機械の取り扱い


 


 機械を扱う技能は、大きく機械学と機械整備の2つに分かれます。基本的にこれらの技能は、専門学校や高等学校以上の学術機関で教えるものです。独学でも身につけられないことはありませんが、その場合は非常に苦労することでしょう。


○機械学【各種】 (専門:知+記憶)

 機械学とはその機械を取り扱うために必要な知識であり、知と記憶技能に属する専門技能です。それぞれの機械の原理、構造から設計までを含んだ総合的な学問知識となり、専門学校や大学校などで学ぶことができます。
 この技能を獲得していれば、機械が故障している場合にその原因を判断したり、機械の改良や設計を行うことが可能です。ただし、扱うことができるのはそれぞれの機械分野に限定され、複数の種類を扱うためには個別に習得する必要があります。



○機械整備【各種】 (専門:知+作業)

 機械の修理や整備、あるいは図面から機械を組み立てる場合などに使用する技能です。主に作業工程に関する判定に用いるもので、故障の個所を判断するような際には機械学で判定しなければなりません。この技能は、蒸気機関や霊子機関、自動車、船舶などといった個々の機械分野ごとに習得する必要があります。なお、この技能を用いる際には、何らかの工具を必要とします。


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