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フローラ

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基本ノーマルフローラサイコフローラサイコフローラの種類ミラージュ獲得

▼ 基本 ▲

▼フローラ

 人間は誰でも特別に大事にしている存在を持っています。それは特定の人間かもしれませんし、かけがえの思い出かもしれません。この対象のことをフローラ(花)と呼び、その人物の精神の根本を形作る存在となります。それゆえに、精神に強い刺激を受けた時は、フローラへの想いにも何らかの影響を受ける可能性があります。
 
・フローラレベル
 フローラに対する思い入れの程度は、フローラレベルという数値で設定されます。フローラレベルは+1〜+3までの範囲の値を取り、数値が高いほど対象への思い入れが強いということになります。


▼シード

 フローラほど精神の根本に関わる存在ではありませんが、後にフローラとなりうる存在のことをシード(種)と呼びます。これらは、普段はクラックと呼ばれる心の隙間(無意識の領域)に隠れています。
 
・レベル
 シードは常に0レベルのフローラとして扱われます。

・変化
 発芽チェックに成功すれば、シードはフローラとして設定することが出来ます。逆に、バーストなどの影響によって、フローラからシードに戻ってしまう可能性もあります。


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▼ ノーマルフローラ ▲

▼ピュアフローラ

 フローラに対して正常な想いを抱いている場合は、ピュアフローラとして表現されます。
 
・ブルーローズ
 ピュアフローラを持つ健全な心の持ち主を異能の力で見た場合は、青い薔薇が見えるといいます。しかし、ブルーラインが下降してゆくと、少しずつ赤い薔薇へと姿を変えてゆくようです。

・レベル
 PCの作成時には1D6でレベルを決定し、ダイス目が1〜3であれば+1、4〜5であれば+2、6であれば+3となります。
 なお、あらかじめシナリオアクションで対象を保持している場合は、それをフローラとして選択することも可能です。この場合はフローラレベルをダイスで決定する必要はなく、保持対象のレベルがそのままフローラレベルとして設定されます。

・フィードバック
 フローラとして設定したものは、逆にシナリオアクションの保持対象として設定することが出来ます。この場合は影響力を1ポイント消費するだけで、自動的にフローラレベルと同じレベルとして保持することが可能となります。


▼スリーピングシード

 まだ特別に大事なものを持たない人間は、可能性としての種を保持するのみとなります。これをスリーピングシードといい、後にフローラへと成長する可能性があります。
 
・PCの作成時
 フローラとして何も設定しなかった場合は、内容の決まっていない空の種を1つ保持することになります。詳しい対象や内容については、後で自分がフローラとして設定したいものがあらわれた時に決めることが出来ます。

・保持対象
 シナリオアクションで保持されている対象のうち、既に保持しているフローラと重ならない内容のものは、自動的にスリーピングシードとして扱われます。

・発芽
 スリーピングシードをフローラへと成長させるためには、発芽チェックに成功する必要があります。発芽チェックはプレイヤーが宣言した時点で挑戦することが可能で、宣言はゲーム中であればどのタイミングで行っても構いません。

・萎縮
 バーストやその他の理由によってピュアフローラへの想いが失われた場合は、それまでのフローラは全てスリーピングシードへと戻ってしまいます。


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▼ サイコフローラ ▲

▼基本

 精神的影響を受けてフローラに対する想いが歪んでしまった状態、およびその者が唯一大事にする存在(フローラ)のことを、サイコフローラといいます。。
 
・分類
 PCはキャラクター作成時にサイコフローラを選択することは出来ません。また、サイコフローラとなってしまったPCは、NPCとしてキーパーに接収されてしまうことになります。

・種類
 サイコフローラには、マイナスフローラ、セイクリッドフローラ、ロイヤルフローラ、ギルティフローラ、ボイドフローラ、ゼロフローラの6種類が存在します。このうちゼロフローラは、同化状態の解除チェックの結果によって自動的に決まる、非常に特殊な状態となりますので注意して下さい。


▼設定

・バースト
 同化状態の解除チェックに失敗して完全同化に陥った場合、そのキャラクターはサイコフローラの状態へと変化してしまうことになります。

・サイコフローラの設定
 キーパーは1種類の対象を選択して、それをPCのサイコフローラとして設定することが出来ます。この時に選ぶことが出来る対象は、PCが保持しているフローラか、もしくは接触した思念(解除チェックの引き金、もしくは同化状態の原因)の持ち主のフローラとなります。
 レベルや内容は、すでに設定してあるものが維持されます。他者のフローラを自己のものとして取り込む場合でも、相手が保持していた時のレベルと内容をそのまま複写することになります。

