エルモア地方における基本的な副技能のデータは、副技能表と解説の2つのページで説明されています。副技能は8種類の主技能について大別して表記されており、それぞれどの主技能に属するのかが、簡単にわかるようになっています。解説の方はその技能の具体的な使用法が記載されています。
表および解説には、副技能の名称、技能分類、関連能力、説明が書かれています。それぞれの項目をよく読んで、副技能を獲得して下さい。
◆副技能データ
副技能名称 |
副技能の名称が記されています。名称の後に【各種】と書かれているものには様々な種類があります。たとえば言語【各種】となっている場合は、各種の内容にはそれぞれの言語が入ることになります。技能として獲得する場合には、言語(ペルソニア語)などと記入して下さい。 |
技能分類 |
その技能が一般技能か専門技能かを示しています。専門技能の獲得には1CPが必要となります。 |
関連能力 |
副技能が属する主能力値のことです。この部分には心、知、技、体のいずれかが記されています。技/体などと記入されている場合、割り振ることのできる修正値はどちらか低い値が上限となります。 |
なお、ここにはない技能をキャラクターに持たせたい場合は、ゲームマスターや他のプレイヤーとよく相談し、全員に認められた上で習得しなければなりません。この時、エルモア地方の雰囲気にそぐわない技能は習得させないよう心がけて下さい。また、よほど特殊な技能は、それなりの背景設定がなければ習得することはできないでしょう。エルモア地方とは全く交流のない東方の知識などは、普通のキャラクターは生涯知ることはありません。逆にシナリオの都合上、非常に特殊な技能を得ることもあるかもしれません。このように特殊な技能の扱いについては、プレイに参加している全員で相談して決めて下さい。
さて、みなさんはどのような副技能を習得したでしょうか? まず、何かの職に就いている人は、職業データに書かれている必須技能は必ず習得しなければなりません。これが一般技能の場合は誰でも試みることが可能ですが、その道の専門家であれば何ポイントかの修正値を割り振っていることでしょう。他にも、推奨技能にいくらかのポイントを割り振る人もいるでしょうし、職業とは関係ない趣味に関する技能を多く習得する人もいるかと思われます。
技能の獲得も、そのキャラクターの特徴を表わすものです。たとえば趣味で山登りをするキャラクターは登攣が得意でしょう。また、鳥に興味を持つものもいれば、歌が好きでたまらない人もいるでしょう。そのキャラクターがどのような人物かをよく考えて技能を習得すれば、よりロールプレイがしやすくなると思います。
以上のようにして獲得した副技能は、キャラクターシート1の副技能と書かれた欄に記入します。
左側の小さな四角は、技能分類を区別するためのものです。専門技能の場合は、この欄に○をつけて下さい。隣にある横に長い欄には副技能の名称を、主能力という欄にはその技能が属する主能力値の名称を書きます。次の修正値の欄には、自分が割り振った個人修正値を+2といった形で表記します。判定値の欄には、主技能値と個人修正値を足した数値を書きます。
最後に副技能と書かれた横の( )に、消費したキャラクター・ポイントの合計を記入します。この値を150CPから引くことにより、正式に副技能を獲得したことになります。
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