同時判定

判定の基本\補助技能


 

同時判定の基本


 場合によっては、キャラクターは1度に複数の行為の判定をすることもあります。これを同時判定といいます。たとえば、自分の化学(専門:知+記憶)の知識を生徒に正しく教え込むには、指導・教育(一般:知+判断技能)という技能が必要です。しかし、いくら教え方が正しくても、知識が正確でなければ生徒は間違ったことを覚えるだけになります。このような場合は指導・教育と化学について、どちらも判定に成功していなければなりません。
 この2つの行為はお互いを制限し合うもので、その状況を表現するのが同時判定のルールです。同時判定の場合は、2つ(あるいはそれ以上)の行為判定を一度に行うことになります。ただしこれは、相互に影響を及ぼす一連の事柄に関しての判定であって、いくら同時に行なっていても、それぞれが全く無関係の行為である場合には別々に判定します。

 まず判定値ですが、これは最も低い技能の数値に準じます。指導・教育が12で化学が10であれば、判定に用いる数値は10となります。自動的成功も10が出た場合のみに起こります。
 次に振るサイコロの数ですが、これも判定に用いる中で最も低い主能力値を適用します。同時判定の場合、サイコロを振るのは1回だけです。これはたとえいくつの技能を用いる場合でも変わらず、その時のサイコロの出目で成否を判定します。


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補助技能


 副技能の中には、同時判定を行う場合にしか使用できない技能があります。このような技能のことを補助技能と呼びます。

 補助技能には術法変化技能攻撃変化技能射撃変化技能の3つがあります。それぞれ経験、運動、作業の主技能に含まれる副技能で、メインとなる技能と同時判定を行うことで、行為のバリエーションを広げることができます。
 メインとなる技能をあらかじめ習得していなければ、補助技能を習得することはできません。メインの技能が一般技能であれば問題ありませんが、それが術法系統のような専門技能である場合は、そちらを先に習得している必要があるのです。

 それぞれの詳しい判定方法は副技能データに書かれています。なお、補助技能は選択ルールであり、使用するかどうかはGMの指示に従って下さい。


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