・種類
 サイコフローラの種類はキーパーが任意に決定して構いませんが、最後に接触した思念がサイコフローラの持ち主であった場合、だいたいは接触対象と同じものへと変化します。ただし、ゼロフローラだけは自由に選ぶことは出来ません。

・意識
 完全同化を果たしたキャラクターの意識は、汚染の源となった思念との融合を果たしてしまいます。この時に生まれた人格は悪意など歪んだ感情に支配されてしまっており、犯罪やその他の問題を引き起こす可能性が非常に高くなります。

・既存のフローラ
 PCの保持するフローラのうち、サイコフローラとして選択されなかったものは、全てスリーピングシードとしてクラックに保持されることになります。
 このようにして種へと萎縮してしまったフローラは、サイコフローラの状態が解除されれば元のレベルに戻ります。ですから、それまでのレベルも内容として記録しておいて下さい。

・ゼロフローラ
 同化状態の解除チェックで致命的失敗を出してしまった場合は、ゼロフローラと呼ばれる特殊なサイコフローラへと変化します。


▼能動的異能力

 サイコフローラの持ち主は、能動的異能力を身につける可能性があります。
 
・獲得
 能動的異能力を獲得するかどうかは、サイコフローラとなった直後に選択しなければなりません。獲得する場合は、初期状態で受動的異能力を得る時と全く同じチェックを行って下さい。ただし、もともと霊視能力を持っている場合は、すぐに1レベルのチェックから行うことが出来ます。

・特殊異能力
 能動的異能力の一種ですが、特定の種類のサイコフローラに対応したものです。これらは指定された種類のサイコフローラの持ち主しか獲得できないので注意して下さい。


▼ノイジィブルー

・ブルーライン
 サイコフローラの状態に陥った場合、最後にダメージを受けた時点の数値でラインが固定されてしまいます。また、ゼロフローラになった者は、その時点の値にかかわらずブルーラインは0で固定されます。そのため、サイコフローラの持ち主はノイズチェックによってラインが下降することはありませんし、一時的汚染も起こらなくなります。

・衝動の抑制
 サイコフローラの持ち主は、周囲から刺激を受けたり自らのフローラに関与する出来事が起これば、簡単に精神状態が不安定になってしまいます。ただし、クリアチェックに成功すれば、一時的に衝動や悪意を抑え込むことが出来ます。

・クリアチェック
 ノイズチェックを引き起こすような状態に遭遇した場合は、クリアチェックを行うことが可能となります。この時、ノイズダメージの基準値をマイナス修正として加える必要があります。
 クリアチェックに成功すれば、ほんの数ラウンドだけですが正常な意識を取り戻します。NPC化したPCの場合は、一時的にPCとして活動することが可能となります。


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▼ サイコフローラの種類 ▲

▼基本

・種類
 サイコフローラには、マイナスフローラ、セイクリッドフローラ、ロイヤルフローラ、ギルティフローラ、ボイドフローラ、ゼロフローラの6種類が存在します。

・シード
 サイコフローラに対応するシードも存在し、これはマリスシードと呼ばれています。マリスシードが発芽した場合、それはサイコフローラとして花を開かせます。


▼マイナスフローラ

 フローラに対して歪んだ愛情を持つようになった人間を、マイナスフローラの持ち主、あるいはマイナスフローラと呼びます。
 
・クリムゾンローズ
 マイナスフローラの持ち主を異能力で見ると、炎に包まれた真紅の薔薇が見えるといいます。

・感情の逆転
 バーストが起こった時は、真っ赤に染まったフローラが弾け散る映像が見えます。そして、フローラに対する感情の逆転が起こり、フローラ自体やフローラに関係するもの、あるいは連想されるものに対して、激しい憎しみと同時に歪んだ愛情を抱くことになります。

・悪意
 マイナスフローラの持ち主は、将来的に犯罪に手を出す可能性が高くなります。彼らの犯行の動機はフローラに対する歪んだ愛であり、標的はフローラそのものや、それから連想されるものなどになります。そして、異常とも思えるような残忍な手口や、常軌を逸した手法で犯行を遂げます。
 彼らは対象そのものを傷つけるとは限らず、それを手に入れるために犯罪的手段を行使する場合もあります。この場合、邪魔をする者は間違いなく彼らの標的となるでしょう。


▼セイクリッドフローラ

 フローラを神聖化してしまった場合には、セイクリッドフローラと呼ばれる状態になります。セイクリッドフローラは自らが理想像として描いた姿であり、対象の実体とは無関係に内容が設定されることになります。
 
