財産レベル

レベルと所持金\レベルの目安


 

財産レベルと所持金


 アンバランスド・ワールドのシステムでは、キャラクターの金銭的な裕福さを財産レベルというもので示します。財産レベルの基準は0で5桁、すなわち10000エランの単位の金額をもらうことができます。これは10000〜99999までの範囲で自由に設定してかまいません。財産レベルを1上げるごとに金額は1桁上昇し、1下げるごとに1桁下降します。金額は最低で0までしか下げることができません。すなわち財産レベルの下限は−5までしかないことに注意してください。

 財産レベルによって決定した金額は、最初のキャラクターの所持金になります。固定給をもらえるような定職についている場合は、同じ金額を毎月受け取ることができます。ただし、生活費も必要となりますから、実際に自由に使える金額はその1/3程度となるでしょう。また、それとは別に財産レベルの10倍の金額で変えるだけの所持品を持っていても構いません。
 それ以外のキャラクターの場合、最初は設定した桁の20倍の金額を貰うことができますが、それ以降は改めて稼がなければなりません。また、職についている人でも仕事を休んでいる場合には、月々の給料から幾らか引かれたりすることでしょう。あまりに欠勤が多い場合は収入がほとんどカットされたり、悪くすればクビになることもあります。


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財産レベルの目安


 ほとんどの職業では、財産レベルの下限は設定されていますが、上限については明示されておりません。これはそれぞれのキャラクターの境遇や能力に合わせて決定して下さい。以下の表は身分ごとの収入の目安を示すものです。
 一人暮らしであれば、財産レベル0でごく普通に生活することができます。家族を養う場合でも、レベル1もあれば十分に暮らせるはずです。貴族ならばともかく、ただの石工が財産レベル6などということはまずありえません。普通のキャラクターは、特に理由がなければ−1〜+1程度の範囲で決定したほうがよいでしょう。


◆収入の目安

身分 階級 財産レベル 説明

上流

支配階級

1〜5

 貴族は制度的な立場によって幅があります。収入の多くは領地経営に回されたり、日々の生活で浪費されることになるでしょう。自分で金銭を持ち歩く必要もあまりありません。
名誉階級

1〜3

 名誉貴族の場合は土地の収入があっても、屋敷の維持や宴を催すなど、体面を保つための目的で使われてしまうことが多いようです。
神聖 神聖階級

−1〜1

 宗教団体の種類や務める教会の規模、あるいは聖職者としての地位によって幅があります。ただし、宗教家はあまり贅沢をしないものです。余分な収入があっても教会へ捧げるのが当然のこととされていますので、それほど多くの収入はありません。田舎では自給自足や寄付によって生活することもしばしばです。

中層

富裕階級

1〜3

 会社や工場の経営者など、中層身分の中では最も裕福な階級です。
知識人階級

0〜2

 社会的な評価によって若干収入が異なります。総じて収入は高い方ですが、中には世間に認められないことから、貧しい生活を送る者もいるようです。
市民階級

0〜1

 極端に浪費しない限り、特に貧困であえぐこともなく生活できます。エルモア地方では最も標準的な収入レベルとなります。

下層

労働者階級

−1〜0

 労働時間のわりには稼ぎは少なく、贅沢はほとんど望めません。日々働き詰めでようやく生活ができるといった具合です。
放浪階級

−5〜0

 乞食や都市浮浪児の場合は、情報を売ったり犯罪に手を染めたりしていれば、それなりに稼ぐことはできるでしょう。放浪民族の場合は、物々交換によって必要な物資を手に入れたり自給自足の生活を送っているので、現金としての収入はそれほどありません。

最下層

犯罪者階級

−5〜3

 まったく収入がない者もいれば、ギャングの上層部のように店舗を経営して資産を増やす者もいます。収入的にはもっとも幅の広い階級です。
奴隷階級

−5

 主人が物を買い与えることはあっても、収入を得ることはありません。
異端階級

自由

 表向きの身分によります。


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