動を取ることになります。判定を行わなくても成功値は±0扱いとなり、戦闘でも相手の剣などを完璧に受けとめることが可能です。

過去の鏡

 レベル:7  距離:接触  持続時間:1時間  効果範囲:1つの鏡
 過去に鏡に映ったことがある映像を、自由に見ることができます。何らかの物体などをうつすことで、それを鍵として時間を指定することが可能です。

真実の鏡

 レベル:7  距離:接触  持続時間:1分  効果範囲:1つの鏡
 鏡に映したものの真実の姿をさらけだすことができます。術法で隠匿されているような場合にも、対抗判定に勝利すればその効果を無視することができます。

鏡の迷路

 レベル:8  距離:1km  持続時間:1日  効果範囲:半径100m
 鏡でできた迷路をつくりだすことができます。対抗判定に失敗した者はこの中をさまよい続けることになります。

反射鏡

 レベル:8  距離:術者  持続時間:10秒  効果範囲:術者
 術者の前に魔力の鏡をつくりだし、あらゆる攻撃の力を2倍にして跳ね返すことができます。これにより達成値は2倍になり、反射する先は術者が自由に指定することが可能です。指定された対象がこれに抵抗するには、精神抵抗による対抗判定を行わなければなりません。なお、相手の攻撃が術法だった場合は、対抗判定に勝利しなければ攻撃を反射させることはできません。

鏡の門

 レベル:8  距離:術者  持続時間:1分  効果範囲:術者
 鏡を通じて瞬間移動することができます。出口となる鏡は、術者が知っているものであればどこでも構いません。

映し身

 レベル:8  距離:接触  持続時間:1分  効果範囲:1つの鏡
 対象の受けたダメージを、鏡の像が身代わりとなって8ポイントまで受け取ってくれます。ダメージが8ポイントを越えると、鏡は割れてしまいます。

遠見の鏡

 レベル:9  距離:無制限  持続時間:1分  効果範囲:半径10m
 術者の見たいものを、自由に鏡に映し出すことができます。ただし、うつす対象や場所について術者はよく知っていなければなりません。

実体鏡

 レベル:9  距離:10m  持続時間:永久  効果範囲:1対象
 鏡に映った像を実体にすることができます。実体化した像は本物とそっくりで、能力や思考についてもまったく同じとなります。ただし、実体の像は永久に鏡に映ることはありません。また、術法や特殊能力などによって鏡に閉じ込められているものを、これによって実世界に戻すことも可能です。

鏡封じ

 レベル:9  距離:10m  持続時間:永久  効果範囲:1対象
 鏡にうつした1つの対象を、鏡の中の世界に封じ込めることができます。通常の手段ではここから出ることはできず、実体鏡や水鏡の手、あるいは魔力解除などの術法を用いなければなりません。

鏡の国

 レベル:10  距離:術者  持続時間:10分  効果範囲:術者
 術者は鏡の世界に自由に出入りすることができます。鏡の世界でも術者は自由に行動することができ、鏡像に対して行なったことも現実の世界に反映されます。しかし、術者の姿は鏡の中にしか存在しておりませんので、現実世界の人間は鏡をよく見ない限り、術者の存在に気づくことはないでしょう。

×合わせ鏡の門

 レベル:10  距離:10m  持続時間:1分  効果範囲:半径1m
 合わせ鏡の間に、異次元に通じる門をつくることができます。この門は誰でも自由に通り抜けることが可能です。

×鏡の住人

 レベル:10  距離:10m  持続時間:永久  効果範囲:1対象
 対象と鏡の像を取り替えることができます。実体となった像は、術者の意のままに操ることが可能です。この像は対象とそっくりな行動を取ることができ、本体と同等の能力をもっています。


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