・ホワイトローズ
 セイクリッドフローラの持ち主を異能の力で見れば、純白の薔薇が見えるといいます。

・状態
 セイクリッドフローラの持ち主は、フローラを汚されることを許すことが出来ません。ただし、これはフローラに抱くイメージによって反応が異なります。たとえば、フローラの実体が理想化した姿と違った場合は、無理やり自分の理想の姿にしようとするかもしれませんし、相手が年老いてゆくことに我慢できずに、殺して変化を止めてしまうなどの可能性もあります。


▼ロイヤルフローラ

 存在しない理想のことをロイヤルフローラと呼びます。ロイヤルフローラの持ち主は、実体のない理想を求め欲している状態にあります。しかし、その理想は常識で考えれば実現不可能なもので、ロイヤルフローラの棘は周囲のみならず自らをも傷つけ、やがて破滅へと導こうとします。
 
・パープルローズ
 ロイヤルフローラの持ち主を異能の力で見た場合、紫色の薔薇が見えるといいます。

・内容
 ロイヤルフローラは現実には存在しない幻像で、特別な理想を求める心が創りあげるものです。彼らの中には天使やムーの末裔など、ほとんど妄想に近い存在を理想としている者も多くいます。また、理想実現のためにテロ活動を行ったり、宗教を興したりする場合もあるようです。彼らは理想を実現するために邪魔する者を排除したり、自らに過酷な試練を与えたりすることで、社会から少しずつ離反してゆくことになります。


▼ギルティフローラ

 罪の意識が心を支配し、自らを締め付けている状態です。彼らは罪の意識ゆえに人を近づけることなく生活し、特別な存在を持とうとはしません。そのため、近寄ってくる者を肉体的に傷つけることはしないのですが、精神的に傷つけるなどして他人を遠ざける可能性があります。
 
・グレイローズ
 ギルティフローラの持ち主を異能の力で見れば、灰色の薔薇に見えるのだといいます。

・内容
 ギルティフローラはかつて犯した罪や悔恨の念であり、持ち主の心をきつく縛り上げています。表向きはゼロフローラと似たように思われるのですが、実際は全く逆の存在であり、罪の意識のあまり自らを傷つけてしまう可能性の高いものです。
 なお、ギルティフローラの持ち主は、自身と同じ罪を犯したものを許せなく思う傾向が高く、その想いに従って誰かを傷つける可能性があります。


▼ボイドフローラ

 ボイドフローラの心は空虚で、孤独や絶望といった感情に支配されている状態です。彼らは破滅的思考の持ち主で、危険なことを平気でしたり、周囲の全てを道連れにしようと考えたりします。
 
・ダークローズ
 ボイドフローラの状態にある者を異能の力で見れば、漆黒の薔薇に見えるのだといいます。

・内容
 彼らの望みは特定の存在ではなく、全ての者の破滅となります。しかし、彼らが何かを憎んでいるとは限らず、破滅そのものが喜びである場合もあります。


▼ゼロフローラ

 大事なものを全く持たない人間もまれに存在します。このような状態にある人間をゼロフローラといいます。ゼロフローラの持ち主は周囲の者の心がわかりません。彼らにとって禁忌は禁忌でなく、場合によっては犯罪さえ簡単に犯してしまう可能性があります。
 
・アイスローズ
 ゼロフローラの状態にある人間を異能の力で見れば、氷の薔薇として認識されます。

・原因
 ゼロフローラは同化状態の解除チェック時の致命的失敗によってのみ生まれるもので、サイコフローラの中でも特異な存在となります。その他の要因によってサイコフローラとなった場合、ゼロフローラを選択することは出来ませんので注意して下さい。

・フローラの凍結
 ゼロフローラの持ち主は、いかなる存在に対する想いも凍結されることになります。そのため、ゼロフローラの状態が解除されるまではフローラを持つことは出来ませんし、これまで獲得したフローラは全て全てアイスシードとして保管しなければならなくなります。これらの種は、ゼロフローラの状態では発芽することはありません。

・汚染
 ゼロフローラの持ち主の思念は他のフローラ状態とは異なり、サイコフローラでありながら、いかなる汚染も引き起こさないという特徴があります。

・ブルーライン
 ゼロフローラの持ち主はブルーラインが0に固定されてしまいます。そのため、クリアチェックによって一瞬でも正気を取り戻すということはありません。逆に、衝動や悪意に惑わされることもなく、そのような要因でクリアチェックを行う必要もありません。

