質問内容/回答 |
10月の第2週の3連休に奥鐘山西壁に行ってこようと思います。 最近のアプローチの状況(黒部川の水量・状況など)をご存知の 方がいらっしゃれば教えてください。 以前、増水のために敗退し たことがありますので、念のため状況を知っておきたいです。
黒部奥鐘山西壁へのアプローチについて,
私たち(中西・牛田・伊藤)は,9月17日〜20日で左方ルンゼを登りまし た。目標は 中央ルンゼだったのですが,取付まで行くことができませんでした。 17日に欅平に着いたのですが増水のため出だしの渡渉ができず河原でビバークしま した。
この時は,黒四,仙人ダムともに放水していたと思います。水はとても濁っていまし た。かなり雨が降った直後だったのでタイミングが悪かったと思います。
翌朝になると30cmほど減水したので壁を目指しましたが,正面壁直前での4度目 の渡渉がどうしてもできず,あきらめて左方ルンゼを登りました。下降は山頂〜南越経由です。
壁に取り付いてしばらくして黒部川を見下ろすと水量はさらに減って濁りもほぼとれ ていたので,もう少し待てば正面壁の下まで行けたかもしれません。しかし,放水が再開さ れると進むことも戻ることもできなくなる状況だったので,左方ルンゼに取り付いたのはや むを得ない選択だったと思っています。この時の渡渉は,深いところで腰下まで,ヘツリは胸近 くまでありました。
結論ですが,仙人ダムが放水していなければ,楽勝で取付まで行けると思います。7年ぶりく らいで行ったのですが,河原の状態はずいぶん変わっていると感じました。
なお,この山行の報告が京都府立大学山岳部のホームページにあり,渡渉の様子など写真も多 数アップされていますので,参考にして下さい。
京都府立大学山岳部HP:http://af2s.kpu.ac.jp/sangakubu
私たちは,10/9-11の休みは丸山東壁に入る予定です。
奥鐘へ行かれる方が多いようですね。
私も今週奥鐘、来週黒伏、再来週再度奥鐘を予定。 奥鐘は10年ぶり、4回目ですが、あのゴーゴーと 水音の中の河原から、壁を上がっていくと音が遠鳴 りになっていく感覚を思い出しつつ。 出張、仕事で体がなまっているので、紫岳会、高知 等で、今週はリハビリの予定です。
1、放水量とアプローチ
当会の志水哲也宇奈月駐在員によれば、 土曜、日曜、祝日は観光放水のため、水量は多く なるが、平日はぐっと減る。 放水量は10トンあるいは5トン(毎秒??)、 雨が続いた後は放水量が多くなる=10トン以上 ので、徒渉が大変になるが、今週は放水はあるも のの腰上程度??で落ち着いてるのではないか・・・。
2、谷伝いか日電歩道経由か・・・。
谷伝いであれば1時間、日電歩道経由だと、3〜 4時間程度はみておく必要があります。 但し、上を回れば岩場の全景が確認できるメリッ トはあります。
3、支点
全体にビレーポイントの支点、ガタが来ていると 当会駐在員は申しておりました。 ピトン、ボルト、支点連結補強用のスリング等を 持っていった方が良いようです。 (今週あちこち登って下降されれば、良くなるでし ょうが)
4、トロッコ電車
普通車両は現地当日順番待ちで乗車。 電話での予約は10日前までなので、特別車両、 リラックス車両は今からだと予約はできないです。 ツアー客の予約で日中の予約可能な車両は一杯のよ うです。 早朝732宇奈月発の便は650には、乗車券発売 受付開始という話でした。