質問内容/回答 |
みなさんこんにちは 岐阜ケルンの石際です。 12月30日に尾白川の北坊主へ行ってきました。 ちょっと前の三浦さんの報告にもあったように,F3までまあ まあよい状態で,多少水っぽいところもありましたが問題なく 登れました。 広川さんのガイドなどでは通常は左岸の尾根を懸垂を交えて下 降すると解説されていますが,F3を越えると左岸は壁になっ てザッテル手前まで尾根にエスケープするところがありません でした。核心のF2を越えたところは左岸の尾根へトラバース できそうでしたが・・・ 皆さんはどのように下降されているのでしょうか? 私たちはザッテルを越え中間ルンゼを下降(1回懸垂)し,東 壁基部をトラバースして東稜に出て,そのまま東稜を下降し千 丈の岩小屋に戻りました。 中間ルンゼの滝20mはハングしており簡単には登れそうに見え ませんでしたが,ガイド等では単なる雪のルンゼとなっていま す。通常はどのような状態になっているのでしょうか? 以上ご存知の方がみえましたら,今後の参考に教えていただけ ると幸いです。 私たちは登攀スピード不足で,下降中に日が暮れ,前後して登 っていたプリムラ山の会と本家武蔵野パーティーがヘッデンで ルートを探してくれ助かりました。
<解答>石際さん こんにちは。 三浦@ぶなです。 我々も下降に戸惑い、結局ザッテルからは主に坊主沢を下降しました。 東壁基部もトラバースがよくわからず、坊主沢上部のインゼルのような小尾根を降り てさらに下部は坊主沢どおしです。 懸垂をいくつかしたので、時間かかりました。ビバークです。 坊主沢を登った人は同下降されている人も多いのではと思います。残置シュリンゲも いくつか見られましたので。 東稜は懸垂無しでしょうか?
岐阜ケルンの石際です。 三浦さん 返信ありがとうございます。 5合目でたまたまお会いした山登魂の方にお聞きしたところ 昨年,北坊主を登攀したときはF3をVスレッドを支点に ダブルロープ2回の懸垂でF2上に戻り,ここから左岸の 尾根へトラバースしたそうです。とても1時間では下降で きなかったそうです。 私たちは最初,東壁真下を東稜乗越へトラバースしようと しましたが,ヘッデン行動のため雪壁の状態がいまいち 信用できず,50mほど下の樹林帯をトラバースし,東稜 に出ました。地形図を見る限り,乗越からオウレン谷への 斜面は緩いようですが,乗越より下部にトラバースしたた め痩せ尾根となってしまい,結局東稜を下降することになっ てしまいました。 東稜の下降自体は部分的に急なところはありますが,大きな 岩場はないので,1回のシングル懸垂で下降できました。 末端は千丈滝付近に降りているので,明るいうちであれば 案外いい下降路かもしれません。