|
|
怪異はキャラクターのようなデータを持ちます。怪奇現象もデータの上では霊魂や怪物と同じように扱います。
■ 基本数値 ■ |
怪異はベース能力、耐久力、属性値といったデータを持ちます。これらの数値はPCのものと全く同じ働きをします。なお、怪異の種類によっては、【社交】などの数値が設定されない場合もあります。
▼怪奇現象
実体を持たない怪奇現象は、【霊力】とそれに関連するデータしか持たない場合があります。このような存在にとっての【霊力】は、その現象が生じる原因となった思念の強さと考えてもらって差し支えありません。この数値が高い怪異ほど現実世界に現れやすく、与える影響も大きくなります。
■ 認識 ■ |
▼正気度ダメージ
怪異はPCに正気度ダメージを与える可能性があります。特に何も説明が書かれていない場合、記されているダメージは発見・遭遇時のものとなります。
◇発見・遭遇
見た目が醜悪な怪物など、恐怖を与えるような存在に遭遇した時は、正気度判定を行う必要があります。
◇憑依
幽霊や神霊に憑依された場合も、正気度判定を要求される可能性があります。正気度ダメージの大きさは、思念の大きさや神性の高さに左右されます。
▼顕現力
怪異の見つかりやすさを示す数値で、この値が高いほど霊的な波動を感知しやすくなります。〈霊感〉や霊能力による感知を行う際は、技能値に顕現力の値を加えて下さい。
顕現力がマイナスとなっている場合は、その現象は非常に感知し難いことを意味します。しかし、これは霊力の強さとは無関係に設定されるもので、見つかりにくく強力な怪異も存在することでしょう。
■ 技能 ■ |
基本的にはPCの場合と全く同じように扱います。なお、人間とは肉体や精神の構造が違うことから、一般技能でもベース能力以下の値を取ることがあります。
■ 戦闘 ■ |
▼攻撃
PCと同様に、攻撃方法、技能値、ダメージ、攻撃回数、到達距離などが設定されています。その怪物に特有の攻撃手段については、データに詳しく説明が書かれています。
▼防御
人間と違って皮膚が非常に頑丈だったり、霊的な装甲を有している場合などがあります。また、怪異の場合は防御値だけでなく、特定の攻撃手段を無効化したり、体構造の違いから自動的にダメージを半減させるといった、特殊な防御手段を持つものもいます。
■ 霊能力 ■ |
怪物の中には霊能力を身につけているものもいます。霊能力はキャラクターの場合と全く同じ使い方をします。
■ 特殊能力 ■ |
怪異の多くは特殊能力を持っており、その力を使って現実世界に様々な影響を与えます。
▼系統
特殊能力には自動発動と集中発動の2つの系統が存在します。
◇自動発動
意識することなく自動的に行使される特殊能力で、発動しても能動行動としては扱われません。
◇集中発動
この系統の特殊能力を用いるには、意識して発動を行う必要があります。これは能動行動(本行動)として扱われるもので、その他の能動行動と同時に行うことは出来ません。
▼発動
◇方法
特殊能力は発動に判定を必要とせず、意識するだけで効果を発揮することが出来ます。種類によっては無意識のうちに発動が行われたり、常時効果を発揮し続けるものもあります。
◇準備時間
特に説明がなければ、発動には準備時間を要しません。準備時間が設定されている場合、発動までの間は集中状態を保つ必要があります。この時に限り、特殊能力の発動はフルアクションとして扱われます。
◇抵抗
特殊能力の影響から逃れるためには、精神抵抗や肉体抵抗などの判定に成功する必要があります。
◇効果修正
相手の抵抗判定に与える修正値のことです。これはキーパーの判断で自由に調整して構いません。
◇霊力ボーナス
特殊能力によるダメージの処理は、霊能力の場合と全く同じように扱われます。
▼精神力の消費
特殊能力の発動には、精神力の消費を要求される場合があります。
◇基本消費
特殊能力を1回行使するためには、基本消費ポイントとして定められている分だけ、精神力を消費しなければなりません。
PainForTheTruth-Data