広島カープ〜2003年オープン戦の成績

全15試合の予定
通算9勝4敗1分1中止
 試合数試合結果コメント
3/2314試合・オ(福山)○11-0
○ブロック-ニューマン-永川-小山田
 プロックが初登板で4回を無失点。ニューマンは3回を1安打無失点。ハーストが3号を放つなど2安打で終わってみれば.273。外国人の一軍枠争いは熾烈。永川は結局オープン戦を無失点で切り抜けた。セットアッパーの予定だが少しもったいない気がする。
 打線は元気で13安打11点。朝山がチームトップの4号を放ち、スタメンをアピール。福地はこの日も猛打賞で打率を.326に上げ、スタメンを当確させた。
3/2213試合・オ(神戸)○4-3
黒田-○佐々岡
 黒田は不安は内容ながら要所を締めて、5回を3失点と何とか開幕には間に合わせたようだ。佐々岡は好調でこの日は4回を無失点で万全の仕上がり。開幕投手決定か? 福地が3安打1盗塁と開幕スタメンに向けてスパート。
3/2112試合・阪(倉敷)●2-3
●高橋-西川-永川
 先発タカは司徒は6回を3失点109球と球数がちょっと多いが、5回までは1安打ピッチング。永川は2回を無失点。打線は阪神を上回る8安打を放ちながら2点と沈黙。これでオープン戦対阪神全敗。苦手意識がなければいいのだが。ハーストが連日の本塁打でようやく日本の野球に合ってきたか。
3/2011試合・阪(高松)●5-8
河内-●ランドクィスト-小山田
 先発河内はコントロールに難ありか、5回で3失点。長谷川が間に合わないことから開幕ローテに入ると思うが不安が大きい。ランドクィストがまたも乱調。一軍外国人枠争いも激化してきた。
 打線はハーストと緒方の本塁打で5点を挙げたが、13安打放った割に効率が悪い。セカンド争いは東出の適時失策で依然として福地がリードしていると思うが、この日の福地はノーヒットと元気がなかった。サード争いは栗原、木村拓ともに決め手に欠けて混沌としている。ファーストにコンパートされても結果が出ていない新井をサードに入れて、ファースト浅井、ライト朝山(嶋)とするのが現段階ではベストだと思うが…。
3/1610試合・ダ(尾道)雨天中止黒田が登板予定だったので20日に登板して調整かな?
3/1510試合・ダ(広島)○7-5
高橋-○佐々岡-澤崎-玉木-S小山田
 序盤苦戦した新垣を5回に足を絡めた攻撃で攻略して6点を奪った。高橋は今ひとつ、佐々岡は回こそ短かったものの調整は順調のようだ。小山田はこの日も1失点だが、中国新聞によると開幕抑えは任せるようだ。
3/139試合・巨(倉敷)○3-0
○ニューマン-鶴田-西川-苫米地-林-S永川
 6投手による完封リレーが光った。これで防御率1.60と報じられた途端打たれた昨日の不安を打ち消してくれたか。ニューマンは5回を無失点で2勝目、永川は3連続セーブ。打線は10安打3点で効率が悪いが、シーツと前田が2安打ずつと個人レベルでは結果を残している。
3/128試合・巨(高松)●5-7
●河内-ランドクィスト-小山田
 河内は初回いきなり3失点。途中三振ショウを見せるなど立ち直ったかに見えたが6回に崩れて結局被安打9の自責点8。これまで11イニング無失点だったが、一気に開幕ローテに黄色ランプが灯った。ランドクィストは初の失点だったが、何とか1点で食い止めたのは評価できるだろう。小山田は完全に調整不足でストライクがほとんど入らなかった。打線は新井が木佐貫にプロの洗礼弾を浴びせるなど5得点した。連勝は4でストップ。
3/97試合・ダ(福岡ドーム)○3-1
○長谷川-黒田-S玉木
 長谷川は5回を3安打1失点。4四球が目立ったものの、合格だろうか。黒田は3回を2安打無失点と上々の仕上がりを見せた。玉木は2安打浴びたが何とか抑えて2S目。投手陣の奮闘で勝つには勝ったが打線は5安打15三振と散々。オープン戦4連勝ではあるが、打線がこれでは不安が大きい。
