質問内容/回答

<質問>

仕立@京都岳人クラブです。

最近MSR(シェーカージェット・白ガス専用)を購入しまして、
以前
↓
>ところで、コールマンの高い白ガスを購入しなくても有機溶媒で「石油ベンゼン」
・「n-ヘキサ
>ン(ノルマルヘキサン)」なども優良な白ガスとして使用できそうですよ。
>一斗缶(18リットル・使い切れない?!)で2000円くらいしないと思います。

のようなメールが流れていたと思うのですが、こういった安い白ガスは
どこで購入できるものなんでしょうか?
登山用品店で売っている白ガスはやたら高いですよね・・・。

白ガス、赤ガス(普通のガソリン)の定義もよくわかりません・・・白ガス専用の
MSRと赤ガスも使えるものとはどう違うんでしょう・・・??


<解答> 


仕立さん、こんにちは。

 野村@左京です。
 仕立さんのお住まいはどちらでしょうか?
 もう、学生の時の話(10年以上前!)なんであまり
 確かではないかも知れませんが、
 僕らは百万辺(京都の地名です)の交差点を北西に
 分かれる道に入ってすぐの燃料屋さんで、白ガスを
 調達していました。
 値段はちょっと覚えていません。
 京大等の山岳部関係者で現状どうなってるか
 分かる方、フォロー願います。

