○自然 ブルム内海の出口近くに位置する小さな島です。ごつごつした岩だらけの島で、植物も小さな潅木ぐらいしか生えていません。農耕をするには全く向かない土地ですが、南の岩壁の付近は海鳥の糞が厚い層となって堆積しており、これを切り出したものが良質の肥料として取り引きされています。 ○変異北の入り江に『藍青海』と呼ばれる藍色の海が広がる場所があります。ここは星のように薄ぼんやりと光る何かが流れていますが、その正体はまったくの不明です。というのは、この光は見えることはできても触れることは全くできないためで、特に害を及ぼすわけではないのですが、船乗りたちは気味悪がって近づこうとはしません。 ○現況 「船のねぐら」といわれる海賊船の母港となっています。多くは通商海賊として交易船を狙い、荷役の一部を奪うことで生活を成り立たせています。基本的に殺しはせず、彼らはあくまでも通行料として徴税しているのだと言い張ります。逆に通行料を払わない他国の船の方が泥棒だとさえ主張しているのです。 ○民族・ラチェン人 先頭へ |