術法変化(達成値)

蓄積発動\同調発動


 ここにある技能を用いれば、術法の達成値を上昇させることが可能です。

 

蓄積発動


 これは個人で術法判定の達成値を上昇させるための技能です。
 最初の行動の時にこの技能を使用すると、術は即座には発動せずに、次の行動の際に発動することになります。そして次の行動の時に再び判定をして成功すれば、最初の達成値に+1して発動させることが可能となるのです。
 判定が成功し続ける限りにおいては、いくらこれを繰り返しても構いません。最初も含めて4回判定に成功すれば、達成値を+3することができます。発動させるラウンドを最初に宣言する必要はなく、術者は自由に決めることができます。しかし途中で一度でも失敗した場合は、術は発動せずに終わります。また、途中で攻撃などの妨害を受けた時も、やはり術は中断してしまうことになります。

 この技能を使用した場合の耐久値の消費は、1回判定するごとに1点余分に消費することになります。


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同調発動


 これは複数人で同じ術を使用するための技能です。これを使用できるのは、術法を使用するキャラクターが全員この技能を習得していて、なおかつ同じ術を習得していた場合に限られます。まったく同じ効果をもった術でも、術法系統が異なる場合はこの技能を用いることはできません。

 この技能を用いる場合は、まず発動の基準となる中心人物を決定します。そして基準となる人物が判定に成功すれば、達成値に人数分の達成値を合計することができます。ただし、基準となる人物が判定に失敗した場合、術法は発動しなかったことになります。また、達成値を上乗せできるのも、判定に成功した人の分だけです。何人が同調発動に協力していても、判定に成功したのが1人しかいなければ、達成値は+1しか上乗せすることができません。
 たとえ何人で判定しても、効果自体は1人で判定した場合と同じです。数はもとより、距離や効果範囲などが拡大するわけではありません。なお、同時に術法変化技能を使用した場合は効果の拡大などが可能となります。この場合は、誰か1人が術法変化技能をもっていれば構いません。

 精神耐久値は全員が同じ分だけ消費することになります。拡大した時も同様で、たとえば2人で同調して距離を2倍にしたとすると、2人とも2点消費することになります。


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