質問内容/回答 |
KAC/滝口 と申します。 ソロで登る時に、ソロエイドなどのソロデバイスにメインロープを通し、 (メインロープはザックに入れて担いでました) 別のザイル(バックロ−プ)をハーネスの後ろにかけて垂らしながら登る人を見かけました。 ハーネス後ろにてついてるバックロープは何に使うものなのでしょうか? 50mの懸垂下降の時に使用するため、ぶら下げながら登っているのでしょうか? もしも登りきった後、懸垂下降で降りる必要のないルート等の場合は、バックロープは 必要ないのでは?と思っています。 勉強不足で申し訳ありませんが、バックロープを何の為に使うのか どなたか教えてください!
有持です。 滝口さん、こんばんは。 お問い合わせの件にお答えいたします。 > ハーネス後ろにてついてるバックロープは何に使うものなのでしょうか? > 50mの懸垂下降の時に使用するため、ぶら下げながら登っているのでしょうか? バックアップザイルは懸垂下降、もしくは荷揚げに使用するものです。 懸垂下降はバックアップザイルがなくてもメインザイルだけでもできますが、 懸垂しながらランニングのヌンチャクなどを回収しながら懸垂下降しなければ なりません。 オーバーハングや、ジグザグのラインなどのルートによってはランニングを 回収しながら懸垂下降するのが困難な場合が多々あります。 一度バックアップザイルで懸垂下降をして、メインザイルを登り返しながら ランニングを回収した方が効率よく登る事ができます。 > もしも登りきった後、懸垂下降で降りる必要のないルート等の場合は、バックロープは > 必要ないのでは?と思っています。 ソロクライミングの場合にはメインザイルをビレーポイントに固定して登ります のでザイルを残置して捨ててしまわない限り、懸垂下降でビレーポイントに下降 してメインザイルの末端をほどいてやらなければなりません。 と言うことでソロクライミングでは懸垂下降の必要のないルートと言うのはあり ません。