4.なぜ側近にはチビが多いの?
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悪党の部下にはモヒカン、スキンヘッドなど頭髪に特徴があり、体格がいい奴は山ほどいるが、側近となるとなぜか極端に小さい男がいる。
- アミバ ―― ハブ
- ラオウ ―― ウサ
- ユダ ―― コマク
- ガマガエル(ジュウザの小便飲んだ男(笑)) ―― 副官?
実は別に多いわけではない(爆)
ハブは木人形狩り隊の隊長で猴拳、またの名を猿拳、その流れを組む野猿牙殺拳を操る。アミバによって数倍の跳躍力を与えられ技に磨きをかけた。戦術理論にも長けていたが、ケンの前に敗れ去る。相手が悪かったせいで活躍の場がなかったが、本来は南斗五車星のリハクのように万の軍勢を操る軍師のような人物だったのだろう。
ウサはラオウの寝所に出入りを許される側近中の側近。おそらく戦略や医療関係に関わっていたと思われる。頭髪はモミアゲだけで、不気味な笑いが特徴。ヨダレをたらして下世話な話をしてラオウの怒りを買い粛清されてしまう。「もぽえ〜」が断末魔。拳の圧力だけで潰れた印象を受ける。
コマクもユダの部下に「様」をつけて呼ばれるだけあって、やはり側近だろう。壁をシャカシャカに動き回り、盗み聞きするのが得意らしい。ユダは情報戦を得意とするので、重宝されていたのであろう。拳法の腕に優れないコマクか攻撃に転じる。「毒流し」である。村を全滅させるほどの毒を川に流そうとする。どこかケフカ(FF6)を彷彿とさせるが、おそらくコマクがモデルになったのだろう。いずれにしても能率の良い戦術理論の持ち主だと思われる。しかし最期はケンに流そうとした毒を「お前が飲んでみろ」と瓶ごと一気飲みさせられて昇天。
ガマガエルはジュウザ編に出る野盗のボスだが、側近はチビのジジイだ。(さらってきた美女の半分くらいの背(笑))いわゆる美女狩りの隊長でもあるが、一見柔和な性格に見えるので、女達もつい心を許してしまうのだろう。
さて、それぞれのチビキャラはいずれも戦略・戦術理論に優れた人物だということはわかった。しかし、彼ら以外でもいたのではないだろうか?という疑問はある。そこで考えられる理由は「引き立て役」だ。傍らに小さく容姿が冴えない男を置くことで、自らをより立派に見せたのである。実際の英雄にも同様の人物がいたといわれている。
▲猿拳またの名を猴拳、その流れを組む野猿牙殺拳の使い手ハブ |
▲UD参謀コマク |
▲拳王軍参謀ウサ |
▲野盗参謀ジジイ |
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