【コメント】セ・リーグ勝敗表(from TBS)
基本的に言いたい放題です。誰かに気を遣って褒めちぎるのは趣味ではないので(笑) 現実から目を背けたい、批判は見たくない、褒めること以外したくないファンの人は読まないでくださいね。勝った日でも不満書きます。
【10/14】順位も決まり、完全な消化試合となったが、山内最後の晴れ舞台だ。マウンドに上がったときには既に号泣状態。95年から、わずか8年の短いシーズンだったが、気迫のピッチングは忘れることはないだろう。今のカープに足りない気迫を後進に教えていって欲しい。
 前田の替わりにライトに廣瀬が入った。金本の全イニング出場があるんだろうけど、もう若手だけで組んで欲しいな。緒方も下げて、廣瀬、朝山、岡上など。浅井をライト、ファースト新井にして、サード栗原とか。もう2試合しかないんだから頼むよ。嶋も試してよ。ウエスタン打率2位なんだから。一打席なんてケチらず、一試合でね。

【9/21】老齢打線に戻りすっかり負けが板についてきた。昨日はまた緒方を1番に起用するなど、相変わらずのその場その場の気分のオーダー・采配で選手はかき回されていた。
 ここに来て、ようやくファンの間で常に持ち上がっていた福地の一番起用がついに実現。見事4安打3得点で勝利に大貢献。前回スタメン時も2安打放つなど数少ないチャンスを確実に物にしている。スタメンが約束されて気合いの感じない選手とはハングリー精神で言えば雲泥の差だ。3番に起用された浅井も活躍。間に挟まった東出もミスはあったもののつなぎ役として結果を出した。「福地効果」だ。ノーヒットの金本、西山はスタメンを外しても構わない。木村一は延長10回に決勝タイムリーを放った。先日の決勝2ランといい、欠かせない選手だ。これもハングリー精神が物を言っている。

↓腹くくってなかった模様。
【9/5】批判の声が大きかったのかやっと腹をくくってくれたようだ。4日にノーヒットだった栗原がこの日もスタメン。見事期待に応えて初安打初本塁打の快挙。高めの甘い変化球だったが柵越えは立派。派手なデビューだね。7日の巨人戦でも使うそうだ。あとは投手が3点以内に抑えれば試合を作ることができるということだろう。鶴田は5回3失点と鶴田にしてはいいほうだが、その後の玉木、小林が3回を無失点で切り抜けたのが大きい。これで借金6。4位とは1ゲーム差、3位とは3.5ゲーム差。残り28試合でなんとかなるだろうか?

【9/3】ロペスをやめさせるときに伝えた方針「若手重視」 もはや「口からでまかせ」であることは明白だ。この日も変わりばえしない打線で平均年齢は30を超える。結局ロペスを外して野村を入れただけの打線だ。これでうまく回ってればいいが、相変わらず得点力がなく、試合にならないケースがあまりに多い。一方の阪神は活きのいい選手が思いっきりプレイし、グラウンドを駆け回っている。バットスイングもいいし、若手重視のチーム方針が実を結ぼうとしている。カープにはそれらが全くなく、ただ淡々とプレイし、呆気なく負けている。選手個人にも阪神の若手選手のように何かを掴んでやろうという覇気が全くなく、現状に満足してしまってるとしか思えない。「何がなんでも…」という気迫も全く伝わってこない。地元でいったいどれだけ負ければ気が済むのだろうか。このままでは熱心なファンからもいつか見捨てられてしまうだろう。
 6、8、10、9、11、9、12、8、7、10。最近10敗の失点だ。平均9失点。負けるときは惨敗で打線も終盤にお情け程度に得点するくらいで、通年では11度の完封負けも喫している。ここ数年言われてきた「最後まであきらめない」というチームカラーはもうどこにもない。
 この日の由宇カープは10-0で勝ったそうだ。順位も2位で頑張っている。言いにくいがこの日一二軍が入れ替わったとして、同じような結果になるだろうか。一軍はいい勝負、二軍でもいい勝負になってしまう気がする。それくらい活きも勢いも目的も異なる。一軍選手に必要なのはなにより刺激だ。下からの突き上げは十分にあるのに、用いられないために、危機感を全く感じていないのだろう。投手なら10勝近く、打者なら2割8分くらいを残せばそれでいいと思ってやってるとしか思えない。世の中ではそれを帳尻と呼んでいる。

【8/20】8連敗後、一転して3連勝。今年は貯金と借金の繰り返し。どうも安定していない。黒田の好投で勝ったには勝ったが拙攻が多い。何度も一死ニ塁で進塁させることもできない場面が何度かあった。一発のある打者でもチームバッティングに徹することができなければ、結局一発での点とか期待できない。それはそれとしてこの日は久々に機動力が見られた。東出の金本の二盗塁だけだが、それでも珍しいくらいだ。今度は結果ではなく、勝つべくして勝った試合を期待したい。ディアスは5打数0安打。一番に据えてコンパクトにさせようとしたようだが、結果が出ない。元々昨年化けたのは徹底した弾丸ランナー狙いが奏効したからだ。やはり一番は塁上をかき回す選手が適任だ。ロペスは打球が野手の正面を突いたり、好守を阻まれるなど結果がなかなかついてこないが、当たりに力強さが戻ってきた。残留に向けて頑張れ。

【8/17】新井、ディアス、東出の失策がいずれも失点に結びつくという最悪の展開で8回まで1-6と敗色濃厚だったが、そのムードを断ち切ったのは絶好調の前田の3ランだった。さらに浅井の適時打で一点差とし、9回には新井の適時打で同点。右打者には左投手はよくないというが、新井の場合は逆で右投手に代わったことが幸いした。この時点で選手を使い果たしてしまったカープに延長は不利だったが、横浜森中が乱調、野村の犠飛で勝ち越した。最後は小山田が久々に無難に抑えて連勝。8連敗の後20勝8敗というシーズンがあったが、その再現となるかどうか。それにはまず失策を減らし、ムダな点を与えないことだ。

【8/15】序盤から久々に打線がつながり、今日こそはと思う展開だったが、終わってみればいつものパターン。今日は特に守備と選手起用で明暗を分けた。新井の失策、ディアスの実質1イニング2失策がいずれも得点に結びついたしまった。高橋建も味方の失策でいつまでもズルズルいく投手であってはならない。選手起用では中盤から主力選手に代走を送り、9回裏二死満塁で控え打者が全滅。河野が代打に出るという珍事を引き起こしてしまった。そこまで2安打だったロペスを引っ込めたりと、動かない時もひどいが、動く時もロクなことをしない。打線は16安打で6点という拙攻。走り屋福地が二塁からヒットでホームをつけなかったり、ディアスがきっちり犠牲フライを打てなかったりと、いくらでもビッグイニングを作るチャンスがありながら、どこかで流れを止めてしまう選手がいるのが今のチーム状態を物語っている。決して調子がいいようには見えない中日相手にも3タテを喰らい、ついに8連敗。93年の12連敗の悪夢が見えてきた。

【8/14】中日先発川上が「最悪の出来だった」と言う通り、8回を投げて奪三振0は明らかに調子が悪かった証。でもカープ打線は最後まで打ち崩すことができなかった。チャンスに打席が回ると途端に体が固まって結果が出ない、犠牲フライも打てない、と言ってスクイズなどの策略があるわけでもない、二塁から帰れない鈍足ランナー揃いなど、決定力不足なら12球団トップだ。ヒット数が上回っても何も意味がない。投手陣も河内が初回6失点と炎上しただけで終わってみれば中日とは対照的な14奪三振。流れからいけば勝てる試合だったはずだ。

【8/10〜11】何を思ったか調子の出てきたロペスを外してしまった。これでは監督不信に陥る。チームも元気なく5連敗。11日の試合は勝ってた試合だった。しかし終わってみればサヨナラ負け。流れがリードしていても常に不安な状態にある。ベンチの盛り上がりもあまり伝わってこないんだよね。

【8/8〜9】ようやく練習で見せていた鋭い当たりが実戦で出始めたロペスがハッスルハッスル(笑) 西田が「モチベーションモチベーション」と激励にしに行ったらしい。三塁への果敢な走塁も見せてくれるなど、完全復活間近か。1-15の惨敗の9日の試合にも先制のタイムリーを放つなど一人気を吐いた。

【8/7】なんでランナー抱えると途端に打てなくなるんですかね。点差が開いていると打てるくせに。今オフは肉体の練習より精神の練習したほうがいいみたい。メジャーではごく当たり前にやってるしね。技術的には全く問題ないんだから。というかどうせ極貧なんだからロペス出してよ。浅井はレギュラーで結果出してないしね。打てないのに昨日のように9人野球されてもね…。西山は3試合連続スタメン。盆と正月は年に1回ずつでしょ。天野が唯一の好材料。河野はもういいでしょ? 横松、林、玉山あたりにチャンスあげて。打者だったら朝山と嶋がいい。栗原は今年は二軍でどっしりさせると思うけど1回くらい使っても面白そう。思ったより柵越えが少ないけど。

【8/4】盆と正月が一度に来た日。いくら西山でもあれだけ甘い球投げられれば打ちますって。なめんじゃねぇ(笑) よって木村一を育てる方針は変わらず。

【7/25】59イニング連続適時打なし。完封するしか勝ち目がないようだ。野村1番だけはやめて。24日の2安打しか打てなかった日に代打でヒットを放ったロペス。翌日は出番なし。野村使うならロペスだろう。
【7/10】ノーヒットノーランを喰らいそうな試合だったが、代打ロペスが阻止。しかし、先発佐々岡が乱調、高橋投入も裏目となり、結局4位でターン。「佐々岡には西山がいい」は完全に幻想。例え相性がいいとしても西山の打力を考えるととても補いようがない。

【7/6】22安打17失点。鶴田の時点であきらめてたけど、これほどとは(笑) 打線は初回の3点だけ。集中力が切れてみんな帰りたがってたね(笑) 気合いが入っていたのは廣瀬、岡上ら若手くらい。林も勢いづいた打線相手でなく、もう少し平穏な時の投球を見たい。鶴田とベルドランはもういりません。若手に機会与えてやってくれ。同じように打たれたとしてもまた希望が持てる。

