3.ハーン兄弟は何日コンクリートの中にいたの?
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ハズ・ギル兄弟は初登場前にファルコとの戦いに敗れ、グロッキー状態にあったところをアインに連れ去られ、中央反逆罪としてA級反逆者収容所特別房にてコンクリート詰めの刑にされた。暗い地下房で顔以外の体をコンクリートに固められ、常人なら1日で狂人と化す頭上からの水滴の拷問でもビクともしないというから凄いものだ。食事と水は軽く与えられていると思うが、ケンとアインが助けに来るまで1865万と768回(767と数えたあとに1滴落ちている)の水滴を浴びている。恐らく交代で寝て数えていたのだろうが、これを材料に期間を計算してみよう。
数千万回という水滴からしておそらく落ちる間隔はほぼ一定であろう。767回から768回まで筆者が演じた限りおよそ10〜15秒。これを元に計算すると1分間に4回〜6回。1時間に240回〜360回。1日で5760回〜8728回なので3297日〜2158日となる。10秒だとしても2158日はいささか長すぎる。ラオウ編から帝都編までの空白期間は10年前後と予想され、3年で帝都が築かれたとしても7年近い拷問は長すぎる。768回目が落ちたのが17巻37ページの1コマ目のセリフが始まる前と想定し、少し演技を早めてみた。7秒。早口で会話間に間がないとしてもこれが限界だ。すると1日に12340回で約1511日となった。これでも約4年だが同間隔で水滴が落ちているとしたらこれ以上早くはできない。7秒未満の間隔で乱発するケースも考えにくい。868回目の次には落ちた形跡がないからだ。仮に5秒間隔で落ちたことがあったとしても10秒以上かかることもあるだろう。ということで、このページでは約1511日とする。ちなみにその間全く運動をしていないハーン兄弟の筋肉は衰えが見えない。誠にもって驚愕に値する。ところで、風呂や食事はともかく、頭髪やヒゲは毎日処理してもらってるようだ。意外に清潔好きな収容所のようだ。
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