質問内容/回答

<質問> 横山@岳樺アルパインクラブ  です。

  2週間連続 週末が雨で室内壁通いです。
  
  さて、ネットで流れたガセネタの中で(2)の情報はあながち
  ガセネタではないようです。

  某H山岳会(岩のルートにもよく名前がでてくる)の会員さんは
  某S登山用具店で会員証を見せと5%割引になります。

  その他 某N会(ハイキングクラブ)も同じ様な割引があります。
  私はせいぜい Iスポーツの5%割引カードくらいでしょうか。

  ところでACMLメンバーの方で、カナダのアシニボインを
  登攀された方はいらっしゃいますか。
  (岳人6月号に掲載されてました)

  現在 情報収集をしています。(カナディアンロッキーアルパイン
  クライム選集は入手しました)
  キャンモアからのヘリコプターの飛ぶ曜日が限られている様
  なのですが、なにか情報をお持ちの方がいらっしゃいましたら
  アシニボインについてなんでも結構ですので、情報提供を
  お願い致します。  

  よろしくお願いします。

<解答1> 菊池@神田山の会です。
横山@岳樺アルパインクラブさん、はじめまして。 昨年夏アシニボインに行きました。残念ながら体調不良、実力不足のため頂上までは 行けませんでしたが、HPに記録がありますので、少しは参考にしていただければ 幸いです。 URL      http://www.geocities.co.jp/Colosseum/9391  ヘリは日本からインタ−ネットで予約できます。詳細をご希望なら、メ−ルをください。  アシニボインまでの足をガイドブックから翻訳したものを以下参考までに。 (辞書片手のへたな直訳で、読みづらいのはご容赦ください。)  ( 参考) カナディアンロッキ- アルパインクライムより抜粋  アシニボイン州立公園  Mtアシニボイン 3、618m  N.Ridge グレ−ド II 5.5 〔アクセス〕  通常は山の麓のマゴ−グ湖(Lake Magog)までヘリか、徒歩か自転車 でスプレ−湖道(SprayLakes Road)をバイヤントクリ−ク (Byant Creek)経由で行く。ヘリは非常に速く、快適だが高い。歩く と20Kmのハイクである。 荷物をヘリで運んでもらい、マゴ−グ湖まで徒歩か マウンテンバイクで行くのが一般的である。  ヘリのスケジュ−ルはキャンモア(Canmore)にあるキャンモアヘリかカ ナディアンヘリに問い合わせる。(水、金、日曜)  徒歩か自転車の場合は、スプレ−湖道をキャンモアから「エンガディン山ロッジ ・シャ−ク山」のサインがある分岐点まで38Km行く。(その曲がり角の数キロ 手前の西側にブラ−池(Buller Pond)がある。そこからアシニボイン 山の東側が見える。)  分岐点を右に曲がり、道なりに行くと終点のシャ−ク山駐車場 (Mt.Shark parking)に着く。 2Km手前にヘリの台がある。  登山口からトレ−ルを行くとカ−スト池(Karst Spring)、ワトリ ッジ湖(Watridge Lake)と過ぎ、スプレ−川(Spray River)の橋を右に曲がるとトレ−ルセンタ−分岐点にあるバイヤントクリ −ク(Byant Creek)トレ−ルに着く。バイヤントクリ−クを上流に行 きシェルタ−を過ぎ、アシニボインとマゴ−グ湖の監視小屋に着く。徒歩6時間 、自転車3時間。 〔利便〕  アシニボインロッジは高い。ネイセットキャビンはACCのハットと同程度でロッ ジよりずっと安い。予約は不要。マゴ−グ湖の西側にはキャンプサイトがある。 大多数のクライマ−はアシニボインの北壁の下にあるRC Hind小屋に行く 。マゴ−グ湖の北端から2、3時間である。 もし1日で着けない場合はバイヤントクリ−クの途中に2つのキャンプ場と1つの 小屋がある。  キャンプ場は監視小屋のそばとAllenby Passトレ−ルの分岐点のすぐ 手前にある。 〔手続き〕  国立公園とは違い入山料は要らない。 ネイセット小屋代、キャンプ代はマゴ−グ湖の監視小屋で支払い可能。バイヤント クリ−クの避難小屋に泊まるならバンフ国立公園内なので入園料が必要である。 〔小屋までのアプロ−チ〕  ヘッドウオ−ルの中央のガリ−はNEフェ−スの下の氷河から落ちてくる氷と落 石で危険で、多くの事故が起きている。ベストは「Gmoser’s Highway」と呼ばれるガリ−の右側の壁を通る。  マゴ−グ湖の端から斜めに崖錐の斜面を登り、中央ガリ−のうんと右側の壁に出 る。壁を左に走っている大きな層状の岩棚まで易しいクライミングで登り、これを ほとんど中央ガリ−まで雪原を越える手前まで行く。(?) 小屋は壁から500m後ろのバットレスの上にある。アシニボインロッジから 2、3時間である。 〔ノ−スリッジ(ノ−マルル−ト)〕  大部分は玉石で覆われた岩床をよじ登る。赤と灰色の短いバンド部分のクライミン グが面白い。乾いていれば非常に簡単だが、雪に覆われているとかなり困難になる。  小屋からノ−スリッジの基部まで行き、赤いバンド目指してリッジを登る。リッジ の北側からこれを通過し、灰色のバンドに簡単に着く。これも右に迂回する。(5.5)  リッジを登ると小さな前衛峰に着き、雪庇のリッジを少し行くと頂上である。 下りは同じル−トを下りる。ふたつのバンドは下降用の支点があるが、さしたる困 難もなくクライムダウンできる。後続のパ−テイに落石しないよう気を付けて。

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