【7/5】今日は5-5の同点から8回に緒方の勝ち越し本塁打で勝利。昨日とは逆の展開となった。7回の廣瀬のバントミスによる併殺打で流れが断ち切れたかと思えたがよく打ってくれた。小山田は調子が戻ってきたのか二夜連続の危なげない投球で20SP目。トップの高津に並んだ。
 この日はなんと言ってもロペスの復活弾。2-4で迎えた4回、四球のロペスを一塁に置いて左翼席に運んだ。手打ちが目立っていた以前に比べて打球に力が入ってきたと思った矢先の一発だった。インタビューでは、かつて経験したことのないスランプを反映してか、涙ぐむシーンも。ロペスにとっては背水の陣だったのだろう。使い続けることで復活させるという期待に応えたわけだが、明日からも期待したい。
 気づいてみれば阪神を抜いて3位浮上。緒方の「(監督が余計なことをしなければ)今は負ける気がしない。」 という力強い言葉も頼もしい。※( )内は勝手につけました。だって昨日は…(笑)

【7/4】5-5の同点で迎えた8回、左前安打と犠打で一死で小林に替えてなぜかベルトラン。誰もが不安を感じた采配だ。結果も佐伯に勝ち越しの適時打。例え抑えたとしてもそれは結果論でしかないだろう。なぜベルトランなのか。左対左といってもベルトランの球威では意味がない。そしてすぐ玉木に交代。小林と玉木をいったいなんだと思って使っているのか。ベルトランより信用されていないということか。結局小林が負け投手になってしまった。不憫でならない。佐々岡には西山という組み合わせももうダメ。効果なんて微塵も感じない。木村一の規定打席到達を遅らせただけだ。

【6/28】先発鶴田が大荒れ。2回と持たず、6安打4失点。いつもいつも同じことをやっている。もう見切りをつけてもいい頃だろう。緊急登板の苫米地も流れを変えられず3失点。西山はこうならない為のスタメンではなかったのだろうか。リードが駄目、投手より打てない貧弱な打撃と来たら、もう出番はない。
 バッテリーが替わってから、チームが蘇った。広池は3回をノーヒット、小林は3回を1安打に抑えたが、木村一のリードと打撃も光った。木村一は規定打席には足りないものの、打率.356は隠れトップ。西山の右打ちと違い、溜めてから持っていくので綺麗な弾道を描いている。首位打者を取った頃の古田に似ている気もする。もう世代交代は完了しているのではないだろうか。無理して逆行させることもない。前日にボロクソにけなした監督はこの日の活躍には触れず。
 試合は中日先発朝倉、山本昌が大荒れで、その後も小刻みに得点したカープが逆転勝利。最初はどうなることかと思ったが、中継ぎ陣が踏ん張ってくれた。そして打線の組み替えが当たり、久々に適時打も出た。やはりリードオフマンは緒方で決まりだろう。
 ロペスは久々のスタメンで、ヒットを放ち、欲張らずに右打ちによる進塁打も決め、結果決勝点へと結びついた。インセンティブ契約でありながら、数字にこだわらない犠牲的精神は賞賛に値する。やはりチームの勝利の為には不可欠な男だろう。ファールを含めてようやく当たりに鋭さが戻ってきた。併殺の危機も全力疾走で防ぐなど、ラジオでは伝わらない地道な努力が見て取れる。ロペスは不向きな代打よりスタメンがふさわしい。3回表の二塁打で生還できなかったのは、三塁コーチの判断ミスだった。新井の打球は知っての通り、打った瞬間はそれほどでない場合も伸びることがある。そこでロペスの足の兼ね合いから、制止していたのだ。テレビで見る限り、三塁走者金本もかなりスタートが遅れていたのでまず間違いない。浅井が好調なこともあって、併用すると廣瀬を使えなくなるのが頭の痛いところだ。

【6/25】じじい打線はもういいよ。ロペスもその気質から代打には向いていない。もう勘弁してよ。

【6/24】巨人の酒乱…もとい守乱のおかげで適時打なしで5点。長谷川が巨人打線を2点に抑え、連敗を阻止。まともな得点は犠飛によるロペスだけだが、今季のカープは一死三塁のチャンスを逃す機会が多く、犠飛さえまともに打てていない。主なスタメン陣を見ると、木村拓1、前田1、東出1、金本1、木村一1、新井2、ディアス3。規定打席に足りないロペスが3。他は0。緒方も0だ。5番6番の得点圏打席が少ないのも理由だろうが…。棚ぼた勝利は何度もない。明日こそ適時打を打てる打線で挑んで欲しい。

【6/20】緒方の2打席連続本塁打で勝ったものの、結局わずか5安打で本塁打だけの得点。前日は岡上をスタメンで使ったり、兵動の決勝打で勝った。若手の勢いで勝った翌日だから、若手でスタメンを組むと思ったら、これ以上ないほどの「おじさん打線」に逆戻り。これでは若手選手は萎えてしまう。富山での試合ということで地元の浅井はいいとしても、野村のショート一番、西山のスタメンはいただけない。出塁率の野村をスタメンで使うとしたら下位だろう。佐々岡-西山の組み合わせはとても打力ダウンを補えるものではない。6回裏に佐々岡に代打を出さなかったことにわずかながら疑問を感じていたが、7回表に佐々岡は降板。何考えているんだかわからない。勝ったからいいんだ…では5割を行ったり来たりで一喜一憂するしかない。
【6/16】ソロホームランで先制。後が続かずといういつものパターンで惨敗。満塁のチャンスは生かせない拙攻はもう見飽きた。5試合で6点というこのオーダーはもうダメ。通用しない。守備も気力が抜けて余計な塁を与えるというボーンヘッドぶり。ここまで悪いのにさらに好守備でチャンスを阻まれるという運のなさ。選手の力のなさも問題だが、それよりも…いやもう言うまい。この時期にここまでひどい状態は初優勝以来ない。内容が悪すぎる。ファンが減っても仕方ない。
 若手期待の星、横松が登板した。だがバックが拙守で足を引っ張ってしまった。なるべく楽に投げさせないといけないのにこれでは…。結果は「プロの洗礼」
【6/15】ついに4連敗で今季ワーストの借金3。いわゆる4本柱を擁してこの結果だ。長谷川は7回を10安打されながらも2失点という粘投だったが、とにかく打線が湿りすぎだ。今のオーダーになってから2点0点0点2点。4試合で4点という貧打ぶり。
 この試合も3回裏の無死一三塁、5回裏の一死一三塁のチャンスを活かせなかった。チャンスが来ると外野フライも叩きつけもボテボテも打てないというわけだ。9回にタイムリーらしいヒットが出たと思ったら、今年腐るほど見せられている本塁憤死。走者は新井で、どう見てもタイミングアウト。暴走と言ってもいい。あのタイミングで回す三塁コーチ山崎隆三は罰金もの。8回に一塁走者のロペスに代走を出したのなら、9回二塁走者の新井にも出すべきだった。8回の福地は盗塁失敗したが、まだ岡上がいた。最初から延長を考えた、勝負どころでの消極的采配では勝てるわけがない。

【6/13】中国新聞の木村氏が「本日のコラムは、都合により休筆いたします」と言いたいというのに倣って今日はお休みします(笑) いやせっかくなので書くか(笑)
 一昨日も書いたが、さらに付け加えて一言で言えばこのオーダーは鈍足年寄り打線。木村一が西山に変わることで、平均年齢は軽く30を超えている。30で年寄りというと心苦しいものがあるが、野球界では現実。 一番から36-30-34-34-38-31-25-35。今年の誕生日を迎えての年齢だ。シングルで2塁から帰れるのは木村拓と緒方だけという鈍足ぶり。他の打者は3連打してもシングルなら満塁止まり。これでは勝てない。横浜は一死以内で三塁にランナーを進めればどんな形でも得点してくるが、カープは犠牲フライはおろかボテボテの内野ゴロさえ打てない。
 金本の強行出場はたしかに昨日は4本の「シングル」で結果は出たが、足が使えないために一度もホームを踏めなかった。前田も明らかに疲れが見えている。休ませながら使うのではなかったのか? また、負担の大きいショートに野村を使っている。ショートで無理があるからサードに回したんじゃなかったのか?  既にこのオーダーでは繋がりも効率の良さも求められないことは判明しているのに、実績どころにこだわってしまっている。ウエスタンに出場してまで試合感をなくさないようにしている福地のひたむきに姿勢はベンチには届かない。期待の横松も結局登板しないまま落ちるのではないだろうか…。

【6/11】連勝で貯金2としたが、基本的には投手は花火師、打線は得点圏に弱く拙攻である事を改めて思い出させた試合だった。連勝の時も玉木の三連投など疑問の采配が目立っていたが、この日の場合はスタメンのオーダーに問題があったと感じた。足を痛めていた金本が強行出場したが、まともにできない走塁でロペス、前田と続く3人はことごとく鈍足となってしまった。特に顕著に表れた2回裏には金本、ロペス、新井の3人が安打を放ったが、結果は0点。別に併殺打があったわけではない。11安打2点に終わったのはチャンスに弱いだけではなく、足を全く使えないオーダーにもあった。これでは金本の4安打も全く活かされないし、金本の全イニング出場にこだわって、代走も送れないのではますます得点機会が減ってしまう。相手の投手が良かったらそれだけであきらめてしまうのではAクラスは遠い。
 二塁には野村を採用した。先日福地が守り、打つほうでも2安打と活躍し、誰の目から見てもいい活躍だった。しかし守備へ不安から外されてしまった。ベテランを大切にするのはいい。野村はチームにとっては欠かせない選手だ。だが若手からチャンスを奪ってまでするようなことではない。 阪神ではファームで活躍して一軍に上がると即スタメンというコースが待っている。ファームの選手も目の色を変えるだろう。中日にしても横浜にしても、背番号の大きい選手が目立つ。今のカープのやり方では世代交代に失敗しそうでならない。
 期待のラミーレスだったが、やはりストレート一本では組み立てができず苦しい。チェコのように一つだけでも変化球を覚えればストレートも生きてくるのだが…。しばらくはファームで変化球を覚えつつ経験させたほうが良さそうだ。なにせまだ20歳。まだまだこれからだ。

