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▼沈静化
心理学の判定に成功すれば、精神に受けた影響を一時的に沈静化させることが出来ます。ただし、相手が明らかに異常な精神状態にあるとわからなければ、治療を試みることは出来ません。
・一時的症状
心理学の判定に成功すれば、一時的症状による影響を解除することが出来ます。治療を行うことができるのは1つのシーンにつき1度だけで、最初に行った人の結果だけが適用されます。また、治療には数分ほどの時間をかける必要があります。
・長期的症状
心理学の判定に成功すれば、同化状態に陥っている者を1D3時間だけ正気にとどめておくことができます。治療には1時間程度を費やす必要があります。また、判定を行うことができるのは1つのシーンにつき1度だけで、最初に行った人の結果だけが適用されます。
なお、沈静化に成功しても、表向き症状が改善されたように見えるだけに過ぎません。正気の時と同じように行動できますが、実際には精神に深いダメージを受けたままであり、時間が過ぎれば再び元の症状に戻ってしまいます。
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▼心理学的治療
ブルーラインの減少は、心理学的な治療によって回復することが出来ます。ただし、何か異常な行動を取ったのを目撃するか、心理学の技能による診断を受けた場合にしか、精神に悪影響を受けていることに気づくことはありません。
・判定
心理学の判定に成功すれば、1ヶ月にノイズダメージを1D3ポイント回復することができます。しかし、致命的失敗を出した場合は、逆に1ポイントのノイズダメージを受けることになります。
・サイコフローラ
サイコフローラの状態に陥っている者は、これを解除してからでなければ治療によってラインを回復させることはできません。
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▼ペインシードの治療
ペインシードとして保持されているダメージは、通常のノイズダメージとは異なる手段を用いて治療しなければなりません。
・封印ダメージの認識
封印ダメージの存在は、行動依存や物品依存といった表に見える影響によって発覚するものです。封印の存在が判明するまで治療を行うことは出来ませんので注意して下さい。
・治療の間隔
1ヶ月につき1度の治療を試みることが出来ます。
・封印の一時的解除
心理学のチェックに成功すれば封印が一時的に解除された状態となり、1D3時間だけ患者の精神は安定したままとなります。この間は封印が解けてもブルーラインにダメージが戻ることはなく、思念に汚染されることもありません。また、安定期間内であれば、診察者は任意の時に再び封印を元に戻すことが可能です。
致命的失敗を出した場合は、精神状態を安定化させることが出来ないまま封印が解けてしまいます。この時は知力を基準とした解除チェックを即座に試みなければなりません。
・治療
封印が一時的に解除されている状態であれば、通常の精神治療と同じように封印ダメージを癒すことが可能となります。この時、心理学の判定に再び成功すれば、封印ダメージは1D3ポイント回復します。これによって封印ダメージが0になれば、封印対象を破棄できたことになります。しかし、致命的失敗を出した場合は、1ポイントのダメージが封印ダメージに蓄積されます。
・刺激
封印の一時的解除に成功していれば、周囲から何らかの刺激を受けても封印ダメージが解放されることはありません。ただし、この間にノイズチェックを行った場合や、封印対象に関連する強い刺激を受けた場合は、知力を基準とした解除判定を試みなければなりません。
解除判定に成功した場合は、封印が完全に解けてしまうことになります。また、ダイスを振って決めた安定期間が過ぎた後は、強い恐怖を伴わない精神的な刺激を受けた時でも、解除判定を行う必要があります。
・再封印
安定期間が過ぎてしまったり、一時的解除の間に強い刺激を受けて解除判定を行った場合、封印を再び維持するためには心理学の技能による再封印に成功しなければなりません。
心理学のチェックに成功すれば封印を完全な状態に戻すことが出来ますが、チェックを行った側がすぐにその成否を判断することは不可能です。その後の症状を観察したり、治療時に心理学のチェックに成功して、初めて封印状態を把握することが可能となります。
・維持手段の交換
封印ダメージが0になるまでは維持手段への依存は継続されており、これを止めれば封印はいずれ解除されることになります。しかし、心理学と薬学の知識がある者は、依存している対象を正式な治療薬に置き換え、それで封印を維持することが可能となります。
ただし、置き換えを行うためには一時的解除の間に心理学の判定に成功し、依存対象から患者を解き放つ必要があります。説得できなかった場合は、薬物を与え続けるだけでは維持することは出来なくなります。
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▼サイコフローラの治療
