キャラクターの職業が決定したら、それぞれの職業に必要な技能を考えてみましょう。たとえば外科医であれば、基本的な医学知識はもちろん、応急手当や治療、あるいは薬に関する知識などといった技能は必須です。アンバランスド・ワールドのルールでは、これらの個々の技能を副技能と呼びます。 副技能は4種類の主能力値と8種類の主技能値のどれかに属しています。交渉ならば心と判断技能ですし、鍵開けならば技と隠密技能という組み合わせになります。 副技能値を1点上昇させるためには、経験CPを1点消費しなければなりません。2点上げるならば2CP消費となります。割り振ることができる数値には限度があり、キャラクターの作成時には、関連する主能力値までのポイントしか上昇させることができません。たとえば拳銃による射撃技能は技と作業技能に属していますが、技が2のキャラクターは射撃技能を2ポイントまでしか上昇させられません。この時に割り振った値を個人修正値と呼び、+2という形で表記します。 修正値には個人修正の他にも、周辺の状況や物品ごとに決められている修正値もあります。これらの全ての修正値を合計して最終的に決定した副技能値が、実際にサイコロを振って判定する基準の値となり、これを判定値と呼びます。[判定値=主技能値+個人修正値+その他の修正値]となり、キャラクターはこの値を用いて様々な行為判定を行なうことになります。 先頭へ |