【6/6】 久々(笑) またも貯金できず、惨敗。これで阪神戦1勝7敗。昨日の井川の立ち上がりは集中力がなく、決して良くなくなかった。巧打者というより長距離砲を揃えた結果はもうわかっている。巨人もそれで失敗して、Bクラスに終わった事がある。
 監督は調子のいい選手を調子のいいうちに使う事が出来ない。ロペスよりも町田を選んだ結果が昨日の貧打。町田の1番は1回限りの奇策。何度も使うものではない。打率1割もない打者を一番など本来常軌を逸していることなんだから。
 新井は左腕には1割台と苦手にしている。タイミングが合わないこともはっきりしている。まして井川は球界トップクラスの左腕。確率の問題をもう少し考慮したほうがいい。金本の4番を前提にするとどうしても打線が切れて5番が実質的なトップパッターになるのも痛いところ。得点圏打率のいいロペスが出場機会が少ないとは言え、打点が少ないのもその為。そもそもロペスはスタメンで打席を4回与えて結果を出す典型的な選手。とても代打には向いていない。今の所、3、4、7番が得点圏で回ってくるケースが多いようだ。そういったデータはスコアラーから報告が来ているはずだが、監督は全く採用しないのだろう。
 佐々岡には西山という起用方法も、木村一の成長を妨げているし、この組み合わせによる結果も失敗続きだ。今年の若鯉は活きがいい。調子のいいうちに使って化けるのを狙うのが5割を行ったり来たりのチームに求められている事ではないだろうか。

【5/28】この日はなんといっても審判の誤審。同点で迎えた延長10回中日2番大西の送りバントをピッチャーベルトランが捕球、大西に背後からタッチしたのに、大西の正面にいた審判本田がセーフの判定。すっかりベルトランは混乱し、暴投とフォアボールで満塁としたところで交代。苫米地も流れを変えることはできなかった。佐々岡は7回2失点。小林も2回1/3を1四球のみと好投したが、1個の四球が響き、自責点がつき防御率0.00が崩れたばかりか敗戦投手にまでなってしまった。気の毒でならない。
 打線は金本が完全にブレーキ。進塁打の一本でも打っていれば勝てた試合だった。四番に金本がいる限り、ジグザグ打線にしようと、流れが止まってしまう。たまには打つことがあるのは当たり前。西山も佐々岡との相性ということで使われているが、序盤での失点が目立つ。4回にすぐ代打が送られたことは采配としては吉。木村一との相性も悪くない。佐々岡くらいになると捕手が誰でも関係ないのではないだろうか。町田はついに20打席無安打。練習で快音残していてもこれでは…。
 誤審への抗議はあっさりと終わってしまった。納得できるような説明があったとでもいうのだろうか。あるわけがない。明らかにタッチしているんだから。一塁塁審があの位置からどうしてタッチしているかどうかわかるのか。それに対し一塁ベンチならはっきり見えていただろう。試合放棄する覚悟で抗議する必要があった。ベルトランは結局興奮したまま暴走。ベルトランに冷静さを取り戻させてやることさえできない監督とはいったいなんだろうか。その監督は一塁を飛び出したロペスが悪いなどとぬかしている。ディアスがカバーに入っていたし、何の問題もないプレーだった。ロペスもこんなボスとはやってられないだろうね。 せめて「幹英には悪いことした」くらい言えないのか。負ければ野次のように選手、特に外人をなじるばかり。たまに暖か言葉があったと思ったら前田緒方野村金本に。これでは選手の心は離れるばかりだろう。
【5/27】忘れました(爆) ただ言えるのは安打数が同じということ。
【5/25】高橋建は中5日で先発。初回いきなり高橋由に3ランを浴び、打線の不調から早くも沈滞ムード。5回に上原をカモとしている前田のソロで1点を返したが、やはり残塁が多く、また1点で終わるかに見えた8回裏流れが変わった。80球台の好投上原を交代し、岡島を投入してきた。これが正しい選択がどうかはわからないが、流れという意味では大きかった。幸いカープの主軸は岡島を得意している選手が多く、まず木村拓の二塁打を確実にこの日二番に入った福地が送り、ディアスは四球、その間に暴投があり、まず1点。金本も執念の死球で出塁し、ロペスは倒れたものの、前田のタイムリーでついに同点。引っ張り気味だったこの日の前田だったが、久々に逆方向に流す巧打を見せてくれた。とどめは新井のタイムリーだった。
 昨日までと何が違かったか。まず打線の組み替えだ。左が続き、右が続くという相手にとっては投手交代をしやすいオーダーだっだが、この日は二番福地、三番ディアス、五番ロペス、六番前田というジグザグ打線に戻した。福地が起用に応えてくれ、出塁して盗塁、そして犠打も決めてくれた。次に違ったのは選手たちの執念だろう。高橋建が3点失ったとはいえ、本塁打一本だけで粘投していた。このまま終わってしまったらまた見殺しで、投手は完封するしかないという悲壮感に追われていただろう。前田が巧打に徹したときは恐い。できればこのままMr.セカンドゴロの異名を返上して欲しいものだ。
【5/24】3試合連続残残塁10で打線は相変わらずだが、この日は投手が違った。復帰したばかりの黒田が奪三振ショーを見せてくれた。フォークボールが冴え5回までに12三振を奪うなど、途中までは奪三振19の日本記録ペースだった。終わってみれば3安打完封。まさに黒田大明神だ。

【5/22〜23】2試合連続残塁10で得点で1。本塁タッチアウトなどの走塁ミス、バント失敗、代走のタイミングや代打の順番がおかしいなど、これほど野球が下手なチームも珍しい。ホームランでしか点が取れないのだ。かつてのカープはノーヒットで得点するのがお家芸だったが、それは古い過去の話らしい。
【5/21】12連敗中の横浜との三連戦。横浜先発森中、二番手細見を攻め、5回までに12安打6点を奪った。内訳はディアスの2ラン、金本の2ラン、前田のソロとタイムリー。今日も6点中5点は本塁打による得点だった。楽勝ペースかと思われたが、6回以降は1安打に抑えられ、逆に反撃されて1点差まで追い上げられ、結果として苦しい試合になってしまった。小山田はやや不調気味のようだ。
 序盤に大量点を挙げると後半には点を取れないというカープの良くないパターン。また不調のグランに2本の本塁打を含む4安打を浴びるなど、相変わらず外人選手に弱い。ここまで徹底して弱いと球団の方針として攻めが間違っているということだろう。他チームの攻めは見ていないのだろうか。
【5/19】先発高橋建は大量点に守られ、4失点ながら完投で3勝目。打線は前回6回を無失点に抑えられた坂元を打ち込み、久々の大量点になったが、9点のうち8点はディアスの2本の3ランと金本の2ランという本塁打による得点だった。2試合目となった東出・木村拓の一二番コンビは共に無安打だったものの、東出は二四球で出塁し、木村拓が2回とも確実に送った。そしてクリーンアップが8安打3本塁打9打点と大暴れ。一番が出塁し、二番が確実に送り、3番がそれを切らずに4番、5番につなげていくというは理想の形だが、本塁打でしか点が取れないのは依然として厳しいものがある。6番に下がったロペスと新井が不調モードに突入したのも、気がかりだ。そうなると鍵は投手陣だろう。この日も高橋建は10安打で4点取られたわけだが、自責点は2。ミスによる失点が接戦では勝敗を分けてしまう。着実に送り、着実に守り、着実に返し、投手が不用意な投球で一発を浴びないよう気をつければ、負けたとしても試合にはなるのではなかろうか。言うは易しだが(笑)
【5/15】福井遠征はオーダーを大幅に入れ替えた。地元出身の東出を一番、前田を三番、ディアスを五番に、ロペスを休養させ、隣接の富山出身の浅井をスタメン六番にした。先発は苫米地だったが、4本のホームランを浴び5失点。二軍でも1割台の打率だったブレットに2本の本塁打を浴びるなど、不調外人の火付け役なのは相変わらずだ。打線は組み合わせの効果か、30イニング適時打なしから脱したが、追いついてもすぐに突き放される展開に、同点とするまでが精一杯だった。東出は地元一番に緊張したか、浅井もせっかくのスタメンのチャンスを生かせなかった。昨日2安打の東出、代打で結果を残した浅井がこれだから、打線は水物だ。しかし、カープの場合はそれだけではない。あまりにミスが多いのだ。この日も三回無死一塁の場面苫米地はバントの構え。しかし、木村一が初球に何を思ったか盗塁して失敗。六回には犠打を失敗している。負けているチームとはこういうものだが、バントの失敗、オーバーラン、サインミスなどが目立っている。被本塁打33試合で50本という球団ワーストペース。球が軽い以外にも初球からど真ん中に投げるなど、不用意な投球が目立つ。外人によく打たれているのもその為だ。どうやら全てにおいて基本に立ち返る必要があるようだ。
 1点差で迎えた9回無死一塁代走福地、打者浅井という場面があった。ここは判断が難しいところだ。盗塁して無死二塁にするか、バントして一死二塁にするかだが、どちらも正しいだけの説得力をもたせることができる。盗塁をするなら100%の成功が求められる。結果は初球盗塁失敗でチャンスは費えた。谷繁の送球はちょうど福地が滑り込んできた方向に逸れたという偶然があったが、苫篠コーチはボークではないかと指摘した。しかし試合後では抗議は通らない。どうしてプレー直後に抗議しなかったのだろうか…。盗塁はモーションだけでも投手を投球に集中させない効果がある。浅井が追い込まれるまで粘る方法もあった。最近そんなケースもあまり見られなくなっているのが、本来のソツない野球から遠のいている一因ではないだろうか。僅差の試合になると、不調でも打点を挙げるロペスの存在が大きく感じる。今年38歳という年齢からフル出場が難しいのだろうが、踏ん張ってもらわないと5位が定位置となってしまうだろう。
 スタニファー、小林幹がそれぞれ2回ずつ投げて好投した。小林幹はこれで8回1/3を投げて防御率0.00で奪三振9。広池も5回1/3で自責点0だ。昨日も語ったことだが、これでイメージでなく、実績での起用をしていくだろう。大事なのは機会を与えることだ。
【5/14】鶴田は5回2/3を自責点4。それでも5回まで走者を背負いながらも1失点と粘投といっていい内容だった。中日先発小笠原には6回まで6安打放ちながら、ロペスの犠飛だけと適時打欠乏が続く。この試合も結局適時打が出ず、27イニング出てないことになった。罰金同然と言われている見逃しの三振が多いのも気になる。それ以上に打線の歯車が見事なまでにかみ合っていない。こういうときは打順の組み替えで気分一新させる以外に今のカープベンチはムードを変えられない。チームリーダー野村、かつての西田のような宴会部長的役割をする選手やコーチがいないせいか、ベンチはどうしても暗くなりがちだ。
 中継ぎの投入に疑問を感じた。鶴田はすでに105球と限界に来ていたので交代するのは仕方のないことだろう。二番手として酒井をもってき大量失点て試合を壊してしまったわけだが、問題はその後に6点差となって小林を投入したことだ。小林は一軍再登録9日目にして初めての登板だったが、明らかに直球が冴えていた。コントロールもまずまずだ。一方の酒井はまだ疲れが残っているようで最初からアップアップに見えた。小林はここまで走者を背負いながらも、自分の出した走者による失点がない。つまり自責点が0ということだ。8試合で6回1/3をを投げ被安打5、被本塁打0。頭から使うには最も適しているのに、信用がないのか使われるケースが少ない。球の走りからいえば、ロングもこなせる立派な中継ぎ投手だ。今日の結果で使われるケースが増えるかもしれないが、是非回の頭から使って欲しい。最後に登板した河野は直球、変化球ともに切れがなくコースも甘く失点を重ねた。敗戦処理としても使えないし、とても一軍レベルではない。
 この日の捕手スタメンは西山。鶴田との相性だろうか? それにしてもここのところ木村一を使って、極端に悪いところは感じなかった。この日も途中出場で見せた一発に代表されるような打撃は魅力的で将来性もある。続けて使えば問題とされているリードだって良くなってくるだろう。しかしなぜか西山。試合後自身も認める配球ミスをしてしまった。試合に出てなかったせいか勝負勘が鈍っていたそうだが、ベテランがそのようでは使う意味がない。西山のいう勝負勘は試合に出ることで養われるものだろう。つまり中途半端に捕手を育てることはできないということだ。思い切って使い続けて初めて成長していくものではないだろうか。ベテランを引退まで引きずると次の捕手が成長する機会を逃し、時間もかかりすぎてしまう。今捕手で成功しているチームを見るとベテランを追い出してまで若いうちから使っている。ベテランへの温情が信条のカープにはできないことなのだろうか。
 アマに敗れたとはいえ、二軍には活きのいい若手投手がいる。彼らにチャンスを与えて育成…いや大化けする可能性に期待したい。中日やヤクルトの去年までは計算に入っていなかった若手投手陣の急成長を見ると、決して無謀な期待でないことがわかる。ついに5位転落。横浜が最下位爆走していることを考えれば、もう落ちるところまで落ちた。あとは上がるだけだ。