サイコフローラとなってしまったPCは、入院などをして癒さなければなりません。ただし、その兆候を巧みに隠している場合は、周囲がそれに気づくことはないでしょう。
・治療期間
サイコフローラの患者は、治療に[フローラレベル+1D3]ヶ月ほどの時間を要します。これらはあくまでも目安であり、キーパーが任意に治療期間を決定しても構いません。
・自宅療養
自宅の落ち着いた環境でカウンセリングを受けながら治療を行えば、少しずつ正気を取り戻すようになるでしょう。
・精神病院
きちんとした設備のある病院に入院した場合、自宅と同様に落ち着いて治療を行うことが出来ます。
・判定
1ヶ月毎に心理学の判定を行い、これに成功すれば次の治療段階へと進むことができます。そして、最初に決定した治療期間を充たせば、サイコフローラの状態から回復できたことになります。
判定に失敗した月は治療期間には含まれませんので、失敗し続ければ治療はどこまでも長引く可能性があります。また、致命的失敗を出した場合は、治療期間がさらに1か月延長されます。
・刺激
治療期間中にノイズダメージを受けた場合、治療は最初に決定した期間より長引くことになります。どの程度継続しなければならないかは、キーパーが任意に決定して下さい。
・問題行動
治療期間中に周囲から刺激を受けた場合は、暴れたり犯罪行為を試みたりするなど、何か問題を起こしてしまう可能性があります。このような問題行動は刺激を受けた直後に行われるとは限らず、人目につかない場所で試みることもあるでしょう。
キーパーはこのような行動を止めるために、クリアチェックを行わせても構いません。このチェックに成功すれば、一時的に衝動や悪意を抑え込むことが出来ます。
▼ゼロフローラの治療
ゼロフローラの治療については、すべてキーパーの判断に任されます。ただし、回復するにしても1年以上の時間が必要となるでしょう。
▼マリスシードの除去
マリスシードの除去を試みるには、その兆候が行動にあらわれる必要があります。周囲もしくは自身がそれに気づいて、心理学的治療を受けることを選択すれば、マリスシードの除去を試みることが出来ます。
・期間
治療には約1ヶ月の時間が必要です。
・発芽
マリスシードの除去を行うには、1度これを発芽させてから治療を行わなければなりません。これは通常の昇華チェックを行うのと同じ手順となりますが、発芽チェックや昇華チェックのかわりに、心理学の技能を用いて悪意を昇華させることになります。
治療においては、心理学のチェックに2回成功する必要があります。1回目の判定はマリスシードを発芽させるために、そして2回目の判定は悪意の存在を患者に正しく認識させ、自己の精神をコントロールさせるために行うものです。2回目のチェックは昇華チェックの代替チェックですので、フローラレベルの分だけマイナスの修正値を加えて行う必要があります。
・安定化
発芽チェックに成功した場合は、封印の一時的解除と同じように、1D3時間だけ患者の精神は安定したままとなります。安定期間内であれば、診察者は発芽したサイコフローラを、任意に元のマリスシードに戻すことが可能です。しかし、致命的失敗を出した場合は、精神状態を安定化させることが出来ないまま発芽が起こってしまいます。
・昇華
発芽と昇華の2度のチェックに成功した場合は、自らの意思で昇華させた時と同じくメルトフローラが開花します。
・萎縮チェック
サイコフローラの昇華に失敗した場合、その活動を抑えるには精神状態を元に戻さなければなりません。この時、精神が安定化されていなければ、再び心理学のチェックを行ってサイコフローラの萎縮に成功する必要があります。
心理学の判定に成功すれば、サイコフローラは再びマリスシードの状態へと戻ります。ただし、この処置は一連の治療が行われている間に施さなければならず、時間が経過してしまった場合には萎縮チェックを試みることは出来なくなります。
なお、萎縮チェックが成功したかどうかは、その後の症状を観察したり治療時に心理学のチェックに成功して、初めて把握することが可能となります。
・患者による昇華
心理学による昇華や萎縮に失敗しても、患者の意思によって昇華チェックを行うことは可能です。この場合は通常の昇華チェックの手順に従って下さい。
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▼異能力による影響
異能力によって精神に何らかの影響を受けた場合は、心理学的な治療を行わなければ元には戻りません。
・治療期間
治療には影響を受けた異能力のレベル×1ヶ月の期間が必要となります。
・判定
1ヶ月毎に心理学の判定を行い、これに成功すれば次の治療段階へと進むことができます。そして、最初に決定した治療期間を充たせば、異能力の影響から完全に回復できたことになります。
判定に失敗した月は治療期間には含まれませんので、失敗し続ければ治療はどこまでも長引く可能性があります。また、致命的失敗を出した場合は、治療期間がさらに1か月延長されます。
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