・封印チェック
 ゼロフローラの持ち主は大事なものを持たないため、異能力に封印が施されていた場合でも、ゼロフローラになた時点で即座に解かれてしまいます。


▼マリスシード

 サイコフローラの持ち主が抱く悪意は、思念と同化した人間のクラックにシードとして保持されます。この種のことをマリスシードと呼びます。マリスシードを異能の力で見た場合は、サイコフローラに応じた色をした種に見えるといいます。
 
・同化状態
 サイコフローラの持ち主と同化状態に陥った場合は、その状態が解除されても相手の思念がマリスシードとして残ってしまいます。

・汚染
 マリスシードを保持している場合、他のシードが悪意に汚染される可能性があります。
 キーパーは任意の時にマリスシードを他の種に接触させることができます。その際にクリアチェックに成功しなければ、選択されたシードはマリスシードへと変化してしまいます。

・異能力
 マリスフローラという能動的異能力を持つ者は、相手の精神にマリスシードを植え付けることが出来ます。


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▼ ミラージュ ▲

▼幻像効果(ミラージュ)

 何らかの内容を持つシードは、持ち主に幻像を見せる可能性があります。幻像はPCを助ける場合もありますが、逆に闇の側へと引き込んでしまう可能性もあります。どのように作用するかはキーパーが決定して下さい。
 なお、これはあくまでも心の中にあるもので、他人に見えたりするものではありません。また、幻像といっても、人間であれば声を出したり触れたりするもので、想像や記憶にある通りに動きます。
 
・発動
 キーパーは任意の時に、シードに込められている記憶や想いに関係する幻像を見せることが出来ます。

・抵抗
 PCはクリアチェックに成功しなければ、幻像に導かれるままに行動してしまいます。チェックに成功すれば幻像に惑わされることなく、すぐに目を覚ますことが出来ます。
 1度判定に失敗しても、PCの精神もしくは肉体に何らかの刺激が与えられる度に、クリアチェックを試みることが出来ます。これはそれほど強い影響である必要はなく、肩を叩かれたり名前を呼ばれる程度でも問題ありません。

・発芽
 幻像効果によって発芽チェックが誘発される場合があります。この場合は、キーパーの指示に従ってチェックを行って下さい。

・汚染
 マリスシードに接触された種が汚染されそうになった場合、持ち主は悪意によって種が穢されてゆく幻像を見ることになります。

・例外
 アイスシード(ゼロフローラ)は完全に凍結されているため、持ち主に何の影響も与えることはありません。


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▼ フローラの獲得 ▲

▼発芽

 シードとして保存されている想いは、後にフローラへと花を開かせる可能性があります。このことを発芽といいます。
 
・シードの種類
 シード(種)として保持されているものには、スリーピングシード、マリスシード、ペインシード、アイスシードの4種類があります。

・発芽のタイミング
 発芽チェックはプレイヤーの任意の時か、異能力やノイズチェックで精神に影響を受けた時などに行われます。これはシードの種類によって異なるもので、キーパーの指示によってチェックを試みる場合もあります。

・発芽チェック
 発芽チェックの基準となるのは直感の値です。このチェックに成功した場合、シードはフローラとして花を開かせます。

・抑制チェック
 発芽を防ぎたい場合は、自我を基準とした抑制チェックに挑戦することが出来ます。この判定に成功すれば、意思の力で発芽を封じ込めたことになります。

・アイスシード
 アイスシードはゼロフローラだけが持つ特殊な種で、サイコフローラの状態から脱するまで発芽することはありません。


▼スリーピングシード

・幻視
 何らかの内容を持つスリーピングシードを異能の力で見た場合は、青い色をした種に見えるといいます。中身のない空の種の場合は純白に見えるようです。

・発芽のタイミング
 発芽チェックは、プレイヤーの望むタイミングで行うことが出来ます。

・獲得
 キャラクター作成時に内容が未設定の種を獲得していた場合は、好きな内容を自分で選択することが可能です。そうでない場合は過去にフローラが萎縮した種か、もしくはシナリオアクションの保持対象を内容として選択しなければなりません。
 それから、PCが同化状態に陥った場合は、同化の解除後も接触した思念はスリーピングシードとしてクラックに保持されます。このようにして獲得した種も、通常のスリーピングシードとして発芽させることが可能です。ただし、相手がサイコフローラの持ち主であった場合、相手の悪意はマリスシードとしてPCの精神に残ってしまいます。

・フローラの種類
 発芽したシードは、ピュアフローラとして扱われることになります。

・レベル
 スリーピングシードが発芽した場合、フローラレベルは1D6で決定されます。1〜3であれば+1、4〜5は+2、6は+3となります。ただし、シナリオアクションの保持対象を指定した場合は、そのレベルがそのままフローラレベルとして設定されます。