【5/12】先発長谷川は9安打浴びながら要所を締め、見事プロ入り初の完封で今季2勝目。打線はプロ入り初先発の坂元とニューマンに翻弄され、8回まで2安打と完全に押さえ込まれ、昨日の二の舞を予感させた。9回木村拓の安打、東出の犠打で一死二塁とし、期待のディアスは凡退、二死となり、チャンスは費えたかにみえたが、沈黙の四番金本が奇跡を見せてくれた。替わった左腕石井の外角低めへの球を流し打ち左翼席に今季第2号となる2ラン本塁打に叩き込んだ。金本も「今年初めてだね、仕事らしい仕事は。この1試合だけでは済まされないけどね」と気持ちを引き締めるコメント。明日以降、少しずつでも返していかないといけないのを誰よりもわかっているようだ。それにしてもプロ入り初先発の投手に手も足も出ないとは、いくら緒方がいなくなったとはいえ、不甲斐ない。チーム打率がトップでも中身は貧打、これはいったいどういうことだろうか。足のある人が転がさず、フライを打ち上げては何もドラマが起きない。ということで、昨日と同じになりかねない展開だったが、二番と四番が仕事をすることで違う、そして良い結果になった。

【5/11】先発高橋建は8回まで5安打無失点の好投。しかし打線はヤクルト先発ホッジスの前に前田のソロの1点のみに終わり、援護できなかった。しかし、幾度も無死で走者を出すなどチャンスがあった。初回緒方の二塁打で無死二塁としたが、東出の送りバントが失敗。ディアス、金本も凡退。2回にロペスの安打で無死一塁としたが、前田、新井が倒れ、ようやく木村一の二塁打が出たが、二死で投手の打順ではどうしようもない。7回に前田の安打で無死一塁とするが、新井は併殺逃れが精一杯。さらに盗塁失敗と散々。8回には高橋、木村拓の連打で無死一二塁とし、今度は東出のバントが決まり、一死二三塁と絶好のチャンスとしたが、またしてもディアス、金本が凡退。これだけの好機を作りながら、点に結び付けられなかったのは、良く言えば正攻法、悪く言えば無策だったからだ。
 高橋建は9回にペタ、古田に連打され、無死一二塁とされる。バントをホースアウトにしたところで小山田への交代となった。その小山田は二死までこぎつけるが、左の代打攻勢で連打されてサヨナラ負け。小山田を出すのだったら回の頭から、高橋建を続投させるなら最後まで投げさせるべきだった。結局タイミングズレの投手交代が高橋建に黒星をつける結果となってしまった。小山田は左打者相手では決め球がない、普通の投手になってしまう。ヤクルトに副島、浜名といった実績のある左が残っていたのは知っていたはずだ。 好投すれば打線が沈黙。沈黙の中から活路を求める采配もなし。投壊すれば打線が爆発するという完全な悪循環だ。
 貪欲に点を奪いにいく緻密なカープ野球はどこに行ったのだろうか。7回の新井の打席ではバントをさせるべきだった。この日の新井は全くタイミングが合っていなかった。状態が悪く、しかも1点が欲しいときは大砲であっても、バントは当然のはずだ。7番打者にすらそれをさせず、ひたすら強攻策にこだわる「雑な打線」という印象しかない。追加点を奪えず、負けるケースが多い。投手に1点だけで勝ってくれと押し付けるのも酷すぎる。一発のある大砲を揃えて失敗したいつかの巨人を思い出した。真似しても得することなど何もない。その巨人のほうが今年は足を使い、江藤にバントさせるなど、お株を奪う野球をしている。ノーヒットでも点を奪うのがカープ本来の野球のはずだ。四番打者を並べたから重量打線という幻想は捨てたほうがいい。

【5/8】6日は3回降雨ノーゲーム、7日は14時には雨天中止が決まるなど、新球場への期待が否応なしに高まる。先発は失敗すれば中継ぎ降格となる横山だが、カーブは悪くないものの、ストレートに全く切れがなく、4回までに5本のソロを浴びて5失点。非力な田中にまでライナーで運ばれてしまった。ここまで球威がないと中継ぎとしても使えないのではないか。味方打線は前田の2本の本塁打などで7得点。前田の本塁打インタビュー「なにやってんだよ、横山は…」からは、いくら打っても勝てない試合が続いてることの苛立ちが見えたが、この日は連敗ストップに賭ける意気込みが感じられた。
 二番手の苫米地が4回無失点と好投し、2年ぶりの勝ち星。今日横山を使うなら、苫米地を使うべきだったと思うが、しばらく続く二連戦で中継ぎとして使っていくのだろうか。いずれにしても、他チーム相手にも今日のような投球ができれば先発としてもある程度のメドが立つだろう。小山田はもう守護神として信用していいようだ。
 東出は3安打。たしかにトンネルは抜けたが、第5打席にバントを失敗するなど、お調子に乗らないよう、細かいプレーに気配りをしてもらいたい。金本も2打点で打球にも鋭さが感じられたが、まだ復調というには程遠い。木村拓はこの日も代打で出場して二塁打を放ったが、腐らずにいつでも全力でプレーしている姿には感心するばかりだ。裏を返せばどんなに活躍してもスタメンはないと言われているようなものだが、どうにかして使ってあげられないものだろうか。
 緒方はまたも頭部に死球を受けた。今季セ・リーグで頭部死球は緒方だけで、しかも2回目だ。さすがの緒方も激昂した。大事をとって代走が出たものの、すぐに立ちあがったところを見ると心配はいらないようだ。むしろ心配なのは、この打席まで二打席連続見送り三振だったほうだ。
 なんとか連敗を止めたが、相手の横浜もひどい。5本の本塁打が全てソロだったのも勝ち運から見放されているということだろう。できれば3連戦を全うし、勢いをつけたかったところだ。

