次に感情レベルの使用法を簡単に説明します。まず、行為判定の前に1種類の感情ベースを用いることを宣言して下さい。そうすれば判定値か達成値のどちらかの数値を、感情レベルの分だけ変動させることができます。このように感情レベルを加えて行う判定を感情判定といいます。
ここで注意しておくことは、感情レベルはプラスとマイナスのどちらにも使えるということです。たとえば判定値が8で感情レベルが3だった場合には、判定値を5あるいは11に変更することができます。判定値に何も加えないまま判定して達成値が4だった場合には、これを1あるいは7に変えることができるのです。
行為判定に成功していれば、それがプラスとマイナスのどちらに使った場合でも、感情レベルの分だけ感情ポイントが上昇します。逆に失敗した時は、感情ポイントをレベル分減らすことになります。これは行為判定の成否だけで判断するのであって、成功判定(難易度や達成値との比較)ではないことに注意して下さい。感情ポイントは0〜100までの数値となり、これ以上にもこれ以下にもなることはありません。
なお、判定に感情レベルを用いる際には、自動的成功が奇跡的成功に、自動的失敗が致命的失敗に変わります。これについては第2章および第3章で詳しく解説します。奇跡的成功の場合は、さらに達成値に感情レベルの分を加えることができ、致命的失敗の場合は達成値から感情レベルの分をさらに引く、ということだけ覚えておいて下さい。
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