質問内容/回答 |
皆さん、こんにちは。会津山岳会の堀江と言います。 この連休で明神2263峰東壁右フェースに行ったのですが、5ピッチ目の途中か ら、ルートがよくわからなくなってしまい、敗退してしまいました。どなたか、最 近、このルートをトレースした方がいらっしゃいましたら、以下の点について教えて いただければと思います。 1.中央バンドからの5ピッチ目は遠いRCCボルトラダーからでよいのか。 2. 1.でよければ5ピッチ目の終了点には何か残置物があるのか。 もろい、といわれる明神の岩場ですが、このルートに関してはがっちりしていて快適 でした。我々は6ピッチ目の出だし(と思われる)のジェードル下から時間切れで敗 退したのですがフリーのピッチにはほとんど残置が無かったので(ビレー点にも) ルートファインディングに時間がかかりました。 下降した所にスリングと若干のギアを残置してしまったので、後で回収に行きたいと 考えております。 ついでにもう一つ。右フェースルートのさらに右に比較的新しいボルトラダーがあ りました。このルートについて知っている方がおられましたらこちらの情報について もよろしくお願いします。
<解答>関西山岳会の齊藤信久といいます。 明神岳2263峰東壁右ルートの奥にあるボルトラダーについて質問があったので、解答 します。 お尋ねのルートは、1988年8月28日〜31日と10月14日に関西山岳会の齊藤信久と森下 隆裕が開拓した「嘉門次ルート」「ウェストンルート」と思われます。 「嘉門次ルート」開拓初日の下山時に私齊藤が尾てい骨骨折したので、翌日からのボ ルト打ちは踏ん張りが利かなくて間隔は短いです。 両ルート共フレンズNo3〜4番が2〜6個必要です。 下降は両ルート共嘉門次ルートです。 岩と雪126号(1988.2.発行)のCHRONICLE欄に掲載されています。 関西山岳会 齊藤信久