【5/5】鯉のぼりの日も無能な采配で拙攻。先発高橋は4回までパーフェクトピッチング。一方阪神先発のムーアは今季一番悪い立ち上がり。初回に緒方の安打と暴投、バント安打で無死一塁三塁とし、ディアスの犠飛とロペスの右中間への2ランで3点を先制。5回、緒方の左前安打の後、東出の犠打をムーアが一塁へ送球せず、タッチに行き、結果セーフ。ムーアは明らかにイライラし、錯乱状態だった。一死一二塁となり、金本はバットの先ながらなんとか中前まで運んだが、二塁走者緒方を山崎コーチが制止。次のロペスを考えれば妥当にも見えるかもしれないが、緒方のスタート如何では十分生還できた。この日は拙攻の連続たっただけに、待ち焦がれていた追加点の場面だった。その後も再三チャンスは作るが結局13安打でわずか初回の3点だけ。高橋は味方の援護点に恵まれず、結局逆転負け。見殺しの形になってしまった。
 勝ち試合を負け試合にされてしまった。監督の仕事とはいったいなんだろうか。解説で星野の動きのある采配に比べ、山本浩二はドカッと座っていると評されたが「座っているだけ」では? 8回に新井への代走として福地を出したわけだがカウント1-1になってからである。こんな場面が今年は再三見られる。悪いがボケっとしているとしか思えない。采配に切れなど全くない。13安打放って3点しか獲れないのは明らかに采配ミス。采配とは作戦を立てるだけではない。士気高揚させるのも采配のうちである。阪神は4回をパーフェクトに抑えられ、5回の攻撃前に円陣を組んだ。この円陣が効いたのか、明らかに選手が変わり、反撃に転じることができたのだ。監督の存在感がまるで違う。北別府コーチは昨日の事で関係者からも指摘されたのだろうか、今日は3回マウンド向かうなど動きを見せたが、監督は結局何もしないまま終わった。
 監督がやったことといえば、試合後のインタビューで選手批判することだけだ。
「ロペスの失策が流れを変えた」「きょうはあれ(ロペスの失策)がすべてよ。(高橋)建のリズムを狂わせたやろ」
 What!?(はぁ!?)と言いたい。ロペスは3点中2打点を叩きだしたし、指摘されている失策もタイムリーではなく、走者なしからのものだ。むしろたった一つの失策で崩れていった高橋に問題がある。新人じゃないんだから、一つの失策で動揺してカリカリしているようではとても安定した成績を収めることはできない。山本浩二は何かあるとロペスのせいにしたがる傾向がある。そのくせ東出やディアスの失策について語ったことはほとんどない。「帳尻合わせ発言」「新井とライバル発言」など、個人的にロペスが嫌いなのが見え見えで、ドカッと腰をおろした威厳のある指揮官とは程遠い。
 責任があるとすればこの凡庸な指揮官と再三のチャンスで適時打を打てなかった打線にある。特に金本が4番らしい仕事をしていれば、楽に勝てる試合がいったいこれまで何試合あったか。今の金本に長打は望めない。これは金本だけの責任ではない。4番に固執している指揮官にある。今の打撃に適した打順を与えてやるべきだ。1〜3番で攻める形を見せても、4番でほとんど切れてしまう。5試合連続安打でも中身がなさすぎる。ここまで長いと不調というより、衰えではないだろうか。そうでないのなら、東出のようにケガを隠してのプレー以外考えられない。3-3-3を記録した年のスイングを昨日のプロ野球19XXで見たが、まるで別人だ。いやあれこそ金本本来の姿だ。躍動感あふれるスイングでスタンドに突き刺さる矢のような打球。それが金本だ。今の監督ではチームの雰囲気を変えることはできない。打撃はもういいが、走塁と守備にまだ不安があるという野村をベンチ入りでいいから一軍登録すべきだろう。チームリーダーの存在がチームを一つにする。個人的には山本浩二を更迭して、野村をプレイングマネージャにしたほうがいいと思う。
 昨日の試合が雨で流れることで今日は確実にムーアが来ることがわかっていた。それなら余計に好調の木村拓をスタメンで使うべきだったろう。木村拓はチーム一の打率だ。危機感を十分に感じての好成績だ。そんな選手をスタメンから外したら絶望しか残らない。一軍に置いているなら左殺しの町田に復活の機会を与えてやることもできた。代打ではなかなか機会を掴むことができない。浅井は相変わらず好調でこの日も代打が成功し、打率も.333とした。スタメンで使うべきだろう。誰の替わりかは言うまでもない。
 死球。デッドボール。いつからよけなくてもそう判定されるようになったのだろうか。自分から当たりに行った場合なんて論外なはずだが…。
【5/3】1日空けて地元に戻り心機一転…のはずがまたしても見るに耐えない試合に。防御率1点台の佐々岡なだけに期待していたのだが、二順目に入った4回に外ばかりの配球を読まれ、ことごとく捕まる。問題は下位打線に入ってもアウトを取れなかったこと。特にディアスのフィルダースチョイスが痛かった。井川にバスターを決められるなど、この回だけで6失点。佐々岡の投球数は90球を超えていたが、この日の主審は外の低めをほとんど取らなかった。それに対応した配球をせず無駄に球数ばかり多くなり、最後まで外攻めに固執したのが連打の原因になったと思われる。瀬戸のリードも問題だろうが、佐々岡くらいになれば、捕手をリードしていかないといけない。
 勝負になったのは5回裏まで。22安打18失点、3試合で41失点というひどいものを見せてくれた投手陣に比べ、打線はこの日も5本塁打を含む12安打11点と健闘した。だがこの打線もよく頑張っただけでは済まない。第一に、5本中4本がソロ本塁打という効率の悪さ。阪神は3本だったがその内訳は3ラン、ソロ、満塁。ランナーを溜めての本塁打でなければ、ダメージが軽いということだ。もう一つは4回裏の反撃だが、1点差の場面で一死一三塁でロペスという局面で、金本が二盗して失敗したことにある。犠牲フライで同点からタイムリーでないといけなくなり、攻撃の幅を狭めてしまった。この局面での盗塁は必ず成功させないといけなかった。同点、または逆転できない試合は常に追いかける展開のまま終わることが多いからだ。
 佐々岡のKO後、登板したのは今日登録された河野と矢野。河野は5回から登板し、1点を取られたものの5回に1点差にしてもらい、必ず抑えないといけなかった。ストレートと追い込むまでのフォークは切れていたが、決め球がことごとくボールとなり、ストライクを取りに行ったところを狙われ、6回にさらに4失点。ここで試合は決まった。5点差ならまだという淡い期待も続く矢野が滅多打ちに合ってジ・エンド。
 河野はまだわかる。しかし1点差ならなぜベルトラン、玉木を使わないのかという疑問がある。酒井に登板過多させてまで、この2人を勝ち試合にしか使わないことにしたのだろうか。河野はまだいいとしても、その後の矢野だ。一軍でのテスト登板ということなら、9点差という試合が決して局面で登板したスタニファーと逆にするべきだった。二軍で良い投手を使い捨てるつもりで起用したとしか思えない。矢野はストレート・変化球ともにに切れがなく、コースも甘かった。もっと楽な場面なら、もっと若手らしい活きのいい投球を見られたかもしれないが、このままでは河野・矢野を落として小林・広池となりそうだ。
 スタメンから木村拓の名前が消えた。遊撃の守備練習をしていたというが、前田の復帰により、打率.329の切り込み隊長を外してしまったら、攻撃力も機動力も落ちてしまう。東出はこの日珍しく3安打したが、それも試合がほぼ決した第3打席からで試合への貢献度が低い。木村拓と天秤にかけるとしたら、比較にならないだろう。金本も2点タイムリーと進塁打こそ放ったものの1安打と盗塁失敗だけ。7番の仕事としては十分でも4番の仕事としては物足りなさすぎる。当たりにも迫力がないので、相手投手にも力みが全くない。そんな意味でも現時点で4番が務まるのはディアスかロペスだろう。
 昨日指摘した町田と森笠はこの日も代打であえなく凡退。凡退内容もひどいだけにもう限界。現時点では我慢してまで置いておけるほど必要な戦力ではないし、二軍で好調の嶋やケガから復帰した朝山など、試してみたい選手はいくらでもいる。浅井は好調だ。金本に変えて出したいところだが、まずありえない話だろう。浅井はいくら頑張ってもポジションを与えられない。そんな野球人生を送らされてきたのだ。
 ここのところ、よく捕手の話を聞く。西山は打撃が全く駄目で8、9番で無条件にアウトを献上、瀬戸はワンパターンなリードで後逸王、木村一はリードが一軍レベルではないなど、散々に言われているが、リードに関してはリードする投手がこんな調子では誰でも大きく変わることはないだろう。それなら打撃に優れ、将来性のある木村一を育てるためにも無理して使ったほうがいい。捕手はそのように使っていかないと、なかなか育たないものだ。五段階で総合評価するとこうだろうか。

西山 リード3 肩2 打撃1 信頼4 将来性1
瀬戸 リード2 肩3 打撃3 信頼2 将来性1
木村 リード2 肩3 打撃4 信頼1 将来性4

 リード力なんてこんなもんだ。西山は今年盗塁をよく刺しているように見えるが、送球は山なりで決して肩が強くなったわけではなく、投手のクイックが徹底された影響が強く出ているからだ。リードにしても長谷川のように荒れ球の投手に、西山のような繊細なコントロールを要求する捕手では合わないし、リードだけで試合を左右させるほどの捕手は12球団でも古田くらいではないだろうか。よく話に出る、ダイエー城島にしても打撃での貢献が大きいし、阪神矢野の場合は控え捕手との総合的な実力差がありすぎるだけだ。
 とにかく、クソ試合を続けるのはベンチの責任が大きい。18点取られるような試合でも北別府投手コーチはマウンドに行かず、ただベンチで顔を真っ赤にし、話を聞けば投手をなじるだけ。4連敗でついに4位転落したが、3試合でチーム防御率が1点も落ちるほどの急落に責任がないわけない。失点も防御率も12球団最下位になってしまった。監督もプライドだけ高く、理解されにくい信念だけを貫き、敗因の全てを選手になすりつけているだけ。ちなみにこの日もこれだけ打って結局盗塁0。今のカープは何点取っても負ける雰囲気がある。だからこそノーヒットからでも貪欲に点を奪う抜け目のないカープ野球の復活が求められる。4位転落どころの話ではない。

【5/1】今日は横山に尽きる。2回1/3で7安打5四死球1ボークで失点9自責点9。二軍でも通用しないでしょう。変え時も間違っている。そこまで引っ張るなら、もっと引っ張り、連投の中継ぎ投手陣を休ませ、若手にチャンスを与えたほうが遥かに有意義だ。さらに疑問なのはスタニファーを失点したとはいえ、1回2/3で下ろし、佐竹を使ったのはいいとしても、酒井に2回も投げさせたことだ。酒井は勝ちパターンで使ってきたはずなのに、惨敗の昨日今日と連投させている。せっかく独り立ちした酒井が河野のようにならないかどうか心配でならない。
 ここのところ福地と前田は5試合も使っていない。無駄に一軍枠を使っているとしか思えない。町田にしても森笠にしても打つ気が全くしない。それは気のせいではない。現実未だ打率.000だ。森笠の打撃なら福地のほうが遥かに上だ。
 使わない野手が多いのに比して投手が圧倒的に不足している。いわゆる敗戦処理役がスタニファーと上げたばかりの佐竹くらいだ。そのスタニファーも2イニング以上投げることがほとんどないので、結局玉木や酒井に負担がかかってしまう。捕手も3人もいらない。現実横浜、中日、阪神は2人でやりくりしている。西山がケガで使えないのなら、その分投手枠に使うべきだ。代走も岡上と福地がいれば十分、同じような役割の森笠はいらない。町田はこのまま一軍にいても調子を取り戻せるとはとても思えない。登板するはずもない長谷川と苫米地がベンチ入りしていたのに対し、一方の巨人はベンチ入りメンバーを見る限り、中継ぎが豊富に見えた。まさか今年、投手陣で苦しむとは思ってなかっただけに、始まってみて初めてわかる盲点だ。
 ちなみにカープの一軍登録されている投手は先発鶴田、佐々岡、高橋、横山、苫米地、長谷川。中継ぎ佐竹、玉木、スタニファー、ベルトラン、酒井。抑え小山田の合計12人。この日のベンチ入りは苫米地、長谷川、佐竹、玉木、スタニファー、ベルトラン、酒井、小山田の8人だが実質は6人。中継ぎが5人しかいない。敗戦処理なら元々先発で取ったスタニファーにロングリリーフでやらせるべきだ。以前ならこの役は小林幹がやっていた。