3/86試合・西(広島) ○2-1
○高橋-ランドクイスト-澤崎-西川-林-S永川
 高橋がオープン戦初登板。3回を4安打だったが要所を締めた投球で1失点。ランドクィストはこの日の好投。中継ぎ合格か。セットアッパーとして期待される林、永川も好投と投手陣は明るい話題が多い。
 打線は野村、前田、緒方の3ベテランが初登場。前田が早速打点を稼ぐなどバットコントロールを冴えを見せ、ハーストもようやく初ヒットで打点も挙げたが、結局その2点だけで5安打9三振と貧打ぶりを見せつけた。
3/65試合・オ(神戸) ○3-0
○ニューマン-鶴田-西川-S玉木
 4投手による完封リレー!! ニューマン、鶴田ともに3回を1安打と好投。貴重な左腕ニューマンは先発入り濃厚か。西川は危なっかしい内容で一軍残留はまだまだ厳しい。玉木はパーフェクトリリーフで仕上がりはいいようだ。
 東出への懲罰オーダーでチャンスを得た福地は3安打2盗塁、朝山も二打席連続弾で共にレギュラーに近づいた。シーツは先制の犠飛に美麗な守備で活躍したのに対して、ハーストはこの日も無安打。このままだと熾烈なライトのポジション争いだけでなく、一軍外国人枠争いにも負けてしまいそうだ。
3/54試合・近(大阪ドーム)○4-1
苫米地-ランドクイスト-○林-S永川
 先発苫米地は4回4四球と制球こそ定まらなかったものの1失点に抑え、何とか先発ローテ候補に残った。初登板のランドクィストはテンポのいい投球とMAX146km/hの速球で2回を1安打無失点、林も2回をパーフェクトと好投。小林が開幕に間に合わなくなって手薄になった中継ぎは大丈夫のようだ。永川も無難に三者凡退に抑えて初セーブを挙げた。
 打線は8回まで7安打1点とタイムリー欠乏症を露呈したが、約15球粘った末に二塁打を放った嶋が流れを変えて勝ち越し打へとつなげた。先発マスクは倉。東出は初回にゲッツーコースの当たりでシーツからの絶妙のトスを受けたにもかかわらず一塁悪送球。東出には特別我慢強い監督もさすがに懲罰として福地に交代させた。シーツが初安打。凡退した打席も鋭い当たりを見せた。ハーストは二つの四球で初出塁を記録したが、まだまだストライクゾーンに悩みそうだ。
3/43試合・阪(松山) ●1-3
河内●-澤崎-西川-玉木
 先発河内は制球が定まらなかったが、逆に的球を絞られない投球となり、5回を2安打無失点。セットアッパーとしての復活が期待される澤崎は球威・制球ともに悪く、審判の誤審から崩れて3失点と課題を残した。打線は4安打1点と沈黙。タイムリー欠乏症は相変わらずのようだ。
3/22試合・オ(広島)○8-3
長谷川-永川-河野-玉山-林
 先発長谷川は二死から3失点したが、後続の投手はまずまずの内容だった。永川はMAX146km/hと同日の木佐貫(150k)、新垣(152k)にこそ及ばなかったものの、いずれもピンチを招いた2イニングを得意のフォークで4三振を奪うなどして切り抜けた。打線は中盤まで朝山のソロだけと湿りがちだったが、佐野と岩下から3本塁打を集中させて逆転。オープン戦初勝利を挙げた。
 終わってみれば5点差と快勝のように見えるが、内容はあまりよくない。むしろ佐野が気の毒で(笑) 先発マスクは石原。正捕手争いは木村一が満塁本塁打で打撃面で強烈にアピールして一歩リードか…と思ったら内野に転向の案が出ている。ハーストとシーツはいずれも2三振。朝山や浅井などライバルの多いハーストはこのままだと苦しい。
2/231試合・ロ(都城)△2-2
河内-林-玉山-酒井-河野
 先発河内が4回パーフェクト。2番手林もパームボールを切り札に2回を6人で抑えた。打線は9安打放ちながら決定打に欠き、3安打のロッテと引き分けた。新井同点ソロ、福地2安打1盗塁、木村拓2安打。先発マスクは石原。木村一は途中出場で1安打1打点。

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