質問内容/回答 |
はじめまして、私は消防救助隊員です。 山岳救助に関する資料、書籍などを探しているのですが、なかなか思うようなものが見つかりません。 救助法、搬送法等細かく記載されている資料、書籍等がありましたら、紹介してください。 ☆〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜☆ M.Shimaoka
M.Shimaoka さん、こんにちは。黒澤と@猫の森、です。 > はじめまして、私は消防救助隊員です。 > 山岳救助に関する資料、書籍などを探しているのですが、なかなか思うようなもの > が見つかりません。救助法、搬送法等細かく記載されている資料、書籍等がありまし > たら、紹介してください。 このメーリングリストには、プロも相当数参加していると思いますが、あくまで「遊 び」の領域(レベルではない)をベースにしていると思います。 ですから、救助についても「自分及び、自分の仲間を助ける」ことが基本で、お仕事 で見ず知らずの方のために命を懸ける本職の救助隊員の方に要求されることとは、ちょ っと違うと思います。 例えば、東京消防庁にも現役のクライマーがいますし、あとは富山県警さんなど、現 場で活躍されている方に直接お訊ねになった方が良いと思います。
みなさん、こんにちは。黒澤と@猫の森、です。 > このメーリングリストには、プロも相当数参加していると思いますが、あくまで「遊 > び」の領域(レベルではない)をベースにしていると思います。 蛇足ながら…この発言は勿論、ACMLに参加されているみなさんがレベルが低いという 意味ではなく「(消防士さんとは)負っている責任範囲が違うので、他を当たられた 方が良いでしょう」という意味です。各位、誤解無きようお願いいたします m(_ _)m
はじめまして、おび@立川山岳会です。 simaokaさんのように警察や消防が出動するレスキューはヘリとのコンビネーションが重要になります。 現場へのヘリからのホイスト降下や、あるいは下から現場に行ってヘリレスキュー可能かどうか、天候の判断 などが求められると思います。 私が知る範囲では長野の防災ヘリ「アルプス」のチームに聞くのがいいのでは、と思います。彼らは長野県警 と合同で訓練しているので知識と経験は十分ですし、お仲間だから聞きやすいと思います。
現役消防隊員 様 はじめまして 登山大好き人間で、某東京消防で山岳救助をしておりました。秋山@千葉工大山岳部です。 海外の山を登るために消防辞めてしまいましたが。。(¬ー¬) フフフ。。 職業的な山岳救助に関する資料、書籍などは、国内で入手するのは、極めて困難 です。消防関係の内部資料も、私、探しましたが見つけることができませんでした。 ヨーロッパアルプスには、救助関係の文献あると確信しております。 実践で役に立つ救助活動の経験−ノウハウを得るには、文部省主催の登山研修会 の山岳救助講習会に参加することです。一般の参加も可能だったはずです。 いまでもやっているのか不明です。 山岳救助は、大きく分けて以下の技術に大分されます。 1)岩壁や沢に転落、墜落などして救助を求めている人間を、安全地帯に 脱出させる技術 2)ヘリ等を使用して、要救助者を病院等に搬送する技術 おび@立川山岳会様の話されているのは、2)の技術でしょう。 文部省の講習会では、主に1)の知識、経験を得ることができます。 具体的には、 −搬送道具を持たない、藪、林の中で、要救助者を自作した木のソリに乗せて搬 送する方法 −ロッククライミング中に墜落して垂壁に宙づりになり、自力脱出できない要救 助者を下ろす方法(ワイヤー ウインチを使用) この講習には、緑山岳会や群馬 谷川一の倉で活躍されている、救助のプロの方 が講師となり、実践で救助訓練することが可能です。 私が講習を受けた際は、本ちゃんの岩場で登攀中に落石事故が発生したことを想 定しました。自力で脱出できない要救助者をいろいろな方法で救助するという訓 練でした。私,要救助者役をしたのですが、剣 雑穀谷の岩壁にシングル50m ロープにぶら下がり、救助を待つこと待つこと。いやいや ハーネスがケツに食 い込んで痛いし、風で揺れるしで大変でした。あまりに苦しいので、夕食の岩ダ ケを大量に採取して気持ちを紛らわしていましたが。(^.^; オホホ 実際、岩場で怪我した人の気持ちがよく分かりました。 もし、Shimaoka様が、上記の技術を習得するのでしたら、文部省主催の登山研修 会の山岳救助講習会おすすめします。 また、一般登山の自己脱出方法は、書籍等でも学ぶことができますので、お勉強 されると、お仕事の救助活動の役に立つと思います。(プルージック結びによる 自己脱出などです。) 最後に、緑山岳会には、深く敬意を表します! 6mmワイヤーを使って岩壁基部から、何百メートルも離れた場所に、空中を搬送 する方法は圧巻です。すばらしすぎる。 しかし、 寺田 甲子男 さんは、このワイヤーを衝立から、カラビナで滑り降り たという話も、もっとすごい!! 千葉工大山岳部 秋山 武士