【4/30】逆転負け。勝ちパターンの投手を敗戦処理で使うなど役割が定まらない継投ミス。12残塁。もういいでしょう。金本は猛打賞だったが4月20日の猛打賞後は知っての通り沈黙。復活するにはまず本塁打、そして調子が続くこと。それまで喜んではいけない。それだけ金本は実績があるし、期待も大きい、年俸も高い。ショートだが昨日までケガでスイングができなかったらしい。はぁ? そんな奴を今まで使って10試合で2本の安打で使い続けたの? あきれて物も言えぬ。
【4/29】このオーダーの限界を見せつけられた試合だった。完敗。全く見せ場がなかった。唯一のチャンスらしいチャンスもまたしても山崎コーチのミスで、ディアス本塁に突入させようとしてしまった。結局、相手の投手がよければ、好調な打者が打てないから、もうお手上げというパターンだ。絶不調という言葉では済まない二番と四番頼みの打線では、味方投手が最少失点に抑えなければほとんど勝機がない。この日も二番と四番は沈黙。八番にはようやく一本出たが、それも打率.150の確率通り。控えをほとんど使うことなく、腐らせてしまうつもりだろうか。大胆な入れ替えがなければ、コンスタントに得点していくことできない。いつもいつも投手が我慢しきれるわけではない。おそらく明日も似たようなオーダーだろう。27日の試合の酔いをそろそろ冷まして欲しい。
 広池を下げてまで上げた佐竹。清川の指導でサイドハンドになっていたが、球威もなければ効果的な決め球もない。二軍では通じていても一軍では厳しい。前のフォームのほうが球に威力があって楽しみだったのだが…。広池を早く戻して欲しいが、あと9日待たないといけない。
【4/28】大量得点の翌日は打てない。このジンクスは打破できなかったが、今日もチャンスはあった。初回木村拓の投手強襲安打で二塁をうかがったが、微妙な判定によりタッチアウト。中日先発朝倉は負傷退場し、急遽山北が準備なしに登板することになった。カープとしてはここで一気に攻めたいところだが、金本の犠飛の1点に留まった。2回にも大きなチャンスがあった。ロペスの左翼線への二塁打の後、新井の右翼線二塁打でまずは1点…とはならず、ロペスは本塁タッチアウト。さらに西山の右飛で新井が本塁タッチアウト。連続二塁打と右飛で0点、三者凡退という不可思議な現象だった。本塁への突入は三塁コーチャーが決めることだ。つまり山崎隆三コーチの指示に誤りがあったということだ。ロペスは新井の当たりでタッチアップしようと2塁に戻ったため、スタートが明らかに遅れていたのにどうして突入させたのか疑問だ。今年はこういった光景が多いだけに、簡単に済ませていい問題ではなくなってきた。これとは別に、新井の二塁打性の当たりで生還できなかったケースが以前緒方でもあったが、新井の当たりは見た目より伸びるのだろう。それを立証するかのような当たりを5回に見ることができた。準備不足からすっかり立ち直っていた山北から左中間への本塁打で勝ち越し。この当たりも打った瞬間は左中間への二塁打性の当たりに見えたが、結果はフェンスオーバー。新井はまたもやお立ち台である。木村拓、ディアス、緒方、ロペス、新井がうまく循環する打順を作れば、毎試合5点くらい望めるような、好調ぶりなのだが…。
 カープ先発鶴田は悪いなりに粘りの投球を見せ、5回1/3を1失点。以後小刻みな継投で、最後は小山田が締めくくり、鶴田は2勝目、小山田は9SPで断然リーグトップとなった。昨日の高橋の完封が生きた形となった。これで鶴田は一軍残留か。
 この日安打を放ったのは前日とほぼ同じ顔ぶれの木村拓、ディアス、緒方、ロペス、新井の5人。しかし結果は前日14点、この日は2点。前日のように二番と四番が進塁打でいいような打順の巡りあわせならいいが、この日は違った。どんな形でもつなげていかないと点は取れないということだろう。この日も西山が最後までマスクを被り、木村一には出番すらなかった。これでいいのだろうか。出してもらえないのなら二軍で実戦に出ているほうがいいようにさえ感じる。昨日は犠打のおかげで評価された東出はこの日も無安打で.打率を213と下げ、昨日は進塁打、この日は犠飛で四番として最低限の仕事をした金本も結局無安打で.189、西山に至ってはもはや一軍の打撃力はなく、安打を打つ光景が想像できない。打率も.150を割り、.143まで下がった。この日控えで打席に立ったのは森笠だけ。これも疑問だ。フォームにばらつきがあり今季無安打の森笠より浅井を出すべきだった。浅井が守備固め要員として使われるのは飼い殺しに近い。このように選手起用、三塁コーチの指示など疑問ばかりが目についた。3連勝で首位とのゲーム差1.5という結果に浮かれて、全て良しと言いそうな雰囲気を感じる。無論首脳陣にだ。せっかく昨日で凄い打線があることが示せたのに、少しも活かしてない気がする。飛車角が揃っていても使う人次第ということだろう。
【4/27】昨日と同じオーダーだったが、昨日までの何がいけなかったのかよくわかる試合だった。1番木村拓は相変わらず好調、昨日2度バント失敗した東出は逆に2度成功させ、四死球で2度出塁、3番ディアスは好調で6号ソロを含む4安打3打点、金本は数字上は打率通りの結果(5打数1安打)ではあるが2本の進塁打を含む1安打1打点、緒方も流れを止めない2安打3打点、打点魔神ロペスは3ランを含む2安打4打点で完全復活、流れに乗り遅れそうだった新井もしっかりと1打点と、終始良い流れのまま、終わってみれば14安打14得点で圧勝した。得失点差もリーグ5位の-8から3位の+6にアップ!!
 ロペスが戻り打線に厚みが増したのは昨日と同じだが、2番と4番の進塁打があったのが昨日と最も異なる点だ。調子が悪いなりに貢献する方法はいくらでもあるということで、無意味な打席に終わらなければ、好調な選手の1本も効果的になり、さらにハッスル(死語)するということだろう。昨日までは木村拓の安打が全く活かされず、二死になってから好調の緒方、ロペス、新井に回るという悪循環だった。一部の話では東出も金本もケガまたは風邪で体調を崩しているという。もし本当なら無理して出さず、層を厚さを活用したほうがいい。ロペスはこの日だけで金本の全打点を叩きだしている。9試合で9打点のハイペースに戻った。6番という打順ではもったいない。
 調子の良くなかった浅井にも一発が出て一安心だが、町田には立ち直りの機会がなかなか来ない。その点1日1回しかない代打は不利だ。思い切って4打席与えてみてきっかけを与えてみる手もある。右の代打がしっかりすれば、敵なしだ。
 高橋は4安打完封。大量得点に守られたとはいえ、ほとんど危なげなくスイスイと投げた。お立ち台では「西山さんのミットに投げただけ」と西山を立てたが、これだけの大量リードなら、終盤くらい木村一と使ってもよかったのはないだろうか。西山と佐々岡の相性の良さは誰もが認めるところだが、他の投手との組み合わせでは今後のことも考えて、できるだけ息が合うようにしたほうがいい。こういった楽な試合ばかりではなく、接戦となれば木村一の打撃力も必ず活きてくる。
 大量点の翌日は前日の点を取っておきたかったような試合が多いのが世の常だが、勝って兜を緒を締めていれば、明日も期待できそうだ。
 こんな日くらい素直に喜びだけ表せという人がいると思うので…
「わーい!! わーい!! カープが勝った!!」(笑)
【4/26】唯一信頼できるといっていい先発佐々岡はいずれも二死からの失点だったが、9回を2点に抑えた。さて、159球の熱投に打線が応えられたかというと、新井のソロとこの日復帰したロペスの同点打に留まり、この日も白星をプレゼントできなかった。玉木がなんとか踏ん張り、延長11回この日も猛打賞の木村拓の安打とロペスの敬遠などで一三塁とし、新井の右前安打で勝ち越し。こうなれば最後は小山田で決まりだ。これで8SP、12球団随一のクローザーになりつつある。
 木村拓が連続猛打賞と活躍するも得点に結びつかないのは、全ては東出と金本の責任。東出は犠打を二回失敗するなど、二番打者としても失格。金本もついに2割を切った。依然として適時打1本の打点3のままだ。そろそろこの二人へのこだわりは捨てて欲しい。また、ピッチャーに2試合で4安打されている。味方の四番打者よりも打たれているのでは、苦しい試合になっても仕方あるまい。ロペスはこの日の適時打で得点圏打率を.857とした。ちなみに前田.176、金本.105、緒方.176、ディアス.294、新井.435。打率も低い金本は論外として、前田、緒方の打率はそこそこあるので、チャンスを作れる打順にし、チャンスに強いロペスと新井に回るよう組み替えないといけないだろう。明日も同じような顔ぶれ、打順だったら、苦戦を強いられることは容易に想像がつく。

