<質問>
名古屋山の会の細畑と申します。数年前の大地震で、Dカンテが崩壊したと噂
で聞きました。現状の状況をご存知でしたら教えてください。
<回答>
平村です。
ちょっと前の問い合せですが、まだ情報をお待ちでしょうか?
17日に登ってきた人がいるので、状況を聞いて見ました。
去年同時期にも各所崩壊がありましたが、さらにDカンテ下部10メートルほどが新たに崩
壊して垂壁になっていたそうです。
その人は崩壊箇所の横をフリーソロになったらしいですが、残置はないので注意が必
要。
C沢は崩壊して落ちてきた岩屑で荒れていて、スノーコルまで慎重に下降して1時間半ほ
ど要した。
8月15日滝谷4尾根を登攀してきました。C沢左俣を下降しました。踏み後はほと
んどなく何回か足元から浮石を踏んで落石をおこしましたが下降するのに問題になる
ほどではないと思います。あいだを空けずに下降するのが安全と思います。出合いよ
り小コルまでは踏みあとがありました。小コルからスノーコルまではノーザイルで行
けます。スノーコルが取り付きになりますが、浮石が多くザイルを引くだけで落石が
おこりました。支点もあまりなくどこがルートだかよくわかりませんでした。良いザ
イルを持っていくと後で後悔するかも?日本の岩場のルート図に書かれているルンゼ
も浮石多く落石ひどいです。Dカンテは確保する支点が近くに見当たらず右下にトラ
バースしたところに支点がありました。かぶりぎみのDカンテは難しいでしたが質問
のような心配はないと思います。
夕立がひどいので早く抜けたほうが安全と思います。
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