基本データ
全ての武器には、装備箇所、攻撃修正、打撃値、そして価格という値が設定されています。
・装備箇所
装備箇所はその武器を片手で持つか、あるいは両手で持つかということを示しています。中には片手でも両手でも持つことができる武器もあります。こういった武器は、両手で持った場合の打撃値は、片手で持った場合よりも1ポイント上昇します。装備表では3/4という具合に表記されており、左側が片手、右側が両手の時のデータとなります。
・攻撃修正
攻撃修正とは、攻撃判定についての修正値のことです。つまり、これが大きいほど扱いやすい武器であるということです。この値は+1などといった形で書かれています。個人修正値と同様に、副技能値にこれを加えた値を判定値として、攻撃の成否を判定することになります。
・打撃値
打撃値は武器が与えるダメージの大きさのことで、この値が大きいほど強力な武器だということになります。この値が横棒線で表わされている武器は、たとえ命中してもダメージは与えられません。
・価格
武器の価格です。全て銀貨(100エラン)の単位で書かれています。
用途
武器には用途が記されています。それぞれの効果は以下に示す通りです。なお、実際にデータに書かれているのは頭の1文字だけです。たとえば打撃であれば打、投擲であれば投といった具合になります。
◆武器の用途
用途 |
効果 |
打撃 |
相手の肉体に対して、普通にダメージを与えることができます。打撃と書かれていない武器は、直接相手に打撃を加えることはできません。 |
破壊 |
木を切り倒したり、その他の固い物品を破壊することが可能です。破壊と書かれていない武器の場合は、逆に武器の側が壊れてしまいます。 |
投擲 |
投擲可能な武器であることを示し、20m程度の射程距離を持ちます。 |
捕獲 |
体に巻き付けたりして、相手の動きを封じることができます。捕獲された者は、相手の攻撃の達成値(捕獲した際の数値であり、改めて判定する必要はありません)に対して作業技能による対抗判定を試みることが可能です。対抗判定に勝利した場合は、その武器を外したりナイフで切ったりして脱出することができます。隠密技能の脱出を習得している場合は、それで判定を行うことも可能です。 |
転倒 |
攻撃が成功した場合、相手を転倒させることができます。相手は次のラウンド(5秒)の間に起きあがることができますが、転倒中は運動に関係する判定に−4の修正を受けます。なお、転倒攻撃を行った場合は、相手にダメージを与えることはできません。 |
絞め |
相手を絞め殺すことが可能です。一度締め付けに成功した場合、それを振りほどくためには格闘の技能を用いて対抗判定に勝利しなければなりません。締めによる攻撃には、窒息のルールが適用されます(こちらを参照して下さい)。気絶した後も首を絞め続ければ相手は死亡することになります。 |
気絶 |
血を流さずにダメージを与えられる刃物以外の武器は、攻撃を手加減することができます。どれだけのダメージを与えても生命の値は0以下にはならず、死亡判定を行う必要がなくなります。 |
突撃 |
突撃可能な武器です。突撃を行う場合、全速力で5m以上の距離を駆け抜ける必要があります。 |
その他のデータ
○飛び道具
飛び道具には射程距離が示されており、それを超える範囲には攻撃できません。表では距離と書かれている項目がそれにあたり、単位はmとなります。
また、弓や銃などの矢や弾を撃ち出す武器には、数/準備という数値が設定されています。これは1度に装填できる矢や弾丸の数とその準備に要する時間のことです。準備に必要な時間は1ラウンド(5秒)単位で示されています。
○追加武器
追加武器はそれ単体では武器として使用できるものではありません。主に矢や弾丸などが追加武器に当たり、使用する武器の数値に修正値や打撃値を合計して、攻撃の判定をすることになります。そのため、追加武器の表には使用武器という欄があり、ここに書かれている武器でしか、それぞれの追加武器を使用することはできません。
○効果武器
固定的なダメージを表わす数値を効果値といい、難易度とまったく同様の扱いを受けます。そして、ダメージの大きさが効果値で表わされるような武器を、効果武器と呼びます。手榴弾や罠などがこれにあたります。これらの武器は、通常の武器のようにダメージに攻撃判定時の達成値を加えたりすることはありません。効果武器についてはこちらを参照して下さい。
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