【4/25】2回表にホワイトの本塁打で1点を先制されたものの、先発横山の立ち上がりは上々。一方阪神先発の谷中は制球に苦しんでいたが、初回の一死一三塁、二死満塁のチャンスで得点できず、立ち直りの機会を与えてしまったかに見えた。しかし3回裏、木村の安打、ディアスの四球などで一死一三塁とし、金本が久々となる適時打でまず同点。さらに一死満塁とし、浅井の適時打で勝ち越し。さらに満塁で新井のフェンス直撃の当たりで1点追加。…え?1点? 緒方がフェンスに直撃してからスタートするという走塁ミスで、新井も一塁ストップ。西山、横山が倒れ、結局この回は3点止まり。ビッグイニングのチャンスだったのだが、とにかくも谷中をKOした。
 4回表死球と不運な内野安打で一二塁とされ、今季安打の半分が本塁打というアリアスに3ランを浴び逆転を許してしまう。結局大下も危惧していた3回裏の走塁ミスが響いてしまった。一発病は広い球場でも相変わらずだ…。今のアリアスはカーブ3つで終わりなのにね。4回裏木村拓の大きな当たりは檜山の好守に阻まれ、東出は中途半端なスイングで三振。解説の西田「笑っている場合じゃない」と、凡退しても笑顔の東出に苦言。今のカープって鬼コーチがいないみたいだね。5試合で1安打じゃ他の球団なら普通交代。頼むから岡上たちにチャンスをあげてくれ。
 5回表、新井の二塁への野選で無死一二塁のピンチ。ここでバント経験のほとんどない片岡の犠打が裏目に出て、まず三塁ホースアウト、新井の一塁への悪送球をディアスがフォローして併殺打。続くホワイト三振でピンチを脱する。ピンチの後にチャンスありに期待だったが、5回裏の5〜7番はあえなく三者凡退。一度もバットを振らないで見逃し三振した新井に大下&西田は「あっ」と声を出して唖然。ピンチの後でもないのに、チャンスを作ったのは6回の阪神だった。檜山の二塁打で無死二塁とし、本塁打か三振のアリアスに今度は左前に打たれ3-5。この回で横山はKO。立ち上がりはよかったけど、やっぱり防御率4.9の男なんだなぁ。矢野とロペスを上げないといかんなぁ。中継ぎ陣がいいだけにせめて5回まではきちんと抑えて欲しいもんだ。
 6回裏、阪神は伊藤に交代。西山の代打森笠に内角へのボール球、大下「当たれ!」(爆) 結局森笠は一ゴロ。大下も「やわらかいバッティングで古田のようだ」と褒められた代打木村一は中前安打。西山のリードがアテにならないなら、木村一を使い続けたほうがいいだろうね。さて、大振りを指摘された東出の大振りが当たり、右越え二塁打で一塁走者木村拓は長駆生還で4-5。やはりサイドハンドには左が強い。
 7回表の無死一二塁のピンチは切り抜けるが、8回表打率1割のアリアスに2本目の本塁打を浴び4-6。まるでランスの猛打賞の再現のようだ(笑) そして投手に2本目の安打を浴びてしまう…こりゃダメですな。金本も7番に降格させたほうがいいような気がする。金本は元々自分で四番向きではないと公言しているんだから、プライドも傷つかないし。
 1点差、2点差が遠い8回裏、新井ちゃん平凡な中飛、しかし濱中がまさかの落球で無死三塁。新井ちゃんはあきらめずによく走っていた。阪神は伊藤に替えて西川。代打は気温の低さから控えに回っていた前田。この試合初めてチャンステーマが流れる…なんとなく情けないが(笑) しかし前田は左翼への浅い飛球でタッチアップできず。ここで阪神はバルデスを投入。カープは木村一に替えて代打野村。木村一のほうが良くなかったか? ここで地上波放送が終わり、気抜けな大下は帰宅(爆) 野村はニゴロで三塁走者がホームインでやっと1点。代打攻勢では気温同様お寒い。走者なしになって木村拓がこの日猛打賞となる中前安打。昨日今日といいね。そして東出。しかし木村拓の盗塁失敗でチェンジ。
 9回表捕手は最後に残った瀬戸。走者なしとはいえ、ポロポロ落球(笑) というか、いつの間に右手治ったの? 延長戦になったらどうするのか、いやもうあきらめてるのか?(爆) ピッチャーはベルトラン、田中に安打、そしてホワイトの打席で瀬戸が後逸!! やってくれましたよ(笑) 一死一二塁となり檜山の痛烈な中前安打が幸いして、田中は三塁ストップ。一死満塁となり、玉木に交代。濱中の犠飛で5-7。そして右ランスのアリアスのこの日4安打、そして3本目となる本塁打で5-10。もう降参。西田も「外国人は怖い。ロペス早く帰ってきて」
 それにしても先頭打者を9回までに7回も出したのはいただけない。3連戦で23失点。3連戦3点くらいの試合があった阪神にこれだけ打たれるのも珍しいんじゃない?
【4/24】2回裏緒方のツーランで天敵藪から先制。勝つには1点に抑えるしかないなと予感。4回に同点とされ、5回に追加点を奪われ、見ているほうは半ばあきらめムードだったが、一部選手のほうまでそんなムードになったのか、7回表の連続失策でダメ押し。3位に転落した。
 チャンスがないわけではなかった。5回裏木村拓の適時打で1点を奪ったわけだが、前進守備の状況でどうして浅井に盗塁をさせなかったのか疑問だったし、一死一二塁のチャンスも生かせなかった。8回裏には敵のエラーから一死満塁としたが、併殺打で無得点に終わった。一軍登録したばかりの苫米地を先発に送る奇襲も、打線につながりがないのでは勝てない。天敵相手なんだから細かい工夫がもっとないとね。決して勝てない試合ではなかったのだから。金本は悪い時が1としたら今は5か6と自己診断していたそうですが、まだまだのようだ。4番でも、相手によっては調子が悪ければ送りバントがあってもいいしね。明日からロペスが復帰するそうなので、少しでも打線につながりが出て、効率よく点数を取れる打順を組むことを期待している。
 チームの得失点差といい、貯金があるのが不思議なくらいの内容だった。集中力がないといわれているが、プロなら最後まで高い集中力でやるのが当たり前だし、球場まで来てくれた客に失礼ではなかろうか。ディアスのチーム事情からの急造三塁は仕方ないとしても、三年も一つのポジションで使われ続けてきた東出は守備面の向上がなかなか見られない。特にこの日の小飛球の失策は「解説」では選手に優しい安仁屋氏も呆然。打撃でも25打席ぶりくらいにやっと安打が出たとはいえ、とても喜べないしカバーしているとは思えない。他の選手にチャンスすら与えないほど使いつづける意味があるのだろうか。よく高橋慶や野村と比較されるが、レギュラー固定で3年目には結果を出していたし、逆に結果を出せたからこそ2年続けてレギュラーを張れた。彼らも失策が多かったがカバーするだけの打力があった。レギュラーとして使われる以上年齢は関係ない。無条件にレギュラーという成績には程遠いのだがら、競争させ、他の選手にも均等に機会を与えてやるべきだ。大相撲の話だが、本来いくら負け越しても休場しても陥落することのない横綱の地位から自ら大関への降格を申し出た千代の山(初代九重親方)という力士がいたことを思い出した。与えられたレギュラーに甘えてるわけではないのだろうが、そう見えてしまうのが今の東出だ。新井のように奪ってやろうという闘志を感じさせるには同じように競争させてやるしかないと思うのだが…。

【4/23】阪神先発は予想された藪ではなく安藤。ラッキーとばかりに3回までに8点を奪い、楽勝ムードだったのだが、虎狩り名人だったはずの長谷川が2本の本塁打などで5失点。さらに酒井が8回無死二三塁から内野ゴロで2失点で接戦となってしまったが、7回の緒方の適時打、8回のディアスの2点本塁打が効果的な追加点となり、最後は小山田を投入して逃げ切った。セーブがつかない場面で小山田を投入せざるをえない試合になってしまったのはまずかった。打線は苦手意識がないとここまで打てるものなのか。木村拓の本塁打を含む4安打、不調だった緒方も本塁打を含む3安打4打点の活躍。気になるのは東出。この日も無安打で20打席無安打、打率も.309から.233まで落ちた。打線の真価が問われるのは、前回やられた藪と谷中が登板されると思われる明日明後日だ。先発マスクは木村一。ちなみに自責点では阪神のほうが少なかった。つまり相手の自滅による大量得点で打線につながりがあったわけではない。これで打線に余裕があると感じてロペスの昇格が必要だと思わなくなったら危険だ。

【4/20】横浜先発山田に打線は沈黙。8回までに6安打放ったものの、散発で1点を取るのがやっとだった。1番野村、5番前田、6番新井、7番緒方が現時点でベストだと思われたオーダーだったが。金本がようやく3安打放ったが、いずれもランナーなしだったので得点には結びつかなかった。高橋はコンスタントに長打を浴び、気付いたら12安打5失点。今年はなかなかエンジンがかからないようだ。
 打線を組み替え、金本が猛打賞と一見好材料が揃ったかに見えたら、東出と緒方が絶不調では打線が繋がらない。貧打と拙攻を肌で感じるようになったのは、ロペスがいなくなってからだ。金本と昨年春先のロペスがよく比べられるが、ロペスは2割前後でも打点王争いをしていたので、比較にはならない。金本が打ち出してもその前の打者が塁に出られないのでは、やはり打線は空回り。やはりもう一枚チャンスに強い打者が必要だ。
 先発山田と聞いて失礼ながら今日は楽勝かと思った…。山田「今日はよくなかった」 山本監督「山田は変化球がよく曲がっていて、捕らえきれなかった。」 淡白で代打以外に策らしい策もない結果だろう。中国新聞のコラムのように、「敵投手が調子がよければ、もうお手上げ」というのはやめて欲しい。カープ野球はいやらしさとしつこさ、機動力を絡めてノーヒットで点を取るのが真骨頂のはず。

【4/19】延長12回でわずか4安打。安打が出たのは2回と11回だけ。1点も敵の失策からという貧打だった。横浜先発ハワーズのトラブルによる降板など、いくらでも攻める要素がありながら、佐々岡の粘投を見殺し。打線は金本が相変わらず全く駄目。信じ続けるのは構わないけど、あまりひどいままだと逆にプライドが傷つきそうな気がする。噂ではシーズン前に痛めた脇腹の調子が悪いとか…。打順にも疑問がある。前田休養と入れ替わりに先発復帰した野村がなぜか5番。キムタクの7番にも疑問。チャンスメーカーなのにチャンスで回ってくる打順になぜ置くのか。チャンスができると下位打線に入ってしまったり、二死だったりと空回りの試合が多い。延長11回は一死三塁で東出が追い込まれてからのスクイズで失敗というお粗末さ。これは東出云々というよりベンチの問題。サードランナーは福地だし、やるなら初球からだったはず。決まればお見事といわれるだろうが、この日は完全に貧打で得点の神様から見放されていたんだから積極策でいくべきだったはず。記録に残らない失策も多すぎた。特にショートとファースト。東出のスローイングではファーストには極めて高い捕球力が要求されてしまう。投手陣の粘りのおかげで何とか引き分けたものの、内容は最悪だった。これだけの貧打、拙攻が続いているのに、結果として勝っている、負けていないというだけでロペスが1日も早く戻って欲しい選手じゃないと言い切る松原コーチには理解できない。先発マスクは西山。瀬戸が右手負傷したようだが、大丈夫だろうか。

【4/18】2点を先行された2回裏、金本、前田の連続安打と悪送球で無死二三塁とし、新井の左前適時打と横山の中前適時打で同点。続く3回裏、巨人の内野陣のミスから3点を奪い勝ち越しに成功。しかし4回表に遊ゴロを東出がジャックルし、併殺崩れで1点を返される。両チームミスが飛び出し、イヤなムードになったが、6回表の横山の三者連続三振で流れを引き戻し、6回裏前田の中越適時二塁打で待望の追加点。7回表にまたしても東出の試作で失点するが、後続はベルトランが抑え、昨日を借りを返した。9回表には木村拓の失策から1点を奪われるが巨人の反撃もここまで。横山は打線に助けられ、今季初勝利。小山田は7SP。阪神が引き分けたことで、2ゲーム差と射程圏内に入った。
 今日の試合で気になったのはカープは失策やそれに類するミスを犯すと、必ず失点しているということ。金本はようやく2安打したが、代打の切り札町田は未だ無安打なのも気になる。先発マスクは西山。