simaoka様、秋山様 おび@立川山岳会です。 私は山小屋に4年、あと北アルプスの常駐隊という経歴の持ち主です。クライミングはどうでもいいレベ ルです(笑)。 私が知っているプロ向け?の資料を紹介します。もっとも秋山様のいうとおり、長野県警もロープワーク などは文部省登山研修所で学んだ知識が多いみたいです。 「山岳救助の手引き」長野県警察山岳遭難救助隊編基本的なロープワークからウインチやブレーキディス クによる救助などを簡単に解説。20ページくらい。長野県警に問い合わせればもらえるかもしれません。 私も1部もってます。あと東邦航空松本営業所が編集した小冊子があります。こちらはヘリコプターにつ いて解説していますが、これもごく簡単にです。
福島@ARIアルパインクラブです。 以下、救助関係の本として、参考までに。 「消防救助活動事例集」 救急救助問題研究会 編著 東京法令出版 (上記の本の11章が山岳事故、13章が航空救助です。) 「山岳遭難救助技術」 文部省登山研修所編 Self-Rescue David J. Fasulo A ALCON GUIDE - How to rock climb series
福島@ARIアルパインクラブ 様 貴重な情報ありがとうございます。 いやー 以外とあるものなんですね。救助の文献。 アルパインクライマーが岩場などで遭難した場合には、限られた装備を使って脱 出しなければならず、消防やレスキュー等の第三者がヘリやウインチなどの大掛 かりな機材を使って救助を行うのとは、やはり訳が違いますね。 山岳遭難救助を、実践でうまく行えるかは、日頃のトレーニングに掛かってきま すし、一歩間違うと、救助に向かった者が遭難したり事故につながる恐れがある ので、本当に難しいですね。 衝立岩の遭難事故で、自衛隊が散弾銃を射撃して遭難者をテラスに落とした話が、 ふと頭をよぎりました。 秋山 武士@千葉工大
国本@町田です。 > 「山岳遭難救助技術」 > 文部省登山研修所編 手元にある 文部省 「山岳遭難救助技術テキスト」 昭和54年3月31日初版 昭和58年4月5日初版第2刷 発行所 東洋館出版社 ISBN4-491-00139-1 には、一般的な救助技術と、ワイヤー、ウインチを用いた救出、航空機による救 助、(ヘリコプターへの誘導手信号なども記載あり)、救助の心理面や救助を指 揮する場合心得ておかなければならないことが書かれてますね。 私の手元の本は古いので、通信手段など今では通用しない部分もありそうです。 > Self-Rescue > David J. Fasulo > A ALCON GUIDE - How to rock climb series How to rock climb seriesは、御茶ノ水の茗渓堂で見かけたので、 Self-Rescueもあるかもしれないですね。 今ではインターネットで海外の本も手軽に手に入る。 今年の夏に、山梨県の消防ヘリで実際に救助に当たってる方とお話(酒飲んで騒 いだだけですが)する機会がありました。 クライミングの搬出では救助地点の特定が容易だけど、ハイカーなどの捜索では、 位置の特定が難しい。救助される側から無線等で、今頭の上通過したとか連絡あ ればとっても助かる。と言っておられました。 なにも無かったら、何か表面がつるつるした光を反射できるような物で、救助者 向けに太陽光を反射させるような事をするなど、救助される側は全てお任せじゃ なくて考えるべき。 救助される側は、自分の意志で山に行ってるわけですが、救助する側はわざわざ 体を張って出かけるわけですから、 趣味で山に行く者としてはそのことを忘れないようにしなければならんですね。
消防救助隊員 しまおか さま わたしは 北海道在住の山好きな看護婦のさかもとと いいます。はじめまして! 現在は 病院で看護婦さんをしていますが、ゆくゆくは山岳救助に携わった仕事をしたいと 考えておりますわたしも山岳救助に関する資料や勉強できる場所を 捜していたところだったので、メールを投稿していただいて助かりました!いろいろと あ るものですね…皆さんが紹介してくれたものを わたしは早速取り寄せてみます みなさん 貴重な情報をいただき ありがとうございます! この場を借りて もうひとつお願いがあります。 『急性高山病』と『高所医学生理学』についての文献も捜しているところです。特に 医療関 係の方々からの情報提供をただけると大変助かります! 重ね重ね よろしくお願い致します! Ns さかもと