野村勝美@京都・左京労山


仕立さんこんにちは。 尾崎徹@クライミング上だクラブ 野田憬稜登高会です。 私は石油缶で買いました。 金属洗浄用とは書いてありますが、すばりホワイトガソリンと銘が入った 日石三菱の製品ですが1缶4000−5000円だったと思います。 言い値で買ったもので、本当は2000円程度なのかもしれませんが。 スタンドで求めようとしたのですが1缶ではと断られ、塗料店に注文して 手に入れました。 実際には黒澤さんの言われるように、ホームセンターで安売りを買う方 が安かったかもしれません。 石油缶で雨に濡れない様に等、貯蔵の苦労もありますね。 マルチだと灯油の他、アルコールも使えるとか聞いた事が有りますが? 燃料用のアルコールって安いのでしょうかね。 尾崎徹
 尾崎徹さん、こんにちは。黒澤と@猫の森、です。 > マルチだと灯油の他、アルコールも使えるとか聞いた事が有りますが? > 燃料用のアルコールって安いのでしょうかね。  マルチフュールでなくとも「ベンジン」なら問題なく使えます。ハクキンカイロの あれですが、500cc/500円なので経済性はそれほど良くありません。実売価格は400円 程度なので、EPIよりははるかにマシですが…  要は「詰まり」の問題で、発火温度が問題になるのは灯油の場合くらいでしょう。 灯油は安いんでしょうが、点火が難しそうな気がします。メタかなんかでプレヒート するんでしょうが、ガソリンならそういう手間はかかりませんモノ…ガソリンならコッ クをちょっと捻って、お皿に垂らせばプレヒートできちゃう…慣れればテントの中で 点火することだってあわあわあわ… (^^;  あと、僕はやったこと無いですが、ウチの女房が大昔に「ケロシンストーブ」とい うモノを使ったことがあるそうです。この辺りまで年代が下がると…増田さんならご 存じじゃないかと… (^^;
五十嵐@うら探です。 >  経験論から言えば、前者の白ガス専用でレギュラーガソリンを使っても何ら > 問題は > なく使えます。ただ、詰まりが早いので、しょっちゅう掃除をしてやる必要が > ありま > すが…その分、MSRの構造には強くなれます(笑) 白ガスは不純物が無いので詰まりにくいということを聞きました。 赤ガスは添加剤がいっぱい入ってるので、それが詰まるそうです。 MSRは白ガス専用で掃除できるのなら、赤ガス使っても 良いかもしれないですね。 ピーク1とかは白ガス専用で赤ガスを使って詰まったら 部品交換になるそうです。 (赤ガス兼用は掃除できる構造になってる) 詰まる度合いは、使い方とかによるみたいですが、 数回でしっかり詰まるそうです。 (某誌で実験してる特集がありました) ※ただ、実は大昔ピーク1を2ヶ月赤ガス使いつづけた  ことありましたが、詰まらなかったです。  ニュージーランドに行った時でしたが、向こうのGASは  添加剤が無かったのかなぁ・・・  我々も無謀でしたが・・・
 五十嵐文彰 さん、こんにちは。黒澤と@猫の森、です。 > MSRは白ガス専用で掃除できるのなら、赤ガス使っても > 良いかもしれないですね。  MSR(ウイスパーライト)はかなり細かなレベルまで分解掃除できますし、無くな りそうな部品はスペアキットが売ってますから、詰まったくらいで修理に出すことは ないでしょう。最近のはノズルの掃除が簡単になったそうで…あと、旧タイプのヤツ も修理に出せば「掃除機付」のパイプと交換してくれるみたいです。 > 詰まる度合いは、使い方とかによるみたいですが、 > 数回でしっかり詰まるそうです。  詰まるタイミング…これが、なかなか難しい。なぜか自宅でしっかり掃除して持っ ていったにも関わらず、いざ本番で機嫌良く燃えてくれなかったりする…パイプの中 が完全にクリーンにな?ていないんですね…パイプをしっかり煙突掃除して、ガソリ ン洗いしないと完全じゃないみたいです… (^^; ps.MSRって、機嫌良く燃えたり、燃えなかったりするところが、焚き火とよく似てい て面白いなあと思うんですが…
増田@YCCです。 >  あと、僕はやったこと無いですが、ウチの女房が大昔に「ケロシンストーブ」とい > うモノを使ったことがあるそうです。この辺りまで年代が下がると…増田さんならご > 存じじゃないかと… (^^; あらっご指名だったのね、もちろん知ってますよ。 発展途上国では今でも日用品ですよね。ネパールでもそうでした。 もっとも遠い国のことばかりではありません。 私が子供の頃、台所で母が「ケロシンストーブ」を一所懸命ポンピングしていたのを覚 えています。 でも、山に行きだした頃はすでにブタンコンロも(こいつの火力は恐ろしく低く飯がな かなか炊けなかった)ホエブスもありました(もちろん家にもガスが来ていました)。 で、「ラジウス(今は無きケロシンストーブの有名ブランド)で炊いてたら日が暮れる 〜」(「権兵衛さんの赤ちゃんが〜」のメロディーで)と馬鹿にしていたのでホエブス 専門でした。 実際は火力が低いのではなく、プレヒート、加圧、火力調節が面倒で時間がかかるため でしたが、高校のワンゲル部では愛用していましたよ(ホエブスはガソリンが引火しや すく危険だという理由で学校当局から禁止されていましたから)。 冬など、ものすごくプレヒートしてやらないと気化せず、火柱が上がりました。 火力調整は加圧と減圧でやりました。 アルコールバーナーもとても便利でした。 小型軽量で構造的に故障しようが無く、燃料のメタノールが無料で(大学時代は化学科 だったので研究室のをカッパライましたから) ホワイトガソリンは大学のロッカーに隠していました。 一斗缶なんて買っても使い切れるものではありません。 引火しやすいので、一般家庭に保管することはお勧めできませんね。 どうしてもというなら、自動車用の予備ガソリンのタンクが少しは安心ですが、ディス カウントストアなどで少量ずつ買った方が安全でしょうね。 ずっと昔、某登山用品店ではホワイトガソリンの一斗缶を入り口の脇において計り売り してくれましたけど、今じゃとても許されないでしょうね。 工業グレードのメタノールはとっても安かったと思いました。 話しに出たノルマルヘキサンや石油ベンゼンも工業用の試薬を扱う業者からグレードの 低いものを買えば安上がりだと思います。 印鑑と身分証明書があれば買えるとおもいます(責任は持ちませんが)。 あのオウム真理教があれほど簡単に薬品を調達していたんですからね。 これも一斗缶で買わないと割高ですが。 石油危機のとき(昭和40年代)、有機溶剤を3種ほど混ぜて代替ガソリンとして認可 を申請した業者もあるくらいだからきっとガソリンより安上がりなのでしょうね。 ついでに、ガソリンタンクの水抜き剤の主成分はイソプロパノールです。 これも安く買えますが使い切れないだろうな〜。 以上古い話しですいません。 >  要は「詰まり」の問題で、発火温度が問題になるのは灯油の場合くらいでしょう。 > 灯油は安いんでしょうが、点火が難しそうな気がします。メタかなんかでプレヒート > するんでしょうが、ガソリンならそういう手間はかかりませんモノ…ガソリンならコッ > クをちょっと捻って、お皿に垂らせばプレヒートできちゃう…慣れればテントの中で > 点火することだってあわあわあわ… (^^; 日本で使うならやはり灯油かな。 プレヒートは大変だけど安全性や入手しやすさからもね。 添加物も微量のクマリン位だし。 スノーピークから新しく出たマルチフュエルストーブはガソリンならプレヒートなしで も行けるそうなんで、もしかしたら灯油もプレヒートが簡単に済むかもしれない。 誰か買って試してくれないかな。
仕立@京都岳人クラブです。 燃料の件、いろいろアドバイスありがとうございました。 ガスに比べてお得なのでこれからはこちらも活用していきたいと 思っています。 メンテナンスの件も参考になりました。

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