ＡＣＭＬのみなさんこんにちは。宜しくおねがいします。

  三ツ峠で人工登攀の練習をしたいと思うのですが、最近のルート状況がわかり
ません。以下のルートについて、支点が無くなっていて登れないとか、腐食が著
しいとか、充分に練習に使えるとか、最近の状況を教えていただきたいのですが。

セストグラディストルート
空間リッジ
直登カンテ
逆Ｖ字ハング
四段ハング
羽鳥カンテ

  全部でなくとも結構です。一つでもご存知のルートがあったら教えてください。
その他、三ツ峠でハング乗越しの練習ができるルートがありましたら、それも教
えていただきたく宜しくお願いいたします。

　本図さん、こんばんは。

　セストは、ペツルハンガーも設置されていて、一番支点はしっかりとしています。

　かなりの高度感もあり、下部の巨人ルートを含めて楽しいルートです。

　その他は、羽鳥カンテ意外は、残置は豊富です。ただし、シュリンゲがかかって
いるものや、腐食しているものも多いです。

　４段ハングはトポでは、ボルトが抜けていると書いてありますが、しっかりと残置
があるので、大丈夫です。

　羽鳥カンテは、ネイリング装備で登った方がいいでしょう。

9月3日に羽鳥カンテを登りました。最近あまり登られててない様で一部悪いところが
有りましたが、問題はないと思います。

1ピッチ目（寺田のリード）
『関東の岩場』には「取り付きに羽鳥カンテと書いてある」とありますが探したので
すがそういった表示は有りませんでした。途中残置が遠いところが有り（多分抜けた
のでしょう）エイリアンの黄色をぶち込んでアブミをかける。最後に人工からフリー
になってバンドにマントリングするところが悪い。

2ピッチ目（パートナーのリード）
フリーで直上し、人工で左上。最後はフリーで脆い草付きを右上。

3ピッチ目（寺田のリード）
人工で左にトラバース。凹角内に入りステミング〜バック＆フットで直上。（残置が
多いので人工でも可）凹角内は草ぼうぼうで、枯れた堅い草を掻き分け登る。ハング
下から左のカンテに回り込み、最後に草付きを辿れば第３バンドに出て終了。

ルート図とかなり異なりこれが羽鳥カンテかな？と不安になりました。ただルート中
随所に赤テープが有り、終了点も木にテープが巻いてありマジックで羽鳥カンテ終点
とありました。3ピッチ目の凹角が草が詰まっていて悪く結構はまってしまいました
が、人工の練習には良いと思います。

ルート中は脆い部分も有り、ロープが流れただけで落石の危険があります。ちなみに
地蔵右の取り付きに有った看板は落石の直撃を受け撤去されたとのこと。

裏三ツ峠に駐車の際は車上荒らしにご注意下さい。

　本図さん、こんにちは。

>   今、北関東（全国？）のゲレンデの人工ルートは、支点の老朽化が激しくて練
> 習には使えないのが現状です。それで三ツ峠に行くことにしたのですが、悲しい
> かな私が三ツ峠によく通ったのは２０年前？いや３０年前（歳が分かっちゃいま
> すよね）で、茨城に戻ってからはあまり行っていないんです。なので人工ルート
> の最近の様子がよく分かりませんでした。大変参考になります。ありがとうござ
> いました。

　３０年前ですか〜。今残っている残置ハーケン達はそのころに打たれたものなので
しょうね。

　私も、数年前に三ツ峠のアパッチハングを登っている時に、見た目は確実に効いて
いそうなハーケンが折れて墜落、グランドフォール５０�p手前で止まった事がありまし
た。折れたハーケンを見てみると、リスの中の部分腐食してボロボロ状態でした。

　最近では、既成の人工ルートを登るより、ネイリングルートで自分で打ったハーケン
で登る方がよっぽど安心感があります。

　それから、単なるＡ２だけのトレーニングでしたら、丹沢／広沢寺の大ハングも良い
練習になります。

　このハングの残置支点も、ボロボロのボルトばかりだったので、全てボルトを打ち変
えてありますので、大胆なムーブでも安心して登れると思います。

　ネイリングルートも作ってありますので、結構楽しめると思います。詳細は、アルパ
インクライミングホームページに掲載していますのでご覧下さい。

  有持さんこんにちは。

  いつもお世話になっています。情報ありがとうございました。

  今、北関東（全国？）のゲレンデの人工ルートは、支点の老朽化が激しくて練
習には使えないのが現状です。それで三ツ峠に行くことにしたのですが、悲しい
かな私が三ツ峠によく通ったのは２０年前？いや３０年前（歳が分かっちゃいま
すよね）で、茨城に戻ってからはあまり行っていないんです。なので人工ルート
の最近の様子がよく分かりませんでした。大変参考になります。ありがとうござ
いました。

  今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いします。