【4/17】先発長谷川は6回を投げて2本のソロホームランなどで3点に抑えていたが、味方の援護なく降板。4回まで毎回安打も得点には結びつかなかった。ようやく6回にディアスの2ラン、7回に代打野村の適時打で同点とするが、8回にベルトランが打ち込まれて勝ち越された。カープは11安打放ちながら3点とチャンスに1本が出なかった。特に7回の木村一の送りバント失敗が響いた。一死一三塁で緒方が犠牲フライも打てなかったのが痛かった。これだけ得点から見放された日はスクイズもありではなかろうか。金本は重症。四番どころかスタメン落ちしても不思議はない。先発マスクは木村一。

【4/14】2回に前田の三塁打、新井の中前安打で先制。3回まで無難な立ち上がりを見せた鶴田が4回に突如崩れ、ペタジーニに2ラン、さらにラミレス、浜名に連続本塁打を浴び、4失点。アブフレックスで脇腹は強化されたが、丁寧な投球が見られなくなってしまった。4回に一死満塁から暴投で1点返し、5回にはディアスの2ラン、この日猛打賞の新井のソロで逆転。このまま乱打戦かと思われたが、両チーム追加点がないまま試合終了。ヤクルトを3タテして貯金を3とした。広池にプロ入り初勝利。ラッキーな白星だが、これを自信にして欲しい。小山田はリーグトップの6SP。先発マスクは木村一。

【4/13】今季初めて先発マスクを被った木村一が、2回に先制の3ランを放つなど3打数2安打の活躍。リードでも大胆な配球で正捕手の座を強力にアピールした。木村一に引っ張られるように緒方に2本の本塁打、新井にも本塁打が飛び出し、終わってみれば11安打8得点。投げては先発高橋が8回を4安打2失点に抑え、今季初勝利。カープは貯金を2とした。相変わらず大量リードすると終盤の追加点がないのが不安といえば不安だ。

【4/12】初回、四球と併殺崩れで掴んだチャンスで前田の適時打で先制。2回には東出の適時打、ディアス左越ホームラン、4回にはラミレスが照明が目に入り落球。ラッキーな追加点で6-0とする。佐々岡の調子から楽勝かと思われたが、5回に突如コントロールを見出し高めに入ったところを連打され、ペタジーニの本塁打などで5失点。が、ヤクルトの反撃もここまで。カープの繰り出すリリーフ陣が抑え、連敗を2で止めた。カープは5安打、ヤクルトは11安打。かつてのカープらしい勝ち方ではないだろうか。

【4/10】9回表まで0-0、カープ5安打、阪神4安打の緊迫の投手戦だったが、今の阪神相手にこの展開では不利だ。二番手玉木が今岡にサヨナラ本塁打を浴び、今季初の連敗。カープのチャンスは8回にあった。連打で無死一二塁。しかし西山の送りバント失敗、好投長谷川への代打策は失敗。その後の一死満塁のチャンスも生かせなかった。打線に全くつながりがない。この日は緒方を一番に入れるなど打順を組み替えたが、相変わらずクリーンアップが機能していない。クリーンアップをいじらないと今の雰囲気は変わらないのではないだろうか。長谷川に代打を送るくらい勝負を送ったのなら西山にも代打を送るべきだった。そうでないのなら、延長戦も視野に入れた粘りの戦いが見たかった。ちなみに西山は今日も盗塁を刺したが、他の捕手にほとんど出場機会がないのは問題。それなら二軍でもいいから試合に出ていたほうが収獲があるだろう。

【4/9】今日はいいでしょう。こんなムードの中勝てるわけないです(笑) 長谷川、佐々岡で挑む明日からが本番。チャンスらしいチャンスがなかった中、金本のホームランは今後につながりそう。ただしライトスタンドに飛び込んだので何事もなかったかのようでした(爆) 木村拓-東出の一二番は逆にしたようないい気がします。ディアス3番より緒方3番のほうがいいでしょう。西山は今日も盗塁を刺した。

【4/7】ロペス・前田事件の翌日、イヤなムードの中で始まった試合だったが、打線は昨日からの好調を維持し、13安打8得点。不調の新井にもようやく本塁打が出た。ロペスの盟友ディアスも心に期するものがあったのが、今季初の猛打賞と気を吐いた。金本も5打席で4回出塁するなど、選球眼の良さが復活してきた。あとはでかいのが一本出れば吹っ切れるだろう。鶴田は5失点ながら味方の大量援護に守られての勝利。心配だが次回の登板の期待したい。小山田は完璧なリリーフで早くも4SP。チームが頑張ればタイトルも夢じゃない。西山は今日も盗塁を刺した。相変わらずやまなりなんだけど、いったい何があったんだろう(笑)

【4/6】黒田と西山の相性の悪さを露呈したような試合だった。先発黒田はゴメス、谷繁に本塁打を浴びるなど序盤でKO。打線は7回まで10安打で2点という拙攻だったが、ようやく8回無死満塁のチャンスを活かし、木村一の2点適時打、木村拓、野村凡退の後、二死一二塁で東出の適時打で3点差とし、9回も無死二三塁と攻め1点を奪うが追い上げもここまで。ロペスを引っ込めてしまったのが裏目に出たか。終わってみれば15安打6点。3回の3安打で0点、5回の無死満塁で内野ゴロの1点に終わったのが最後まで響いた。
 前田は二塁打3本、ロペスは猛打賞で共に打率を4割を乗せた。うち2本は2塁ランナーを置いて安打だったが、いずれもランナーは前田だったためにホームに戻れず、「なんで回らないんだ」と不満そうだった。外人にとって数字は大事なので、8回の場面では代走を出して欲しかった。………と思っていたら、8回終了後ベンチ裏にロペスが前田に掴みかかってしまい、登録抹消となってしまった。好調なだけに残念。こういう問題は監督と話す問題なのに…。

【4/5】移動日なしで地元に戻っての中日戦。6回の前田の2年ぶりとなる復活本塁打に尽きる。直後のベンチ裏インタビューで男泣き!! 感動!!感涙!!感激!!感嘆!! おめでとう!!
 前田は猛打賞、勝ち越し本塁打でヒーローインタビュー!!…は無四球完封の佐々岡(爆) いつも通り「西山君」が聞けたインタビューだった。その西山君は2度も盗塁を刺すなど、今季は早い動作が目立つ。昨年の盗塁阻止率最下位がバネになったのだろう。

【4/4】先発は昨季ヤクルト戦無敗の高橋だったが、真中に3ランを浴びるなど6回途中で4失点。打線は貧打淡白でプロ入り初登板の新人石川に歯が立たず。終わり(笑) 先発マスクは西山。

【4/3】先発長谷川は苦しみながらも7回を2失点。1-2で迎えた9回二死から前田の中前安打、代走福地の盗塁でチャンスを作り、ロペスの中前安打で同点。延長11回福地の適時内野安打で勝ち越すが、抑えの小山田がペタジーニに同点本塁打を浴び再び同点。(好リリーフの酒井に白星がつくはずたったのに…。小山田の左打者への課題はまだまだ残されています) 延長12回。ヤクルトは全ての投手を使いきったが、カープには切り札が残っていた。その漢の名は野村。2年目の19歳坂元にプロの厳しさを教えるがごとく、見事な右越本塁打で勝ち越し。最後は玉木が抑えた。
 13安打放ったとは思えない淡白な打線は相変わらず。金本の今季初安打は緒方が本塁タッチアウトで打点には結びつかず。誕生日ということでいいきっかけになるはずだったのだが…。先発マスクは西山。やまなりの球で盗塁を刺して活躍(笑) 今日は瀬戸も登場した。

【4/2】6回まで1対1の緊迫した投手戦だったが、先に根負けした横山が7回に4失点。新井の失策絡みの失点だったが、新井の場合折込済みにしておくくらいでないと同じことの繰り返しのような気がする。終わってみれば完敗という結果になった。打線はわずか4安打。ヤクルト先発ホッジスに本塁打を浴びるなど調子づかせてしまった。
 金本は3試合ノーヒット。重症のようだ。気が早いようでもあるが、今の金本は打つ気がしない。「打の線」にとって切れては困る4番から外すくらいの療法が必要かもしれない。先発マスクは西山。他の捕手に出番あげないの?

【3/31】先発黒田は6回4失点。3点を追う3回、東出のバント安打で動揺した横浜先発ターマンからディアスがスリーランを放ちまず同点。1点リードされた5回には調子の上がらない黒田自ら中前安打を放ちチャンスを作ると、この日一番に入った緒方の今季1号ホームランで逆転。昨日に引き続き、6人による細かい継投で逃げ切った。気になったのは小林。ワイルドピッチでピンチを作り失点を重ねるのは例年通りか。点差がないほうがいいピッチングをするような気がする。
 まだ二試合だが、緒方は早くも首位打者と盗塁王の二冠。ロペスは140打点ペース維持だが、その計算だとディアスは210打点になる(笑) 今日は野村の替わりに新井がサードに入ったがノーヒット。先発マスクは西山。見事石井に三盗を許した(笑) 西山は2試合フル出場。他の捕手の出番はいつだろうか。そもそも黒田と西山は相性が悪いのに西山にこだわる必然性を感じない。金本は依然として.000。
【3/30】開幕投手は佐々岡。7回を4安打1失点と上々のスタート。打線は5回まで苦手な三浦相手にチャンスらしいチャンスもなかったが、ようやく6回にチャンスが訪れる。野村のヘッドスライディングでもぎ取った内野安打で一死一三塁とするが、東出の遊直に野村が戻れず併殺打。続く7回前田の右前ヒットで緒方が三塁を陥れる好走塁で一死一三塁として、三冠王を狙うロペスの犠飛で同点。さらに二死満塁と攻め、力投佐々岡に代打浅井を出すが、逆転には至らなかった。しかし、8回に緒方のこの日二本目のヒットと盗塁などで二死一二塁として、代打新井の三遊間を破るタイムリーでついに勝ち越し。8回から玉木、9回は菊地原、小山田での継投で後続を抑え、山本監督としては1993年以来の開幕勝利を飾った。この日の収獲は足に不安のある野村、緒方の果敢な走塁。ロペスはいきなり140打点ペースだ(爆)先発マスクは西山。

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