○自然 カナン大陸とファイン=ファウンドのほぼ中間に位置する島で、北のクインティア島、西のキズィリン島、東のグレンデル島の3島に分かれています。寒流と暖流が合流する場所で、気候的にはファイン=ファウンドとほぼ差異はありません。 ○変異西島では、『光輝水』と呼ばれる光を放つ水が川となって流れています。光輝水は特に生物に害を与えることはなく、ビンに入れてランプ代わりに使ったりしています。この光は約1日ぐらいで失われ、残った水は普通のものと全く変わりがありません。なお、光輝水は最後にはエリノラ湖という場所に集まります。 ○略史早い時期からカルネアの支配を受けました。かつては、この島の原住民であったレプラッド人が奴隷として本国に連れてゆかれ、労役に従事させたりしていたのですが、霊石や宝石の鉱山が発見されてからは、逆にアデン人奴隷がペルソニアから輸送されることとなりました。現在ではほとんどの住人が黒人で、凍土開発に従事させられています。 ○制度カルネア領フリスタスとして存在しています。領事官として『クローネ伯』が派遣され、この地区を統治しています。 ○現況もともと本国の干渉の少ない地域ですが、現在は南北間の内戦に従事しているため、ほとんどクローネ伯の独立領として存在しているというのが現状です。地理的な問題から、どちらかといえば北部との関係が強く、この島から輸送される霊石は本国の工業力を支える基盤となっています。 ○民族・ヴァルネル人 ・レプラッド人(赤人) ・アデン人(黒人) ○宗教奴隷たちは聖母教会に改宗させられていますが、ひそかに昔ながらの民族の神を崇めている者も多くいます。 ○産物霊石、宝石、魚、雪ジャガイモ、鹿皮製品、ヘラ鹿の角細工、角鯨 ○文化・生活 生活用品の多くを白樺とヘラ鹿に頼っています。家やカヌーなどには白樺を用い、衣服やその他の小物はヘラ鹿の皮や角を加工してつくります。特に白樺の皮でつくられたカヌーは素晴らしい出来で、1人乗りのお椀型のものがよく漁に利用されています。これは皮と補強用のわずかな角材だけで作られているので、かついで簡単に持ち運ぶことができます。変わった使い方としては、下に板を取り付けてソリとして利用することができ、雪の上を走る姿を見ることもあります。 ○要所>・エリノラ湖 ・テオリスの雫 ○組織・集団・ノースポーリア族(赤人) ・シャイナー族(赤人) ・ブライトトゥース族(赤人) ○人物・ベクストル=クローネ伯爵 44歳 男 ・マヌイ=サッハ 28歳 男 ・カヤ=ストム 16歳 女 先頭へ |