SacrificeSyndrome-Data
能力値の【器用】を基準とする技能で、手先を使う作業や操作技術に関する行為の判定に用います。
写真やビデオをうまく撮るための技術です。判定に失敗すれば、ピントがあっていなかったり、被写体が枠に収まっていなかったりします。これは咄嗟に撮影したり、動いているものを写す場合に必要な判定であり、通常の状態で撮影を行うだけであれば、特に判定を行わなくても構いません。
物品や人など、自分以外の何かを隠すための技能です。干し草の下に人を隠したり、書類や小物の山に隠したい物品を紛れ込ませる、といったことができます。他にも、内ポケットにうまく武器を隠したり、周囲に見つからないよう手のひらに何かを忍ばせる、といった判定に用いてもよいでしょう。この技能によって隠蔽されたものは、〈捜索〉や〈観察力〉による対抗判定に勝利しなければ見つけることができません。
うまく化粧をほどこすなどして、外見を別人に見せかけるために用いる技能です。自分だけではなく、他人を変装させることも可能です。ただし、化粧品やカツラ、あるいは付け髭などの小道具を必要とします。
変装を見破るためには、〈観察力〉を用いた対抗判定に勝利しなければなりません。成功した場合、皺や仕草なども含めた総合的な印象から違和感を感じたり、あるいは変装の不備に気づいたりすることができます。
この技能があれば、機械の故障箇所を判断したり、修理やメンテナンスを行うことが出来ます。また、改造を施したり、簡単な装置を作製することも可能となります。
この技能で扱うことが出来るのは、ネジ、バネ、歯車、梃子などを使った作動機械に限られます。ですから、自動車や動力機関の修理や点検に用いることは出来ますが、電気機器の修理を試みる場合には、〈電気修理〉の技能が必要となります。
自動車の運転を行うための技能です。これを習得している者は、通常の走行であれば判定なしで操ることが出来ます。判定が必要となるのは、追跡を行ったりする場合や、急いで運転するなどの事故を起こす可能性がある状況に限られます。また、時間内に到着できるかどうかを判断するために、この判定を行わせる場合もあります。
飛行機やヘリコプター、船舶、重機械などの操縦に関する技能です。乗用機関の種類ごとに、別個の技能として扱って下さい。
判定が必要となるのは、事故を起こす可能性があったり、難しい操作を要求される場面に限られます。通常時の運転であれば、特に判定を行う必要はありません。
錠を修理したり、鍵を作製するために用います。また、市販されている錠前のような簡単な機構の鍵であれば、開錠を試みることが可能です。キーパーは鍵の機構に応じて、適切な修正値を加えて判定を行わせて下さい。なお、金庫などの複雑な構造のものや、電子ロックを開けたりすることは出来ません。
鍵開けには必ず道具が必要となります。専用のツールがあれば特に修正を受けることはありませんが、針金やヘアピンなどの間に合わせの道具を用いる場合は、−4〜−6程度の修正を受けます。
何らかの素材を加工して品物を作製したり、修理を行うための技能です。この技能は、金属細工や宝飾品など、対象となる物品や素材ごとに別個の技能として扱って下さい。判定に失敗した場合は、作業のミスで素材を無駄にしてしまったり、作業期間に遅れをきたすことになります。
縄を解けないようにしっかりと結んだり、用途に合わせた結び方をすることが出来ます。また、きつい結び目をうまく解いたり、特殊な手段で結ばれた縄を解くためにも、この技能による判定を要求される場合があります。これは登山者や船乗りなどが、特定の結び方を行うために必要となる技能であり、単に紐を結ぶだけであれば技能なしで試みることが出来ます。
〈ロープワーク〉でしっかり結んだ縄から脱出するには、〈脱出術〉の技能による対抗判定が必要となります。〈脱出術〉がない場合、何らかの手段を用いて縄を切るしか抜け出す手段はありません。力だけで何とかしようとした場合は、逆に結び目が解けにくくなることでしょう。
縄や手錠から短時間でうまく抜け出す技術です。〈演技〉などの技能を組み合わせれば、エンターテイメントとして利用することも出来るでしょう。
〈ロープワーク〉の技能を用いてしっかりと結んだり、手錠をかけられている場合は、〈脱出術〉の技能なしで逃げ出すことはできません。また、この判定に成功した場合でも、自由になるまでにはある程度の時間を必要とします。
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