抵抗判定
○精神抵抗 (心+一般)
霊的な影響に対する抵抗力を表し、主に術法に対する抵抗判定に用います。術法をかけられた時は相手との対抗判定になり、勝利した場合は術法を無効化することができます。
○判断抵抗 (知+一般)
相手が嘘をついていたり変装しているなどの場合に、それに騙されないようにするために使用する技能です。また、恐怖に打ち勝つなど、自分の心を強く保っていられるかどうかの恐怖判定にも用います。
・恐怖判定
キャラクターは何らかの精神的な影響を受けた時、自我にダメージを受けることがあります。この場合は恐怖度というものを設定して、それを難易度として抵抗判定を行うことになります。
恐怖度とは恐怖の度合いを示し、自我に対する効果値となります。恐怖度を難易度として判断抵抗による抵抗判定を行い、抵抗しきれなかった場合には、恐怖度から達成値を引いた値を自我にダメージとして受けることになります。このルールは必ず使用しなければならないものではなく、選択ルールとして扱って下さい(モンスターの恐怖度など)。
・気絶判定
自我にダメージを受けた場合、キャラクターは気絶する可能性があります。この時は、難易度1の気絶判定を行なわなければなりません。判定に成功すればそのまま普通に行動できますが、失敗した場合は気絶することになります。この判定は自我にダメージが適用される度に行ないます。
・発狂判定
自我が0以下になった時は難易度1の発狂判定をしなければなりません。自我がマイナスになっていた場合は、その値が修正値となります。この判定に成功すれば発狂せずにすみますが、失敗した場合には精神が崩壊して狂人となってしまいます。この判定は、自我にダメージを被る度に行って下さい。なお、この判定に成功しても、自我が0以下になった場合は必ず気絶します。
○反応抵抗 (技+一般)
不意打ちや落とし穴、あるいは銃器による攻撃に対する回避など、咄嗟の反応に関する判定に使用します。咄嗟に目を閉じたりする場合などを除いて、鎧による修正を受けます。鎧の回避修正の部分に記してある数値を、この技能に足した値を判定値としなければなりません。
○肉体抵抗 (体+一般)
毒や病気などに耐えることができるかどうかの判定に用いる技能です。酒や徹夜、火傷、凍傷など、肉体の耐久力を試される場面での抵抗判定は、すべてこの値を用います。傷を負った場合の生死判定や気絶判定にも使用します。
・気絶判定
生命にまでダメージが及んだ場合、キャラクターは気絶する可能性があります。この時は、難易度1の気絶判定を行なわなければなりません。判定に成功すればそのまま普通に行動できますが、失敗した場合は気絶することになります。この判定は生命にダメージが適用される度に行ないます。
・死亡判定
生命の値が0以下になった場合は死亡する可能性もあります。この時には、難易度1の死亡判定を行なわなければなりません。生命がマイナスになっていれば、それを修正値としなければなりません。成功すれば死亡せずにすみますし、失敗すれば死亡することになります。さらに生命の値が減少した場合は、その度に死亡判定を行なって下さい。
死亡判定に成功してもキャラクターは必ず気絶します。そのまま放置されるといずれ死亡する可能性があり、応急手当てや治療が行われなかった場合は、1時間後に再度同じ条件で死亡判定をします。何らかの処置がほどこされるまで、1時間毎に判定を繰り返します。
・即死判定
一度に受けるダメージが活力の最大値を超えた場合は、その時点の生命の値にかかわらず、死亡判定をする必要があります。たとえば活力が10のキャラクターの場合、11点以上のダメージを一度に受けた時に即死判定が適用されます。判定方法は通常の死亡判定と変わりません。この判定に成功しても、気絶判定を行わなければなりません。
・窒息によるダメージ
キャラクターは自分の体×10秒の時間までは、息を止めていてもなんともありません。しかし、それ以上のあいだ呼吸ができない場合、次の10秒が過ぎた時に難易度1の抵抗判定に成功しなければなりません。この判定は時間が経過するごとに難易度が累積します。20秒が過ぎれば難易度2、30秒であれば難易度3となります。
判定に成功すれば、とりあえず10秒の間だけは我慢していられることになります。しかし失敗した場合は、次に抵抗判定を行う際に−1の修正を受けることになります。これは苦しさのあまり息を吐き出してしまった結果によるものです。この修正は、息を吸わないままであれば累積してゆきます。一度呼吸をすれば修正値を1だけ戻すことができます。
窒息に対する抵抗判定は状況が打開されるまで続きます。自由に呼吸ができるようになれば、判定を行う必要はなくなります。判定に失敗し続けて難易度が判定値を上回った場合、キャラクターは自動的に気絶します。助けが入らなければ、そのまま死亡することになるでしょう。この場合、5分以内に救い出して応急手当を行えば、蘇生させることができます。
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