7.なんでブタ小屋になったの?
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「シンの間」でハート様が登場したシーンを思い浮かべて欲しい。ケンのハート様に対する数々の暴言の中に「ブタは○○へ行け」という台詞がある。リアルタイム読者の多くは○○を「屠殺場」で記憶していると思われる。しかしコミック版ではいつからか「ブタ小屋」となってしまった。初期のファンにとっては「屠殺場」以外ではどうしても違和感があるし、面白く感じない。(さらに最近は「ブタと話す気はない!」になってしまった。)
「屠殺場」 ご存知の通り、"とさつじょう"と読むのだが、MS-IMEでは変換すらされない。意味は「牛や豚など家畜を殺して食肉にする事」
かつては肉の話になると「どうやって殺しているんだろう」と話題になり、メディアでもその事について触れる事も少なくなかったが、最近では完全にタブーとなっているようだ。その影響で北斗でも「屠殺場」が「ブタ小屋」になってしまったのだ。最近の大量消費の食肉事情から気になる人も多いと思うが、その実態は明らかにされることはない。昔は食肉自体少なかったので手法についても平気で語られていたが、現在ではとても対応しきれない古い手法(手作業)なので「新しい手法」でもあるのだろうか?
…と思って調べてみたら「電気」「二酸化炭素」「麻酔」などで気絶させてから屠殺しているそうだが、十分残酷に感じる。どうも過剰に屠殺されている気もする。スーパーでもかなりの量が余っているし、価格の安さ(特に鶏肉)といい、動物の命を馬鹿にしている気がしないでもない。
北斗の世界でもコウケツの食ってるステーキなど時折肉が登場するが、鶏、馬、犬、鼠、鳩、鷲、烏、牛、虎、巨大な黒豹orピューマ以外の動物は登場していない(たぶん)。人間を牛馬として働かせているくらいだから、少ないのはわかるが、猫(普通の)がいないのは不自然な気がする。コウケツはいったい何の肉を喰らっているのだろうか?
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