▼マリスシード

 サイコフローラとして花開く可能性のある種のことをマリスシードといいます。
 
・幻視
 マリスシードの持ち主を異能の力で見た場合は、サイコフローラの種類に応じた色の種に見えるといいます。

・獲得
 サイコフローラの持ち主と同化状態に陥った場合、相手の悪意がマリスシードとして精神に残されることになります。それから、悪意や怨念に満ちた思念と共感状態に陥った場合にも、保持している種が悪意に汚染されて、マリスシードへと変化する可能性があります。
 クラックに保持されたマリスシードは、スリーピングシードに悪意を感染させる場合があります。この場合はクリアチェックに成功しなければ、接触された種がマリスシードへと変化を遂げてしまいます。

・発芽のタイミング
 同じ種類の悪意に再び触れた場合、もしくは悪意の幻像に抵抗しきれなかった場合にはマリスシードが活性化し、サイコフローラとして花開く可能性があります。

・フローラの種類
 発芽した後のマリスシードは、サイコフローラとして扱われることになります。フローラの種類はキーパーが任意に決定して下さい。もちろん、発芽によってサイコフローラとなった場合も、キャラクターはNPCとしてキーパーに接収されてしまいます。

・レベル
 同化状態に陥ることで獲得した種の場合、基本的に相手が保持していた時のレベルと内容をそのまま複写することになります。それ以外の要因(感染など)によってマリスシードになったものは、フローラレベルが1D6で決定され、ダイス目が1〜3であれば+1、4〜5は+2、6は+3となります。

・萎縮
 発芽によってサイコフローラの状態になった場合、選択されなかったフローラは全てスリーピングシードとしてクラックに保持されます。このようにして種へと萎縮してしまったフローラは、サイコフローラの状態が解除されれば元のレベルに戻ります。ですから、それまでのレベルも内容として記録しておいて下さい。


▼ペインシード

 ノイズチェックの際に封印したペインシードが、何らかの精神的影響によって発芽する場合があります。
 
・幻視
 ペインシードを異能の力で見た場合は、赤褐色のひび割れた種に見えるといいます。

・発芽のタイミング
 封印ダメージの解除チェックに成功した際に、ペインシードの発芽を試みることが出来ます。発芽を選択しなかった場合には、封印ダメージをノイズダメージとしたノイズチェックを行うことになります。

・ダメージの消去
 発芽に成功すれば、ペインシードに蓄えられたノイズダメージを、ラインを下降させることなく消し去ることが可能となります。

・フローラの種類
 発芽した後のペインシードは、サイコフローラとして扱われることになります。種類はキーパーが任意に決定することが出来ますが、封印の内容に沿った種類にしなければなりません。これによってサイコフローラとなった場合も、キャラクターはNPCとしてキーパーに接収されてしまいます。

・レベル
 ペインシードが発芽した場合、蓄積された封印ダメージがレベルの基準となります。封印ダメージが1〜3の場合は+1、4〜5の場合は+2、6以上の場合は+3となります。


▼昇華

 マリスシードおよびペインシードの発芽に成功した場合でも、サイコフローラへの変化を止める手段が存在します。これを昇華といい、相手の苦痛を理解することで為されるものです。
 
・昇華チェック
 昇華チェックは発芽が起こり、サイコフローラのレベルが決定された後に行います。この時、[自我−フローラレベル]を基準としたチェックに成功すれば、悪意や苦痛の念を無事に昇華できたことになり、サイコフローラに変化せずに済みます。

・種類
 昇華に成功した後のフローラは、メルトフローラとして扱われます。メルトフローラは他者の意識を自己の内部で昇華したものであり、相手の想いを理解した証ともいえるものです。

・オーロラローズ
 メルトフローラを異能の力で見れば、虹色に輝く薔薇として認識されます。

・レベル
 メルトフローラのレベルは、サイコフローラのレベルとして決定したものと同じになります。

・修正値
 メルトフローラの持ち主は、同じ種類の思念によるノイズチェックを行う時に、フローラレベルを修正値として加えることが出来ます。ただし、チェックに1度失敗するごとにレベルは1ずつ低下してゆきます。

・レベルの低下
 フローラレベルが低下して0レベルになった場合、メルトフローラはスリーピングシードへと変化し、クラックに保持されることになります。再び発芽する場合は、ピュアフローラとして扱って下さい。


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基本ノーマルフローラサイコフローラサイコフローラの種類ミラージュ獲得

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