もとず(ACC-J茨城)と申します。 さかもとさんこんにちは >わたしは 北海道在住の山好きな看護婦のさかもとと >いいます。はじめまして! > みなさん 貴重な情報をいただき ありがとうございます! >この場を借りて もうひとつお願いがあります。 >『急性高山病』と『高所医学生理学』についての文献も捜しているところです。特に >医療関係の方々からの情報提供をただけると大変助かります! >重ね重ね よろしくお願い致します! 私は一登山者で、その道の専門家ではありませんが、次のような本を持っていま す。出版社等に問い合わせてみるのも、手かと思います。でも絶版かな? 1、「高所医学」 1976年 山と渓谷社刊 2、「高所登山研究」 1975年 山と渓谷社刊 3、「登山の医学」 1990年 東京新聞出版局刊 これらの本は専門家向けではなく、登山者向けの物です。でも1と2の本は、結 構専門的な(私にとっては難しい)ことも書いてあります。 日進月歩の医学界で、このような古い文献は時代遅れで役に立たないかもしれま せんが、一応参考になればとおもいました。
辻野@北海道I.C.C です。 > わたしは 北海道在住の山好きな看護婦のさかもとと > いいます。はじめまして! 北海道在住であれば、次の講演が聞きにいけるのでは、 主催 北海道勤労者山岳連盟 講演会名 「登山研究集会」 記念講演 講師 国立鹿屋体育大学助教授 山本正嘉氏 「登山の運動生理学」 場所 札幌市中央区北2西7 かでる2.7 日時 11月10日 18:00〜20:40 無料 入場制限なし 高所医学と言おうか 登山全般に付いての 医学的なお話が聞けると思います。 > 『急性高山病』と『高所医学生理学』についての文献も捜しているところです。特 に 医療関係の方々からの情報提供をただ > けると大変助かります! 更に次の日の分科会の「海外登山部門」では、高所順応の話が出ますので 少し参考になるのでは、
こんばんは、有持さん、北海道のさかもとさん。 京都雪稜クラブ・中川です。 『急性高山病』と『高所医学生理学』についての文献ですが、医学書の中から 下記の2冊を見つけましたので、御伝えいたします。 私も医療関係で勤務しています。 しかし、少し古い書籍です。 総合臨床増刊号・「救急計画法・1993」・永井書店、8000円 この本の中に、「高山病」として、 高所肺水腫、高所脳浮腫から、高山病の定義、問診の実施から聴診のポイント 等から、喘息・肺炎の併発なども記されています。 なかなか詳しく解説しています。 「診断・治療マニュアル」・金原出版株式会社・16000円 この本にも、「高山病」の解説がなされていますが、あまり詳しくはありません。 簡単ですが、投薬の処方について記されています。 簡単ですが、御暇な時にでも参考にして下さい。 失礼いたします。
増田@YCCです。 > この場を借りて もうひとつお願いがあります。 > 『急性高山病』と『高所医学生理学』についての文献も捜しているところです。特に 医療関係の方々からの情報提供をただけると大変助かります! > 重ね重ね よろしくお願い致します! 比較的手に入れやすいものでは 「登山の医学」 J.A.ウィルカーソン編 東京新聞出版局 素人にもわかりやすい記述だが、診断法や投薬の内容から見て医師でないとで きない内容ですね。 「高山病 ふせぎ方、なおし方」 ピーター ハケット著 山洋社 ¥1000 ハンドブックになっている。著者はネパールのペリチェの診療所で、登山者や トレッカーの高山病の治療に当っていたので、多数の症例と治療経験にもとづ いていると思われる。 どちらも現在大型書店の山岳書コーナーや大手登山用品店に置いてあるのを見 かけます。 きのうカモシカスポーツに寄ったときにも見かけました。 直接購入も可能です。 東京新聞出版局は「岳人」を見ればわかるでしょう。 山洋社はTEL0423-23-6321です。ここからは「低体温症と凍傷 ふせぎ方、 なおし方」なんてのも出版されています。 さらに医療関係者からの専門的な最新情報を得たかったら、たしか「高所医学 会」という学会があったと思います。 山岳雑誌などに高山病について書かれている大学医学部の先生ならはいって居 られると思いますので問い合わせされてはいかがでしょうか
寺田@DTKです。 柴田@秀峰登高会 さんこんばんは こちらこそよろしくお願いします。 > URLだけでも良いからたまには投稿すべきだなあとは思っているので > すが…。 私の場合資料として少しでも皆さんの参考になればと言う思いから、なるべく写真を 添付するようにしています。 そのためACMLだと、添付書類とつけるのは迷惑な方もいると思いACHPの方に 直接送らせていただいています。 (有持さん、いつもお手数かけてすいません) クライミングのレベルは現状維持がやっとですので、参考にしないで下さいね。 山行記録の投稿と、皆さんのメールを読むのが、モチベーションを保つうえで励みに なっています。 > 先日幽の沢中央壁正面フェースに行ったのですが、「ああ、ここで1/3しか入って い > ないピンに荷重したんだな」 タイオフした紫色の細いスリングがかかっていませんでした? お恥ずかしい話ですが、後輩が残置と勘違いしてデポしてしまいました。 みっともないので今後このルートを登られる方がいましたら、お手数ですが回収お願 いします。